2017年12月31日日曜日

大晦日

今日は都心の方では雪も降ったようですし大晦日には珍しく天気が良くなかったですね。ほぼ一日中曇っていて富士山に沈む夕陽も見られませんでした。
元日の朝は三浦の海岸で初日の出を見る予定なのですが果たして雲に邪魔されずにご来光が拝めるかどうか。昔は何度か初日の出を見に高尾山に登りましたが、待っている間は地獄のように寒くて持っていったベンジン式の懐炉まで冷たくなって役に立ちませんでした。今回は海岸なのでそこまで寒くはないと思うのですが、でもやっぱり程度の差こそあれ基本的に寒いでしょうね。本当は家で温々していたかったのですが。(笑)

今年一年ブログにご来訪くださりありがとうございました。来年も宜しくお願い致します。よいお年をお迎えください。

2017年12月28日木曜日

Mobile UA と Foobar2000

RolandのMobile UA(UA-M10)なのですがドライバーを一旦アンインストール、レジストリーを掃除してからもう一度接続して再度自動インストールしたところ前よりも動作が安定するようになりPro Tools Firstでも使えるようになりました。UA-M10はDSD64(2.8MHz)のネイティブ再生にも対応していますが、データ転送方式はKORGのDACのようにASIO2.1ではなくDoPなのでKORGのAudioGate4を使ってDSDは再生できません。DoPというのはASIO2.1のようにDSDデータをそのまま転送するのではなく、PCMにDSDデータを格納して(DSD 2.8MHzならPCM 176,400kHz)転送する方式です。ASIO2.1でそのまま送ってしまえばスマートなのに何でわざわざPCMで送るような面倒くさい事をするのだろうと疑問でしたが、要はMacがASIOに対応していないのが原因で(MacOS 9まではASIOだったんですけどね)、馬鹿な私は理解するまでに時間が掛かりました。(^^; 

という訳で、DSDネイティブ再生するためにはDoPに対応しているソフトウェアが必要になるのですが、RolandのサイトにFoobar2000を使用する方法が載っていたので試してみました。ただ、現行バージョン(v1.3.17)とは違うようで、設定関連の表記が大きく異なっており試行錯誤しながらも何とか成功しました(将来のバージョンではこれとはまた異なる可能性も大いにありますが)。外部のコンポーネントをインストールしたり細かく設定したりとかなり面倒だったので防備録として記録しておきます。

1. Foobar2000をインストールする。

2. ASIOProxyをインストールする。

3. ASIO supportSuper Audio CD Decoderをダウンロード後、これらを解凍して得られる

"foo_dsd_processor.fb2k-component"
"foo_input_sacd.fb2k-component"
"foo_out_asio.fb2k-component"

を、Libraly→Configure→Componentsにインストールする。これはFoobar2000上から行う。黒字は新たにインストールされたコンポーネントを示す。

4. Libraly→Configure→Playback→Output→Device

"ASIO : foo_dsd_asio"

を選択する。

5. Libraly→Configure→Playback→Output→ASIOの"ASIO drivers"欄にある

"foo_dsd_asio"
をダブルクリックすると次項"6"の画像のような設定欄が現れる。

6. ASIO Deviceに"UA-M10"を選択し、

Input="44100"~"96000"はそのまま何も変更せず
以下、

Input="176400/DoP64"~"DSD512"

Output="DSD64"
Converter="SDM type A"(*)
Sample&Hold="NONE"(*)
DSD Mode="DoP"

に設定する。
*Converterは取り敢えず"SDM type A"を選択(問題なく動作)しましたが、これが最適値なのかは解りません(ネットで検索してみましたがよくわかりませんでした)。

7. Libraly→Configure→Tools→SACDを以下に設定する。

Output Mode: "PCM"
PCM Volume: "変更せずそのまま"(*)
PCM Samplerate: "176400"

DSD2PCM Mode: "変更せずそのまま"(*)
続く項目もそのまま変更なし。(*)
*これらも特に問題なく動作しますが、他に最適値があるかも知れません。

以上で設定は終わりです。DSDネイティブ再生時はUA-M10の左下にあるUSBマーク(白色)がゆっくりと明滅を繰り返します。


↑DSDモードでの動作中を示すUSBマークの点滅

UA-M10は今の所ドライバーがやや不安定で時々認識しなくなるのでその度にUSBケーブルを抜き差ししなければならないのが玉に瑕ですが、音質は今まで使ってきたオーディオインターフェイスの中では抜群に良いです。またヘッドフォン出力もバスパワーとは思えないほど駆動力が高いので折角購入したのだし存分に使ってみます。

ソフトウェア音源でリアルタイム演奏をする私が最も重要視するレイテンシーに関しては上位には位置するものの、往復で10msを僅かに下回る程度で「最速」ではありません。FocusriteのScarlett 2i2 G2は導入当初はかなり速いと思っていたのですがCubaseのVSTパフォーマンスメーターを見ていると振り切れる寸前まで激しく動いて時々レッドゾーンに入ってしまうので、負荷を少なくするとどうしても10msを若干超えてしまいます。私が使っている中で最速なのはFireWire接続のPreSonus FIRESTUDIO projectで往復8msを下回り非常に安定していて(DAWのパフォーマンスメーターもあまり振れない)、電源を100Vから直接取るので音質も太く密度と余裕があります。FirewireはUSBに比べてCPU負荷が軽いといわれていますが、その効果でしょうか。仕事などにはこちらメインで、音楽を楽しむのにはM10やDS-DAC-100と使い分けようと思います。

2017年12月20日水曜日

Pro Tools First

Focusrite Scarlett 2i2 にバンドルされていた Pro Tools First (Windows用) なのですが、インストールしてみたものの機能制限があったりローカルにファイルが保存できないので放置プレイ状態でした。ネットを見ていたらPT Control (EuControl)というアプリで iPad がフィジカルコントローラーになるという事を知ったので試してみました。このフリーウェアバージョンのPro ToolsではKORGのnanoKONTROL2が対応していないのでフィジコン操作は諦めていましたが、さすがにAvid純正だけあってEuControlはちゃんと動作したので上位バージョンのPro Toolsを導入してもいいかなと思えるくらい便利に使えました。しかしこの EuControl をインストールすると何故か他のソフトウェアの挙動がおかしくなります。ブラウザー(Google Chrome)の画面を移動しようとタイトルバーをクリックすると最大画面になったり元の大きさに戻ったりを繰り返すだけで掴んで移動できなくなったり、他のDAWソフトウェアのプルダウンメニューが選択できなくなったりとかなりの弊害が出ます。タスクバーから常駐を終了すれば正常に戻るのでPro Toolsを使う時だけ起動することになりますね。Cubaseでも一応使えるようですが現バージョンには対応していないようでコントローラーの登録時にエラーが出ました。nanoKONTROLもなかなか便利なのですがワイヤレスで操作でき画面にレベルメータが出るのがいいですね。
iPadの操作画面
つい先日興味本位でRolandのUA-M10を購入したのですが、Pro Tools First との相性は最悪でした。このインターフェイスに切り替えた途端、再起動に滅茶苦茶時間が掛かるようになり、起動してからも無反応になったり終了できなくなったりしたので旧バージョンを再インストールしたりと色々やってみたのですが結局何をやってもダメでした。苦労して何とかUA-M10を他のインターフェイスに切り替えたら嘘のように正常に戻りましたが、このUA-M10は他のDAWでも微妙にトラブったりとドライバーの出来が良くないようです。音が良い、レイテンシーが小さいということで買いましたが、確かに音は良いしヘッドフォンの駆動能力も高いもののレイテンシーはあまり詰められず、時々DAWがドライバーを見失ったりするので早くも手放そうかと思案中です。Scarlett 2i2、UA-M10、DS-DAC-100(KORG)の3台でソフトウェアピアノ音源を使ってリアルタイム演奏をしてレイテンシー比較をやってみましたが意外にもKORGの圧勝でした。KORGは動作が極めて安定していて音も良いので改めて見直しました。外部入力を使わず、MIDIシーケンサーでの音楽制作だけだったらKORGのDACで充分ですね。

2017年12月4日月曜日

iPadが故障?

iPadが突然予期しない再起動を繰り返すようになりまともに使えなくなりました。ネットブラウザを見ていても、ゲームをやっていても、アプリを動かしていても突然終了して再起動してしまうのでてっきりiPad自体の故障かと思ってアップルのサイトで保証の状況を確認したくらいです。まだ買って間もないので無償修理が出来るとの事でサービスセンターを検索したら自宅の近所だと八王子くらいにしかなく面倒だなあと思っていました。取り敢えず詳しい話を訊こうと思ってアップルのサポートに電話相談予約を入れましたが、その後この不具合についてネット検索したところどうやら現時点でインストールしてあるバージョンのiOSが原因らしい事が解り取り敢えず最新の11.2にアップデートする事にしました。

新バージョンをダウンロードしている最中にも何度か再起動を繰り返し、漸く白地に黒いアップルのロゴが表示されインストールが始まってからも相変わらずいきなり画面が黒くなったり白くなったりを繰り返していたのでこんな状態で正常にインストールできるのかとビビりつつも経過を見守っていましたが、かなり時間が掛かりつつも新iOSが立ち上がりブラウザやアプリを幾つも試してみましたが今の所再起動の現象は起きていません。Andriodタブレットは何年も使いましたがこのような現象は起きなかったのでてっきりハードウェアの故障かと思って萎えましたが一応直ったようでホッとしました。

余談ですが、今までAndroidタブレットを使ってきたのでiPadの操作には戸惑う事が多いです。AndroidにはWindowsで云うところのタスクバーがあって、ブラウザで前のサイトに戻ったりアプリを終了するのもタスクバーの左端にある戻るボタンをタップすればそれで済んだのですが、iPadはプラウザで戻る場合にいちいち画面を下にスライドさせて隠れている戻るボタンを表示させたり、アプリを終了する場合は画面外のボタンを押したりと流儀が違うため間違える事が屡々です。物理的なボタンの耐久性も気になります。あとは文字を入力している時にカーソルだけを動かすボタンがソフトウェアキーボード上にないので使い始めた頃は「何じゃこりゃ?」状態でした。画面上の文字をタップしても希望する場所にカーソルが来なかったり、ソフトウェアキーボードに指二本でタッチして動かしてもなかなか上手く行かなかったりとかなりストレスが溜まります。iPad内のフォルダーを直接操作できない(内部に存在するフォルダーは特定のアプリ用データフォルダー以外は見られなかったり任意の場所に新しくフォルダーを作ったりできない)のもイライラします。ユーザーに直接必要のない操作をさせないというのが基本ポリシーなんでしょうがもう少しオープンでもいいのにと操作する度に感じます。アプリもAndroid用に比べてちょっと値段が高いような気もしますし。iPadに接続できるUSBオーディオ・インターフェイスを持っていますので録音用にも活用したいのですが今回のiOSの件もあって本格運用にはまだまだ不安が残ります。

ウェルネスリンク機器専用測定記録取り込みソフトウェア

愛用しているオムロン活動量計HJE-401Fのクラウドデータ保管サービスが来年前半に終了するという事でかなり絶望的な気分でしたが、代替用に開発された「ウェルネスリンク機器専用測定記録取り込みソフトウェア/Windows版」が先日公開されたので早速ダウンロード、インストールしました。以前から欲しかったのはまさにローカルにデータを保管できるこのソフトウェアなんです。従来のサービスでは一旦クラウド上にデータを保管しておいて必要に応じてデータをCSV形式でダウンロードして活用するという形でしたが、無料サービスの場合は6ヶ月経過したデータは自動的に消えてしまうのでメタボ対策でウォーキングの歩数を記録監視している自分にとってはパソコン上にドラフトデータを保管できるというのは非常にありがたいですね。不運にもここ1ヶ月半ばかりは階段で足を滑らせて一時は歩行も困難な怪我をしてしまったのが原因でウォーキングがロクに出来ず少し肥えてしまったのですが(^^;、足の方が段々恢復してきましたので先日から徐々にウォーキングを再開しこのソフトウェアを大いに活用しようと思っています。自社のサーバーに多数のユーザーデータを継続的に保管するのは運営コスト的に厳しい筈(有料サービスもありましたが無料で6ヶ月保管というのはよく考えると破格のサービスでした)なので残念ながらクラウド自体を止める事になり当初はその後のサポートもなしという予定だったのでユーザーからはもうオムロン製品は二度と購入しないなどの非難の声さえ挙がりましたが、その後のオムロンさんのソフトウェア無償提供という英断には本当に感謝しています。
提供された新しいソフトウェアの画面
従来通り使えるUSBトレイと活動量計

2017年11月29日水曜日

ピアノ音源

Focusriteのオーディオインターフェイスを購入後ユーザー登録するとソフトウェア音源やエフェクトプラグイン、DTMソフトウェアが無償でダウンロード出来るのですが、こういうバンドルソフトは大抵その場凌ぎでは使えても本格的に使えるのものが仲々なくて食指が動かないのです。しかしピアノ音源は幾つあっても困らないのでAddictve Keysをダウンロードしてみました。リアルタイムで記録したピアノ演奏のシーケンスデータを再生してみたらこれがかなり使えます。大枚をはたいて購入したHammersmithより良い感じです。ただペダルを踏んで和音を弾き、音が消えるまでの自然さはさすがにThe Grandには敵いませんが、サンプリングには何台かのフルコンピアノをオーディションして最も音の良い楽器を選んだというだけあって出色の出来ですね。
ミヨーの曲を演奏してみましたが、音色は私好みで今後はこの音源がメインで活躍しそうです。バンドルソフトで初めて満足するものに出逢えました。

2017年11月18日土曜日

結局やり直しをする羽目に

ハードディスクを入れ換えて喜んでいたのも束の間、その後致命的な不具合が見つかったので作業をやり直しました。暫くは良かった(気がつかなかった)のですが、YouTubeを視聴したら音声が全く出ません。Windows Media Playerを起動しても「サウンドデバイスがありません」というダイアログが出るのでサウンドコントロールパネルを開いてみると一応デバイス名も表示されて認識はしているようですが「規定値に設定」ボタンがグレーアウトしていてクリック(切り替え)ができません。マザーボード上のサウンド機能だけでも復活しないかとサウンドチップの供給メーカーからダウンロードした最新ドライバーをインストールしてみても全然駄目。Bluetoothのスピーカーも使えなくなりました。取り敢えずそれぞれのデバイスのプロパティーからドライバをアンインストールして再起動しても状態は変わらず、USBマイクなどの録音デバイスはレベルメーターも振れず全く反応しないのでおそらくサウンド機能のより深い基幹部分が完全に壊れているものと判断しました。しかしサウンド関連だけを新たにインストールする事は不可能なので結局Windowsを新規インストールするしかありません。そうなるとインストールしているソフトウェアが全て削除されてOSのみになってしまうので、作業環境保全のためにドライブごとコピーした意味がなくなります。試しにコピー元の古いハードディスクで起動させたらサウンドデバイスは正常に動作したのでコピーの段階でおかしくなったのは間違いなくエラーをスキップしたのが原因でしょう。あともう一つ、Windows Defenderのアップデートにも失敗するようになりました。これはセキュリティー上非常に拙いです。

さて困りました。件のコピーソフトはソフト側から見た不良部分をどうしてもスキップしてしまう仕様で、結局何度やっても同じ事の繰り返しになるので別のコピーソフトを探してみました。また市販のソフトに金を出すのは嫌なので今度は駄目元でフリーのコピーソフトを試してみる事にしました。ユーザーレビューでの評価が高かったAOMEI Backupper Standardを試したら特にエラー検出表示もなくコピーが終了しました。待つのが面倒なので寝ている間にコピーを済ませハードディスクを入れ換えるとすんなりと起動し、サウンドドライバーも正常認識しちゃんと音が出てデバイスの切り替えも可能です。勿論USBマイクもしっかりと認識してレベルメーターも動きますのでよく使うスカイプの運用にも支障がなくホッとしました。最初のコピーでは異常が出たExtract Audio Copyや一太郎も全く正常に動作しますし、煩いくらい頻繁に出たエラーメッセージも一切出ません。う~ん、市販のソフトよりフリーソフトの方がちゃんとコピーできるとは一体何なんでしょうか。フリーと市販品では信頼性に大きな差があるような気がしますが、単なる先入観なのでしょうかね。最初にフリーの方から試していれば余計な出費をせずに済んだのにと思うと何だか悔しいです。(笑) 今の所は異常なしですが、今後重大な不具合が出ないとも限りませんので色々試してみて変な挙動があったらまたエントリーします。

2017年11月16日木曜日

ハードディスク交換

最近パソコンを起動する際にOSが立ち上がるまでに時間がかかるようになり、時折動きが鈍く動作が重くなるので新しいハードディスクドライブに交換しました。ハードディスクの製造年を確認したら2012年だったのでもう5年も使っていたのですね。ついこの間交換したような気がしたのですが年月が経つのは本当に早いです。ハードディスクの健康状態を「Crystal Disk Info」を使ってチェックしたところ「注意」表示が出てそろそろヤバい感じです。特にこのハードディスクドライブは暫くアクセスが無いと勝手にスリープ状態になってしまい、その度に停止と起動を繰り返すためモーターに余計な負荷がかかるので頗る評判が悪くスリープ状態にしない為の、有志が作成したユーティリティがあるくらいです。確かに時々キュイーンというモーター起動音がよく聞こえていました。

今使っている環境をそのまま移行したかったのでハードディスク入れ換え専用のコピーソフトを色々調べてみました。フリーウェアもありましたが、折角コピーしたのに実際には起動しなかったというクレームがいくつかあったので、メインシステムの更新だし確実な方がいいだろうと市販のコピーソフト「HD革命 CopyDrive Ver.7」を購入しました。Fall Creator’s updateに対応したアップデータをインストールし、新しいハードディスクドライブを外付けUSB3ケースに入れた上でコピーを実行しました。全く同じものを作りたかったので送り側と受け側の容量は同じ2TBでパーティションの変更もしません。ソフトウェアの画面の指示に従って直ぐにコピーを始め、全部終わるまで約6時間かかりましたが、途中で「不良セクタが見つかったのでスキップしますか?」というダイアログが出たのでちょっと不安になりました。さてコピー終了後ドライブを入れ換えて電源を入れたら取り敢えず無事に起動して一安心したのも束の間、画面右側の通知欄に「ディスクエラーを修復するので再起動してください」というメッセージが頻繁に出るので指示に従って修復、再起動するのですがまたもや何度も修復を促されるのでもしかしたら新しいハードディスクに既に不良セクタがあるのかも知れないと思って一旦ハードディスクを元に戻してからフォーマットして不良セクタをチェックするHDD SCANで検査してみました。3時間以上掛けてチェックしたところ不良セクタは無かったのでもう一度コピーのやり直しです。
検査結果の画面
途中でまた不良セクタを検知して警告が出ましたがそのまま進めます。再度6時間掛けてコピーして入れ換え、パソコンを立ち上げました。相変わらずディスクエラーの通知が出ますが、受け側のディスクはエラーなしだったので恐らく元ディスクの不良セクタをコピーしなかった所為だと思います。試しにソフトウェアを何個か起動してみたらExact Audio Copyとワープロの一太郎がエラーで立ち上がりません。しかもExact Audio Copyはアンインストール時にもエラーが出る始末。強制削除ユーディリティーでアンインストール後再インストール、一太郎も一旦削除後に再インストールしましたがダウンロード販売されたものなので元ファイルを探すのに苦労しました。(^^; 取り敢えずこの処置後はディスクエラーの通知は出なくなりましたが、先日OSをアップデートした際にはDTMソフトウェアのライセンス再登録が必要だったのでそれが一番気がかりです。しかしこちらはソフトウェア音源のライセンスも含めて特に問題なかったのでちょっと拍子抜けしました。粘っこい動作も少なくなり気持ちが良いです。本当はSSDに交換したかったのですが1TB位の容量だとまだまだ高価なので今回は見送りました。以前はハードディスクをまっさらにフォーマットしてからOS、ソフトウェアを一からインストールし直しましたが、さすがに元のインストールディスクを探したりシリアルナンバーを一々入力したり、ソフトの再認証で発売元の登録サイトにアクセスしたりするのが面倒なので今回はお手軽にコピーソフトで済ませました。コピーは不良セクタがあったりすると今一スッキリしないのですが、この歳になるとたかだかハードディスクの入れ換えに手間と時間を掛けたくないんですよね。(^^; こうして専用コピーソフトのお陰で簡単に入れ換えができて良かったです。HD革命 CopyDriveは各種設定もそのまま引き継ぐ事が出来て本当に優れものだと思います。

2017年11月5日日曜日

Windows 10 Fall Creators Updateでの不具合

Windows 10 Fall Creators Updateをインストールしましたが音楽ソフトウエアで幾つか不具合がありました。まずSteinberg、Cubaseを起動したところ、eLicenserのハードディスクのみのライセンス部分がおかしくなり「ライセンスは許可しないよ。使いたかったらライセンスプログラムの問題を修正してね。」と警告が出ました。許可されないのは有効期限が切れた既に使っていない古いソフトのライセンスなので削除しても構わないのですが何故か個別に削除できない上に悪さまでする始末。取り敢えず一度管理者から実行したら警告は消えました。
次はFocusrite Scarlett 2i2 G2にバンドルされていたピアノ音源「Addictive Keys Studio Grand」が何故かデモンストレーションモードになってしまいました。この音源はかなり使えるのでXLN Audioのユーザー登録サイトにログインしてライセンスを再取得して事なきを得ました。

楽譜作成ソフトのSiberiusは、取り外して使っていないUSBオーディオインターフェイスをのドライバーを勝手にインストールし始めた挙げ句にハングアップしてしまったのでタスクマネージャーから強制終了して当該ドライバーを削除してから立ち上げたら正常に動作するようになりました。

今迄のアップデートでは全く不具合が起きなかったので、今回のWindows 10 Fall Creators UpdateはOSの基幹部分にも影響を及ぼすようなかなり大きな変更があったようです。これからアップデートを考えている方は、プロテクトが掛かったソフトウェアのライセンス情報に齟齬が生じる可能性がありますので充分お気をつけください。

【追記】
インストールしてあるSteinberg WaveLab Pro9 は起動そのものには問題ありませんでしたが、リモートデバイスが初期化されていて、KORG nano KONTROL2 の再設定を余儀なくされました。設定後は正常に動作しています。(2017/11/07)

2017年10月31日火曜日

ショックマウント修理

ラージダイアフラムコンデンサーマイク用ショックマウント(サスペンションホルダー)の吊りゴムが経年劣化で伸びてヨレヨレになって使い物にならなくなってしまったので修理しました。修理といっても単にゴム紐の交換なのですが。(^^;

どこのメーカーでも純正のショックマウント補修用ゴムというのは殆ど用意していないので、伸びてしまったら似たようなもので自作するしかありません。まず100円ショップに行ってみたら髪の毛を束ねるゴムのリングはあったのですがどれもマイクの重量に堪えられそうにありませんし耐久性も無さそうなので却下。次にユザワヤに行ったら良さそうなものを見つけました。元々ショックマウントに付いていたものと外観がほぼ同じ3mm幅のアウトドア用のゴムロープ3mと爪付き留め金具4個入り、これで間違いないだろうと購入しました。因みにゴムロープが321円、金具が172円、合計493でした。
元々付いていたゴムと外観は同じです
アウトドア用なので耐久性もありそうです
 ショックマウントはアメリカの音響機器メーカーSAMSON社製のSP01という機種で、外側の金具のゴム挿入部分同士の長さは1辺9.5cmなので単純計算でゴム紐を38cmに2本(上下用)切って留め金具で輪にしました。ゴムの太さも3mmピッタリで我ながらなかなか上手く行きました。(^^; 紐の長さはもうちょっと短くても良かったかなと思いましたがあまりパンパンに張りすぎても振動防止の点で良くなさそうですし、マイクを水平に傾けても特に支障はなかったのでこれで良しとします。ステレオ録音用に同じものがもう一つあるのですが、そちらも交換予定です。SAMSON社は日本では扱いが少ないのですが安価ながら良い製品が多いですね。私はノイズキャンセリングヘッドフォン、ヘッドフォンアンプやUSBマイクなど結構愛用しています。
なかなかいい感じに仕上がりました。(^^;
マイクは同じSAMSON社のC03です。

2017年10月2日月曜日

ホワイトレーベルに最適な筆記具

最近のCDR、DVDR、BDRは殆どがインクジェット用のホワイトレーベルになってしまって非常に記入がしにくくなりました。ディスクメディア対応のインクジェットプリンターがそんなに普及しているとも思えないんですけどね。私はカシオのディスクタイトルプリンターを持っているのですが殆ど出番がなくなりました。

ホワイトレーベルは吸湿しやすいのが困りものです。以前プラケースに収納していたホワイトレーベルのCDRとタイトルを書いた紙が長期間接触した状態で吸湿して紙がレーベル面に貼りついてしまい紙を剥がそうとしたらホワイトレーベルごとごっそりと剥がれた事があったのでそれ以来ホワイトレーベルは信用していません。太陽誘電のセラミックコートが耐久性の点で最良だったのですが既にメディア事業から撤退してしまっているので他に選択肢がなく長期保存用のメディアという点では殆どの製品が失格だと思います。そんな状況でも仕事等でCDRをはじめとしたディスクメディアを使用しなければならないのですが、インクジェット用のレーベルは吸湿性が高い所為で筆記用具のインクも異常に吸収するのでタイトルを記入する際にサインペンなどの水性ペンを使うと数文字書いただけでインクが出なくなって擦れてしまいます。一度そうなったペンは普通の紙に書いてもインクが出ず結局捨てる羽目になりますので捨てずに済むペンを探して色々と試してみました。インクがスラスラと出る万年筆でも書いている途中でインクフローが悪くなって擦れたりしますし、レーベル面の埃がニブの先端に詰まりやすいです。その他色々試しましたが結局好結果だったのはぺんてるのトラディオ・プラマンでした。これは全く擦れずにスイスイと気持ちよく書けましたのでホワイトレーベルの記入でお困りでしたら是非お試しください。

2017年9月28日木曜日

ミシン購入

小型のミシンが2480円で売っているのを見つけたのですが、余り聞いた事がないSISというメーカーのFHSM-505という商品でした。一旦帰ってネットで調べてみたら一応ちゃんとしたミシンでした。まあ自分の場合はたまに物入れを作ってみたり簡単な直しをする程度なので本格的なものでなくても取り敢えず一通り縫えればいいし、以前から手軽なミシンが欲しかったので試しに買ってみました。
なんだか小さい女の子が使うようなおもちゃみたいな外観ですが一応フットスイッチも付いていて実際に使ってみるとこれがなかなかどうして問題なく良く縫えます。これまで手縫で電気シェーバー、小型ラジオなどのケースを作ったのですが、どうしても直線に縫えないので見た目がみすぼらしくなってしまうんですよね。(^^; しかしさすがは安くてもミシン、気持ちよくバッチリ縫えます。テストも兼ねて勢いで物入れ(袋)を3つばかり作りました。(笑) 単3電池4本でも動くのでコードレスで使えるところも良いです。内部はプラスチック部品を多用しているので耐久性は?ですが、毎日酷使するようなものでもないので趣味で使うのにはこれで充分でしょう。

2017年9月17日日曜日

外付けハードディスク故障

久し振りにLPレコードをパソコンに取り込んでいたら途中で何度もフリーズしたようになり、またファイルの読み込みにも時間が掛かるようになったので、もしかしてハイレゾ(192kHz, 24bit)で録音していたからかなと思っていたのですが、以前は同じモードでも止まるような事は一度もなかったので不思議に思っていたら、どうやら録音に使っていた外付けUSBハードディスクの寿命でアクセス速度がいきなり極端に遅くなってしまったようです。その内パソコン起動時にも「チェックサムの数が合わない」等のダイアログボックスが出て愈々ヤバくなってきたので、一旦使用を中止してアクセス不能になる前にデータを救出する事にしました。その前に中に入っているハードディスクの製造年を確かめようと思ってケースを分解しようとしたのですが、ネジらしいものが見当たらず難儀しました。この外付けドライブはアイオーデータの製品なのですが、また何かあった時のために分解手順を備忘録として残すことにします。ケースの片方の側面に小さな四角い穴が3つ並んでいるのでここに爪楊枝や細いドライバーなどを3つ同時に差し込んで押し下げると爪が解除されるのでそのまま蓋をスライドさせると取り外す事が出来ます。




ハードディスクとUSB-SATA変換基板を取り付けてある金属フレームはただケースに嵌まっているだけなので直ぐに外れます。
ハードディスクを固定しているネジを外してハードディスクを取り出してみるとWestern Digital 2009年製でした。ケースの裏側にも2009年を示す刻印がありましたので8年で寿命が来た事になります。
2009年9月9日製造
ケースの製造年月
HDD冷却に急遽使用したUSBファン(笑)
もっと短い年月でにダメになる個体もありますからよく保った方でしょうかね。確認後はケースに戻してデータのコピーです。データ量は704GBで、今の所それだけの空き容量の余裕があるドライブがないので買いに行きました。取り敢えず2TBのもの買いましたが思わぬ散財です。(T_T) まあ8年も使いましたしデータ救出の為には仕方がないですね。早速コピーを始めましたが兎に角遅いです。遅くても反応があるだけまだましなのですが。結局昼夜問わずパソコンを常に起動したまま10日間掛けて漸く終了しましたが、途中暑い日もあったので急遽USBファンでハードディスクを冷やしました(以前洒落で買ったのですが案外役に立ちました(笑))。データ転送量にはかなりバラツキがありましたので計算上になりますが1日(24時間)の平均データ転送量は7GBでした。どうしてもエラーが出てコピーできなかった2つのファイルを除いて救出できて良かったのですが日頃のバックアップは大切ですね。これで漸くパソコンの電源が切れます。起動OSを収納している本体内蔵のメインハードディスクも(こちらも随分長く使っているので異常が出る前に)そろそろ交換ですね。

2017年9月10日日曜日

昨日と今日

昨日はコミカレ終了後車をディーラーに車検に出しオーディオ用セレクター Laxman AS-4II を持参してT氏宅にお邪魔しました。フォノ出力ライン上のセレクターでハムノイズが発生するとの事でアース端子を装備した本機で解決出来ないかと考えて試して頂きましたが一応効果があってホッとしました(どうしてもハムが出てしまうカートリッジもありましたが)。購入したのは30年くらい前になりますが、シンプルな構造なので故障もなく未だ現役です。テストする過程でレコードを聴かせて頂きましたがやっぱりターンテーブルとアーム、フォノイコが良いといい音が出ますね。自分は普及品で満足していましたが、良いものを聴くと欲しくなりますね。(^^; その後は貴重な楽器を弾かせて頂いたりお酒や大変美味しい食事をご馳走になり本当にありがとうございました。楽器も他に自分が弾かせて頂いたものと余りにも違う弾き心地と音色に改めて驚くとともに感激した次第です。

本日は車検が終わって車の引き渡しがありましたので買い物をしつつ夕方ディーラーに行きました。よく晴れて昼間は暑かったのですがさすがに夕方になると随分涼しくなって秋だなあと感じた次第です。

2017年8月14日月曜日

Vesta Audio VMA-10A 衝動買い

ハードオフに行ったらVesta Audio 小型オーディオシステム VMA-10A(発売時定価29,700円) を見つけて衝動買いしてしまいました。(^^; これは以前欲しかったのですが製造元のVestax社が倒産してしまったのでもう手に入らないだろうと諦めていました。ところが今日たまたまショーケースに鎮座しているのを見つけて思い出し、10%オフだったのも手伝って今更ながら買ってしまいました。それと旧マックで仕事に使っている古いペンタブレットと同じものをジャンクボックスで発見して、予備が前から欲しかったのでこれも入手しました。

VMA-10Aは4cmフルレンジ1発の超小型システムなのですが大変音が良いので気に入りました。私はスピーカーだけは音楽性が微塵も感じられない国内オーディオメーカー製が大嫌いで常用しているのは全て海外製なのですが、このスピーカーは例外ですね。グリコのオマケを彷彿とさせるくらい(笑)に小さいのですが、その小ささからは想像できないくらい音量が出ます(勿論入力ソースレベルに依存しますが)。ALTEC LANSINGの620A Monitorを超ミニサイズにしたようなデザインが可愛らしいです。口径が小さいスピーカーなので重低音などは望むべくもありませんが、綿密に設計されたバスレフポートのおかげで充分な低音感があって立派な音を出し、音楽を存分に楽しめます。さすがは既製品の流用ではなくしっかりと設計されたドライバーユニットとエンクロージャーだけのことはあります。アンプもスピーカーも無垢のウォールナット材なので木質感が非常に良いですね。しかもBluetoothが付いているのでパソコンやスマホなどとワイヤレスで接続できるのも便利です。iBUFFALOのUSB Bluetoothアダプタで問題なく動作しています。こういう奇抜で面白い製品を開発していたVestaxが倒産してしまったのが本当に残念でなりません。ジャンクタブレットの方もマックでしっかり動作して一安心しました。
Vesta Audio VMA-10A
Logicoolのマウスをアンプに乗せて大きさを比較

2017年7月26日水曜日

小川寛興氏死去

作曲家の小川寛興氏が19日に92歳で亡くなられました。何といっても子供の頃大好きだったテレビ漫画ピュンピュン丸のBGMが今でも強く印象に残っています。多調(復調)を採り入れたり、今考えると勿体ないくらい良い曲ばかりでした。主題歌もはっちゃけていて楽しかったですね。交響曲「日本の城」もLPでよく聴きました。心からお悔やみ申し上げます。

2017年7月23日日曜日

MCトランス切換接点清掃

オーディオ・テクニカのMCトランス AT660T/OCCを永年愛用しているのですが、先日オルトフォンのSPU  Classic GEを付けた時にスイッチを3Ωに切り替えたらザザッというものすごいノイズが出たので蓋を開けて内蔵ロータリースイッチを清掃しました。30年くらい前の製品なので接点の劣化は仕方ないですね。
AT660T/OCC
分解清掃中の写真を撮り忘れました。(^^;
底面のネジを外して蓋をスライドさせようとしたら硬くてなかなか動かないので蓋の左右を少し外側に開くような感じでスライドさせたら漸く外れました。何故硬かったかは開けてみてわかりました。シールド板が蓋の裏に2重になるように被さっていたのでそれに擦れてきつくなっていたのです。確りとしたノイズ対策にちょっと感動しました。切り替えスイッチは秋葉原のパーツ屋で売っているようなごく普通のロータリースイッチでした。先ずシリンジに無水エタノールを吸わせて接点部分に少量ずつ注入しスイッチを回しながら綿棒で掃除します。綿棒は直ぐに汚れで真っ黒になりました。これを何回か続けて汚れが少なくなってきたら最後に接点保護剤のCAIG D100をごく少量綿棒に含ませて接点を拭いて終了です。蓋を閉めて聴いてみたら切換時のノイズがきれいに無くなり非常に快適になりました。音も鮮烈になったような感じがします。

SPU Classic GE は純正トランスT20mk2とペアで聴いていましたが、AT660T/OCCに替えてみると現代的でより繊細な音に変化しました。なかなか心地よく私はこちらの方が好みなのでSPUもATトランスの方で聴く事にしました。

2017年7月14日金曜日

Blue Snowball 導入

最近ネット経由で音声通話(会話)することが結構あるのでBlue製のUSBマイク "Snowball" を購入しました。暑いこの季節、涼しげな名前でいいのですが見ていてもあまり涼しくはならないですね。(笑) 今迄はオーディオインターフェイスにボーカル用のダイナミックマイクを接続していましたがケーブル類の引き回しと繋ぎ替え、PCでのオーディオドライバーの切換が面倒なので専用のマイクを物色していたところ、いい感じのマイクを見つけました。やはりUSBケーブル1本で使えるのは楽ですね。さすがはマイクロフォン専業のBlue社だけあって音質も良いしカーディオイド(単一指向性、-10dBパッド付き)とオムニ(無指向性)を背面のスイッチで簡単に切り替えられるのも便利です。前後の角度(向き)を自在に変えられる球体のデザインが気に入っています。
前面のBlueのロゴが派手です(笑)

2017年7月9日日曜日

レコードクリーナー

最近、LPレコードをヤフオクで入手したのですが、かけてみたらノイズが酷くて参りました。まあ、クリーニングが不要な位綺麗なレコードは殆どありませんが。(笑) 盤面は一見綺麗なのですがよく見ると所々に汚れやカビらしきものがあります。これまで使ってきたレイカのバランスウォッシャーはよく汚れが落ちて良いのですが兎に角値段が高いのがネックです。2液式のボトルセットが約5000円、LPレコード全盛時代ならいざ知らず、気が向いた時にちょっと聴く程度でそんな大金を払ってはいられません。水洗いという方法もあるのですが水道水には不純物も含まれていたりレーベルを濡らしたりするのであまりやりたくないんですよね(以前やった事がありますが結構手間が掛かります)。代替品がないかと量販店に行ったらarteのクリーナーを見つけました。今迄に見た事の無い商品だったのでネットで調べたら最近発売された商品のようです。バランスウォッシャーの約半額(クリーニングクロスの価格もリーズナブル)だったのでものは試しにと買ってみましたが、実際に使ってみたらバランスウォッシャー使用時と変わらない非常に良好な結果が得られました。ノイズも殆ど消えて盤面も心なしか艶が出てきたように感じます。使い方はバランスウォッシャーと殆ど同じで、オプションとして専用ブラシやターンテーブルも用意されていますがさすがにこちらは高価なので今回は毛先の細いシステマ歯ブラシを併用しました。大変好い結果だったので今後はこちらを使っていこうと思います。

ところで家電量販店で吃驚したのはミルティーのパーマクリーンというスプレー缶が1本5000円(デュオパッドとセットだと8000円!)もしていた事です。以前は2000円程度で売っていた筈で、同じように1000円くらいで売っていた何てことのないレコードブラシが3000円以上の価格になっていました。あまりの高騰ぶりに唖然としたと同時に、やっぱりアナログレコードは巷で云われている程盛り上がってはいないんだなぁと感じた次第で、寧ろ時々しか使わない私のようなユーザーにもリーズナブルな価格で商品を提供してくれているarte/エスカード社に感謝です。

2017年7月3日月曜日

Cubase 9にアップデート

今月9日までの期間限定でCubase 9に5,184円でアップデート出来るというので早速バージョンアップしました。このバージョンから32bitモード非対応になり64bitのみの動作になりましたのでピアノ音源The Grand(ver.1)が使えなくなりました。これだけは時々必要なので前バージョンの8.5を残しておいて使おうと思います。アップグレードして何が変わったかといえば特に目新しいものはなかったのですが、次期バージョンへの繋ぎとして取り敢えずアップデートした次第。(^^;

2017年6月26日月曜日

Focusrite Scarlett 2i2 G2 購入

DAWのソフトウェア音源をMIDIキーボードでリアルタイム演奏をするとどうしても演奏感に直結するレイテンシー(遅延)が気になってしまい、限りなく0にできないかと低レイテンシーのオーディオインターフェイスが欲しくなって購入しました。よく買いますね。(笑) 今まで使っていたオーディオインターフェイス(以下IF)は古い物ばかりでレイテンシーを最低に詰めても12ms位がやっとでそれでも時々処理が追い付かずにブツブツとノイズが入ったりしていました。何台かあるIFの中にはどうやっても40msくらいまでしか詰められないものもあってさすがにそれでは演奏に支障が出て使い物にはなりません。ネットで調べてみるとUSB3仕様のZOOM UAC-2がかなり詰められるようですがUSB3.1でないとまともに動かなかったというようなレビューもあって、私のパソコンのマザーボードはUSB3.0、しかも最初期のものなので万一の事を考えて(もし動かなかった場合はカード増設にもコストが掛かるので)今回は取り敢えず候補から外しました。次にレイテンシーの成績が良いのは新しくなったFocusriteのScarlett G2シリーズで、こちらはUSB2で動作するし、今使っているScarlett8i6が最もトラブルが少ない優秀品なので同社を信用して新型のScarlett 2i2 G2 STUDIOというヘッドフォン、コンデンサーマイクがセットになった製品を奮発しました。
Focusrite Scarlett 2i2 G2
XLRとPhone端子には埃除けの為のキャップを嵌めています
今使っているピアノ音源はSoniccouture HammersmithNI The Giantで、どちらもサンプル量が多く特にHammersmithはかなり大容量で重い音源です。レイテンシーはIFの性能もさることながらパソコンの処理能力にも依存するので現状でどの位まで短縮できるか試してみました。結果はCubaseの表示値では48kHz, 24bit時で往復10msを切り約8msにまで詰める事が出来、動作も安定しています。今までのIFはバッファーサイズ256がギリギリ(512で安定)でそれ以下に詰めるとノイズまみれになっていたので明らかにレイテンシー低減効果があって嬉しい限りです。弾いていてもキビキビと直ぐ反応する感じが伝わってきますし音質も良く導入して良かったです。
Cubaseのレイテンシー表示。単純計算すると往復で7.792ms
テータの取りこぼしもなく非常に快適
同上
これ以上バッファーサイズを小さくするとさすがに処理が追い付かずノイズが発生
さて、付属のヘッドフォン(HP60MK2)とコンデンサーマイクロフォン(CM25MK2)はOEM製品だと思いますので元の製品は何なのかが気になって調べてみました。ヘッドフォンはダイアフラムの径、その他の仕様や外観から判断してiSK(寧波声科電子有限公司)のHP-680と同等品(ハウジングのデザインがMK2になって変わりました)のようです。マイクロフォンの方はダイアフラムの大きさや電気的諸特性の値がKEL AUDIO(カナダ)のHM3C(生産完了品)と合致しました(フル・フラットでナチュラルな音質だそうです)。他にも同じ仕様のマイクがあるかも知れませんが取り敢えず検索できる範囲で見つかったのはこれだけでした。ヘッドフォンはおそらく4000円くらいの製品だと思いますが、以前繋ぎで購入したSuperluxのものと同様帯域バランスが良く細かい音も良く見えますのでCPは高いです。マイクはローカットやパッドスイッチのない非常に簡素なものですが、感度、音質ともに大変良いと思います。以前のバージョンに付属していたマイクは真っ赤でしたが、MK2の方はマットな黒に赤いラインでルックスが非常に良くなりました。単売してくれればもう1本買ってステレオで使えるのですが。

ところでレイテンシーを確認する為にMIDIキーボード(YAMAHA P-150)を弾いていたら音源の音やキータッチがおかしくなり特定の音が消えずに残ったりし始めたので他のIFに繋ぎ換えて試しても同じ状態で更にCubaseでMIDI録音してデータを見たら悉く2度打ちしていたのでキーボード内のMIDIコントロール回路が故障したのでしょう。1996年頃に買って(当時18万円くらいで買った記憶があります)ゲーム音楽制作や即興演奏に20年以上酷使しましたのでさすがにもう寿命でしょうね。重量が30kg以上ありますのでキーボードスタンドに一人で載せるのに非常に苦労したのですが廃棄する時も苦労しそうです。当時より歳とってますしね・・・(^^;

2017年6月13日火曜日

ウェルネスリンク・ソフトウェア

愛用しているオムロンの活動量計は専用USBトレイ経由でネット上のサイトにデータを6ヶ月分を無料で記録できブラウザで何時でも見られてエクセルなどの表計算ソフト用データもダウンロードできるのでメタボ対策に非常に重宝しているのですが、今年いっぱいでそのサービスが終了するのでUSBトレイも無駄になるし愈々活動量計も買い換えかなぁと残念に思っていました。ところが今日オムロンからメールでパソコン用のデータ記録専用ソフトを11月に提供するというアナウンスがあって、まだまだ活動量計が継続使用出来るとわかり安心しました。ネット上でも記録サービス終了に関しては非難囂々で活動量計以外にも血圧計の記録もできるのでそのデータを病院に提出できなくなるので困り果てているとか、もう2度とオムロン製品は使わないという書き込みもありましたが利用者の方々は今回の措置で胸をなで下ろしているのではないかと思います。私は有料でもいいからパソコン用の専用ソフトウェアが欲しかったのでとにかく良かったです。

2017年6月12日月曜日

オーディオ・インターフェイスのカスケード接続

PreSonus社のFIRESTUDIO シリーズはIEEE1394(Firewire)ケーブル経由で最大4台までカスケード接続(数珠繋ぎ)してチャンネル数が増やせるので、FIRESTUDIO projectに中古で購入したFIRESTUDIO mobile を2台接続して30チャンネル入力、18チャンネル出力として利用しています。但しそれぞれ入力2チャンネルはマイクとパッシブピックアップ専用、その他の入力2チャンネルはS/PDIFのデジタル入力なので、純粋なアナログライン入力は各IFそれぞれ4チャンネル計12チャンネルを除外して結局は18チャンネル(ステレオ9チャンネル)になるのですが、若い頃に愛用していた外部ハードウェア音源が未だに9台残っているので波形(音声)データとして残すのには丁度いいチャンネル数になります。20~30代の頃に仕事や趣味で盛んに作曲した旧Mac用のMIDIデータを時間を見ては現在Windowsで使用している(MacはOS Xになった時点で旧OS(9)の資産を容赦なく切り捨てられましたのでMacを使う事を一切やめて旧時代の資産が生かせる互換性重視のWindowsに移行しました)Cubase用に変換しています。青春時代に作曲した作品たちを汎用のMIDIデータ及び波形データとして残すべく作業していますが、旧Macで愛用していたシーケンサーVisionでは複数のシーケンスデータが1つのファイルに内包されている為それを分離して保存するには結構な作業量になります。旧Macのハードウェアとしての寿命を考慮してなるべく早く全てをWindowsに移行したいのですがなかなか大変なのですね。(^^; 嘗ての音楽制作環境としては明らかにMacに優位性がありましたが、現在ではWindowsでも殆ど同じレベルに達しているので敢えてMacを選ぶ理由がありません。特に旧OSをいとも簡単に切り捨てられてしまった自分としては全く未練がありません。若い頃の作品は当時の雰囲気が凝縮されているので自分にとってはかけがえがなく、チャンネル数をケーブルを使って数珠繋ぎするだけで単純に増やせるPreSonus社の製品には唯々感謝です。

2017年6月11日日曜日

バンド切換接点修復

1970年代から1980年代に大流行したBCL(海外短波放送聴取)ブームの立役者であるソニーのスカイセンサー5900(ICF-5900)は20年程前に秋葉原の九十九電機(現ドンキ、旧ミナミ電気館の対面にあるビル)で中古品を購入して間もなくソニーのサービスセンターでオーバーホールして貰いました。ダブルコンバージョン(スーパー)で現在の最新機種にも劣らす感度が抜群に良いのでずっと愛用していたのですが最近バンド切換スイッチの接点が劣化したらしく、特に中波受信時に音が出なくなったりしていたのであまり気が進まなかったのですが修復してみました。本体の裏蓋を開けて基板を外しバンド切換スイッチを露出させて注射器で無水エタノールを接点部分に注入してスイッチをを何度も往復させて綿棒で汚れを拭き取るという方法で接触不良を修復しました。短波帯の一部は拭ききれなかったので切換時に若干ノイズが出ますがFMや中波帯は殆どノイズレスで頗る快調です。本当はスイッチを取り外して分解して接点を一つずつ磨くのが本道ですが、其処までやる技倆はないので取り敢えず応急処置ということですね。

2017年5月26日金曜日

レイテンシー測定

病院で処方された薬を全て飲み終わって熱は下がりましたが相変わらず咳が止まらずイマイチな体調です。その体調とは全く関係ありませんが、CEntrance社のASIO Latency Test Utilityを入手したので手持ちのオーディオインターフェイスのレイテンシーを測定してみました。ソフトウェア音源を使用する場合に最も重要な事は、リアルタイム演奏をした時に如何にレイテンシーを極小化する事が出来るかという点にありす。これはオーディオインターフェイスによって異なり(勿論PCのCPUパワーに最も依存しますが)、製品によっては全然駄目だったり、かなり縮小する事が出来る優等生もいます。現在、カスケード接続したPreSonus社のFIRESTUDIO project & mobileとFocusrite Scarlett 8i6、TASCAM US-366、ベリンガー UMC204HD相当を取っ替え引っ替え使っていますが以下の結果となりました。US-366やUMC204はあまり良い結果ではありませんが、FIRESTUDIO project & mobileとScarlett 8i6はいい勝負になりました。ソフトウェア音源はレイテンシーによって演奏感覚が全く異なるので出来ればレイテンシーを詰める事が出来る新しいオーディオインターフェイスを物色中です。(笑)

2017年5月21日日曜日

体調不良

先々週の土曜日にサークルの定演があったのですが、風邪をひいていたメンバーがいてどうやらその風邪を貰ってしまったようです。先週月曜の夜から激しく悪寒がして体温が急上昇。火、水と38度5分を辺りをキープして極度の寒気と全身の痛みにうなされていました。今回は咳が酷くて自分の咳で目が醒める程で喉は痛くなる一方でした。木曜日には37度台に下がりましたが夜中にまた38度台に戻ったりと一進一退を繰り返し市販薬では全く歯が立たないので土曜日に漸く病院に行って診察、薬を貰ってきました。それでも相変わらず咳と痰が止まらず一体何時になったら治るのかさっぱり見当が付きません。以前は風邪をひいても2日くらいで治ったのですが最近は歳を取った所為か、ウィルスの質が悪くなったのか長引く事が多いです。一番気を遣うのが同居している親に伝染してしまわないかという事で、極力親との接触を避け換気扇を回しっぱなしにしています。今までの所、親は感染していないようでホッとしていますが。処方された薬の量5日分を呑み終わるまでに治りますかどうか。

2017年5月8日月曜日

WAVELAB PRO 9 アップデート

マスタリングの仕事と個人的な趣味の録音の編集を兼ねてSteinberg社のWaveLabを便利に使っているのですが、Ver.8.5から PRO 9にバージョンアップしたら、KORGのnanoKONTROL2のパンポットつまみに割り当てていた波形の時間軸及びレベル軸の拡大縮小機能が何故か使えなくなってしまい非常に不便な思いをしていました。ところが先日最新バージョン(9.0.35 ビルド642)にアップデートしたら再びこの機能が使えるようになっており、機能復活で嬉しい限りです。WAVELABには非常に有能な機能がてんこ盛りで自分にとってはレコード会社やプレス工場に納入するマスタリング業務には欠かせないソフトです。このソフトウェアはかなり昔に個人的な趣味でCD制作のために購入した同社のGet It On CDという製品のプロフェッショナルバージョンだと思うのですが、Get It On CDは他のCDライティングソフトを寄せ付けない程便利な製品であり、残念ながらマイナー故殆ど注目を集めなかったと思います。機能的には現在のWAVE LABに受け継がれているため私も永年愛用しています。余談ですが、本ソフトウェアはフランス人が一人で開発しているようです。まあ、バージョンアップで機能復活という事で嬉しくなってついついエントリーしてしまった次第です。(笑) 下の動画は実際に操作しているところをキャプチャーしたものです。


2017年5月4日木曜日

コンサート

浜松でのコンサートが終わり、先程帰宅しました。自分の演奏に関してはかなりあからさまなミスをしてしまって少し凹んでいますが、このような稀有な場に居合わせる事が出来、深く感謝しております。

故ジャンヌ・ロリオさんが率いるオンド・マルトノ六重奏団が初来日した時に渋谷に2日連続で聴きに行きましたが、当時私はまだ21歳でした。あれから随分と年月が経ちましたが、まさか自分が六重奏に参加させて頂けるとは夢にも思いませんでした。今回のコンサートは本当に貴重な体験で生涯忘れられないと思います。これから先も末永くこの楽器を続けていけたらと思います。

そして貴重な楽器を惜しげも無く練習に使わせて頂いた原田先生には感謝の気持ちしかありません。また出演者の皆さん、楽器博物館のスタッフの皆様にも感謝の気持ちで一杯です。ありがとうございました。

浜松では丁度3日から浜松祭りが始まり付近の道が午後5時から交通規制される為、早く車を出さなければならず終演後は楽器の搬出で慌ただしく(かなりの量でした)、折角来て下さった方にろくにご挨拶をする間もなく大変失礼致しました。

おかげさまで5時少し前に会場を出発する事が出来ましたがやはり疲れたらしく運転中に少し眠くなってきたので夕空に富士山がうっすらと見えたのを機に富士川サービスエリアで休憩を取りました。渋滞は多少ありましたが何とか無事に帰宅できました。
オンドがズラリと並んだ貴重なショット


富士川SAから望む富士山
(おまけ) 行きの東名高速由比PA付近で燃費値記録を更新しました。(笑)

2017年4月28日金曜日

ミヨー 10枚組CD

ネットを彷徨っていたら偶々ダリウス・ミヨー没後40周年記念CD10枚組を見つけて、信じられないくらい安かった事もあって速攻で注文しました。値段は10枚組で送料込み2668円、1枚辺り約267円という超破格値なので発売元には儲けが出るのか逆に心配してしまいます。(笑) 基本的にエラート・レーベル(現ワーナー)なのですが最近のレコード会社の統廃合故、当初ユニバーサルに売却されてその後ワーナーに移管されたEMI(フランス、パテ・マルコーニ)の録音も入っています。注目すべきは1961年録音の「オンド・マルトノとピアノのための組曲」でオンド・マルトノ愛好家にとっては真空管時代の古い楽器の音が収録されているこの1枚だけでも値千金の価値があります(演奏者は勿論イヴォンヌとジャンヌ・ロリオの姉妹)。他にも学生時代=若き青春時代に聴いたLP音源が収録されている事もあって聴いていて非常に懐かしい気持ちになりました。

我が一世一代の浜松でのコンサート(笑)が終わった少し後にピアノサークルの定演があってそこで弾く曲をダリウス・ミヨーの「春」第1輯に決めたのですが、本CD集に収録された音源はジャック・フェブリエ氏の演奏で古い録音という事もあって今ひとつ状態が良くなかったです。その意味ではLP時代に聴いたピアニストの方が演奏も洗練されていて断然良かったのですけれど。それに特に私が大好きな「ピアノとヴァイオリン、クラリネットの為の組曲」が収録されていなかったのが至極残念ではありますがまあ、何れにしてもミヨーの作品が充実したのは良かったと思います。

2017年4月27日木曜日

本日も練習

夜、師匠宅にお邪魔して伴奏合わせとオンドの練習をしました。楽譜は枚数が多くて譜面台に乗せる事が困難なので僅かに縮小して枚数を少なくするべく楽譜自体を作り直しました。曲想が切り替わる部分で改段及び改ページすると見通しが悪いのでレイアウトを詰めて変化する部分が段の最後にちょっと顔を出すように変更したら随分覚えやすくなり、また伴奏しやすくなりました。あともう少しですが時間がある限りピアノをガンガン弾こうと思います。

オンド・マルトノの方は随分コツが掴めてきました。まだ時々前の音を引っかける事がありますが8割方解消した感じです。やはりスタッカートまでは行かないまでもモルト・レッジェーロ(molto leggero)で弾くのが有効です(余談ですが音楽用語のleggieroは古い綴り方なんですね。現代イタリア語では" i  "が付きません。他にも楽語には古い綴り方が幾つかあります。まあ2~300年くらい前の用語ですからさもありなんですが)。自分はバスのパートなのでミスが目立ちやすく練習を始めた時は全く皆目見当も付かずどうしようかと悩みましたが漸く先が見えてきました。これも自由に楽器を練習させてくださった師匠のお陰と感謝してもしきれません。是非ともコンサートを成功させたいと願っています。

2017年4月21日金曜日

師匠宅にて練習

今日は夜、師匠宅にお邪魔してコンサートの練習をさせて頂きました。ピアノ伴奏は自宅では結構すんなりいくのですが、作曲者ご本人を目の前にしての演奏ではやはり緊張してしまって思わぬところでミスタッチが出てしまい冷や汗ものです。実に有り難い事に、作曲者直々の御指導を賜り更に完成度を高めたいと思います。

肝心のオンド・マルトノはやはり大変難しいです。鍵盤演奏の場面ではピアノのテクニックなど殆ど何の役にも立たない事を痛感しています。特に私の場合、トゥッシュと鍵盤の連携が最大のネックなのですが、今回はかなり長い時間自由に練習させて頂いて自分の弱点が見えてきました。やはり右手(鍵盤)の俊敏な動きというか「常に1音だけ」鍵盤に触れているという事がどれ程重要な事か今更ながら漸く理解できました。要するにピアノのレガート奏法的な運指では全く駄目で一旦それを完全に捨て去らなければなりません。スタッカートまでは行かなくてもそれに類似する機敏な運指方法でないと左右の指の連携は到底無理なのです。縁あって10年以上オンドに触れる機会が続いていますが、今回の練習でそれがやっと理解できた事は大きな収穫でした。セミコングランドピアノ並の高価な楽器であり、しかも自分のものではないので壊してはいけないと遠慮してナマクラな運指になっていたのが良くなかったようです。とはいえ貴重な楽器という事には変わりなく細心の注意を払って扱わなければならないのは当然ですが、その楽器を自由に弾かせて下さった師匠には感謝の気持ちしかありません。自分を抜擢して下さった師匠のご厚意に報いるためにも残り短い期間ですが全てに最優先して全力で練習する所存です。

2017年4月17日月曜日

練習

愈々浜松でのコンサートが近付いてきました。楽器の代用品で猛練習中です。(^^;
製作中断のまま5年以上放置していたトゥッシュユニットを急遽再改造し、
1オクターヴ14cmのミニ鍵盤キーボードを接続して練習に使用中。

2017年4月14日金曜日