2018年4月15日日曜日

JBridge導入

Cubaseは8.5までは32bit版を別途インストールできたのですがVer.9になってから64bit版オンリーになって32bit VSTプラグインが使えなくなりました。VSTピアノ音源The Grand(Ver.1)をずっと愛用してきたのでわざわざ8.5をアンインストールせずに残しておいて必要な時に立ち上げて使っていました。まあThe Grandを最新版にバージョンアップすれば良いのですが、デモを聴いた限りでは音色がちょっと違っているような感じで、ダンパーペダルを踏んで伸ばした音がそのまま自然に完全に消え去るまでの長い時間の全てがサンプリングされており(他のピアノ音源の殆どは自然に音が消える前に人工的なフェードアウト処理が施されています)、音の減衰途中に経験する振幅が膨らんだように感じるピアノ独特の弦のうねる様子が忠実に再現されるVer.1をなかなか捨てられないのです。

つい先日ギブソンに買収された所為で完全終了した製品開発が何とシンガポールの会社で再開され、しかもフリーで配布されるようになったCakewalk BandLab版を早速インストールしてみましたが、こちらは64bit版でも32bitプラグインがそのまま使えるんですよね。昔使っていたCakewalk Home Studio 2002(Windows7以降は正常に動作しなくなりやむなく使用を中断してCubaseに本格的に乗り換えました)を思い出してちょっと懐かしくなりました。(笑) やっぱり1つのソフトウエアで32、64bitのプラグインが両方とも使えるのは大変快適です。ならば無料になったCakewalkに乗り換えてしまえばと思うのですが、長い間Cubaseを使ってきてその操作性に慣れてしまったので以前使っていたものと同系列のソフトとはいっても機能が大幅に拡張された別ソフトなので再び操作手順に慣れるのがもう億劫で、それ以外にも何故か処理が遅くて待たされる(その間フリーズしたようになって何も出来ない)事が多く不安要素もあり、開発再開で無料化されたもののそれが何時(about画面には当面の使用期限が2018年10月5日と表示される)まで続くのか不透明で開発が再び突然終了する事も充分考えられます(無料なので苦情を言う筋合いでもない)ので、一度慣れてしまった、現行品でありユーザー数の多さから消滅しそうもないCubaseから全面移行というのは色々な意味でちょっと危険なのです。

そんなわけで64bitのホストプログラムで32bitプラグインが使えないかとネットを見ていたらJBridgeという優れものを見つけました。時間制限ありのデモバージョンをインストールしたらThe GrandがCubase 9でスンナリ使えるようになりました。これは感激です。プラグインのブリッジングファイルを新たに設置した専用フォルダーに格納した後、Cubase側でそのフォルダーを指定しなければなりませんが、優れたプラグインを使える事に比べればそんな事は大した手間ではありません。リアルタイムでの演奏性能に影響するレイテンシーも64bitネイティブのプラグイン使用時と変わらず非常に快適です。暫くデモバージョンを使っていましたがフルバージョンは現在の為替レートで2078円と非常にリーズナブルなので購入しました。今の所、32bit VSTインスツルメント、エフェクトともCubase 9で問題なく使えています。古いプラグインがどうしても使いたい場合に非常に有用で優秀なアプリケーションだと思います。但し、全てのプラグインが動作するとは限りませんのでデモバージョンで予め動作確認してください。
JBridgerを起動して64bit hostを指定する。

ブリッジングファイルを格納するフォルダーを指定する。
これを行う前に予め専用フォルダーを作成しておきます。
ブリッジングファイルの生成が終了したら、後はホストアプリケーションでプラグイン格納フォルダーを指定するだけです。64bitホストアプリケーションで読み込めるようになった32bitプラグインにはファイル名の末尾に".64"の文字列が自動的に付加されるので、プラグイン選択欄でも容易に識別できます。現在まで特に不具合もありません。

2018年4月3日火曜日

ミニギターアンプ

ギターを入手してから大体毎日触っています。ギターアンプがないためオーディオインターフェイスに繋いでヘッドフォンで聞きながら練習していますが(笑)、その度にいちいちパソコンやDTMソフトを立ち上げるのが面倒なので小型のギターアンプを物色し始めました。VOXのamPlug2でもいいのですが楽器本体より高い(笑)ので、スピーカー付で安いもの(買ったギターと大体同じ価格)を見つけてJOYOというメーカーのMini Amp JA-01を買ってみました。尚、JOYOは中国のメーカで、有名エフェクターのコピー(パクリ)商品でよく知られているようです。(笑)
外観は安いラジオみたいですが本体側面には一応ヘッドフォン端子をはじめとして外部入力端子やACアダプター端子が一通り付いていてなかなか便利です。日本のメーカーからもこういう大胆不敵な商品を出して欲しいなぁ。(笑)
スピーカーの音質は外観から大体想像できると思います。(笑) まあ、ほぼ中音域のみの超ナローレンジで音も割れやすいですが私のような初心者の練習用には充分だと思います。電源スイッチを兼ねてクリーンとディストーションの切り替えスイッチがあって、ディストーションモードにするとゲインを上げて歪ませるという塩梅です。勿論ヘッドフォンも使えますし、ヘッドフォン使用時はスピーカから音が出なくなります。使用電池が006P 9Vなので持ちはイマイチですが、互換性がある充電式のニッケル水素電池を持っているので無問題です。ただ、ギターに付けてみるとやっぱり大きいですね。しかも不格好。(笑)
重量もあるので一定方向のみを向けさせておく事が困難で重い方を下にくるっと廻ってしまうのはご愛敬。(笑) まあギター直結コードレスなので気軽に使えるし思ったほどひどい音ではないのでそこそこ満足しています。(^^;