2021年8月29日日曜日

ライブラリー移動

 貯まった楽天ポイントで500GBのSSDを購入しました。先日換装したSSDと同じくWestern DigitalのWD BLUEです。システムをインストールする訳ではないのでちょっと安いCrucialのものにしようかと思ったのですが、ネット上ではあまり芳しくないレビューが散見されたためWDにしました。SSD増設の目的はソフトウェア音源のライブラリー格納専用にするためです。システムディスクにライブラリーがあるとシステム&ライブラリーという事でディスクアクセスの頻度が上がるのではという思い込みからですが(^^;、システムディスクの容量を少しでも多く空けておきたいという思惑もありました。

早速新しいSSDをフォーマットしてライブラリー専用として増設し移動を開始しましたが、最近のソフトウェア音源はライブラリー格納場所が容易に変更できるようになっているので特に苦も無く完了しました。しかしThe Grand (ver.1)だけは古い音源なので移動すると色々と不具合が出たため元の場所に戻し移動は諦めましたが、移動したライブラリーファイルの合計は約120GBと思いの外大きく、システムディスク(システム&ソフトウェア)の合計198GB(ライブラリー移動後)の6割程で既に増設したディスクスペースの1/4を占有してしまいました。SSDに換装する前から音源ライブラリーは専用のドライブに移動したいと考えてきましたが漸く実現できました。システムの安定化とアクセススピードが上がれば御の字なのですが体感的には殆ど変わりません。それでも移動した事で精神的にスッキリしました。(^^;

2021年8月22日日曜日

steinberg The Grand (1) 再インストール

ピアノ音源 steinberg The Grand (Ver.1) のパッケージを久し振りに引っ張り出してきて現行PCに再インストールしました。以前のエントリーにも書きましたが、この音源は音を長く延ばした時に途中でフェードアウト処理せず本当に音が消えるまで丁寧にサンプリングされており、音が延びている時にもピアノ特有の「うなり」がちゃんと再現される秀逸な音源で勿論収録に使用された楽器の音色も良いのでなかなか手放せません(最新バージョンThe Grand 3も持っていますが、ここまで丁寧な作りではありません)。先日いきなりPCの調子が悪くなってHDDをSSDに換装してWindows10を新規インストールしたのでそれまで使っていたソフトウェアや音源類を再インストールする羽目になり一通りの復元作業がほぼ終了したので最古参の音源を再復活させました。もう20年近く前の製品で、当時のPCやオーディオインターフェイスの性能ではレイテンシーがあまりにも大きくてリアルタイム演奏は不可能だったためにMIDIピアノ(キーボード)の内部音源を鳴らしながら演奏してCubaseやNuendoなどのDAWにMIDIデータとして記録したトラックを演奏後この音源に割り当ててオーディオファイルとして書き出すという面倒くさいことをやっていました。(笑)
パッケージ表
パーケージ裏の必要最小システム表示
MacOS9時代にPowerPCで使い始めたものの処理速度の点で使い物にならなかったため(当時はDAWといえどもMIDIシーケンサーとしての側面がまだ大きくてオーディオ波形データを自由自在に扱うレベルにはまだ達していませんでした)、自作PCを新調してWindows Meだったか2000に乗り換えましたがそれでも処理速度が足りず、結局大幅にスペックアップした自作PC上のXPで漸くまともに動作するようになり、Windows7にアップグレード、その後またまたクリーンインストールなしでアップグレードしたWindows10で使い続け今に至ります。パッケージを見ると対応OSがWindows95、98、ME、2000(MacではOS9.x)と表記されているので、クリーンインストールしたまっさら状態のWindows10にそのままインストール出来るのか非常に不安でしたがオリジナルのCD-ROM(DVDではないところが時代を感じさせます)3枚から何も問題なく無事にインストールが完了しました。32bitプラグインなので以前と同様にJBridgeを使って64bitに対応させて問題なく動作し旧PC環境復元の大峠は越えました。(笑)

余談ですが、パッケージの中に買った時のレシートが残っていて2002年2月26日(火)19:33に新宿西口のヨドバシカメラで29,715円(税抜28,300円、2,972ポイント発生)で購入しています。オリジナルのCD-ROMは紙ジャケットに入っているのですが、ディスクに傷がついて読み取りエラーが出るのが嫌で(紙って結構硬いので傷が付きやすいのです。だから今流行り?の紙ジャケットCDは嫌いです)、直ぐに別途CD4枚収納のプラケースを買ってその中に入れて保管していました。懐かしい。そのお陰かどうか分かりませんが長い時空を経ても何のエラーも無く、あっさりとインストールが完了。当時プラケースに入れ直した自分でもまさか約20年後に再インストールするとは夢にも思いませんでした。(笑)あとは、Windowsのようにシェアが圧倒的に大きいOSの場合はMacのようにユーザー無視のOS及び規格の切捨てが簡単に出来ないので、当時はMacフリークでWindowsは余り好きではありませんでしたがOSXを機にMacに見切りを付けてWindowsに乗り換えたのも幸いしたかも知れません。まあ、Windowsだって今後大幅に変わってしまう可能性が無い訳ではありませんのでその時が来たら流石に諦めますが。(笑)
The Grand の発売元であるsteinberg社のいいところは、相当古いソフトウェア(steinberg銘で発売していたハードウェア用のドライバー類も含む)でも自社のftpにアーカイブが残してある事です(勿論全てではなくサポートも一切ありませんが)。以前は造作なくftpにアクセス出来たにも拘らず現在のブラウザーではリンクをクリックしても何の反応もせずダウンロードするには一工夫必要なのでちょっと難儀しましたが、The Grand(ver.1) 用のアップデーターもちゃんとあり、自分のは1.00だったので最終バージョン1.06に無事アップデートする事が出来ました。これは本当に有り難くて、ローカルや保存媒体に当時のアップデーターが残っていなくても20年前のソフトウェアが未だに最終バージョンにアップデートできるなんて他では余り考えられない事です。ftpを見ているとAtariというフォルダーがあったので極初期!のCubaseのものまであるようです。実に素晴らしい!

2021年8月21日土曜日

マイクプリBlueTube DP V2の電球交換

 PreSonus製マイクプリアンプBlueTube DP V2のVUメーター内部照明ランプが切れてしまったので交換しました。このマイクプリは中古で購入したもので、以前のブログ記事でもご紹介した内部基板を支持している部分が壊れて自分で部品を買ってきて修理したのでメーカーサポートが受けられない事と、もし修理受付されたとしても技術料という名目の費用がかなりかかりそうなので自分で交換しました。分解するのには結構手間がかかります。まず背面のXLRコネクターを留めている捻子を9本外し、左右側面の金属外装(捻子4本)を外し(真空管を交換する時はここまで)、更にVUメーターが格納されているプラスチック部品を外すためにボリュームノブ4つを留めているナットとワッシャーを外し、プラスチック部品を固定している透明テープを剥がして漸くVUメーター内部にアクセスできます。オリジナルの電球は左右からそれぞれリードが出ている横長のものでバルブに青いフィルターがコートしてありました。半田付けされていたので外して同じような形状の電球をネットで探したところ12V仕様のものは見つかりましたが、本機に使われている電球は15V(基板上に15Vの表記があり実際にテスターで測ったところ14.98V)で12Vのものは使えません。中途半端な電圧なのでなかなか無くて、漸くネットオークションで15Vの麦球を見つけましたが横長ではなくてリードが下に2本出ている縦長のタイプでした。横長のものと比べると配光特性が異なるのでどうかとは思いましたが他に15V仕様の電球が見つからなかったためあるだけ有り難いと思って購入しました。その他に通販で電球色のLEDも購入してみましたが別途点灯用の固定抵抗器が必要で最低10本単位でしか購入できなかったので今回は取り敢えず麦球で修理しておいてまた切れたら次はLED化しようと思います。

VUメーターの電球を麦球に交換
画像変更しました(20210826)

性能が悪いガラケーのカメラの画像では全く参考にならないため、実際の見え方となるべく同じになるように露出補正したコンデジで撮り直しました。明るさは丁度画像のような感じで配光はオリジナルの電球に比べると中央部分が少し暗い感じはしますが視認性には特に問題ありませんので暫くはこれで大丈夫でしょう。

2021年8月12日木曜日

メモ

Google Chrome ブックマークの復元

以前はブックマークをhtmlファイルに書き出して遣り取りしていましたが、インポートすると表示される順番がグチャグチャになるので以前と同じ順番に並び替えるのが非常に面倒でした。何とかその儘の状態で移動できないかと思って今回の再インストールで以下を試してみた処上手くいきましたので備忘録としてエントリーしました。

(復元)元のドライブ名:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Google\Chrome\User Data\Default フォルダにある"Bookmarks"と"Bookmarks.bak" ファイルをコピーして、現在使用している(復元先の)新しいドライブ名:\以下同じ階層にペースト。これで以前使用していたブックマークが全く同じ状態で復活しました。但し、バージョンが変わるとファイルの位置も変更される可能性があります。

尚、あくまでも自分用の備忘録なので、同じようにやって上手くいかなかったりシステムがおかしくなっても一切責任は取れません。悪しからずご了承願います。

2021年8月11日水曜日

お詫び

 久し振りにブログにアクセスしてメニューを弄っていたら幾つかのエントリーにコメントを頂いていた事がわかりました。コメントを頂くと通知が来るように設定しているのですが、全く音沙汰が無かった為まさかコメントを頂いていたとは思いもよらず非常に焦りました。中には数年前に頂いたコメントもあって実に失礼千万、今更ながら急遽返信いたしましたが時既に遅し、本当に申し訳ございませんでした。このような場末のブログにも拘らず丁寧なコメントを頂戴しまして心より感謝申し上げます。

今後はこのような粗相が無いように細心の注意を払って行く所存ですので、今後ともご愛顧の程、よろしくお願いいたします。コメントを頂戴した方々には重ねてお詫び申し上げます。

2021年8月10日火曜日

PCクラッシュ〜復旧

 先月末頃からオーディオインターフェイスのドライバーの挙動が怪しくなり、インターフェイスのコントロールパネルが開かなくなったりDAWソフトウェア上でインターフェイスを認識しなくなった(OS上では認識して使える)ので、ドライバーのアンインストールや再インストール、再起動を繰り返していたら何だかPCそのものの具合が益々おかしくなってきて、ここぞとばかりにレジストリークリーナー(外部ユーティリティー)を実行したのが運の尽き、デスクトップに置いてあるソフトウェアのショートカットアイコンをダブルクリックしても訳のわからない警告ダイアログが出て全く起動しなくなってしまいました。幸いファイルのコピーだけは出来たので急いで外部メディアに必要なファイルを待避させて怖々再起動したら「修復します」と一応は修復する素振りは見せるものの、最後の再起動段階で何分待ってもハードディスクが全く反応しなくなり二進も三進もいかなくなりました。

何度やってみても同じ事の繰り返しなので、ダメだこりゃ!という事でOSの再インストールと思ったのですが、肝心のPCが動かないのでインストールディスクを作ることも出来ず、苦し紛れにiPadやアンドロイド端末でファイルのダウンロードを試みるも途中でエラーが出て途方に暮れていた処、マザーボードの構成などが原因でWindows7にアップグレードできなかった古いPCが10年位押し入れの中に眠り続けている事を思い出してダメ元で早速電源を入れてみたらちゃんと起動して懐かしいXPが立ち上がりました。よく見たらDVDドライブを2台、しかも1台はブルーレイディスク再生対応という豪華(笑)仕様で随分金をかけていたんだなあと感慨も一入。折角ですが、あまり感慨に浸っている余裕もないので、早速インターネットにつないでWindows10のISOディスクイメージをダウンロード、DVDに焼いて起動ディスクを作成する事が出来ました。処分しないで本当に良かった。本当に助かりました。(笑) 今のPCに戻りディスクをBDドライブに入れて再インストールを実行しましたが、起動ドライブを変更するためにBIOSを弄るのも久しぶりでそういえば昔Windows7をインストールした時にはシリアル番号を入力した記憶があるのですがWindows10の場合は取り敢えず空白の儘でもインストールが開始できたので大丈夫かな、後で立ち上げた時にシリアルを要求されて入力しないと使えないなんて事はないよなぁ?とちょっと不安が過りました。

無事にインストールを始めましたがどのパーティションにするかという処で迷いが生じ、というか1台のHDDを殆ど同じ容量で区切っていたので、何処が元々のシステムが入っていた領域かが判断できず、一旦中止となりました。間違えてデータ保存用のパーティションにインストールしてしまうと折角その儘残っているデータが全部消滅してしまうので安全のため元のHDDに再インストールするのはやめにして新たに1台HDDを用意しようと思い立ち、この際なのでSSDにしようと翌日近所の家電量販店に買いに行く事にしました。念のため購入前にネット通販サイトのカスタマーレビューを見てみましたが、某密林では、新品を買った筈なのに中古品が送られて来て大激怒というような記事が幾つかありやっぱりちょっと危ないですね。不良が出た場合に直ぐ交換返品が出来るので翌日家電量販店で3.5インチ→2.5インチ変換ベイ、SATAケーブル、分岐用電源ケーブルと一緒にWestern Digital WD BLUE 1TBを購入しました。やはりネット通販よりは少し高かったですがまあ安心料ということで我慢します。それにしてもSSDは軽くて小さいですね。モーターなどのメカニズムがない半導体オンリーなので軽いんでしょうが今迄のハードディスクドライブのイメージからするとかなりプラスチッキーです。まあ、ちゃんと動いてさえくれればどうでもいい事なのですが。(笑)

SSDの外箱
帰宅後早速取り付けて再インストールしました。以前Windows7をインストールした時には文字入力や選択する項目が沢山あり、何度も再起動を繰り返して半日くらいかかった記憶があるのですが、今回は最初にキーボードの種類を選択したり最後にPINを設定する位しか入力項目がなく、1時間程度で終わってしまって拍子抜けです。(笑) 早速正式に起動してみるとやっぱり早いですね。今迄は起動してから安定してちゃんと操作を受け付けるようになるまで5~10分くらいかかって苛々していましたがさすがはSSD、あっという間に起動安定します。まあ、今迄は7から10にそのままの状態でアップグレードして長期間使っていたので不要なゴミ等も増えて重くなっていたのだと思いますが、クリーンインストールはサッパリして実に気持ちがいいです。もしかしたらまだ使う事があるかも知れないと、普段殆ど使わないソフトウェアを中々アンインストール出来ずに残しておいた為にディスクスペースを圧迫していたのがまさかの強制リセット、一種の断捨離みたいなものですかね。(笑) これまでは、もう暫くしたらシステムドライブ(パーティション)の部分だけSSDにクローンコピーして再利用しようと目論んでいましたが、そうするとソフトウェア類の再インストールは免れるものの蓄積された矛盾もそのまま引き継ぐ事になってしまうので、早晩再びシステムトラブルが起きる事になったでしょう。

クリーンインストール後は一番面倒なソフトウェアの再インストールですが、最近は特に音楽制作用のソフトウェアは開発元のサーバーにシリアルナンバーや購入履歴が保存されており、USBドングル内には登録情報が格納されているので思ったほど手間がかからずに済みました。普段は煩わしいと感じるプロテクションですがまっさらの状態に再インストールする場合には、特にUSBドングルの場合はシリアルナンバーを入力せずともソフトが普通に起動するのでその一面では便利でした。ただドングルが壊れた場合は大変な事になりますが。実は自分にとって音楽用ソフトよりも重要なのがメールソフトで、JUST SYSTEMのSHURIKENというソフトウェアを2001年から使っていて、その頃(昔契約していたプロバイダーのメールアドレス宛のもの)から現在迄のユーザー登録やサポート問い合わせ、仕事等の超重要なメールは全部保存してあるのですがそれがちゃんと復旧できるかが一番のポイントでした。ソフトウェアのバックアップを保存してある筈ですが、かなり階層の深い場所に保存してあり見つけ出すのに時間がかかりました。データの方もいろんな場所に保存してありどれが最新のものか実際にリストアしてみないとわからなかったため、なかなか時間がかかってしましましたが、ようやく復旧したときには「やったぜ!」思わず声を上げてしまいました。(笑) このメーラーは毎週日曜日にバックアップを取る設定にしてあり、もう20年使ってきて手放せないです。同じ開発元のワープロ一太郎も長く使って来て馴染んでいて、過去にピアノ仲間と開催したコンサートのプログラムなどもあるので見つけ出して再インストールしました。数あるフォントは元システム領域にあったファイルからダブルクリックで再インストール。フォントについてはワープロのみならず楽譜制作でも必須なのでこれまでに集めたものは一種の財産ですよね。

という訳で一時はどうなるかと気を揉んだPCは何だかんだで1週間位かかってほぼ復旧しました。後は32bitソフトウェア音源の再インストールですがこれはまあボチボチとやっていきます。心配だったWindows10のシリアルですが、新しいドライブにインストールしたらヤバいかなと思ったものの、同じPCであれば特に問題ないみたいですね。今回得た教訓は、普段からのデータのバックアップは勿論ですが、システム用とデータ保存用のドライブはパーティションで分けるのではなく物理的に別のドライブにしておくべきだという事、システムの再インストールは新しいドライブに行い、これまで使っていたドライブはデータ保護の為に最大限手つかずの儘残すべき、PCがどんなに不調であってもレジストリーには絶対に触る勿れ(特にWindows10では余計な事をする必要が無い為ご法度)、です。所謂システム修復系のソフトウェアももう懲り懲りなので今後は一切使わないつもりです。