2017年3月23日木曜日

メガネフレーム交換

メガネのテンプル(耳かけ)とリム(レンズが入る枠)を接合するヒンジのビスが緩んでいたのでネジ回しで締めたらいきなり空回りするようになりました。ネジが削れてバカになったのかなと思ったら何とビスの根元部分(軸)とドライバーが入る部分(頭部)が切断してビスの軸部分だけがヒンジ穴に残ってしまいました。手持ちの工具で外そうと試みましたが全く外れそうにもないので買った眼鏡屋に持っていきました。店員の説明ではヒンジに残ったビスを無理に外すとフレームがダメになるとのことで、今の所テンプルはリムから外れないのでこのまま使うか、同じ形の新しいフレームに交換するかどちらにするかと訊かれたので、取り敢えず交換を依頼しました。但し2年くらい前に作ったメガネなので同じフレームが今現在も新品で在庫があるかどうかはわからず、一応他の店舗に残っていないかどうか確認して貰ったらセール品で同じものが残っているとのこと。しかも販売価格の半額で交換できるということで早速取り寄せてもらって交換しました。

同じフレームでもさすがは新品、かけ心地が全然違いますね。ピッタリとフィットしてズレないのでレンズの中心が眼球の中心によく合いかなり見えやすくなりました。今迄使っていたフレームは微妙に変形して緩くなっていて頭の向きを変えたりするとズレやすく、傷や塗装の剥がれ、鼻あて内の金具の腐食などもありかなり草臥れていたことがわかりました。僅かな出費で直り、非常に快適です。お店には本当に感謝です。今迄はメガネを外すとその辺にほっぽっておいたりとかなり手荒に扱っていたので、これからは外した時は必ずケースに入れるようにします。

2017年3月18日土曜日

グラスに釣られて

ヒューガルデン ロゼ 限定デザインボックスを買いました。普段自分用にこういう高いお酒は買わないのですが在庫処分特価で安売りしていてグラスほしさについつい衝動買いです。(笑)
付属のグラスは以前川崎の外国ビールを飲ませる店で出たもののとほぼ同じでかなり確りしたグラスです。
更に裏側にはLIMITED EDITIONのプリントがあり
限定品好きの心を擽ります。(笑)
こういうグラスは大抵輸入販売業者が外部の国内ガラスメーカーに発注して製造したオマケが多いのですがこのグラスにはSAHMのロゴがプリントされていたのでネットで調べたらドイツの飲料産業用グラスメーカーでヒューガルデンロゴの専用純正品も作っていてちゃんと市販していました。
saHmマークの下の線が33cl(330ml)の位置
通販でも購入でき、110、420、820mlの3種類ありました。これは528mlなので市販品にないサイズのようで、420mlが600円弱くらいなので実質700円くらいでしょうかね。ビール4本+純正グラスで1200円弱だったのでかなり安く買えた感じです。(笑)
早速グラスに注いで飲んでみましたがロゼというだけあってビールよりはワインのような感じでかなり甘かったです。画像では綺麗な色に写っていませんがかなり明るい赤色です。ホワイトに較べるとアルコール度数も低めでちょっと物足りないですが、これはこれで美味しいです。グラスによってかなり味が変わるので次はこのグラスにホワイトをたっぷり注いで飲みたいですね。

2017年3月12日日曜日

三菱鉛筆削り器 KH-18の修理

三菱鉛筆製の小型鉛筆削り器 KH-18 のクリップのゴムが経年劣化してボロボロになり鉛筆を挟んでも空回りしてうまく削れなくなったので修理しました。
↓先ずこの穴の部分にプラスドライバーを入れてネジを外すとクリップの部分が本体から分離します。
↓分離したクリップ部の裏側下にある四角い穴にマイナスドライバーを入れて爪を外して更にカバーを分解します。
↓これが分解後の全ての部品です。
↓経年劣化して切れた、鉛筆を保持する部分に巻いてあったゴム部品。所々ヒビが入っていて再生使用は出来ません。
↓メーカーに部品を注文すれば即解決かも知れませんが、取り寄せが面倒くさそうなのでこのゴム部品の代用として以前ホームセンターで購入した防振用のゴムシートを使う事にしました。
↓オリジナルのゴムの幅に近くなるように取り敢えず大雑把に切り出します。実際にクリップに巻きながら部品の幅に合うようにカッターで調整します。さらにリング状にするために接着剤を使うのですが、重なる部分の表面にヤスリがけをして荒らして接着剤が良く付くように予め加工しておきます。
↓これも以前に靴底を補修した時に購入した強力接着剤で1本300円しなかったと思います。ヤスリがけした部分に薄く均一に塗ってベタベタしなくなるまで約15分ほど乾かしてから圧着します。
↓接着してリング状に加工したゴムをクリップのプラスチック部品に取り付けます。オリジナルのゴム部品はこのシートの1.5倍くらいの厚みがあるので2重になっている接着部分が丁度鉛筆に当たる側になるように嵌めます。さすがは靴用の強力接着剤、少しきつめのサイズにしましたが全く剥がれる様子はありません。
↓クリップの軸受けにはサンハヤトのプラスチック用グリースPGR-57、金属同士で擦れ合う部分に石鹸グリースを塗ってから部品を元通りに組み上げカバーを取り付けます。
本体に戻しネジ留めして修理完了です。使ってみたところバッチリ鉛筆を保持して滑る事がなくなり快適です。あとは耐久性がどのくらいあるかですね。劣化したらまた修理しますのでその時に報告します(覚えていたら・・・(笑))。

2017年3月9日木曜日

ナショナル・クーガ118のジャイロアンテナ修理

仕事の忙しさにかまけて長らくサボっていたブログを漸く更新しました。(^^;

私が小学校を卒業して中学校に進学した当時海外短波放送を聴取する趣味(BCL)が大流行していて、親にねだって今は無き秋葉原の石丸電気2号店で買って貰ったナショナル(パナソニック)の短波ラジオ、クーガ118(RF-1180)のジャイロアンテナが何故か急に自立しなくなったので分解修理しました。ジャイロアンテナは中波放送を受信する際に回転させて放送局の送信アンテナと直角の向きに合わせる事により受信効率(感度)を上げるアンテナで、ナショナル製のラジオ、クーガのトレードマークみたいなものでした(現在でもパナソニックの製品のホームラジオにはジャイロアンテナを装備した商品があります)。このアンテナを把手代わりにして壊してしまう例が多いのですが、私はそのように乱暴に扱った事は一切なく、最近遠方の中波放送を受信するためにジャイロアンテナを使おうとして持ち上げたら何かが引っかかるような手応えを感じた直後に自立しなくなりました。暫くその状態のままで使っていましたが、丁度仕事の納品が終わって一段落しましたので修理に着手した次第です。

まず、ラジオの裏蓋を外しジャイロアンテナユニットを取り付けているネジを外し本体から分離してメカニズムの様子を見たのですが何処が故障しているのかよくわからなかったのでアンテナから本体に接続している4本(青、水色、灰色、白)のリード線を半田鏝を使って全部外します。ラジオ本体から完全に分離したジャイロアンテナユニット内のアンテナを自立させる役割をする金具を外してみると何故かバネのコイルの間にベアリング球が挟まっていました。これでは金具にベアリング球が接する事もないのでアンテナが自立しなくなる訳です。おそらく製造時に塗布されたグリースが経年劣化で硬化してしまったところに力が掛かり故障したと推察します。外した金具やスプリング、ベアリング球を無水エタノールで洗浄し、歪んだバネはなるべくオリジナルの形状に戻すべく修理します。ジャイロアンテナを構成するプラスチック製の部品には幸運な事に全く破損がなかったのでバネとベアリングを所定位置に配置して角度調節用の金具を取り付け新しいグリースを塗り込みます。しかし非常に微妙な部分なのですんなり一度では終わらず、何度も失敗を重ねて漸くバネ、ベアリング、金具を元通りの位置に納めました。この状態でジャイロアンテナが自立するかどうかを確認したところ元通りに快適に動作するようになったので本体に組み込み、外したリード線を所定の位置に元通り半田付けして修理完了です。さすがに40年以上経っているグリースはかなり劣化して粘着力が強くなっており触った手がベトベトになったため石鹸ではなかなか落ちずKUREのニューシトラスハンドクリーナーで手を洗って漸くスッキリしました。

組み上げ後はジャイロアンテナが元通り確りと自立して快適そのものです。ただ、内蔵アンテナを保持しているスポンジが劣化しておりアンテナケースの僅かな隙間からボロボロと落ちてきます。掃除機で吸い取りましたが未だ若干残っているようです。クーガ118はダブルコーンスピーカーに加えてラウドネススイッチや高音や低音が独立して調節できるので非常に音質が良くラジオ自体の感度の劣化も殆どみられないのでこれからも長く使っていきます。フィルムダイアル越しに気持ちだけは諸外国へトリップしていた若い頃が懐かしいですね。そういえば、本機に装備されているMPX(マルチプレックス) OUT端子にFMステレオ復調ユニットを繋いでFMステレオチューナーとしても使っていました。40年以上愛用してきたラジオの寿命が先か、自分の寿命が先かは神のみぞ知る。(笑)
新品で購入してから40年以上の付き合いになる
若い頃の思い出が沢山詰まった愛機ナショナル・クーガ118
(National Panasonic COUGAR RF-1180)
修理後はジャイロアンテナが確りと自立するようになりました。
ジャイロアンテナからの配線
取り外したジャイロアンテナから出ているリード線