2012年12月22日土曜日

雑誌付録のUSB DAC付ヘッドフォンアンプ

午前中、親の診察の付き添いで病院に行きましたが、その待ち時間に近所の本屋で Stereo 誌 1月号付録付きを見つけて買ってきました。付録は老舗オーディオメーカー LUXMAN 製の USB DAC 付ヘッドフォンアンプ(LXU-OT2)で、帰宅後早速試してみました。この手の付録は大概が完成品で、半田付けをしなくてもそのままで直ぐに使えるものが多く、本品も付属の USB ケーブルをパソコンに接続して何の問題もなく快適に動作しました。最大 48KHz 16bit までにしか対応していないのが少々残念ではありますが、2800円(総額2800円-本代1000円=付録のみでは実質1800円)なのでハイレゾ対応は無い物ねだりというものです。今メインで使っているPCオーディオ再生ソフトは KORG の Audio Gate なのですが、これはサンプリング周波数とビット深度をリアルタイムで高音質変換してくれる優れものなので USB DAC が最大 48KHz 16bit でも全く問題ありません(勿論、ハイレゾ音源はネイティブで再生できませんが)。

さて試聴した結果は、価格対性能比が抜群で、さすがは LUXMAN の設計と思わせる高品位なものでした、少なくとも駄耳の自分には音質的に全く文句のつけようがありません。(笑) ネット上では本品よりも高価なDACと比較したりしていろいろと難癖をつけている評価も散見しますが、それはナンセンスでしょう。実際、安物の音楽制作用オーディオIFには残念なものが多いのも事実ですが、LXU-OT2 は特段ノイズが乗る事もなく(私の環境ではSN比も全く問題なし)、音の輪郭がしっかりとしていて分離が良い上にヘッドフォンをドライブするパワーも充分で、LUXMAN オリジナルの金メッキ処理された USB ケーブルが付いている上に、オペアンプを交換して音の違いを楽しめるオプションまで用意されている事を考えれば、この価格でこれ以上一体何を望むんだろうかと首を傾げてしまいます。もう少し心に余裕を持った方が楽しく生きられると思いますが、まあ大きなお世話ですね。すみません。(笑)


画像の通り、基板が剥き出し状態(一応プラスチックのカバーは付属しています)なので別途しっかりしたケースに入れる必要はありますが、それも楽しみの一つです。唯一惜しいと思うのはヘッドフォン端子がミニジャックという事で、これが標準ジャックであれば完璧でした。しかし、自分で一つ一つ部品を集めて作ったらとてもこの値段ではできない訳で、しかもプリント基板のパターンが絶妙な曲線を描いていて美しく、実用に充分耐える付録をつけてくれた事に唯々感謝です。

2012年12月13日木曜日

今更ながらUSB2.0カード導入

マザーボードに装備されたUSB2.0端子にオーディオIF(インターフェイス)を繫いで使っていたのですが、時々IFを認識していなかったり、サンプリング周波数を変えられなかったり、デジタル特有のノイズが出たりで結構動作が不安定でした。現在CDのマスタリング作業をやっているのですがこのままでは仕事にも差し障りがあるので、AREAのUSB2.0ポート増設PCIボード(SD-U2V6212-4E1B)を導入してみました。チップはVIAですが、オーディオIFを問題なく認識し、動作も非常に安定しているので一安心です。今使っているマザーボードはUSB3.0がメインで2.0は端子数も少なくオマケのような感じです。3.0端子にオーディオIFを繫いだら全く動作しなかったので2.0に繫いでみたのですが前述の通りこちらも非常に不安定で、再起動し直したりと不便極まりなかったですが、取り敢えず増設カードのおかげで問題解決しました。カードは680円だったのでコストパフォーマンスも大変良好です。