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2017年5月5日金曜日

浜松市楽器博物館のFBから

2017年5月4日木曜日

コンサート

浜松でのコンサートが終わり、先程帰宅しました。自分の演奏に関してはかなりあからさまなミスをしてしまって少し凹んでいますが、このような稀有な場に居合わせる事が出来、深く感謝しております。

故ジャンヌ・ロリオさんが率いるオンド・マルトノ六重奏団が初来日した時に渋谷に2日連続で聴きに行きましたが、当時私はまだ21歳でした。あれから随分と年月が経ちましたが、まさか自分が六重奏に参加させて頂けるとは夢にも思いませんでした。今回のコンサートは本当に貴重な体験で生涯忘れられないと思います。これから先も末永くこの楽器を続けていけたらと思います。

そして貴重な楽器を惜しげも無く練習に使わせて頂いた原田先生には感謝の気持ちしかありません。また出演者の皆さん、楽器博物館のスタッフの皆様にも感謝の気持ちで一杯です。ありがとうございました。

浜松では丁度3日から浜松祭りが始まり付近の道が午後5時から交通規制される為、早く車を出さなければならず終演後は楽器の搬出で慌ただしく(かなりの量でした)、折角来て下さった方にろくにご挨拶をする間もなく大変失礼致しました。

おかげさまで5時少し前に会場を出発する事が出来ましたがやはり疲れたらしく運転中に少し眠くなってきたので夕空に富士山がうっすらと見えたのを機に富士川サービスエリアで休憩を取りました。渋滞は多少ありましたが何とか無事に帰宅できました。
オンドがズラリと並んだ貴重なショット


富士川SAから望む富士山
(おまけ) 行きの東名高速由比PA付近で燃費値記録を更新しました。(笑)

2017年4月27日木曜日

本日も練習

夜、師匠宅にお邪魔して伴奏合わせとオンドの練習をしました。楽譜は枚数が多くて譜面台に乗せる事が困難なので僅かに縮小して枚数を少なくするべく楽譜自体を作り直しました。曲想が切り替わる部分で改段及び改ページすると見通しが悪いのでレイアウトを詰めて変化する部分が段の最後にちょっと顔を出すように変更したら随分覚えやすくなり、また伴奏しやすくなりました。あともう少しですが時間がある限りピアノをガンガン弾こうと思います。

オンド・マルトノの方は随分コツが掴めてきました。まだ時々前の音を引っかける事がありますが8割方解消した感じです。やはりスタッカートまでは行かないまでもモルト・レッジェーロ(molto leggero)で弾くのが有効です(余談ですが音楽用語のleggieroは古い綴り方なんですね。現代イタリア語では" i  "が付きません。他にも楽語には古い綴り方が幾つかあります。まあ2~300年くらい前の用語ですからさもありなんですが)。自分はバスのパートなのでミスが目立ちやすく練習を始めた時は全く皆目見当も付かずどうしようかと悩みましたが漸く先が見えてきました。これも自由に楽器を練習させてくださった師匠のお陰と感謝してもしきれません。是非ともコンサートを成功させたいと願っています。

2017年4月21日金曜日

師匠宅にて練習

今日は夜、師匠宅にお邪魔してコンサートの練習をさせて頂きました。ピアノ伴奏は自宅では結構すんなりいくのですが、作曲者ご本人を目の前にしての演奏ではやはり緊張してしまって思わぬところでミスタッチが出てしまい冷や汗ものです。実に有り難い事に、作曲者直々の御指導を賜り更に完成度を高めたいと思います。

肝心のオンド・マルトノはやはり大変難しいです。鍵盤演奏の場面ではピアノのテクニックなど殆ど何の役にも立たない事を痛感しています。特に私の場合、トゥッシュと鍵盤の連携が最大のネックなのですが、今回はかなり長い時間自由に練習させて頂いて自分の弱点が見えてきました。やはり右手(鍵盤)の俊敏な動きというか「常に1音だけ」鍵盤に触れているという事がどれ程重要な事か今更ながら漸く理解できました。要するにピアノのレガート奏法的な運指では全く駄目で一旦それを完全に捨て去らなければなりません。スタッカートまでは行かなくてもそれに類似する機敏な運指方法でないと左右の指の連携は到底無理なのです。縁あって10年以上オンドに触れる機会が続いていますが、今回の練習でそれがやっと理解できた事は大きな収穫でした。セミコングランドピアノ並の高価な楽器であり、しかも自分のものではないので壊してはいけないと遠慮してナマクラな運指になっていたのが良くなかったようです。とはいえ貴重な楽器という事には変わりなく細心の注意を払って扱わなければならないのは当然ですが、その楽器を自由に弾かせて下さった師匠には感謝の気持ちしかありません。自分を抜擢して下さった師匠のご厚意に報いるためにも残り短い期間ですが全てに最優先して全力で練習する所存です。

2017年4月17日月曜日

練習

愈々浜松でのコンサートが近付いてきました。楽器の代用品で猛練習中です。(^^;
製作中断のまま5年以上放置していたトゥッシュユニットを急遽再改造し、
1オクターヴ14cmのミニ鍵盤キーボードを接続して練習に使用中。

2015年11月1日日曜日

コンサート

コミカレの師匠、原田先生が出演されたトゥーランガリーラのコンサートに行きました。東京芸術劇場に行くのは20数年来で、以前行った時とイメージが随分変わっていました。(^^;
 コンサートの前にmomoさんとそのご友人とお茶をしながらオンドについて語ることが出来まして大変楽しい時間を過ごすことが出来ました。オンドについては私が最も愛好する楽器として予てから布教活動に勤しみたかったのですが(笑)なかなか理解者が少なく、今回はその希が叶ったということで、自分としても大変嬉しかったです。momoさんには本当に感謝しています。ありがとうございました。m(_ _)m

さて、実は恥ずかしながらトゥーランガリーラの実演を聴くのは初めてでして、原田先生があの長大な作品の全楽章を全て暗譜で演奏されていたのには本当にビックリしました。コンサートは本当に素晴らしかったです。

【追記】てっきり投稿したつもりが新しいエントリーを投稿するまでずっと書きかけ状態になっていたのに気がつかず、今更ながらの更新をご容赦下さい。(^^;

2015年4月12日日曜日

コミカレ等々

土曜日に出席したコミカレでは久々に新しい曲をやりました。バッハの無伴奏チェロ組曲第1番ト長調です。分散和音や反復する音型をオンド・マルトノの鍵盤でバランスよく(粒を揃えて)弾くのは非常に難しいです(オンド第一人者の原田先生も難しいと仰言っていました)。リボンでの分散和音にも挑戦してみましたが、よっぽど意識していないと慌てずにゆったりと弾けません。バッハのように音楽のエッセンスが凝縮されたような曲は譜面上は簡単そうに見えて本当に難しいです(インヴェンションや平均律などの鍵盤作品は譜面上も難しいのですが)。今回チェロ組曲をやろうと思って楽曲の背景を色々と調べていたら、バッハはこの曲をヴィオラ・ポンポーザ(ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ)というヴィオラより一回り大きい5弦の肩掛け式の楽器を用いて自分で弾いたのではないかという記述がありました。この楽器はガット弦に金属線を2重に巻きつけて弦の質量を増す事でチェロより小さいボディーながら全く同じ音域を出す事が出来、更に楽器が小さい故に独特のひなびた音が出るようです。この辺の事情は音域の低さに対してボディーの大きさが小さすぎる為に枯れた音が出るヴィオラと同じですね。ヴィオラの音域を出すためには音響学的に少なくとも倍の容積が必要だそうです。この復元楽器によるCDもあります。ヴァイオリンとほぼ同じ感覚で弾けるので、ヴァイオリンは演奏したけれどもチェロは弾かなかったバッハがこの楽器で自作の組曲を演奏したという説には充分説得力を感じます。因みに、私が中学校に入学した時に弦楽合奏部に入った時に与えられたのはヴィオラでした。本当はチェロをやりたかったのですが人気のある楽器は先着順で埋まっていて、残っていた(人気のない)ヴィオラ担当になって仕舞い(笑)、アルト記号が読めなくて苦労しました。結局その年の夏に引っ越して転校したので弦楽器とは10年以上前に中国製の安価なチェロを通販で買うまでは暫く縁がありませんでした。ヴィヴァルディの有名な「春」のヴィオラパートの冒頭「ソ♯ラシシシシミー」は未だによく覚えています。(笑) おっと話がずれましたネ。(^^;

長い間コミカレのレッスン終了後は皆さん忙しかったり利用していた喫茶室が無くなったりで自然解散状態だったのですが、今回ベルギーから修士論文執筆の取材のために日本を訪れた学生さんもいらしたので久し振りに喫茶店に行き色々喋りましたが楽しくて仕方がなかったです。その後、南池袋のピザ屋に移動して食べたピザと豆乳オレンジも美味しくて幸せでした。(^^) その店は客足が途切れることなく常に満員状態でしたね。帰る途中に寄った大正時代創業の和菓子屋で母親のお土産として豆大福とどら焼きを買いましたが、こちらもあんこが甘すぎずに好評でした。皆さんと別れた後は秋葉原の千石電商にゴムベルトを買いに行きました。数日前に部屋を整理していたら高校時代に使っていた古いカセットテープレコーダー(簡易型デンスケ)が出て来たのですが、動かなくなっていたので修理しようと思って伸びてしまったベルトの寸法を予め計っておき、念のため近い寸法で大小2種類のゴムベルトを買っておいて実際に取り付けてみたら大(∅80✕1.6T,∅50✕1.6T)の方はスカスカで使い物にならず、小(∅75✕1.6T,∅45✕1.6T)の方でピッタリフィットしました。30年以上経つとゴムベルトは2センチ近く伸びてしまうんですね。(^^; 修理は何とか完了しましたがカセットテープはやはりどうしても微妙に音揺れがあります。まあ、故障したまま放っておくのが何となくいやだったので修理しても多分使わないんですけどね。(^^; 昔はこれでよく生録していました(YouTubeにアップしたショパンのスケルツォ2番はこれで録音しました)が、現在のメモリーレコーダーに比べると録音性能は天地の差ですね。技術の進歩に改めてビックリしました。(笑)

ゴムベルトを交換したSONY TC-2220(1976年発売)

修理用ゴムベルト
既にメーカー純正部品が入手出来ない中、様々な大きさのゴムベルトを扱っている千石電商に感謝です。

2011年11月11日金曜日

ONDESを使った演奏をアップロード

SONICCOUTUREのソフト音源 "ONDES"を使って、実際にオンド・マルトノを弾いたときのことを思い出しながらドビュッシーのシランクスを演奏してみた。最初にMIDIキーボードでのリアルタイム演奏をシー­ケンサーに録音(記録)し、エクスプレッションを書き込み、最後にリアルタイムでのビブラート操作をシーケンサーに入力した。最初はタンブル・オンド(O)、次にガンベ(­G)とプチガンベ(g)をミックスし、プランシパル(D1)とレゾナンス・ディフュズール(D2)から音を出すように設定してファイルに書き出した。タンブル・ガンベはかな­りリアルな感じだが、タンブル・オンドは今一つで、タンブル・クルー(C)をミックスしてもそれらしい音にならなかったのが残念である。

2011年11月10日木曜日

オンド・マルトノ音源が漸く動作

3月にイギリスのSonic Couture社からダウンロード購入したソフトウェア音源のONDESが8ヶ月の月日を経て漸く自分のコンピューター上で動いた。今までライブラリーを読み込ませるとエラーが出て動作しなかったのでずっとほったらかしにしていたのだが、Kontakt Player が4から5にバージョンアップしていた事を知り、早速インストールしてONDESのライブラリーを読み込ませてシリアルナンバーを入力したところ、見事動作に成功した。色々と遊んでみたが、オンド・マルトノの音色をなかなかよく再現していると思う。ガンベ(G)、プチガンベ(g)、クルー(C)、ナジヤール(N)、オクタヴィアン(8)、スフル(S)の音色は文句ないのだが、肝心のタンブル・オンド(O)が気に入らない。本物のタンブル・オンドはもっとピュアな音がする筈なのだ。また、各タンブル(音色)のボリュームは調整できるのだが、これを外部MIDIでコントロールできないのも不便だ。本物の楽器のようにプチガンベの効き具合(ミックス)だけが調整できて、他のタンブルはON,OFFのみにした方が使い勝手が良かったのにと思う。まあ、細かい部分に文句はあるのだが、オンドの音を実物の楽器のラインから丹念に収録し、リバーブやメタリックディフュズール(スピーカー)をシミュレーションしてソフトウェアシンセ化したことは大いに評価できる。コミカレで原田先生に指導して頂いた曲をONDESを使って順次音声ファイルとして作成していきたい。そのためにも現在在庫が1台も無いトゥッシュユニットをもう一台製作しなければ。

漸く動作したONDESの画面 実演はこちら

2011年3月30日水曜日

進捗状況

先日オンライン購入したソフトウェア音源ONDESですが、開発元のイギリスSoniccouture社にサポートメールで相談しています。英語が苦手なのでなかなか意志疎通が大変です。(^^; これが国内代理店扱いのソフトだったら不具合の連絡も楽なのですが。でもサポート担当のJames氏は親切で、バグフィックスしたファイルをメールで送ってくれたりONDESが乗っかるホストアプリケーションの開発元に連絡してくれるとのことでお世話になっています。とにかく、早く不具合が無くなり、思う存分演奏してみたいですね。

2011年3月26日土曜日

オンド・マルトノ ソフトウェア音源購入


某掲示板を見ていたら、オンド・マルトノのソフトウェア音源があるという書き込みを見つけて早速そのサイトにアクセス。デモを聴いたらかなりリアルでした。しかも、ついこの間コミカレでやっていたドビュッシーのシランクスのデモもありました。


フランスのオンディスト、トマ・ブロシュ氏所有のトランジスタータイプの楽器からサンプリングした音源で、しかもブロシュ氏の楽器は直接発振器からラインで出力できるとのことで、スピーカーを通さずに所謂「各タンブル(音色)の生データ」を収録したとのこと。いやが上にも期待が高まります。プランシパル、メタリック、レゾナンスという各ディフュズール(スピーカー)のモデリングも可能なので、気が付いた時には購入ボタンを押してました。(^^; 値段も129アメリカドルということで、この種の音源では非常にリーズナブルです(初音ミクでも15000円はします)。まだ、日本の代理店では扱っていないようですが、パッケージ版が出たら多分2万円弱くらいになると思います。ファイル容量が1.3GBもあったのでダウンロードに時間がかかりました。


と、ここまではよかったのですが、ダウンロードしたファイルをKONTAKT4 PLYERで読み込ませようとしたら何故か読み込めません。商品サイトを見てもフリーのKONTAKT4 PLYERで使用可能とあるのですが、何度やってもライブラリーの読み込み段階で弾かれてしまいます。もう泣きそうですよ。(T_T) どなたかいい方法があったら教えて下さい。m(_ _)m


【追記】

MacOS用のKONTACT4 PLAYERでは正常動作します。


SONICCOUTURE(英) ONDES


【追記2】

KONTAKT5 PLYERにアップグレードしたら問題なく動作しました。

当該記事はこちら

2010年5月27日木曜日

コンポージアム2010

東京オペラシティーでトリンタン・ミュライユの音楽というコンサートがあったので聴きに行った。現代音楽のコンサートは久し振りである。聴きものの一つはミュライユ氏自身のオンド演奏である。丁度手の動きがよく見える席だったのでじっくりと見入った。左手が回転するようにトゥッシュを操作するのがなかなか面白かった。CDで彼の演奏は度々聴いてはいるが、さすがに実演というのは聴き応えがある。管弦楽曲も良かった。席が前の方だったのでもうひとつ響きを楽しめなかったのが残念といえば残念。これが2階席やもう少し後ろの方だったらよく聴こえたはずである。休憩時間や帰り道にTさんと久し振りに色々とお話が出来て楽しかった。

2009年12月6日日曜日

レクチャー、コンサート

オンディストの市橋さんが出演されるということで、「アニメーション作家山村浩二作品の音楽」のレクチャー・コンサートを聴きに芸大千住キャンパスまで行って来ました。前半が山村氏のアニメーション制作に関するレクチャーで、後半は実際にアニメーションを上映しながらライブで音楽(劇伴)を演奏するというものでなかなか面白い試みでした。楽器はピアノ、ヴァイオリン、オンド・マルトノと女声4部で映像に合わせての演奏は聴き応えがありました。市橋さんの演奏はダイナミックレンジが広くとても表情豊かで楽器の良さを最大限に引き出しておられたと感じました。会場は満員でH先生もおられ、コンサート終了後市橋さんにご挨拶をして会場を後にしました。