2009年6月23日火曜日

コダクローム、生産終了

「コダクローム」生産中止へ~名カラーフィルム、74年の歴史に幕

既に日本では販売していていませんでしたが、とうとう終わってしまうんですね。

コダクロームは市販品では唯一外式のリバーサル(スライド)フィルムで、普通の内式のものに比べて現像に時間と手間がかかるのですが、仕上がったフィルムには彫刻刀で掘ったように、まさに画像がくっきりと刻まれているのが特徴でした。発色は今風なコッテリ鮮やか系ではなく比較的あっさり淡泊で、褪色に強く保存性も良いフィルムでした。感度はISO25、64、200があり、成る可く高画質で残そうと一番感度の低い25をよく使いました。(^^;

ドイツのアグファ、日本のコニカミノルタも既に銀塩から撤退しており、カメラ店のフィルムコーナーも随分寂しくなりました。かく言う私も最近は銀塩は殆ど使わなくなってデジカメに移行しましたが、たまに銀塩(中判)で写真を撮ったりします。デジカメのギラギラした画像ばかり見ていると、銀塩の滑らかな階調が恋しくなります。

2009年6月14日日曜日

ポータブルCDプレーヤーの修理

今まで特に故障しなかったポータブルCDPですが、最近ボリューム(可変抵抗器)がおかしくなったらしく片チャンネルだけ音が出ない症状が頻発するようになりました。これはコンピューター周辺機器メーカーであるアイ・オーデータの製品で、MP3も聴けて重宝していたのですが、家電メーカーとは違って修理に出すのもちょっと面倒だし、何しろ古い製品なのでメーカーに補修部品がないかも知れず、ちょうど秋葉原へ出掛ける用事もあったので修理用の部品を探しに行きました。


このCDPに使われているボリュームはプリント基板に直接半田付けする2連タイプのもので、ちょっと特殊かなぁと考えていたら全くその通りで探すのにかなり骨が折れました。(^^; 私が知っている秋葉原の殆どのパーツ屋を歩き回ったのですが結局千石電商でしか扱っていませんでした。


これが入手した部品です。基板から故障品を取り外してしまうと、万一同じパーツが見つからなかった場合に本体もろとも使えなくなってしまう公算が大きいので、取り敢えずそのままの状態にしておいて寸法だけ測って同じ大きさのものを探したのですが、部品のメーカー名や抵抗値がちょうど見えない場所(裏側)に記載されていたので殆ど勘だけで勝負です。(^^; これだと目星を付けたものを買って帰り、CDPを分解して基板のみを取り出しました。


右側にある黒くて丸い部品が故障したボリューム(可変抵抗器)です。


↑ 半田吸い取り機と半田吸い上げ線を使ってこれを取り外します。


取り敢えずきれいに取り外せましたが、狭い場所に部品がひしめき合っているので半田技術のない私は非常に神経を使います。(^^;


↑ これが外した故障部品。奇しくも製造メーカーと抵抗値が同一でホッとしました。よく同じ部品があったものだと思います。(^^; 外すのとは違って新しい部品を取り付けるのは非常に簡単です。パパッと済ませて本体を組み上げて試聴してみると問題なしでした。この部品は1個60円だったので60円ポッキリで修理完了です。メーカーでやって貰うと技術料として最低でも5000円くらい取られるんですよね。(^^) この部品も店頭在庫限りのようなので予備にいくつか買っておきました。光ピックアップはソニー製なのでこちらも故障したら部品交換出来そうです。