2020年12月31日木曜日

本年もお世話になりました

 あっという間の大晦日です。今年は仕事が忙しくて疲れてしまったこともあって4ヶ月近くもブログが更新できませんでした。長くブログをやっていますがこんなに長く更新しなかったのは初めてでした。来年はなるべくブランクが無いように続けていきたいと思います。

さて、今年の最後のエントリーですが先日カルチャースクール出席後に寄ったヤマハ池袋店でミヨーの「ボヴァリー夫人のアルバム」を見つけて買いました。3600円で、語りの文章(フランス語と英語)が印刷されたシートが入っていました。この曲集は楽天的で明るいミヨーの作風とはちょっと違って愁いに満ちているというかどことなく悲しさが漂っていて好きな曲集です。随分前にアレクサンドル・タローのピアノ、マドレーヌ・ミヨーの語りが収録されたナクソスのCDを聴いて耳コピーして全曲を楽譜に起こしたくらい気に入った曲集で漸く本物の楽譜を入手できて嬉しい限りです。

それでは皆様、よい年をお迎えください。

2020年12月30日水曜日

JVC Bluetooth ヘッドフォン

 タブレットスマホやiPad mini4で音楽を聴くためにJVC HA-AL102BTを買ってみました。実はAppleのAirPodsも持っているのですが自分の耳の形には合わないのです。棒?の方を下に向けて装着するとゆるゆるで音漏れして音質も悪いしちょっと頭を動かしただけで外れそうになります。紛失しそうでとても外では使えません。自分の耳にしっかり装着するには棒?を斜め上向きにしないと駄目で、そうするとかなり音が変わってしまいます(低音が出過ぎる)。しかも棒?に触れて再生をコントロールする為には一寸耳から動かさなければならず、その拍子に光センサー?に外光が当たり再生が止まってしまったりしてかなり苛々します。そんな訳で自分にとっては装着感、操作性とも相性が悪くて程なく使わなくなってしまい、何処にしまったか今は行方不明です。(^^; それからはまた旧来のワイヤードイヤフォンに戻っていましたが音は良いもののやっぱりコードがぶら下がっているのは鬱陶しいです。そこで安かったHA-AL102BTを試した訳ですが、これが中々音が良いのです。帯域バランスが整っていてクラシックもいい感じで鳴らして呉れます。普段聴きによく使うJVCのヘッドフォンHA-RZ510は約2000円と安価ですが店頭で聴いて音のバランスが非常に良かったので即購入しました。同じメーカだからかHA-AL102BTはそれとよく似ています。耳掛式なのでメガネのツルと当たってしまいますが、一旦メガネを外してから装着するとうまく行きます。AirPodsはiPad以外にはBluetoothがうまく接続出来なかったのですがHA-AL102BTはAndroid、iOS、Windows共々ちゃんと使えます。耳掛式なので使用感が独特ですが、それが気にならない人になら安価だしお薦めできます。


2020年12月29日火曜日

steinberg UR22C

 steinberg (YAMAHA)のオーディオインターフェイスUR22Cを購入しました。32bitで録音出来るというのにも惹かれましたが、ソフトウェア音源をリアルタイムで演奏してどの程度のレイテンシーなのかを試してみたかったのです。

上がUR22C、下はこれまで使っていたPreSonus STUDIO2|6 USB

現行機種の新品購入なのでもし結果が悪かったら売り飛ばせばいいやという安易な考えで購入しましたが、愛用のソフトウェアピアノ音源Addictive KeysNuendo上で演奏してみたところ非常に良い結果が出ました。今まで数多くのオーディオインターフェイスでリアルタイム演奏でのレイテンシーチェックをしてきましたが、UR22Cは一番遅延の少ないインターフェイスでした。これまではZOOMのUAC-2がトップの成績でしたが、それを凌駕して非常に安定しています。Nuendo(Cubase)のオーディオパフォーマンスメーター(経験上最も正確にPCやインターフェイスの負荷状態を表示出来るツールだと実感している)を見ていると、レイテンシーが極小と云われているZOOM UAC-2でもバッファー設定でレイテンシーを10ms位にすると音数が多く速いパッセージでは時折メーターが振り切れてオーバーの赤ランプが点滅しバリバリというノイズが出てしまいます。UR22Cの場合はレイテンシーが同じ10ms程度でも時々メーターが振り切れそうにはなるのですが赤ランプは点かずノイズも出ません。ZOOM UAC-2はUSB3でないと高いパフォーマンスが発揮できないのですが、UR22CはUSB2で動作させている状態でこの低レイテンシーは素晴らしいです。漸くソフトウェア音源演奏時のレイテンシーを気にしなくてよくなりそうです。
Nuendoの画面

最初に接続した時は一応PCのUSB3の端子に繋いだのですが何故かUR-22Cのコントロールパネルに「接続している端子若しくはケーブルがUSB2用なのでUSB2で動作中です」という注意書きが表示されたので、思い切って玄人志向のUSB3.2増設カードUSB3.2C-P2-PCIE3を購入してUSB3対応のUSB-Cケーブルで接続したら注意書きが消えてUSB3で動作するようになりました。USB2でもレイテンシーは変わらないので無駄な投資なのですが精神衛生上スッキリしました。(笑) それにしてもUSB3対応のUSB-Cケーブルは高いですね。UR22Cは32bit録再云々は取り敢えず置いておくとしても音質はスッキリして見通しが良いです。PreSonusのも明朗で屈託が無く良い音なのですが、UR22Cは更にもう一皮剥けたようなクリアな感じがします。ソフトウェアピアノ音源のリアルタイム演奏にはこれ以上の音質は必要ないでしょう。

もう一つ使えるのがループバック機能で、一昨日ピアノサークル仲間とオンラインピアノ弾き合い会なるものをFacebookでやったのですが、PC(WEB)カメラ+Nuendo上のソフトウェア音源リアルタイム演奏直出力で動画配信できました。

元々レイテンシーが少ないのでPCの負荷を減らすためにバッファー値を通常より少し下げましたが特に演奏性が悪くなることも無く、リアルタイムで快適に(自分からはわからないので見ている側から教えて貰いました)動画配信されたようなのでUR22Cには非常に満足しています。今まで実験用?に使用したオーディオインターフェイスはネットオークションで売ろうかと画策しています。(^^; ネット上で一応プロと称する方がオーディオインターフェイスのレイテンシーを専用のソフトウェアで計測して記事として公開されているのですが、ソフトウェア音源リアルタイム演奏派の自分としてはそれらの記事は殆ど役に立たないので結局種々のオーディオインターフェイスを自腹を切って購入して試してみるしかありません(対象ユーザーが異なるのでネットで記事を配信されている方を悪く言う積もりは毛頭ありません)。その過程で得られたオーディオインターフェイスのメーカー別のおおよその音質、レイテンシーの傾向について近日中に書いてみようかと考えています。

2020年12月25日金曜日

Dorico Pro 3.5導入

 これもかなり時間が経ってしまったエントリーですが、ノーテーションソフトウェアDorico Pro 3.5が約15000円でFinaleやSibelius等からクロスグレード出来るキャンペーンをやっていたので導入してみることにしました。随分昔にDoricoのファーストバージョン体験版を使ってみた時は残念ながら極基本的な事以外は殆ど何も出来なかったという記憶があってずっと選択肢から外れていましたが最新版は中々良さそうな感じでした。まあ、昔からずっと使っているFinaleがあれば特に不自由はしないのですが、もしFinaleでは不可能なことが出来ればという淡い期待がありました。(笑)

早速インストールして楽譜を作り始めましたが、Finaleに慣れているとDorico独特の操作手順に困惑します。先ず、記譜モードと浄書モードの二段構えになっているのが理解不能でした。スラーや記号の位置は浄書モードでないと微調整できません。記譜モードでも単音と和音入力が別項目なっていていちいち切り替える必要があります。Finaleも多層構造で必要な機能に到達するまでに項目を掘り下げていかなければなりませんが、Doricoは余計な操作が常につきまとうという感じです。一番やりにくさを感じたのはタイトルなどの文字入力でした。自分の好きな場所に文字入力できずフローという概念も難解で、かなり迂回しないとやりたい操作に辿り着けない感じです。Sibeliusも自分にとって使いやすいソフトではありませんでしたがDoricoはそれ以上です。Finaleが五線に直接手で触ってかなり好き勝手なことが出来るとすれば、Doricoは常にリモートで操作していてピンポイントに決めるのに手間が掛かり更に時々遅延が発生するというイメージでしょうか。慣れれば色々出来るのでしょうが慣れるまで苦労しそうです。

Doricoのメリットはプリント出力が綺麗で記号の収録数が多いことでしょうか。Finaleだとフェルマータなどの記号を移動すると何処かにすっ飛んで行方不明になることが多々ありましたが、Doricoではそういう理不尽なことは起こりません。(笑) フォントに関してはFinaleとは規格が異なるので共用できません。つまりフォントを変えてそれぞれに偽装?した楽譜は作れないということです。しかし、かなり音楽記号用に拡張された規格なのでFinaleではやむなく図形モードで作成していたような記号まで収録されているのは良い点です。現代音楽のような複雑な記譜が出来るのかは未だ試していませんが折角導入したので色々やってみようとは思います。下は導入直後にああでもないこうでもないと独り言を呟きながら作成した楽譜です(パート譜を作るのが精一杯でした。本当は大きな文字でSONATEと書いて改行してから小さな文字でフォントスタイルを変えpour Arpeggione et Pianoと続けたかったのですが、どうやってもそれが出来なかったので已む無く1行にしています)。


2020年12月23日水曜日

900円タブレットスマホ

リハビリも兼ねて、書く時期を逸したネタを書いていきます。

ちょっと前になりますが、近所のリサイクルショップで900円で売っていたタブレットスマホを見つけて取り敢えず手に取って色々と操作してみたら結構使えそうなので直ぐに買いました。ALLDOCUBEという初めて聞くメーカーで機種名はiPlay 7T、6.98インチの液晶ディスプレイですが本体がオールプラスチック製なので兎に角軽いです。安かった理由は付属品一切なしで液晶画面に深い傷が幾つかあったからですが、USB Cケーブルと充電用アダプターはありますし、画面の傷もまあ我慢すれば何とか使えるレベルです。一応クアッドコアなのでYouTubeの動画も快適に見られます。これで900円は安すぎる。以前使っていたASUSのアンドロイドタブレットは兎に角処理能力が低くて動画を見るのも一苦労、楽譜をPDFにして表示させても譜めくりで反応しなかったりワンテンポ遅れるし、仕舞いにはエラーが頻発、バッテリーも保たなくなって廃棄しましたが、それに比べるとこのiPlay 7Tは快適に動きます。バッテリーの保ちも良いです。ただ、カメラの性能がショボいのとセンサー類が一部省略されています。Amazonでは新品が9800円で売られていてユーザーレビューを見たらそこそこの評価でした。外出する時はよくiPad mini4を持ち歩いているのですがやっぱり重いんですよね。さすがにiPad miniと比べたら格段に機能は落ちますが処理能力が要求されるようなゲームはやらないしネットや動画、音楽を聴く位だったら軽いし充分実用的です。しかも元々傷物なので細かいことを気にせずにガンガン使えます。しかしiOSに比べるとアンドロイドはやはり機能的にイマイチですね。特にDTM関係はほぼ壊滅的?な感じです。まあこの端末でDTMをやるつもりはないのでいいのですが。というかiPad miniにも一応Cubasis3をインストールしてあるのですが取り敢えず物欲を満足させただけで殆ど使っていません。やっぱりタブレットで細かい作業をするのはキツい・・・(笑) 今は家のwifiで横になりながらネットを見るくらいですが格安SIMでも入れて外でもバリバリ使おうかなどとよからぬ事を考えています。(^^;

SDカードスロットもあり、なかなか使える端末です
裏蓋もプラスチックで力を入れたら割れそう・・・(^^;

2020年12月21日月曜日

車のバッテリー交換

ここの所ずっと仕事で疲れていて夕食後直ぐに眠気に襲われて寝てしまいなかなかプライベートな時間が取れずブログの更新を長らくサボっていました。夏の酷暑の頃から更新を怠り気がついたらもう年末、時間が経つのは本当に早いですね。💧 ブログのネタは色々溜まっていますので追々書いていこうと思います。

昨日の夜、猫砂が無くなったので近所のドラッグストアに買いに行こうと車に乗ったらエンジンがかからず焦りました。前から弱っていて電圧が低くなっていると言われていたのですが(電圧計を見ると停車中で12Vを切っていました)、取り敢えず普通にエンジンは始動するのでそのまま乗り続けていたらここ数日の寒さでとうとう駄目になったようです。今日午後の比較的暖かい時間に試したら何とかエンジンがかかったのでそのままにしておいてディーラーに電話したらバッテリーの在庫はあるとのことだったので漸く交換しました。新車で買って約7年乗っていますが何だか特殊なバッテリーなので検索してもなかなかヒットせず結構高いのでビックリ。ディーラーで交換料込みで約1万6千円でした。昔乗っていた車のバッテリーは普通に自動車用品店で売っていて確か4〜5千円位だった記憶があるので3〜4倍です。アイドリングストップ用のバッテリーはどうも高いようですね。バッテリー交換後は気のせいだと思いますが少し走りが軽くなったような気が…(^^; あとは電子キーの反応が鈍かったのが解消しました。今乗っているのは軽ですがすごく気に入っている(不思議な事にこの車のお陰で事故寸前の危ない場面を何度か切り抜けられた)ので、これからも末永く乗り続けるつもりです。