2006年12月28日木曜日

カメラの修理

使わなくなったカメラをネットオークションで処分しようと思って(^^; 箪笥の引き出しの中を探っていたら、懐かしいカメラが出てきました。フジのツイングというハーフ判、広角・望遠をダイアルを回して切り替えるもので、特に望遠はミラーで反射させて焦点距離を稼ぐという凝った方式です。古いカメラなので当然電池切れなのですが、これの困ったところはわざわざメーカーサービスで電池交換しなければならない点です。まあ、古いカメラなので電池交換してくれるかどうかもわからないので、自分でカバーを開けて電池を交換することにしました。しっかりと半田付けしてあったので鏝で外してみると松下のBR-2/3A TL2F 6Vという積層タイプのリチウム電池でした。早速メーカーサイトで検索してみたのですが全然引っかからないので既に生産終了したんでしょう。さて、困ったと思いながら手許にあるカメラ用のリチウム電池の大きさを比べてみるとCR-2だと小さすぎましたが、CR123だと丁度いいようです。元々付いていた電池のタブをペンチで引きはがして接点として再活用することにして再度半田付け。CR123を2本直列に繋いでテープで固定し、接点を電池にかまして元に戻しました。電源を入れるとランプが点いて動き始めました。何度やってもこういう瞬間は嬉しいですね。(^^)

で、テスト撮影用にフィルムを買いに行ったのですが、銀塩は本当に種類が少なくなってしまって寂しい限りです。それに加えて、今日フィルム売り場で知ったのですが、コダクロームも既に生産終了していたのですね。コダクロームは古い時代からあったカラーフィルムで、初期のカラー写真の多くはコダクロームと考えて差し支えないと思います。このフィルムだけは「外式」で現像処理には手間暇がかかるのですが、出来上がった陽画は彫刻刀で彫ったように鮮明で、しかも(余分な薬品がフィルムに残存しないため)圧倒的な保存耐性があります。私も昔はよく使いました。色再現はフジのプロビアなどとは対照的に薄味ですが、コダクロームならではの上品な表現が魅力でした。とうとうこの銘フィルムもなくなってしまうのかと考えるとデジカメ普及の怒濤の勢いに驚きます。

電池交換したFUJI TWING TW-3

2006年12月25日月曜日

ライブ

土曜日の夜、「神楽」のライブを大泉学園のライブハウスに聴きに行きました。自作トゥッシュユニットを原田先生に使って頂きました(一般にはこれが初公開になります)が、製作者としてはユニットに不具合が起きないかハラハラしていました。(笑) 幸い、特に問題もなく、原田先生の見事な演奏を感激しながら聴いていましたが、実はトウッシュユニットはこのライブのために急遽?改良を施して作り直しましたので、万が一のトラブルがあった場合のために修理道具(笑)を一式持参しました。自作の装置をライブで使って頂いて、しかも想像以上の効果を上げてくださった原田先生には本当に感謝しています。製作者自身、自作のユニットがこれ程の働きをするとは思ってもみませんでした。現実問題として、得体の知れない装置(笑)を実際にライブで使うということはかなりの冒険ですので、その意味でも本装置を採用して頂いたことは光栄です。本当にありがとうございました。m(_ _)m 演奏性能を向上させるためにも更なる改良に取り組んでいきたいと思います。他に受注?もありますので、こちらも実用に耐えるものを作っていきたいです。電気回路よりも、演奏者と電気回路を結びつけるメカニズム&インターフェイスの部分が最も重要であるということを骨身にしみて感じています。さて、余談ではありますが今回のライブに気をよくしてしまった製作者は、リボン奏法修得(専用)のための練習用の擬似オンドの製作を計画しています。果たしてどうなりますか・・・(^^; いずれにしても、我が青春時代に知ることができたオンド・マルトノの裾野を拡げることに少しでも貢献できればこれ程嬉しいことはないと思っています。尚、オンド・マルトノについて、非常に拙いものではありますが今までに知ることのできた事項についての詳しい解説もありますのでご覧頂ければ幸甚です。

2006年12月15日金曜日

別れの曲?

今日フルートのレッスンがあって、先生が来年4月に外国に移住されるとのこと、レッスンは3月末で終わりとのお話しがありちょっとショックでした。先生のお友達のフルーティストの方を紹介してくださるとのことでしたが、どうしようかと悩んでいます。普段からなかなか練習する時間が取れないのでこの際一旦お休みしようかとも考えています。先生には約5年間、全くの不出来な初心者を根気強く手取り足取り楽しく教えてくださって本当に感謝しています。3月に発表会があり、多分これが最後になると思うので1曲作ろうと書き始めました。以前からスケッチしていた「フルートとピアノのためのノスタルジア」という曲があり、時間が取れなかったり才能が足りなかったり根気がなかったりで殆ど進捗していなかったのですがこの際先生への感謝の気持ちを込めて早く完成させることにしました。自分で言うのも何なんですが、郷愁を感じさせるモチーフの和声がとても気に入っているので先生へ献呈する作品としては相応しいのではないかと考えています。間に合うかどうか・・・(^^;

2006年12月8日金曜日

トゥッシュ・ユニット Ver.2

ここ最近他のことはほったらかしにして、先日製作したトゥッシュ・ユニットの改造に没頭していました。新規に取り寄せた部品に合わせて、メカニズム部分を大幅に簡素化し追従性を良くしたので、Ver.1に比べて演奏性能が向上しました(と思います)。その他にも色々と機能を付け加えたのですが、一番大変なのは電気回路の組み立てではなくてシャーシの加工や機械部分を構成する部材を探すことですね。(笑) Ver.2を使った即興演奏はこちら(ダイナミクスやアタックなど、音の高さ以外は全てVer.2で操作)。少しはオンド・マルトノに近づいたでしょうか・・・