2008年1月6日日曜日

ヘッドフォンの修理とDVD

かれこれ8年以上使っている愛用のモニターヘッドフォン、SONY MDR-CD900のR側の音が出なくなりました。数年前に同じ症状(コード内部の断線)になり修繕しましたが、再びおかしくなってしまったようです。絶縁&保護用に被せた熱収縮チューブを切開して問題部分を切断して、もう一度接合し直しです。被服を剥くとウレタン塗装された撚り線が2本出てくるのですが、そのままでは接合できないので、紙ヤスリ等でウレタン塗装を剥がしてから半田付けします。以前修理した時には絶縁用にエポキシ接着剤を流し込んだしたのですが、今回は紙を巻いて絶縁し、その上に熱収縮チューブを被せて処理しました。本来なら新しい部品を入手して完全に修理すべきなのですが、仕事の最中だということと、正月休みでパーツが直ぐに入手できないので緊急補修です。さあ、何時まで持つか? (笑)

このMDR-CD900というヘッドフォンは民生用ではなく、「ソニー信濃町スタジオバージョン」というやつで、同じ型番の民生用とは細部が違っている業務用製品です。現在MDR-CD900STという型番で売られているものと同じもので、解像度が高いのでスタジオワークとか耳コピーで楽譜起こしをする場合等に特に適したヘッドフォンです。他のヘッドフォンでは聞こえない細かい音がちゃんと聞こえるんですよね。そんな訳で、純粋な音楽鑑賞には向かないとも云われていますが、自分としては音楽鑑賞にもガンガン使っています。これを導入するまではコンシューマーオーディオ用のヘッドフォンを使っていましたが音に癖があったのと1時間も着けていると耳が痛くなるので、購入と同時に完全にこれに切り替わってしまいました。長時間装着しても殆ど耳が痛くならない(編集作業で8時間以上着けっぱなしなどという事はしょっちゅうです)のでホントに重宝してます。既に自分の「標準モニター」になってしまったので、一朝有事の際には仕事に差し支えてしまうわけです。今回は度重なる修理でコードが短くなってしまった所為で、みすぼらしい仕上がり?です。それにしてもソニーの業務用は民生用と違って頑丈ですね。(^^; いずれ部品を取り寄せて完全に修理しようと考えていますが取り敢えず応急処置で元通り使えるようになったのでホッとしました。もう一個予備を買っておかないと危険かなぁ・・・(笑)


それから、待望のDVDが届きました。カール・ベームとヴィルヘルム・バックハウスの演奏で、バックハウスの動画は今まで見たことがなかったので楽しみでした。2枚組で、1枚目には「のだめ」でお馴染みになったベートーヴェンの交響曲第7番とピアノ協奏曲第4番、2枚目にはシューベルトの交響曲第9番とモーツァルトの交響曲第33、39番が収録されておりどれも素晴らしいんですが、何といってもお目当てはバックハウスのピアノ協奏曲です。バックハウスはもう40年近く前に亡くなったドイツ人ピアニストですが、子供の頃から彼の弾くベートーヴェンピアノソナタ全集のレコードを聴きながら育ったので、自分の中では最も親しく、そして尊敬しているピアニストです。亡くなる2年前、つまり最晩年の映像ですが、自宅でのインタビューに始まりベームとの共演、しかもカラーで撮影されており、音声もステレオでファンとしては感涙ものです。さすがに80歳を越えての演奏なので多少の衰えはありますが嘗て「鍵盤の獅子王」と渾名されただけの事はあり、堂々たる演奏です。特に、カデンツァを弾くバックハウスの姿がとても印象的でした。こういう貴重な映像を高画質で見られるなんていい時代になりました。長生きはするものですね。(笑) 他にもクナッパーツブッシュと共演したものもあるようなので、そちらも入手したいですね。

2008年1月1日火曜日

新年

明けましておめでとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。m(_ _)m

新年早々、オンドネタを・・・。
ようつべに、”Jean Laurendeau and the Ondes Martenot”という動画がありましたのでリンクを張りました。※ Real Player の最新バージョンがインストールしてあると、FLVファイルそのものをダウンロードして、オフラインでいつでも見られます。(^^)