2013年5月29日水曜日

自転車盗難と回収

先日自転車が盗難に遭ったのですが、隣の市の撤去自転車保管所から、某駅に放置されていた自転車を撤去回収し保管しているから取りに来いとの葉書が来ました。事前に警察に盗難届を出していたので撤去回収費は無料だったのですが(通常は2000円徴収される)、保管所が辺鄙な場所にあって交通費をかけるのも癪に障るので徒歩で約1時間かけて取りに行きました。まあ、メタボ防止のためにウォーキングをしているので丁度よかったのですが(1万歩目標で自宅から保管所まで約14000歩)・・・(^^;

それにしても盗んだ奴の気が知れませんね。他人に迷惑かけてまで楽をしたいんでしょうか。たかだか歩いたところで大した距離でもないのに本当に気の毒な人間だと思います。引き取った帰りに警察に行って盗難届の取り下げをしてきました。担当の警察官によれば、盗難を証明するのが色々手続き上面倒ということで、取り敢えず「市に撤去されたのが判明したので盗難届を取り下げる」という不本意な形になりました。これからはもっと頑丈な鍵を2重に取り付けようと思います。

2013年5月23日木曜日

アンリ・デュティユー氏死去

http://www.sanspo.com/geino/news/20130523/sot13052305020001-n1.html
フランス作曲界の重鎮が遂に亡くなられました。同氏が傑作ピアノ・ソナタを捧げた奥方のピアニスト、ジュヌヴィエーヴ・ジョワ氏は既に2009年に亡くなっていますので、異例の長寿だったと思います。私は、デュティユーのピアノ・ソナタの楽譜を購入し細かく分析して、何という天才的な作曲家だと感嘆した記憶が今でも鮮明に残っています。自分は若い頃勝手に三善晃氏に私淑していましたが、その三善氏が私淑されていたデュティユー氏が亡くなったということは一つの時代の終わりを感じざるを得ません。私はサン・サーンス~ラヴェルの流れを汲むジャン・フランセの皮肉(アイロニー)が大好きで、最近見つけた遺族が撮影したオネゲル賞受賞時のフランセの動画にデュティユー氏が映っていて大いに感激したものです。自分が青春時代に親しんだ作曲家が亡くなるのは非常に残念ですが、かくいう自分ももうかなりいい歳なので仕方ないかなとは思います。因みに、デュティユー氏は自分が偏愛している電子楽器オンド・マルトノを用いた作品も作曲しています。青春時代に親しんだ作曲家の方々が長生きして頂きますように願ってやみません。デュティユー氏のご冥福をお祈りします。

【追記】 お薦めCD

disque du SOLSTICE SOCD 18 
Marie-Catherine Girod のピアノによるオーリック、デュティユー、ジョリヴェのピアノ・ソナタ集。特にデュティユーの終楽章のテンポの速さに圧倒されます。