2010年11月29日月曜日

はやぶさの快挙は続く

「はやぶさ」から新たな粒子、数百個見つかる YOMIURI ONLINE

先日のニュースで、「はやぶさ」からイトカワの粒子が見つかったことは知っていたが、また新たに粒子が見つかったようである。前回のニュースの時は色々と個人的に忙しかったこともありブログを更新出来なったので今回は思うところを書きたい。

はやぶさの快挙に関しては、地球に帰還して燃え尽きる映像を見た時に落涙するほど感動したと同時に超越的なものを感じた。はやぶさは何度も危機的な状況に陥りながら奇跡的に恢復し、予定を大幅に越えて気の遠くなりそうな旅から無事に帰還した。勿論、これは川口マネージャーとJAXAスタッフの明晰な頭脳と努力の賜である。この事に全く間違いはない。しかしながら、それとは別に、自分には超越的な力が働いたとしか思えない部分があるというのが正直な気持ちである。この超越的な力とは何かと言うことを考えるに、どうやら日本人の真のルーツが関連しているように思われる。これ以上はトンデモになるので一切書かないけれど、「はやぶさ」の快挙によって日本人のルーツは学校の歴史で学ぶ事とは全く別の諸相があると自分はハッキリと認識した。これは所謂国粋主義や右翼的な思想とは全く関連がない。

現時点で言えることは、はやぶさの帰還は日本人にとって歴史的な一つのエポックだったということと、日本人は自分自身の存在自体にもっともっと自信を持つべきである、日本人として生まれてきた僥倖を噛み締めて欲しい、ということである。

2010年11月2日火曜日

やっと聴くことができた音源

高校時代に、FM東京で放送されていた「ジェットストリーム」というイージーリスニング系の番組をよく聴いていた。今は亡き城達也氏の落ち着いたナレーションにのせて映画音楽やポピュラー音楽のオーケストラアレンジが流れるこの番組はいつも楽しみだった。月曜~金曜の午前0時~1時はジェットストリーム、土曜日の午前0時~1時は渡辺貞夫のマイ・ディア・ライフというローテーションだったので、早起きしなければならない高校時代はいつも寝不足だった。(笑) 城達也氏が降板してからは番組の雰囲気が変わってしまったので聴かなくなってしまったが。このジェットストリームという番組には0:20~0:35分頃に「私のレコードアルバム」というコーナーがあって、1枚のLPレコードの中からまとめて数曲が演奏された。その中に、ジョン・デンバーの曲をリー・ホルドリッジがオーケストラ編曲したもの(LEE HOLDRIDGE CONDUCTS THE MUSIC OF JOHN DENVER - Arranged and Conducted by Lee Holdridge)があって、これがとても気に入り、エアチェックしたカセットテープをよく聴いていた。そのテープは今も手元に残っていて何時かオリジナル音源で全部聴いてみたいと思っていたのだが、当時RCAから発売されていたと思われるLPは、ネットオークションでも全く見かけることはなくなかなか入手できなかった。最近ネットを検索していたら、この音源をアメリカのマイナーレーベルが「復刻」したCDがあるということを知り早速入手しようと思ったのだが、そういう超マイナーなCDは国内のショップでは全く扱っておらず、外国のショップから「輸入」するしかなかった。幸いなことにアメリカのアマゾンで扱っていたので注文したのだが、在庫がなく取り寄せとなり、送料の高い最速便を使っても到着予定は1ヶ月~2ヶ月後と表示されたので一旦キャンセルした。マーケットプレイスを見たら在庫あり即発送で商品価格+送料が安く海外発送もしているショップを見つけたのでそちらに注文してみた。到着予定は約1ヶ月後ということだったが安いのでまあいいか。先月の27日に注文したので今月末までは来ないなと思っていたらいきなり今日届いたのでビックリした。アバウトな業者が多い中、約1週間で日本に到着するとは優良なショップである。早速Excellentと評価を入れた。

届いたCDの封を切り聴いてみると、高校時代が蘇ってきた。これらの曲、特に「Goodbye, Again」には個人的な思い入れがあって、当時行った鎌倉の町並みや一緒に行った人を思い出して懐かしかった。まあ、どうでもいい個人的な思い入れは別にしても、こういう音源を制作することができた幸福な時代(1970年代)があったのだなぁとしみじみ思う。元の録音テープが失われているのか、明らかにLPレコードから収録してノイズ除去処理をしたトラックもあったのがちょっと不満だが、オリジナルLPがなかなか入手できない事を考えると聴けただけでもありがたい。このCD以外にももう一度聴きたい曲が沢山あるのだがこのジャンルの音楽はアナログディスク終了後はCDに復刻されていないものが多く、なかなか夢が叶わないのが至極残念である。