2017年12月31日日曜日

大晦日

今日は都心の方では雪も降ったようですし大晦日には珍しく天気が良くなかったですね。ほぼ一日中曇っていて富士山に沈む夕陽も見られませんでした。
元日の朝は三浦の海岸で初日の出を見る予定なのですが果たして雲に邪魔されずにご来光が拝めるかどうか。昔は何度か初日の出を見に高尾山に登りましたが、待っている間は地獄のように寒くて持っていったベンジン式の懐炉まで冷たくなって役に立ちませんでした。今回は海岸なのでそこまで寒くはないと思うのですが、でもやっぱり程度の差こそあれ基本的に寒いでしょうね。本当は家で温々していたかったのですが。(笑)

今年一年ブログにご来訪くださりありがとうございました。来年も宜しくお願い致します。よいお年をお迎えください。

2017年12月28日木曜日

Mobile UA と Foobar2000

RolandのMobile UA(UA-M10)なのですがドライバーを一旦アンインストール、レジストリーを掃除してからもう一度接続して再度自動インストールしたところ前よりも動作が安定するようになりPro Tools Firstでも使えるようになりました。UA-M10はDSD64(2.8MHz)のネイティブ再生にも対応していますが、データ転送方式はKORGのDACのようにASIO2.1ではなくDoPなのでKORGのAudioGate4を使ってDSDは再生できません。DoPというのはASIO2.1のようにDSDデータをそのまま転送するのではなく、PCMにDSDデータを格納して(DSD 2.8MHzならPCM 176,400kHz)転送する方式です。ASIO2.1でそのまま送ってしまえばスマートなのに何でわざわざPCMで送るような面倒くさい事をするのだろうと疑問でしたが、要はMacがASIOに対応していないのが原因で(MacOS 9まではASIOだったんですけどね)、馬鹿な私は理解するまでに時間が掛かりました。(^^; 

という訳で、DSDネイティブ再生するためにはDoPに対応しているソフトウェアが必要になるのですが、RolandのサイトにFoobar2000を使用する方法が載っていたので試してみました。ただ、現行バージョン(v1.3.17)とは違うようで、設定関連の表記が大きく異なっており試行錯誤しながらも何とか成功しました(将来のバージョンではこれとはまた異なる可能性も大いにありますが)。外部のコンポーネントをインストールしたり細かく設定したりとかなり面倒だったので防備録として記録しておきます。

1. Foobar2000をインストールする。

2. ASIOProxyをインストールする。

3. ASIO supportSuper Audio CD Decoderをダウンロード後、これらを解凍して得られる

"foo_dsd_processor.fb2k-component"
"foo_input_sacd.fb2k-component"
"foo_out_asio.fb2k-component"

を、Libraly→Configure→Componentsにインストールする。これはFoobar2000上から行う。黒字は新たにインストールされたコンポーネントを示す。

4. Libraly→Configure→Playback→Output→Device

"ASIO : foo_dsd_asio"

を選択する。

5. Libraly→Configure→Playback→Output→ASIOの"ASIO drivers"欄にある

"foo_dsd_asio"
をダブルクリックすると次項"6"の画像のような設定欄が現れる。

6. ASIO Deviceに"UA-M10"を選択し、

Input="44100"~"96000"はそのまま何も変更せず
以下、

Input="176400/DoP64"~"DSD512"

Output="DSD64"
Converter="SDM type A"(*)
Sample&Hold="NONE"(*)
DSD Mode="DoP"

に設定する。
*Converterは取り敢えず"SDM type A"を選択(問題なく動作)しましたが、これが最適値なのかは解りません(ネットで検索してみましたがよくわかりませんでした)。

7. Libraly→Configure→Tools→SACDを以下に設定する。

Output Mode: "PCM"
PCM Volume: "変更せずそのまま"(*)
PCM Samplerate: "176400"

DSD2PCM Mode: "変更せずそのまま"(*)
続く項目もそのまま変更なし。(*)
*これらも特に問題なく動作しますが、他に最適値があるかも知れません。

以上で設定は終わりです。DSDネイティブ再生時はUA-M10の左下にあるUSBマーク(白色)がゆっくりと明滅を繰り返します。


↑DSDモードでの動作中を示すUSBマークの点滅

UA-M10は今の所ドライバーがやや不安定で時々認識しなくなるのでその度にUSBケーブルを抜き差ししなければならないのが玉に瑕ですが、音質は今まで使ってきたオーディオインターフェイスの中では抜群に良いです。またヘッドフォン出力もバスパワーとは思えないほど駆動力が高いので折角購入したのだし存分に使ってみます。

ソフトウェア音源でリアルタイム演奏をする私が最も重要視するレイテンシーに関しては上位には位置するものの、往復で10msを僅かに下回る程度で「最速」ではありません。FocusriteのScarlett 2i2 G2は導入当初はかなり速いと思っていたのですがCubaseのVSTパフォーマンスメーターを見ていると振り切れる寸前まで激しく動いて時々レッドゾーンに入ってしまうので、負荷を少なくするとどうしても10msを若干超えてしまいます。私が使っている中で最速なのはFireWire接続のPreSonus FIRESTUDIO projectで往復8msを下回り非常に安定していて(DAWのパフォーマンスメーターもあまり振れない)、電源を100Vから直接取るので音質も太く密度と余裕があります。FirewireはUSBに比べてCPU負荷が軽いといわれていますが、その効果でしょうか。仕事などにはこちらメインで、音楽を楽しむのにはM10やDS-DAC-100と使い分けようと思います。

2017年12月20日水曜日

Pro Tools First

Focusrite Scarlett 2i2 にバンドルされていた Pro Tools First (Windows用) なのですが、インストールしてみたものの機能制限があったりローカルにファイルが保存できないので放置プレイ状態でした。ネットを見ていたらPT Control (EuControl)というアプリで iPad がフィジカルコントローラーになるという事を知ったので試してみました。このフリーウェアバージョンのPro ToolsではKORGのnanoKONTROL2が対応していないのでフィジコン操作は諦めていましたが、さすがにAvid純正だけあってEuControlはちゃんと動作したので上位バージョンのPro Toolsを導入してもいいかなと思えるくらい便利に使えました。しかしこの EuControl をインストールすると何故か他のソフトウェアの挙動がおかしくなります。ブラウザー(Google Chrome)の画面を移動しようとタイトルバーをクリックすると最大画面になったり元の大きさに戻ったりを繰り返すだけで掴んで移動できなくなったり、他のDAWソフトウェアのプルダウンメニューが選択できなくなったりとかなりの弊害が出ます。タスクバーから常駐を終了すれば正常に戻るのでPro Toolsを使う時だけ起動することになりますね。Cubaseでも一応使えるようですが現バージョンには対応していないようでコントローラーの登録時にエラーが出ました。nanoKONTROLもなかなか便利なのですがワイヤレスで操作でき画面にレベルメータが出るのがいいですね。
iPadの操作画面
つい先日興味本位でRolandのUA-M10を購入したのですが、Pro Tools First との相性は最悪でした。このインターフェイスに切り替えた途端、再起動に滅茶苦茶時間が掛かるようになり、起動してからも無反応になったり終了できなくなったりしたので旧バージョンを再インストールしたりと色々やってみたのですが結局何をやってもダメでした。苦労して何とかUA-M10を他のインターフェイスに切り替えたら嘘のように正常に戻りましたが、このUA-M10は他のDAWでも微妙にトラブったりとドライバーの出来が良くないようです。音が良い、レイテンシーが小さいということで買いましたが、確かに音は良いしヘッドフォンの駆動能力も高いもののレイテンシーはあまり詰められず、時々DAWがドライバーを見失ったりするので早くも手放そうかと思案中です。Scarlett 2i2、UA-M10、DS-DAC-100(KORG)の3台でソフトウェアピアノ音源を使ってリアルタイム演奏をしてレイテンシー比較をやってみましたが意外にもKORGの圧勝でした。KORGは動作が極めて安定していて音も良いので改めて見直しました。外部入力を使わず、MIDIシーケンサーでの音楽制作だけだったらKORGのDACで充分ですね。

2017年12月4日月曜日

iPadが故障?

iPadが突然予期しない再起動を繰り返すようになりまともに使えなくなりました。ネットブラウザを見ていても、ゲームをやっていても、アプリを動かしていても突然終了して再起動してしまうのでてっきりiPad自体の故障かと思ってアップルのサイトで保証の状況を確認したくらいです。まだ買って間もないので無償修理が出来るとの事でサービスセンターを検索したら自宅の近所だと八王子くらいにしかなく面倒だなあと思っていました。取り敢えず詳しい話を訊こうと思ってアップルのサポートに電話相談予約を入れましたが、その後この不具合についてネット検索したところどうやら現時点でインストールしてあるバージョンのiOSが原因らしい事が解り取り敢えず最新の11.2にアップデートする事にしました。

新バージョンをダウンロードしている最中にも何度か再起動を繰り返し、漸く白地に黒いアップルのロゴが表示されインストールが始まってからも相変わらずいきなり画面が黒くなったり白くなったりを繰り返していたのでこんな状態で正常にインストールできるのかとビビりつつも経過を見守っていましたが、かなり時間が掛かりつつも新iOSが立ち上がりブラウザやアプリを幾つも試してみましたが今の所再起動の現象は起きていません。Andriodタブレットは何年も使いましたがこのような現象は起きなかったのでてっきりハードウェアの故障かと思って萎えましたが一応直ったようでホッとしました。

余談ですが、今までAndroidタブレットを使ってきたのでiPadの操作には戸惑う事が多いです。AndroidにはWindowsで云うところのタスクバーがあって、ブラウザで前のサイトに戻ったりアプリを終了するのもタスクバーの左端にある戻るボタンをタップすればそれで済んだのですが、iPadはプラウザで戻る場合にいちいち画面を下にスライドさせて隠れている戻るボタンを表示させたり、アプリを終了する場合は画面外のボタンを押したりと流儀が違うため間違える事が屡々です。物理的なボタンの耐久性も気になります。あとは文字を入力している時にカーソルだけを動かすボタンがソフトウェアキーボード上にないので使い始めた頃は「何じゃこりゃ?」状態でした。画面上の文字をタップしても希望する場所にカーソルが来なかったり、ソフトウェアキーボードに指二本でタッチして動かしてもなかなか上手く行かなかったりとかなりストレスが溜まります。iPad内のフォルダーを直接操作できない(内部に存在するフォルダーは特定のアプリ用データフォルダー以外は見られなかったり任意の場所に新しくフォルダーを作ったりできない)のもイライラします。ユーザーに直接必要のない操作をさせないというのが基本ポリシーなんでしょうがもう少しオープンでもいいのにと操作する度に感じます。アプリもAndroid用に比べてちょっと値段が高いような気もしますし。iPadに接続できるUSBオーディオ・インターフェイスを持っていますので録音用にも活用したいのですが今回のiOSの件もあって本格運用にはまだまだ不安が残ります。

ウェルネスリンク機器専用測定記録取り込みソフトウェア

愛用しているオムロン活動量計HJE-401Fのクラウドデータ保管サービスが来年前半に終了するという事でかなり絶望的な気分でしたが、代替用に開発された「ウェルネスリンク機器専用測定記録取り込みソフトウェア/Windows版」が先日公開されたので早速ダウンロード、インストールしました。以前から欲しかったのはまさにローカルにデータを保管できるこのソフトウェアなんです。従来のサービスでは一旦クラウド上にデータを保管しておいて必要に応じてデータをCSV形式でダウンロードして活用するという形でしたが、無料サービスの場合は6ヶ月経過したデータは自動的に消えてしまうのでメタボ対策でウォーキングの歩数を記録監視している自分にとってはパソコン上にドラフトデータを保管できるというのは非常にありがたいですね。不運にもここ1ヶ月半ばかりは階段で足を滑らせて一時は歩行も困難な怪我をしてしまったのが原因でウォーキングがロクに出来ず少し肥えてしまったのですが(^^;、足の方が段々恢復してきましたので先日から徐々にウォーキングを再開しこのソフトウェアを大いに活用しようと思っています。自社のサーバーに多数のユーザーデータを継続的に保管するのは運営コスト的に厳しい筈(有料サービスもありましたが無料で6ヶ月保管というのはよく考えると破格のサービスでした)なので残念ながらクラウド自体を止める事になり当初はその後のサポートもなしという予定だったのでユーザーからはもうオムロン製品は二度と購入しないなどの非難の声さえ挙がりましたが、その後のオムロンさんのソフトウェア無償提供という英断には本当に感謝しています。
提供された新しいソフトウェアの画面
従来通り使えるUSBトレイと活動量計