2023年2月21日火曜日

M-AUDIO MICRO DAC 24/192

 物入れを整理していたらかなり以前に購入したM-AUDIO MICRO DAC 24/192が出てきました。モバイル用に高音質で聴いてみたいと何回か使って音質には満足したものの、やはりUSB端子に繋ぐとかさばってしまい持ち歩きが面倒だったのでそのままお蔵入になり存在自体を完全に忘れ去っていました。😅

 今回、折角発見したので純正ASIOドライバーをインストール後PCに接続して使ってみました。性能、特にレイテンシーには全く期待していなかったのですがDAWのNUENDOで愛用のピアノ音源をロードしてリアルタイム演奏してみたところ、レイテンシー性能の良さに吃驚しました。専用コントロールパネルでIN,OUTのレイテンシーが共に3ms、合計6msに設定してオーバーロード(音飛び)がほぼ0で快適に演奏できました。
ドライバーのコントロールパネル
NUENDOのオーディオシステム表示
これは凄い! 私はレイテンシー測定用の曲を弾いて判定しているのですが、最後の一音を弾いたときにオーバー表示になる事が多いです。最新バージョンになって現用のPCでは重くなってしまったNUENDOまたはCUBASE PROでこれまで最もレイテンシーを詰められたオーディオインターフェイスでもIN OUTで計約9msが限界でしたがそれを凌駕しています。MICRO DAC 24/192のアンバランスアナログヘッドフォン出力をヘッドフォンで聴く分には全く問題ないのですが、ミキサー(バランスアナログ入力)に繋ぐとどうしてもノイズが乗ってしまいます。幸い光デジタル出力も装備しているのでDAコンバーター経由でノイズを回避する事が出来、レイテンシーも最小と好い事づくめです。音質を追求するのであれば更に高性能なDAコンバーターを繋げば良いのですが現用のDAコンバーターで充分です。これからリアルタイム演奏する場合はM-AUDIO MICRO DAC 24/192一択です。初代バージョンのドライバーから更新が無いのが唯一の不安要素ではありますが、既に時代遅れの現用PCでも全く問題ないのでこれからもガンガン使っていこうと思います。予期せず隠れた良品を発見しました。😄 レイテンシーのみならず音質もバランスが良く極めて良好です。