2025年10月13日月曜日
2025年6月21日土曜日
チューナーバッテリー交換
TASCAM TC-1Sという太陽電池で内蔵バッテリーに充電して動作するクロマティックチューナーのバッテリーが駄目になってしまったので交換に挑戦しました。
正常であれば液晶ディスプレイの左下(☼マークの下)にバッテリーマークが出るのですが完全にお亡くなりになっているようで表示されません。本機は既にディスコンなので自分で修理する事にしました。ケースを開けてみるとML2032というコイン電池型の2次電池が使われていたので型番から検索してアマゾンで同じマクセル製のタブ付きが販売されているのを見付けて購入しました。タブの形状も同じでしたが基板の駄目になったバッテリーが中々外れずかなり苦戦しました。半田鏝で熱を与え過ぎるとプリントパターンが剥離してしまうので失敗覚悟で何とか外しました。本来なら今後も考えて容易に交換出来るバッテリーホルダーを取り付けようと考えましたが筐体のスペースに余裕が無かったので仕方なく新しいバッテリーを半田付けしました。これがアマゾンで購入した新品のバッテリーです。元々付いているバッテリーを外すのは難儀でしたが取付は簡単でした。早速USB電源から充電してみましたが何故か充電容量が上がらなかったので失敗したか〜😥と思いましたがソーラーの方で根気よく充電したらバッテリーマークがフル充電を表示したので一安心です。何度やっても自分で修理したものには愛着が湧きますね。今後も折を見て充電を怠らず使用して行こうと思います。
2025年5月5日月曜日
KAWAI PHm
連休で時間があり大昔のMIDI音源モジュール、KAWAI PHmがまだちゃんと動くのでバックアップメモリー用バッテリーを交換しました。
今ではこういったハードウェア音源は全く使わなくなりましたが、PHmが発売された1989年にはまだGM規格がなく各社音色マップの並び方がまちまちで同じMIDIデータを異なるモジュールで演奏させると全く音が変わってしまうのでモジュールごとにプログラムチェンジを書き換えたりしていました。当時はあまりリアルな音色がなくてピアノでさえがっかりするような音しか出ませんでしたが、こういった古い音源を聴くと当時なんとかリアルな音に近づけようと細かくデータに手を入れて四苦八苦していたのを思い出します。久し振りに音を聴いたらまだ若かった当時が甦って懐かしくなりました。当時はPCが非力でとても音声データなどは扱えずシーケンサーにMIDIデータを打ち込んだりリアルタイムで演奏したMIDIデータを細かく編集してパソコン通信の音楽フォーラムなどに投稿していました。聴く側の音源が違うと中々作り手の意図したように伝わらず心許ない感じでしたが全てが発展途上の当時では仕方がなかったですね。まあそれなりに楽しい時代ではありました。さてカバーを開けてみると基板のほぼ中央にタブ付の三洋電機製CR2032が直付けされていました。当時の音源のバックアップバッテリーは皆こんな感じでしたね。
2024年3月31日日曜日
リモコン修理
リサイクルショップでソニー製の学習型リモコンが説明書完備の共箱入りで安価に売っていたので購入したのですが所々反応しないボタンがありました。返品してもよかったのですが、まあ安かったので(同じものを新品で買ったらかなりの出費になるので)修理しました。先ず反応しないボタンに試しに接点復活剤を塗布しましたが全く改善しないので無水エタノールで除去しました。こういったリモコンは導電ゴムを使用しており接触不良が原因の故障には接点復活剤の効果はないです。それ以上に正常な部分までもおかしくしてしまう可能性がありますので接点復活剤は使用厳禁ですね。やはり(私の中では)定番であるアルミホイルに両面テープを貼り付けた自作修理用部品を使用しました。今回は銅テープを試してみたかったのですが近所のホームセンターでは取り扱いがなく入手出来ませんでした。こんな時いつも思うのですが何処ででも容易に入手出来る商品は腐る程あってもニッチな商品を扱っていないホームセンターの存在意義ってあるんでしょうかねぇ。仕入担当のバイヤーにはもっと勉強してほしいです。😞
このリモコンは基板のチップLEDでボタンを照明するため導電ゴムの面積が非常に小さかったのでそれに合わせて作った小さいアルミ接点を貼り付けるのには非常に苦労しましたが、組み立てて動作確認してみたら確りと動作しました。かなり多機能なリモコンなので重宝しそうです。
2024年3月16日土曜日
ヘッドフォン修理
以前購入した英FocusriteのオーディオインターフェイスScarlett(現在は同社のClarett+を使用)に付属していたヘッドフォンHP60Mk2が中々良い音なのでリスニングに能く使っていましたがプラグに不具合が出てモノーラルに聴こえるようになってしまったので交換しました。
勿論、このヘッドフォンはFocusrite社が製造している訳ではなく台湾のSuperluxか中国のiSK、Takstar辺りのOEM製品ではないかと思われます。
元々のプラグは標準ステレオプラグアダプターを取り付けるネジが付いていて、これが便利なので同じようなプラグを探したらサウンドハウスで売っていたので購入。プラグは一体成型なので根本から切って交換しました。
線材はポリウレタンリッツ線だったのでライターの熱で被覆を取ってハンダ付けしました。緑がL、赤がR、透明がG、プラグは先端がL、中間がR、根本がGです。序にAmazonでノーブランド105mmのイヤーパッドを購入して交換、本来はインターフェイス本体と同様に赤色が基調でオリジナルのイヤーパッドのダイアフラム保護ネットも赤なのですが汎用品は黒でその点だけが残念。でも快調に鳴っています。
2024年2月23日金曜日
鉄針ピックアップその2
ネットでSPレコード用の鉄針ピックアップを入手しました。ゼンマイ(或いは電気モーター)式蓄音機のサウンドボックスを外したトーンアームに取り付け、一般的には真空管ラジオ等のピックアップ入力端子に接続してレコード再生するものです。トーンアームの取り付け径の細さから考えると戦後のポータブル蓄音機向けでしょう。鉄針ピックアップの利点は現代のSP用カートリッジがダイレクトにスクラッチノイズを拾って五月蠅いのとは異なり鉄針を使用することでノイズが柔らかく聴きやすくなることです。但しそれ故情報量(解像度)が若干落ちる事も考えられますが少なくとも以前入手した戦前のナショナル製鉄針ピックアップの音はノイズが減ってとてもいい感じでした。
本体の刻印を見ると日本コントロール工業(現在の同名企業とは異なる)の製品ですが、おそらく戦後昭和20~30年代前半位の時期に製造された物ではないかと思われます。オリジナルのシールドケーブル付きでしたが絶縁体の経年劣化でショートしており、更に100Vコンセントプラグが取り付けられていました。本来ならピックアップ用のプラグが付いているはずですが前オーナーが代用として交換したのでしょう。いずれにしても使えないので廃棄しました。ピックアップ内部はU字型マグネットと針の振動を直接拾うコイル、そしておそらくはボリューム調節用の可変抵抗器で構成されています。所謂MC(ムービングコイル)型ですね。コイルに繋がっている線を外さないように細心の注意を払いながら現在市販されているシールドケーブルと交換しました。筐体内が狭くケーブルの抜け止めに結びを作ることが出来ないため本来なら留め金等をケーブルにカシメればいいのでしょうが使える物がないため苦肉の策として自己融着テープをケーブルに巻いて孔よりも太くして抜け止めとしました。融着しているとはいえ強く引っ張ると力に負けて抜けそうですが丁寧に扱えば大丈夫です。早速オーディオインターフェイスに繋いで針留めのネジを触るとゴソゴソと音がしたのでコイルは断線していないようです。実際にSP盤の再生試験はしていませんが問題なく音が出ると思います。回転つまみはボリュームと思われますが、抵抗体の経年劣化なのかボリューム調整は出来ませんでした。手持ちのポータブル蓄音機はどれもゼンマイが不調なのでいずれは修理して試したいと思っています。尚、この種のピックアップに使う鉄針はソフトトーン(或いはハーフトーン)用が最適で、ラウド等の大音量用の鉄針を使うと振幅が大きくなりすぎて歪み(クリップし)ます。2024年2月11日日曜日
目覚時計修理
愛用している(かなり前にハードオフで500円で買った😅)目覚時計のスヌーズボタンが暫く前からおかしくなり、ボタンが壊れる位強く押さないと目覚しが止まらなくなったりライトが点かなくなったので分解してみました。ボタンと連動するタクト(タクタイル)スイッチが故障しているようなので、昨日秋葉原で修理用に買って来たタクトスイッチと交換しました。特殊な部品を使っていると寸法が合わず取付けられなかったりしますが汎用品を使っているようで今回はピッタリ寸法が合いました。😄
コンデンサーと電波受信用のバーアンテナが乗っかっている基板を外すとスイッチだけが取付けられている小さな基板にアクセス出来ます。基板が小さいのでクリップで挟んで取外し易いように固定してタクトスイッチを外すのですが小さいので思った場所に半田鏝と半田吸取器を当てるのが大変でした。メーカーで修理する場合はこの基板ごと交換するのでしょうが古い時計なのでメーカーには既に部品もなく修理不可能な筈で基板一つ無駄には出来ません。😣少し時間がかかりましたが漸く壊れたタクトスイッチを外しました。後は購入した新しいタクトスイッチを取付けて修理完了です。仮付けでテストしてみましたがちゃんと動作したので半田で固定して元通りに組立てます。部品を半田付けするのは簡単なので直ぐに終わりました。これまではスヌーズボタンを押す場所を微妙に変えたり力一杯押しても反応しなかったりと不便極まりなかったのですが、交換後はボタンのどの部分を押しても非常に軽いタッチで反応するようになりました。これでまだまだ使えそうです。😀2023年9月24日日曜日
時計修理
簡単な構造のクオーツムーブメント |
2023年8月26日土曜日
KAWAI ミニデジタルピアノ GLORIA 修理
電源の入らないジャンク品、ミニピアノが欲しいというよりは単に修理してみたくて入手しました。(笑) こういうのは大体ACアダプターを接続する電源ジャック部分の半田が経年劣化も含めてクラックしているものが多く、接続ジャック部分には物理的に力がかかるのでプラグを何度も取り外したり、ACアダプターのケーブルを強く引っ張ったりすると半田が力に負けて割れてしまい接触不良を起こします。半田は一見強く接着する様に思えますが、実はかなり弱いです。コンシューマー用の安価なオーディオ機器だと、特に半田だけで基板に直付けされたRCAジャック、ヘッドホンジャックなどはちょっとした事でクラックを起こし接触不良になりやすいですね。分解して基板を見るとやはり思った通り電源ジャックの取付部分に半田クラックがありました。ひどい場合だとプリント基板の銅箔ごと剥離してしまうことがあるのですが今回は幸いなことに半田クラックだけの軽症でした。こういう力のかかる部品は基板上に強力な接着剤、或いはシャーシにネジで固定するような設計にすれば半田クラックや銅箔剥離の多くを回避することが出来ますが、コストがかかり修理メンテナンスも面倒になるのでやらないのでしょうね。クラックしている部分に半田を多めに盛り、その他の部分も半田修正して修理完了です。本当は電源ジャックをプラリペアで基板に強固に固定したかったのですが、丁度プラリペアの液が蒸発して瓶が空になっていたので残念乍ら今回は見送りました。
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本体基板はこれだけです。KAWAI製のチップが載っています。 |
2023年3月23日木曜日
プラグ交換
以前ラインスイッチャーを入手した時に購入したケーブルですが、はんだ付けのやり直しはしてみたもののやはりプラグがポンコツでプラグの軸が回転したりジャックに奥までしっかりと刺さらなかったりケーブルをかしめる金具が軟ですっぽ抜けたりとトラブルが多発した為結局全部マル信無線電機製のプラグに交換しました。さすがにちゃんとしたメーカー製の部品は作りが違いますね。見た目からして全然違います。ケーブル8本で計16個交換、被覆を剥いたりはんだ付けに手間が掛かりましたが今度はジャックに隙間なくしっかりと刺さりケーブルもキッチリと固定されて気持ちが良いです。漸くトラブルから開放されました。
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今回は無用なトラブルを避ける為グランドにボディが直接繋がっている金属製ではなくプラスチックボディにしました |
2023年1月15日日曜日
ラインスイッチャー修理
オーディオインターフェイスによってソフト音源のリアルタイム演奏時のレイテンシーが異なるため使い分けていて複数のオーディオインターフェイスを切り替えるのに今迄は単につなぎ替えをしていたのですが、面倒くさいのでTRSバランスラインスイッチャーを自作しようと思い立ったものの多忙で随分時間が経ってしまいました。まあ、シャーシの穴開けや半田付け配線が手間だし市販品を買おうかとネットを見ると結構高いのですね。第一候補のHOSA SLW-333は大体15000円くらいします。パッシブタイプなのでロータリースイッチ+TRSジャックという単純な構成だと思うのですが殆どは頑丈そうなシャーシ(筐体)の値段でしょうか。中古を探しても1万円近くと結構いい値段してます。やっぱり自作しかないかと諦めつつネットオークションを見たらたまたま同機のジャンク品が自作した場合の部品代よりもかなり安く出ていたので壊れていても部品交換するからまあいいかと落札しました。競合相手がいなかったので出品金額のままで落札できてラッキーでした。😄
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かなり清掃しましたがノブの削れはそのままです |

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かなり汚れていました |
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中身はこんな感じです |
2022年2月20日日曜日
時計修理
2021年8月21日土曜日
マイクプリBlueTube DP V2の電球交換
PreSonus製マイクプリアンプBlueTube DP V2のVUメーター内部照明ランプが切れてしまったので交換しました。このマイクプリは中古で購入したもので、以前のブログ記事でもご紹介した内部基板を支持している部分が壊れて自分で部品を買ってきて修理したのでメーカーサポートが受けられない事と、もし修理受付されたとしても技術料という名目の費用がかなりかかりそうなので自分で交換しました。分解するのには結構手間がかかります。まず背面のXLRコネクターを留めている捻子を9本外し、左右側面の金属外装(捻子4本)を外し(真空管を交換する時はここまで)、更にVUメーターが格納されているプラスチック部品を外すためにボリュームノブ4つを留めているナットとワッシャーを外し、プラスチック部品を固定している透明テープを剥がして漸くVUメーター内部にアクセスできます。オリジナルの電球は左右からそれぞれリードが出ている横長のものでバルブに青いフィルターがコートしてありました。半田付けされていたので外して同じような形状の電球をネットで探したところ12V仕様のものは見つかりましたが、本機に使われている電球は15V(基板上に15Vの表記があり実際にテスターで測ったところ14.98V)で12Vのものは使えません。中途半端な電圧なのでなかなか無くて、漸くネットオークションで15Vの麦球を見つけましたが横長ではなくてリードが下に2本出ている縦長のタイプでした。横長のものと比べると配光特性が異なるのでどうかとは思いましたが他に15V仕様の電球が見つからなかったためあるだけ有り難いと思って購入しました。その他に通販で電球色のLEDも購入してみましたが別途点灯用の固定抵抗器が必要で最低10本単位でしか購入できなかったので今回は取り敢えず麦球で修理しておいてまた切れたら次はLED化しようと思います。
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VUメーターの電球を麦球に交換 |
2020年8月15日土曜日
ラジオの手入れ
届いた梱包を開けて見ると画像の通り、これ本当に綺麗にすることが出来るのだろうかと一瞬疑ってしまうような汚さでした。電池ホルダーの金具は液漏れで腐食し錆びだらけ、トランジスターの金属ケースにも腐食が目立ちこりゃ駄目かもと諦めかけましたが、電池を入れてみたらちゃんと動作します。AC電源は通電していないようで、セレン整流器が駄目になっているかもと思ったのですが、コードを上下逆に差し込んでみたら動作しました。このラジオはラジカセなどでもよく使われている本体側の差し込み口に爪が付いていてコードを差し込むと爪が押されて電池からAC電源に切り替わるという方式で、長い間コードが差し込みっぱなしだったせいでプラグの一部が爪の圧力に負けて凹んでしまい、スイッチが切り替わらないというだけでした。さすがにボリュームにはガリがありましたが何度もグリグリと廻しているうちに殆ど消えて、ラジオとしては特に故障もなく完動品だった訳です。これはラッキーでした。(^^)
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左:出品時 右:清掃後(以下同) |
2020年8月14日金曜日
骨董テスター修理
随分前にネットオークションで入手した昭和27(1952)年頃のナショナルのテスター(製造は東洋計器株式会社)を修理しました。届いてから長い間放置していましたがお盆休みで時間があったので漸く手を付けました。
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ナショナルの販売店に記念品として配られたもののようです 木製の立派なテスターです |
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なぜか単2電池用ホルダーが取り付けられていました |
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自分が子供の頃、ナショナルの乾電池は既に「ハイトップ」だったので「ハイパー」乾電池は店頭でも見た事が無く、おそらく昭和30年代~40年代極初期のものだと思います。 |
2020年6月21日日曜日
鉄針ピックアップの修理
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鷲?のマークが素敵です |
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型番(製造番号?)と製造者名 |
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劣化した昔のシールドケーブル(シールド網線が剥き出し) |
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新しいシールドケーブルに交換して標準プラグを取り付け |
ポータブル蓄音器に取り付けて演奏中 |