2017年4月28日金曜日

ミヨー 10枚組CD

ネットを彷徨っていたら偶々ダリウス・ミヨー没後40周年記念CD10枚組を見つけて、信じられないくらい安かった事もあって速攻で注文しました。値段は10枚組で送料込み2668円、1枚辺り約267円という超破格値なので発売元には儲けが出るのか逆に心配してしまいます。(笑) 基本的にエラート・レーベル(現ワーナー)なのですが最近のレコード会社の統廃合故、当初ユニバーサルに売却されてその後ワーナーに移管されたEMI(フランス、パテ・マルコーニ)の録音も入っています。注目すべきは1961年録音の「オンド・マルトノとピアノのための組曲」でオンド・マルトノ愛好家にとっては真空管時代の古い楽器の音が収録されているこの1枚だけでも値千金の価値があります(演奏者は勿論イヴォンヌとジャンヌ・ロリオの姉妹)。他にも学生時代=若き青春時代に聴いたLP音源が収録されている事もあって聴いていて非常に懐かしい気持ちになりました。

我が一世一代の浜松でのコンサート(笑)が終わった少し後にピアノサークルの定演があってそこで弾く曲をダリウス・ミヨーの「春」第1輯に決めたのですが、本CD集に収録された音源はジャック・フェブリエ氏の演奏で古い録音という事もあって今ひとつ状態が良くなかったです。その意味ではLP時代に聴いたピアニストの方が演奏も洗練されていて断然良かったのですけれど。それに特に私が大好きな「ピアノとヴァイオリン、クラリネットの為の組曲」が収録されていなかったのが至極残念ではありますがまあ、何れにしてもミヨーの作品が充実したのは良かったと思います。

2017年4月27日木曜日

本日も練習

夜、師匠宅にお邪魔して伴奏合わせとオンドの練習をしました。楽譜は枚数が多くて譜面台に乗せる事が困難なので僅かに縮小して枚数を少なくするべく楽譜自体を作り直しました。曲想が切り替わる部分で改段及び改ページすると見通しが悪いのでレイアウトを詰めて変化する部分が段の最後にちょっと顔を出すように変更したら随分覚えやすくなり、また伴奏しやすくなりました。あともう少しですが時間がある限りピアノをガンガン弾こうと思います。

オンド・マルトノの方は随分コツが掴めてきました。まだ時々前の音を引っかける事がありますが8割方解消した感じです。やはりスタッカートまでは行かないまでもモルト・レッジェーロ(molto leggero)で弾くのが有効です(余談ですが音楽用語のleggieroは古い綴り方なんですね。現代イタリア語では" i  "が付きません。他にも楽語には古い綴り方が幾つかあります。まあ2~300年くらい前の用語ですからさもありなんですが)。自分はバスのパートなのでミスが目立ちやすく練習を始めた時は全く皆目見当も付かずどうしようかと悩みましたが漸く先が見えてきました。これも自由に楽器を練習させてくださった師匠のお陰と感謝してもしきれません。是非ともコンサートを成功させたいと願っています。

2017年4月21日金曜日

師匠宅にて練習

今日は夜、師匠宅にお邪魔してコンサートの練習をさせて頂きました。ピアノ伴奏は自宅では結構すんなりいくのですが、作曲者ご本人を目の前にしての演奏ではやはり緊張してしまって思わぬところでミスタッチが出てしまい冷や汗ものです。実に有り難い事に、作曲者直々の御指導を賜り更に完成度を高めたいと思います。

肝心のオンド・マルトノはやはり大変難しいです。鍵盤演奏の場面ではピアノのテクニックなど殆ど何の役にも立たない事を痛感しています。特に私の場合、トゥッシュと鍵盤の連携が最大のネックなのですが、今回はかなり長い時間自由に練習させて頂いて自分の弱点が見えてきました。やはり右手(鍵盤)の俊敏な動きというか「常に1音だけ」鍵盤に触れているという事がどれ程重要な事か今更ながら漸く理解できました。要するにピアノのレガート奏法的な運指では全く駄目で一旦それを完全に捨て去らなければなりません。スタッカートまでは行かなくてもそれに類似する機敏な運指方法でないと左右の指の連携は到底無理なのです。縁あって10年以上オンドに触れる機会が続いていますが、今回の練習でそれがやっと理解できた事は大きな収穫でした。セミコングランドピアノ並の高価な楽器であり、しかも自分のものではないので壊してはいけないと遠慮してナマクラな運指になっていたのが良くなかったようです。とはいえ貴重な楽器という事には変わりなく細心の注意を払って扱わなければならないのは当然ですが、その楽器を自由に弾かせて下さった師匠には感謝の気持ちしかありません。自分を抜擢して下さった師匠のご厚意に報いるためにも残り短い期間ですが全てに最優先して全力で練習する所存です。

2017年4月17日月曜日

練習

愈々浜松でのコンサートが近付いてきました。楽器の代用品で猛練習中です。(^^;
製作中断のまま5年以上放置していたトゥッシュユニットを急遽再改造し、
1オクターヴ14cmのミニ鍵盤キーボードを接続して練習に使用中。

2017年4月14日金曜日