2006年2月28日火曜日

禁煙半月目

今日で2月も終わり。そしてタバコをやめてから約半月が経過しました。禁煙3日目くらいまでは吸いたくて挫折しそうになりましたが、今はもう全然吸いたくなくなりました。実は先日の日曜日のピアノサークルの演奏会では休憩時間に知人がタバコを吸うので危ないかな?と思ったのですが、「すみません、一本もらえます?」なんてことにはならずにすみました。(笑) それよりも知人に染みついた?タバコのにおいが結構気になりましたね。タバコをやってた時には全然気にもとめませんでしたが、今ではすごく気になります。というか自分も半月前まではヤニ臭かったんですよね。周りにいた人、ごめんなさい。(笑) 今までにも何回か禁煙に挑戦したことがあるんですが、ただ本数減らしただけとか、2日やめた後に1日だけ吸ってまた2日やめるとか、何だか訳のわからないことをやって失敗してきました。多分本気で禁煙しようという気持ちがなかったのでしょう。(笑) 今回の禁煙はかなり重い心づもりで始めたことなのであまり苦労せずに続いているのだと思いますが、この緊張が解けた時がヤバイのかも知れませんね。(^^; 

2006年2月27日月曜日

ピアノの上の楽譜

昨日の演奏会に刺激されて夕方からピアノの練習をしていました。指の独立のためブラームスの51の練習曲から幾つか弾きましたが頭と指がこんがらがってフリーズしそうになりました。(笑) この練習曲は一日に長時間やると肉体的にも精神的にも危険を伴うので(楽譜の解説にそう書いてあります(^^;)少しずつやっていこうかと考えています。さて、次は何をやろうかと探していたらピアノの上に乱雑に置かれていた楽譜の中から懐かしい楽譜が出てきました。自作のオンド・マルトノとピアノのためのJeu(戯れ)。この曲はフルート教室でご一緒しているちょうど古稀を迎えた生徒さん(笑)のためにお祝いとして書いて献呈した作品で、オリジナルはフルート用ですが、一昨年の12月、コミカレのクリスマスコンサートで演奏するため急遽オンド用に改訂したものです。指番号とかタンブルやディフューザーの指示(実演では殆どできませんでしたが(^^;)が書き込まれていたり、メシアンのヴォカリーズ・エチュードの楽譜が一緒に綴じられていて当時を思い出しました。ハラダ先生には跳躍が多くて弾きにくいピアノパートを演奏して頂いたことを今でも大変申し訳なく思っています。私は作品を仕上げてしまうともうその作品のことは殆ど頭の中から消えて(忘れて)しまうので、今日約1年ぶりに思い出したわけですが、楽譜には「作曲者の能書き或いは戯れ言」という解説ページがあって、こういう余計なことは書かない方がよかったとちょっと反省しました。(笑)

2006年2月26日日曜日

演奏会

午前11時丁度に代々木上原駅に到着。小田急線は何だか列車種別が多くてどれに乗ればよいのかイマイチわかりませんでした(笑)が、代々木上原は全ての電車が停車するので発車が一番早い区間準急?というのに乗りました。駅を降りてかなり急な坂を上って会場のMusicasaへ到着。自由席なので適当な場所に座っていたら今回誘ってくれたTeppelinさんがいらしてご挨拶。正式なプログラムをもらってざっと見たら2台ピアノあり、連弾あり、室内楽あり、しかもクラシックだけに留まらずジャズやポピュラーもあって本当に盛りだくさん。Teppelinさんは一番最初の部でベートーヴェンの田園ソナタを弾くので先ずはそれを拝聴。いい仕上がりですね。以前のオフで聴いた時よりも細部を詰めていて感心しました。ミヨーのスカラムーシュ(2台ピアノ)は実演で初めて聴きましたがこれもなかなかよい演奏でした。
一時間ほどで第1部が終了、丁度お昼になったのでちょっと抜けて、Teppelinさん、ご友人夫妻と近所のレストランで食事。そのご友人はクラリネットを演奏されるそうで、移調楽器の苦労話で盛り上がりました。私もかつてクラリネットをやろうと思って教則本を買ってきたらいきなり移調楽譜だったのですぐさま挫折したクチです。(^^; フルートと同じでサイレントにできない(ミュートできない)ので夜中に練習ができないというのは大いに共感。正しい音程がなかなか取れないというのもフルートと共通。まあ、(テオバルト・べームが)フルートを改良したやりかたでクラリネットも改良されたのでそういう点は似ているのかも知れませんね。しばらく雑談をした後会場に戻ると丁度第3部(プログラムでは2.5部となっています)が始まるところでした。
この部ではジャズ風な弦楽四重奏曲、ブラームスのピアノ四重奏曲、フルート+弦楽四重奏+ピアノでバッハのブランデンブルク協奏曲第5番が演奏されてとてもよかった。やっぱりこういうアンサンブルを至近距離で聴くっていうのは感激します。その後は演奏会終了の午後6時までずっと聴いていました。この演奏会で一番感動したのがシューベルトのアルペジオーネソナタです。この曲はアルペジオーネというフレットが付いたチェロ(ガンバ)に似た弦楽器のために書かれた作品ですが既に楽器が絶滅しているので、代わりにチェロやフルートなどで演奏されます。サキソフォンでというのは初めて聴きました。翳りのある曲調とサックスの柔らかい音がマッチして本当に素晴らしい。フルートでやるよりよっぽどいいです。体が震えるくらい感動しました。これが聴けただけでも来た甲斐があったというものです。ご出演の皆さんはアマチュアとはいえ、かなりのレベルに達しているので安心して聴けました。かなりの長時間でしたがそれもあまり気にならず、6時過ぎに全演奏終了。その後新宿でちょっと寄り道して帰宅しました。帰りの道すがら、多分今年の年末くらいの演奏会でTeppelinさんと一緒にやる予定のブラームスの変奏曲(2台ピアノ用)の事を考えていました。

塩コショー

今夜も(もう昨夜ですが)お笑い番組に出雲阿国さんが出ないかなと思って見ていましたが、残念ながら出演されませんでした。そのかわり、久しぶりにこれまたファンである塩コショーが出ていて大いに笑わせていただきました。最後に出演したのが随分前だったのでどうしたのかなと思っていましたが相変わらずのスタイルでよかったですね。(^^)
塩コショーは外人お笑いコンビでしかも黒人と白人です。この二人、特に黒人のベルナールさんの日本語がホントに達者で、レゲエミュージシャンのような容姿と言葉のギャップでまず笑えます。そして日本人の外人コンプレックスを突いたネタ、特に外人であることを利用して女の子をモノにするというような下ネタのあと、白人のレックスさんが「この?、エロ外人!」と突っ込み、すかさずベルナールさんが「恐縮です?」と返すところがホントに可笑しい(立場が逆の場合もあります)。変な外人さんという点では先日仕事で関わったバートン・クレーンと似ていなくもないです。全体的にゆる?い感じでありながら起承転結がしっかりとしていて話をちゃんと作り込んであるところが私の好きな理由です。塩コショーも阿国さん同様出演回数が増えることを願っています。(^^)

2006年2月25日土曜日

作品111

私はベートーヴェンの後期ソナタ、特に最後の3曲が好きでよく聴いてきました。若い頃は一番センチメンタルな感じのする作品110が好みでしたが、最近は深い瞑想と諦観に満ちた一番最後の作品111が最も好きです。久しぶりに学生時代に買ったクラウディオ・アラウのLPを引っ張り出して聴いたらこれがすごくいい。買った当時はあまりいい演奏だとは思わなかったのですが歳を重ねた所為でしょうか、訥々と語るようなアラウの演奏に我を忘れて聴き入りました。特に第2楽章が素晴らしく変奏を重ねるたびにテーマが純化されていき、二重変奏に入ったところでグンとテンポを落とし細かい一音一音を丁寧に弾いています。普段愛聴しているバックハウスの演奏はさらっと行ってしまうんですがアラウはここでゆっくりと語り出すのです。二重変奏の後半イ短調に移るところで思わず目頭が熱くなりました。
ベートーヴェンのソナタは後期に限らず全て素晴らしいのですが、特に1813年頃に起きた人生最大の危機を乗り越えてからの作品群には翳りや諦観が色濃く現れ深みが一層増します。誰にも迷惑がかからないように決して明かさなかった心情を託した後期の3つのソナタには彼の優しさが滲んでいるのです。作品109は不滅の恋人への愛の歌、作品110は追憶と苦しみ、そして生への希望、最後の作品111はそれら全てが昇華されて虚空に消えていくのです。ベートーヴェンに限らず大作曲家の晩年の作品というのは穏やかなものが多いですね。あの激越な作風のバルトークでさえ、自分の死後妻が演奏して少しでも生活の助けなるようにと感謝と別れの思いを込めて、穏やかなピアノ協奏曲第3番を作曲しています。私にはまだ諦観という感情はありませんが、久しぶりにアラウのベートーヴェンを聴いて今までとは少し違う感興を懐いたのでした。

2006年2月24日金曜日

薬で音感が狂う

という記事が某所にありましたので私が経験したことを少し書いてみます。
丁度大学を卒業した直後だったと思いますが、風邪が治った後も咳が止まらないので病院へ行って咳止めの薬をもらってきて早速飲んでみたのですが、30分くらい経過した時点で乗り物酔いのような状態になって滅茶苦茶気持ちが悪くなってしまいました。しかも、部屋にある時打式の掛け時計の時報音がいつもより半音近く下がって聞こえるのです。テレビを見ていてもアナウンサーの声は低いし、コマーシャルの音楽や時報も約半音下がっているのでもうパニックです。丁度レコード会社でピッチ調整の仕事を始めた頃だったので、ああ、これで俺の人生も終わった?、と本気で考えました。(←大袈裟?) その日は不安な気持ちのまま寝ましたが、朝起きたら治っていたので物凄くホッとしたのを今でも鮮明に覚えています。その後も咳はなかなか止まりませんでしたがその薬だけは恐ろしいので飲むのをやめました。

さて、薬を飲んで乗り物酔いのような感じになるということは、それは三半規管に悪さをするんでしょうか。音感が狂うということは耳から来た信号を処理する脳の部位を不調にするんでしょうか。真相はわかりませんが、素人考えでは多分、耳から入ってくる音を処理する部位のクロックをおかしくしてしまうからではないかと思います。丁度デジタル音声信号のサンプリング周波数が送り出し側と受け側とで合致していないとピッチが狂うのと似たようなことです。脳を含めて身体の器官は一定の周波数で動いていると思われる(ある本で、脳はセシウム原子時計並の正確さでクロックを刻んでいるという記述を読んだことがあります。因みにこの本はオカルトトンデモ本ではありません)ので薬物投与などで信号処理を司っている各部位に僅かでも不具合が起こって調和が乱れると音感がおかしくなったり感覚が変になったりするんだろうと推測しています。これはあくまでも私の貧しい知識から導き出した考えです。

これと関連して、以前父親が手術をした後で突然意識を失った時に担当の先生に呼ばれて脳波のグラフをプリントアウトしたものを見せて頂いたことがあります。通常意識がはっきりしている状態では6?8Hz位のきれいな波形を描いているのですが、意識が遠のくといきなり波形が乱れはじめ、まるで大地震が起きた時の地震計のような激しい波形になります。意識がある状態となくなる状態が一日に何度も繰り返されて一向に回復する様子がなく、手術した場所も脳や神経系統とは全く関係がなかったので何故意識が遠のくのか原因もわからなかったのですが、担当の先生を含む医療チームが様々な検討を行ったところ、ごく稀に起きる症例に合致するケースだということが判明、適切な対処をして下さったおかげて危機を脱することができたのは大変有り難いことでした。何だか音感の話から随分横道に逸れてしまいましたね。(^^;

2006年2月23日木曜日

タバコをやめて

一週間ほど経過しましたが、嗅覚と味覚が鋭くなったような感じがします。鋭くなったというよりはタバコを吸って鈍っていたのが元に戻っただけなんですが。自分の部屋が結構タバコ臭いことに気がつきました。今まで感じてなかったんですけれどね。においを感じる嗅細胞がある嗅粘膜は粘液で覆われているそうなので、この粘液がかなりヤニで汚染されていたんでしょう。(笑)
私がタバコをはじめたのは30歳位からです。大学時代はカッコつけるためにタバコをフカしたりしましたが煙を肺に入れたことはありませんでした。当時はホントにタバコをくわえるのがカッコいいと思ってましたからねぇ。(笑) でも匂い自体は好きではなかったです。その後、職場でみんな吸っていたので自分もつられて、仕事などでストレスがたまるとタバコに火を付けるようになりました。今度は煙をちゃんと肺まで入れて味?を堪能しました。ニコチンがあると吸い込んだ時に喉の奥にグッとくるんですよね。ハーブタバコなどでニコチン0のものはこのグッとくる感じがないので吸った気がしませんでしたね。タバコもいろいろ変えましたが、試しに両切りピースを吸った時は本当に気を失いそうになり、全くダウンタウン・ブギウギバンドのスモーキンブギを地で行きました。(笑)
今回、禁煙をはじめた当初はホントに吸いたくてたまらなかったのですが、一週間ほど経った今では、ちょっと吸いたいと思う時もありますが以前のような禁断症状?は出なくなりました。(^^; 体が軽くなったような気分です。多分このままやめられるでしょう。 やめてよかったと思うのは嗅覚の回復以外にも、いちいちタバコを買いにいく手間がなくなったこと(吸いたくなると雨が降っている真夜中でも買いにいきましたから)と、お金が減らなくなったことです。←これは大きいですよ。(笑)

2006年2月22日水曜日

今月は

何故か呑み会ありライブありで外出する機会がいつもより多いです。今月最後は26日に、ピアノサークルのメンバーであるteppelinさんが所属している別サークルの発表会(なんかややこしいですネ)を聴きに行くことになりました。プログラムをざっと見たんですがいろんな曲目がありますね?。うちのサークルと違ってかなりマニアックな感じです。上手い人多そう・・・(笑) 出演者も多く、午前中から始まって午後6時近くまでという長丁場。さすがに全て聴くのはしんどいでしょうね。(^^; 長丁場といえば、まだ学生の頃、友人の大学の合唱サークルのピアノ伴奏を頼まれ、コンサートの当日、ホールが朝9時頃開くというのでいの一番にホール入りして、リハーサル開始直前の午後3時くらいまで飯抜きでピアノを約6時間弾きまくったため、本番ではかなり疲れてしまったことを思い出しました。バカやってましたよね?。(^^; でも私にとっては本番より、大ホールで最高級ピアノを好き放題弾ける方が重要だったのでした。←ひとでなし・・・
※以前のエントリーに自作ピアノソナタの音源がありますが、あれはこの時録音したものです。(^^;
今日は猫の日だったんですね。テレビを見ていて初めて知りました。(^^; 綱渡りしたり、マッサージしたり、歯を磨いたり、飼い主とだるまさんが転んだをやったり、世の中には賢い猫がいるもんですね。それに引き替え家のエマ様は食っちゃあ寝てぐうたらしてるし、おまけに飼い主に屁までぶっ放すしで困ったものです。(T_T) 猫についてはここが面白いです。

2006年2月19日日曜日

ライブ・イベント

今日は新宿で、先月発売されたCD「バートン・クレーン作品集」の記念ライブ・イベント『モダーン百万パーセント・ナイト』が午後7時からあります。私もスタッフの一人として舞台へ引っ張り出される予定です。(^^; そしておそらく私のこの仕事からの引退記念イベントにもなります。 実は思うところがありまして、音楽関係の仕事をすっぱりと辞めることにしたのです。今、その理由は明らかにしませんが、いろいろと考えての結論です。私は、学生時代に今はなき赤坂の日本コロムビアの編集スタジオでアルバイトをしていた頃からバートン・クレーンを自分の手で復刻したかったのです。あれから20年ほど経って、最後の仕事が「好きな歌手バートン・クレーンの復刻」だったというのも何かの因縁でしょうね。これを機に好きだったタバコもやめました(今はちょっと辛いですけどね(^^; )。人生の区切りとでも言いましょうか、まあ大袈裟ですかね。(笑) 今これを書いているのはまだ朝の6時46分、イベントまでにはまだ時間がありますが、ある種の感慨に耽っています。ライブ・イベントのことは夜書きます。二段構えのブログ構成も初めての試みですね。(^^;

ライブ会場はそれ程広くなく、立ち見のお客さんもかなりいました。制作に関わったスタッフが一人ずつステージへ呼ばれてプロデューサーの石川さんと対談するという形式でインタビュー。私は4番目でしたが、それ程あがることもなく淡々と受け答えをいたしました。あまりのあがらなさに自分でもちょっと驚きました。その後、HMVのポータブル蓄音器でSPレコードを数枚演奏。バートン・クレーンの娘さんのシルビアさんにインタビューするビデオ、ライブでバートン・クレーンのカバーを歌っているふちがみふなとさんのライブ風景を収録したビデオなどが上映されました。 後半は2つのバンドによるカントリーミュージックのライブでした。終了後は同じくスタッフとして関わった高校時代からの友人郡君と居酒屋で酒を呑みました。ここのところいろんな事でちょっと参っていたので愚痴を散々聞いて貰って少し楽にはなりました。ほぼ終電まで酒を呑んで帰宅。雨が降らなかったのがせめてもの救いです。

インタビューを受ける郡氏


2006年2月16日木曜日

14日

父親が入院したり、精神的に落ち着かなかったりで更新が遅れました。14日はハラダ先生のエキセントリックライブが吉祥寺でありました。吉祥寺シアターといういい雰囲気の会場でのライブは本当に素晴らしいものでした。オンド・マルトノは勿論のことハラダ先生のノリにのったシャンソンなど聴き所満載でした。アンコールで演奏された歌はなかなか洒落が効いていて楽しかったですが、私にとってはちょっと身につまされる面もありました。(^^; 今回特に収穫だったのはディフューザーを製作されているGさんとお話しできたことでした。コミカレで使っているディフューザーにはG*****という銘が入っているので多分日本人の方が作られたものだろうということはわかりましたが、実際にその人にお会いできるとは思っていませんでした。機械ヲタクの私としてはもう少し突っ込んだお話を伺いたかったのですが折角のライブの前だったこともあり控えました。どうもありがとうございました。m(_ _)m その後近所のファミレスでコミカレ関係の皆さんと談笑した後帰途へつきました。皆さんお疲れさまでした。m(_ _)m

2006年2月13日月曜日

エクスプレッション端子(私的な覚え書き)

MIDI入力や即興演奏などに使っているヤマハ製デジタルピアノのエクスプレッション端子で実験を行ってみました。エクスプレッション端子に繋いだステレオ標準ジャックからリード線を引き出してセンサーデバイスに接続。最初、端子の極性が不明でいろいろと繋ぎ方を変えたところ、ホットとコールドが共通*1でそこからデバイスを経由してグランドに落とすということがわかりました。そして抵抗値無限大*2でMIDIコントロールチェンジの値が128(最大音量)、抵抗値0で0(無音)になります。要するに電流が流れやすくなるに従って音量が小さくなっていくということです*3。現在、採用をほぼ決定しているデバイスの最小抵抗値は特定条件下に於いて限りなく0Ω*4に近くなりますが、完全には0Ωになりません。万全に整備された条件下での測定ではないので何ともいえませんが、頑張ればもう少し小さくなるのかもしれません*5。現段階での最低抵抗実測値*6は34Ω程度ですが、できうるならこれを一桁台に持っていきたい感じです。実際に、持続音であるオルガンの音を出しながらこれを操作すると音量を自在に変化させることができます。50Hz?100Hz以上の高速な変化に対しては時間的な遅れに伴う波形の鈍化すなわち応答出力の低下が起こりますが、人間の手の動きなどの「超」低速領域*7ではこの欠点を全く無視できます。最終的にはオンド・マルトノ実器のトゥッシュと同じような特殊な仕掛けを追加することになる*8でしょうが、実験結果上からはなかなかいい手応えを感じています。更に付言すれば、デバイス自体にはメカニカルな接点が存在しないため通常のボリューム(可変抵抗器)のようなガリ*9が発生することがなく耐久性の面でも極めて優れており*10、音声信号回路上に挿入されるものではないので音源の品質を劣化させてしまうようなこともありません。但し、製作する上で最も肝要な点は押圧と音圧が聴感上一致するように感じる変化曲線(エクスポネンシャル? 少なくともリニアではない)を与えることですが、これにはただカットアンドトライを繰り返して手探りで最適値を見つける以外に方法はないと思います。
以上、小論文でした。多分自分以外は意味不明・・・(^^;

注釈: 1,茲では短絡するという意味  2,最大抵抗値の上限定数は存在する  3,他のMIDI楽器では逆になる場合がありうる、また分解能が低いとデジタル楽器の特性上雑音が発生する可能性もある  4,オーム=電気抵抗の単位  5,最も適した波長を高出力で発生させる別デバイスの選択を含める  6,一番変化に敏感で抵抗値の低い機種において  7,どんなに速くてもせいぜい12Hz程度  8,仕掛けが存在する意味がやっと理解できた  9,変化域の抵抗体或いは接点の摩滅による連続定数変化の欠損部分  10,デバイスそのものの寿命を考慮しなければメンテナンスフリー

2006年2月12日日曜日

土曜日のこと

午前中はコミカレに出席しました。先日製作したトゥッシュユニット(現在模型の段階)を持参してハラダ先生に見て頂きました。改めてトゥッシュの構造を教えて頂きその精妙な仕組みに感嘆したのと同時に、製作していく上で示唆に富んだいろいろなヒントを頂きました。また、実物のトゥッシュを押した感じと模型の方を押した感じをなるべく近づけるためにバネのおおよその位置も設定しました。演奏の方は相変わらずですがこちらもいろいろな収穫がありました。さて、コミカレ終了後はハラダ先生が出演なさるオネゲルのオラトリオ、火刑台上のジャンヌ・ダルクの公演があったのですが、ピアノ・サークルのオフ会幹事をしていた関係で泣く泣く諦めた次第です。
オフ開始時間まで少し時間があったので秋葉原へトゥッシュユニット用の部品を調達しに行きました。それと、楽器屋へ行って各メーカーが発売しているエクスプレッション・ペダルも見てきました。私はエクスプレッション端子のついたMIDIキーボードを持ってはいるのですが、殆どピアノの代用にしているためにエクスプレッション・ペダルは使うことがなく所有していません。店頭展示品のペダルは分解しなくても隙間から覗き込むことで大体の構造を知ることができました。(←きっと店員さんはいろんな角度からペダルの中身を覗き込んでいる私を見て変なヤツだと思ったことでしょうね) 予想していた通りの実に単純な構造(笑)だったので、自分が当初から考えていたプランでそのままいけそうです。(^^) 後は抵抗値と変化カーブの設定ということになりました。オフの時間が迫ってきたので日比谷の松尾楽器のBスタジオへ。
今回は参加人数が多く、狭いスタジオの中で人がひしめき合っていました。(笑) 私は自作のピアノソナタ、三善晃作曲の組曲「こんなときに」とベートーヴェンのピアノソナタ第10番ト長調第一楽章を演奏しました。それから、メンバーのteppelinさんから一緒にやろうと誘われていたブラームスの「ハイドンの主題による変奏曲(2台ピアノ用)」の楽譜をもらっていきなり初見。(笑) 懐かしい感じのするいい曲です。2台でやると和声が豊かになってゾクゾクしますね。スタインウェイフルコン、しかもしっかり調律済みということもありましたが、タッチといい、確実に帰ってくるレスポンスといい、輝くような色彩豊かな響きといい本当に素晴らしい。自作のソナタを弾きながら「そうそう、これなんだ。私の表現したかった響きは」と心の中で呟きつつ作曲当時の幸福感に満たされ、様々な思いが去来し、途中で思わず熱いものがこみあげてきて泣きそうになりましたよ。(笑) オフ終了後は近所の居酒屋で二次会。オフのみで帰られた方もいたので全員参加というわけではなかったですが楽しいお酒になりました。(^^) 特にメンバーのpiromiさんにはいろいろと気を遣って頂いて感激しました。帰宅途中でショウさんからPHS宛にお祝いメールを頂戴して嬉しかったです。慌てて電車の中からお礼メールを返信しました。(^^; 皆さん本当に有難うございました。m(_ _)m

2006年2月7日火曜日

免許更新

誕生日が迫ってきたので府中試験場まで行って運転免許証を更新してきました。今日は天気が悪かったので人が少なく、あまり待たずに済んでラッキーでした。(^^) 次回も天気の悪い日に行こうっと!(笑) 前回は無事故無違反(ただ見つからなかっただけでガンガン違反してましたが(^^;)のゴールド免許だったのですが、一昨年駐車違反で切符を切られてしまったので今回は普通の青い免許証です。駐車違反をした時は、罰金よりもゴールドじゃなくなることの方がショックでした。(笑) まあ、ゴールドじゃなくても有効期間が3年から5年に伸びたのでどちらでもいいといえばそうなんですが・・・。1時間の講習を受けて免許証を受け取り写真を見た途端、これじゃぁ爆弾でも作っていそうな左翼活動家(過激派)みたいじゃないか?とちょっと凹みましたですよ。orz
府中試験場のある辺りは、中学生まで住んでいたところと至近距離なので、自転車で行ったこともあり少し散策?してきました。以前住んでいた家は取り壊されて更地になっており、パン屋をやっていた友達の家は普通の住宅になっておりました。(パン屋の友達のお母さんはヤマザキパンの太陽マークにそっくりな人でした。(笑)) さすがに四半世紀以上経つと昔の面影が消えていて寂しかったですが仕方ないですね。あの頃の人たちはどのくらい当地に残っているのだろうと思いつつ帰宅しました。

2006年2月6日月曜日

ライブ

昨日の日曜日はRADIOHEAD NIGHTというライブに行ってきました。megwaiさんのバンドSMOGCHECKとフレンチ・コネクションがお目当てです。megwaiさんはエレキヴァイオリン、テルミン、リコーダーと大活躍、素敵なバンド演奏でした。(^^) フレンチ・コネクションの実物も初めて見ることそして聴くことができました。実演を見た限りではチューニングが難しそうですね。比較的広い会場でしたが立ち見の人もいて、レディオヘッドフリークの多さにビックリです。門外漢?がちゃっかり座っていて何か申し訳ないような・・・(^^; リハの時から通して約6時間、楽しい時間が持てましてmegwaiさん(いろいろと気を遣って頂いて感謝しています)、SMOGCHECKの皆さん、山羊さん、どうも有難うございました。m(_ _)m

※ megwaiさんのコメント中に某の名前がありましたが、痕跡を抹消するためブログ主の都合により伏せ字にさせていただきました。書き込んでくださったmegwaiさんには、コメントを勝手に改変してしまいましたことを深くお詫び致します。 2007/06/20 記