2024年12月15日日曜日

パワーウィンドウ

先日車のバッテリー交換したのですが、バックアップ電源を繋いでいなかったので、所謂メモリーがクリアされた状態になりました。燃費を測るために前回ガソリンを入れた時にリセットした距離計がバッテリー交換で0kmになりオーディオプレーヤーの時計もリセット状態、まあこれらは別に無問題なのでどうでもいいのですが、困ったのがパワーウインドウのオートモードが効かなくなった事でした。バックする時などスイッチ一発で窓が全開にならないと不便な事この上ないのでネットで調べたら一度全開状態にしてその後窓を閉めそのままスイッチレバーを3秒程上げたままにすると復帰するとの事だったので試したら見事オートモードが復活しました。ネット記事では殆どのメーカーの車でこの方法が有効らしいです。その他にもリセットされている項目があるかも知れませんがカーナビも外付けの社外品だし取り敢えず他には困る事は無さそうです。昔乗っていた車のバッテリーは5000円位だった記憶があるのですがアイドリングストップ車用だと高価なので、バッテリー寿命を延ばす効果があるかどうかは定かではありませんがエンジンスタートモーターに負担を掛けない為にも今後はアイドリングストップスイッチを切って乗ろうと思います。

2024年12月3日火曜日

バッテリー交換

 ここ暫く忙しくて車に乗る時間がなく、昨日久し振りに乗ろうとしたら弱っていた愛車のバッテリーが上がってしまいエンジンがかからなくなりました。以前は駐車場のスペースが家の真前にあったので充電器を使えば何とかなったかも知れませんが、今は駐車スペースが少し遠くなってしまったのでコードを這わす訳にもいかず、時間も取れそうにもないので取り敢えずディーラーに電話したら、今整備工場が一杯で対応出来ないのでJAFを呼ぶか保険屋に連絡して対処して欲しいというツレない返事。車屋がJAFを呼べと? なんか違うんじゃないかしらん。バッテリー交換なんて30分もあれば出来ると思うのですが、整備士が電話対応したようでその後多分これではいかん(折角向こうから問い合わせがあって儲けるチャンスだったのに(笑))と思った担当の営業からと思われる電話着信が2回ありましたが、勿論シカトです。(笑)

それで今日は仕事を早く終わらせて近所のオートバックスにバッテリーを買いに自転車を走らせ対応バッテリーを買って帰りましたが、兎に角バッテリーが重いので自転車の荷台に厳重に縛リ付けて転倒しないようにゆっくりと走りました。(笑) 家に着いて早速交換作業に入りましたがバッテリーを支持している金具を外すのが少し面倒だったものの思いのほか直ぐに終わりエンジンをかけるとバッチリ始動してほっとしました。これでまたいつも通り車に乗れるようになりました。

バッテリーの購入価格は古いバッテリー引き取り無料で1万4千円弱でしたが、これがもしディーラーに頼んだらバッテリーは割引なしの定価(しかも似たような寿命であまり意味のない高額な商品を選択)、その上工賃やらバッテリー処分費やらでおそらく総額3万円台後半になったのではないかと思います。そう考えると却ってツレない対応のお陰でDIYで節約出来たので良しとしましょう。家電やオーディオ機器の修理もそうですが自分で不具合を直すと愛着が増すし何事も面倒くさがっては駄目ですね。まあ車なので命に関わるような部分の修理は別ですが。(笑)

交換したバッテリー

交換前の駄目になったバッテリー

2024年11月23日土曜日

メーラー移行完了

 今までJust System のShuriken というメーラーを愛用してきました。自分にとっては使いやすいソフトウェアなので既に開発終了して時間が経っているにも拘わらず使い続けてきたのですが、Googleなどのメールサービスのセキュリティーが強化されてからは古いShuriken ではログインできなくなりました。更に最近はMSのメールサービスにも同様にログインできなくなり、その他のメールサービスが使えなくなるのも時間の問題と思ってメーラーを変えることにしました。幾つか試して見ましたがThunderbirdが使いやすくShurikenからエクスポートしたデータも問題なく読み込みが出来たので早速使い始めました。Shuriken には最も古いもので2001年からのメールが複数のアカウントで大量に収納されているのでエクスポート→Thunderbirdでインポートの作業が殊の外大変で結構な時間がかかりました。まあ、古いメールなどこの際断捨離で捨ててしまえば良いのかも知れませんが、過去の仕事やサークル活動の記録も残しておきたいし、購入したソフトウェアのシリアル番号などもメールにあるので、もう読まないメルマガなどは全部削除して幾ばくかスリム化してから移行しました。2001年といえば私はまだ30代で若い頃はいろいろあったなあと移行作業をしながら感慨に耽ってしまいました。ネットオークションでは色んなものを買っていましたね。(笑) 先ほど過去の全てのデータの移行が終わって長い間お世話になったShurikenを卒業することになりました。便利に使ってきたShiriken には本当に感謝です。あとはThunderbirdが開発中止にならないように祈るばかりで多少の寄付はするつもりです。

Shuriken の画面

2024年11月10日日曜日

久し振りの録音

先日ピアノサークルの定演がありましたので録音もかねて弾いてきました。使用したマイクはPreSonusのPM-2というマッチドペアのスモールダイアフラムコンデンサーで数年前に購入したもののなかなか出番がなく未使用状態でした。レコーダーも前に購入したものの使わず箱入り新品のZOOM F3です。 F3は内蔵マイクがなく最近特に無精度が増してきた所為でその後に購入したTASCAMのPortacapture X8の内蔵マイクで録音したりしていたのでなかなか出番がありませんでした。(笑) しかしレコーダー内蔵(付属)のマイクでは色々なマイキングを現場で時間が許す限り試してみたものの全く満足できず、XY方式は音像が中央に寄りすぎて全く好みではないし、AB方式はレコーダーの横幅から左右のマイク距離が短すぎて自然なステレオ感を得るには無理があり、やはり単体のマイクには敵う訳がないと意を決して(笑)マイク、レコーダー、マイクスタンド、他諸々のアクセサリーの重たい荷物を携えて会場に赴きました。前半はORTFで、後半はABで録音しましたが終了後家で録音を聴いてかなりよく録音されていて嬉しくなりました。かなり前BehringerのC-2で録音したときは音質自体はそんなに悪くなかったのですが低域が薄すぎて編集時にEQで大幅に調整しなければならず、FostexのMC10ST(おそらくSuperluxのOEM)はペアマイクでしたが左右でレベル差が6dB近くもあってステレオでは使い物にならず、MXLのCR21もペアでしたが4~5dB程度レベル差があって一旦返品し差が少ないものに交換してもらって(1dB程度だったらいいですが特性が著しく異なっているものをペアとして販売しないで欲しいです)録音してみましたが今ひとつ音に芯が感じられず1回でお蔵入り。やはりマッチドペアと正式に謳っていて2本の差が殆どないものではないとステレオ録音には色々支障が出ますね。尤もBehringerのB-1AKGのC414XLSC4000Bのように全く別々に購入しても殆どレベル差がなかったという偶々ラッキーな場合もありますが。余談ですがAKGは韓国資本になってから伝統のオーストリー・ヴィーンの拠点が閉鎖され職員も大量解雇で現在は嘗てとは違った単なる米国拠点の企業になってしまったようです。PM-2はテスト段階で見事なまでに2本の差が殆どなく(最大で0.3dB程度)さすがにマッチドペアとして販売されているだけのことはあります。製造は中国ですが設計は米国PreSonus社で、台湾や中国メーカーの既製品を単にメーカー名や型番だけを変えて売っているものではないので強くお勧めしたいのですが残念ながら現在はディスコンです。何と言っても安価なスモールにありがちな中高域が強調された硬い音ではなく、高低のバランスが良く響きが豊かでスモール特有の鋭さや解像度も兼ね備えていて、プロ並みの腕前を持った奏者の録音ではきっちりとスタジオ録音された市販CDのような音が聞こえてきました。非常に音楽的で高性能なマイクです。経験的にマイクとレコーダー(内蔵マイクプリ)との相性もあり、PM-2とF3の相性は大変良い感じで感銘を受けました。他に記憶に残っているところではSuperluxのS502TASCAM DR-40(初代)の相性も抜群でした。それから以前から思っていましたが録音が成功するには楽器の状態はもちろんのこと奏者の技量が本当に大事でタッチやペダリングが安定しないアマチュアの演奏ではいくら機材が良くても本領が発揮できないということを改めて感じた次第です。現在、録音は仕事にはしていないのでマイクは比較的安価なもののみを使っています。ショップスとかノイマンとか欲しいことにかわりがありませんが、スタジオで毎日のように商売で録音する訳ではなくさすがにマイク1本に数十万円(最近は円安で更に高騰)は出せません(維持管理も大変)ので自分で楽しめる範囲でやっていこうと思います。安物とはいえやっぱりマイク沼にはまっていますが。(笑)

2024年10月25日金曜日

腕時計オーバーホール

 昔使っていた腕時計がオーバーホールから戻って来ました。腕時計のオーバーホールといえば機械式時計を思い浮かべますが、クォーツ時計でも本来は定期的にオーバーホールした方が良いのです。シチズンのジャンクションという廉価版で記憶が確かならば1990年代半ば頃に新宿のヨドバシカメラで購入したものですが色々と個人的に思い出のある時計です。30年位前のソーラー時計なので2次電池が経年劣化しておりソーラー時計充電専用のLED発光器で充電を試みたのですが動きませんでした。シチズン時計のサイトで修理可能かどうか調べた処、キャリバーナンバーが不可能機種に該当していなかったのでオーバーホールに出しました。オーバーホールの代金は15400円で、この金額ならそこそこの時計が新品で買えます。でも自分位の年齢になると思い出があるものを復活使用したいと思ったりするので思い切って動くようにした次第です。さすがにメーカー純正のオーバーホールだけあって秒針もインデックスにピッタリ合わせてくれるので針ズレが超気になる神経質な自分(針がインデックスからズレた時計は捨てたくなります)でも非常に満足しています。(笑) 1週間程動かしてみましたが特に遅れたりする事もなく6日で約1秒進むので新品購入時と全く遜色ない処か逆に精度が良くなっているのには吃驚しました。シチズン時計には旧モデルを復活させて貰って感謝しています。ボーイズサイズなので老眼にはちょっと厳しい(笑)ですが今後も愛用していく積りです。

文字盤全面夜光、しかも青い色合いなので気に入っています。



2024年9月28日土曜日

茄子の醤油炒め

数日前に近所の農家の無人販売所で茄子を売っていたので2袋買って帰りました。スーパーで売っているような電球みたいな形ではなくてヒョロっと長い茄子でした。今日は休みで時間があったので醤油炒めに挑戦です。特にネットでレシピを検索する事なく出来上がりをイメージして見様見真似の単なる勘で作ってみたのですが外観は中々いい感じに出来ました。肝心の味ですが試食してみて思わず「あ、美味い!」と呟いてしまいました。(笑) 茄子の醤油炒めが凄く好きなので初回の自作に成功した事もあり得意料理のレパートリーの一つにしたいと思います。独りで生活しているので料理を色々勉強していきたいですね。
長い茄子なので縦に切れ込みを入れて醤油が染み込むように工夫してみました。盛り付けた感じでは今一つ美味そうではないのですが実際は結構美味いです。(笑)

2024年9月1日日曜日

Meldway Grand

このエントリーは7月9日に書いたものですが、仕事で色々あったり母が亡くなったりでなかなかアップロードできませんでした。情報が古いことをご容赦ください。
91%オフ、1,528円という安さに釣られてMeldway Grandというソフトウェアピアノ音源を購入しました。開発元のMelda Productionはチェコ、プラハにある会社のようです。これまでにピアノ音源は10種類ほど購入しましたが、デモ音源を聴いて気に入って大枚をはたいても実際にインストールして弾いてみたら全然気に入らなくてお蔵入りになってしまった音源も多く、使うのは結局2種類のみになりました。この音源もデモを聴いて良かった(価格も驚く程安かった)ので購入、インストールして弾いてみたところ音色の傾向から自分としては独りで訥々と語るような即興演奏に向いている印象を受けましたが通常の楽曲を演奏するのも良く、弾いていて他のピアノ音源とはベロシティーの感度が違うのかフーガなど声部を浮き立たせやすいです。この辺はタッチカーブを変えればどうにでもなりそうなのですが元々のサンプリングの仕方やマスターキーボードとの相性などでどうしても思うようにいかないこともあったりします。また、音源によっては所々調律が微妙にズレていたりして和音を鳴らすと興醒めすることも屡々あるのですが、この音源は中高域に特徴があり自分が好む和音や様々な不協和音も大変気持ち良く響き、尚且つ本物のピアノのように音が長くよく伸びて不自然なフェードアウト処理をしていないところに好感が持てます。因みに自分がピアノ音源を選定する際に絶対外せないチェックポイントの一つにダンパーペダルを踏んでフォルテで和音を鳴らしそのままの状態で平均律の唸りも含めてどれだけ自然に音が減衰していくかという項目があるのですが、この点で満足できたのはTHE GRAND Ver.1とこの音源だけでした。更に細かいことを言わせて頂ければ、収録にはノイマンやブラウナーのマイクを使っているようですが個人的にはショップスも採用してほしかったと思います。音源開発元専用のホストアプリケーション(プレーヤー・サンプラー)が必要なためインストールに少し手間がかかりますがそれ以外は特に問題ありません。表現し易い綺麗な音源でピアノを弾くささやかな愉しみが増えました。

ところが半月程使っていたら途中で音が途切れるようになりPCの不調かUSB周りの不具合、或いはASIOドライバーの誤動作かと思って色々とチェックしてみましたが特に異常はなく暑さでPCがやられたのかとCPUの温度をチェックするユーティリティをインストールしたもののこちらも特に異常なしでした。ただインターネットブラウザCHROME動作中にヤバいくらい一気にCPU温度が上がることを確認しました。自分としてはDAW上でソフトウェア音源をリアルタイム演奏した時の方がCPU負荷が大きく温度が上がるのではないかと考えていましたが、こちらは殆ど温度が上がらずちょっと意外でした。結局音切れの原因はホストアプリケーションの試用期限が切れたからでしたが、説明では試用期限経過後はフリーのプレイヤーバージョンになるのでそのまま使えるようなことが書いてあったのでまさかホストアプリケーションが悪さをしていたとは迂闊でした。一旦アンインストールしてからフリーバージョンのプレイヤーをインストールし直して解決しましたがこの点少し紛らわしいです。以前の音源と併せて3種類を音楽の傾向によって使い分けようと思います。

この音源を使用し母の追悼のために演奏した
ベートーヴェン バガテル作品126より第5番ト長調

2024年8月28日水曜日

Finale終了

 代理店からのメールによれば楽譜浄書ソフトウェアFinaleが開発、販売終了だそうです。突然の終了にびっくりしました。私も前世紀から使用していて2003aから長らく放置プレイ状態で漸く数年前に26にアップデートしましたが中身は殆ど変わっておらずPDFの出力がまともに出来ない(文字化け)状態でこれ以降も開発する気があるのかなと疑問に思ってはいました。最近はsteinbergのDORICOの方を能く使っていましたが、老舗のソフトウェアがなくなるのは残念です。

私が使って来た楽譜浄書ソフトウェアは作曲家でもあるアメリカ人リーランド・スミス氏(ダリュス・ミヨー、オリヴィエ・メシアンに師事)が開発したMS·DOS上で動作するSCOREを皮切りに、ENCORE、NIGHTINGALE、MOTUのCOMPOSER'S MOSAIC、MUSIC PROSE(Finaleの前身)、SIBELIUS、Notion等を経てFinaleに到った訳ですが一番手に馴染んだFinaleが無くなるなんて夢にも思いませんでした。楽譜ソフトウェアは極めてニッチな分野なので企業としての体力が無いと存続出来ないのですね。どの楽譜ソフトウェアも一長一短があってこれだ!という決定版が無かった中でFinaleは取りあえず一番色々な事が出来たソフトウェアでした。

これまで作成したFinaleのファイルをMUSIC XMLに変換、DORICOで読み込み修正しなければならないと考えると気が重いです。DORICOはDORICOで結構使いにくい部分があるし、機能的にまだまだなんですよね。😥

2024年8月15日木曜日

母他界

 早朝母が病院で他界しました。96歳でした。朝5:40に電話があり母の呼吸が止まっているので直ぐに来てくれとの事、病室に行った時には既に他界していました。昨日の朝嘔吐して苦しいと訴えたので直ぐ病院に連れて行き以前から患っている胆管炎のステント交換をする予定で、血中酸素量が足りないので少し様子を見てから処置する事になり入院しました。その時はいつもとそれ程変わらない様子だったので処置したら戻れると思っていましたが、帰らぬ人となってしまいました。看護師の話では午前3時頃は意識があったそうですがその後吸入酸素量が減り呼吸が停止したとの事でした。取りあえず葬儀の手配をして何時も自宅に帰りたいと言っていたので自宅のベッドに安置しました。退院後はまたリハビリして自宅で生活が出来るかと考えていて、本人もリハビリを頑張っていたのですが急に亡くなったのでデイサービスの担当者に連絡した時は絶句していました。

父が他界した時はどちらかというとドライに受け止めていましたが母の場合は父とは違って結構後悔の念があります。父を悪く言う積りはありませんが父が心筋梗塞を患ってから全くやる気をなくしてリハビリも殆どせず寝たきりだったのに比べて母はデイサービスの担当者がびっくりする程リハビリを頑張って年齢を忘れる程恢復が早いと評価されていました。母がいなくなると家にポツンと独りになってしまうので暫くは喪失感が続きそうです。子供の頃は母との折り合いがあまり良くなくて心無い言葉を何度も言ったりしました。ここ半年位は高齢のため體も弱っていたのでもっと前から優しい言葉をかけていれば良かったと今更ながら悔やまれます。

1927年生まれなのであともう少しで100歳だったのですが96年も生きたので大往生でしょう。丁度アメリカにいる妹たちもこちらに来ていましたので、最期に娘、息子、孫2人の顔も見れたし、眠るように亡くなり安らかな顔をしていたのが救いでした。昔からのご近所さんも会いに来てくれました。

61年間本当にお世話になりありがとうございました。96年間色々苦労したと思いますがお疲れさまでした。特にここ5年位は骨折したり手術をしたりリハビリを頑張ったりとかなり大変だったのであちらではどうぞゆっくり休んでください。心から感謝しています。

2024年3月31日日曜日

リモコン修理

 リサイクルショップでソニー製の学習型リモコンが説明書完備の共箱入りで安価に売っていたので購入したのですが所々反応しないボタンがありました。返品してもよかったのですが、まあ安かったので(同じものを新品で買ったらかなりの出費になるので)修理しました。先ず反応しないボタンに試しに接点復活剤を塗布しましたが全く改善しないので無水エタノールで除去しました。こういったリモコンは導電ゴムを使用しており接触不良が原因の故障には接点復活剤の効果はないです。それ以上に正常な部分までもおかしくしてしまう可能性がありますので接点復活剤は使用厳禁ですね。やはり(私の中では)定番であるアルミホイルに両面テープを貼り付けた自作修理用部品を使用しました。今回は銅テープを試してみたかったのですが近所のホームセンターでは取り扱いがなく入手出来ませんでした。こんな時いつも思うのですが何処ででも容易に入手出来る商品は腐る程あってもニッチな商品を扱っていないホームセンターの存在意義ってあるんでしょうかねぇ。仕入担当のバイヤーにはもっと勉強してほしいです。😞

このリモコンは基板のチップLEDでボタンを照明するため導電ゴムの面積が非常に小さかったのでそれに合わせて作った小さいアルミ接点を貼り付けるのには非常に苦労しましたが、組み立てて動作確認してみたら確りと動作しました。かなり多機能なリモコンなので重宝しそうです。

2024年3月23日土曜日

ポリーニ死去

 イタリア人ピアニスト、マウリツィオ・ポリーニが本日亡くなったそうです。ポリーニといえば中学生の頃ショパンの練習曲集を聴いて衝撃を受け(ヴィルヘルム・バックハウスのSPレコードも素晴らしかったですが)、高校生の頃にピアノの師匠の勧めで来日コンサートを聴きに行きました。NHKホールの最後列の座席では足りなくてその後ろの通路に折り畳み椅子が用意されてそれに座って聴いた事を昨日のように思い出します。ポリーニが遠くに小さく見えましたが勿論、演奏は本当に素晴らしかったです。我々と同時代を生きた偉大なピアニストの御冥福を心よりお祈りします。

2024年3月21日木曜日

笠置シヅ子の歌

 時間の都合もあって私は殆ど見ていないのですが、笠置シヅ子をモデルにした連ドラ「ブギウギ」がそろそろ終わりますね。去年、連ドラに合わせた復刻CDの企画が大手レコード会社で立ち上がり関わらせていただきました。音源の調律とノイズ除去作業をさせていただくため音源を受け取って作業用のPCに取り込んで試聴して度肝を抜かれました。それは「ラッパと娘」という曲で、無知な私は聴いた感じで戦後それ程経っていない頃に録音されたものだと思ったのですが調べてみるとこれが戦前の録音だと知ってビックリ仰天です。笠置シヅ子のブラックな歌いっぷりに引き込まれて、これは出来得る限りノイズを除去してクリアな音で聴いて頂かなければという思いで作業しました。ブギウギもいいですが「ラッパと娘」は別格だと思います。以前のエントリーで触れたかも知れませんが今使っている波形編集ソフトウェアはかなり高精度にノイズ成分を除去できます。オートマチックのノイズリダクションプラグインでもそれは出来るのですがそれをやってしまうと原音の成分がかなり殺がれて文字通り音が死んでしまうのでプラグインは一切使わず総て手作業です。3分半位の音源で500箇所以上(作業履歴が残るのでそれを見て思わずビックリしました(笑))のノイズを波形を見ながら除去していきます。この道30年以上なのでノイズの波形を見ればどんなノイズが聞こえるかは直ぐにわかりますしその対処法もほぼ確立しています。これまでに蓄積したノウハウで最大限の仕事をさせていただきました。私は元来クラシック畑でジャズもそれなりに聴きますが所謂歌謡曲でここまで感動したものはあまりありません(別に歌謡曲を見下げている訳ではありません)。ネットにも音源がありますので是非ともこの名曲、名唱をお聴きください。ノイズ除去の仕事をしながら感動した曲がもう一つあります。それは暁テル子の「東京シューシャインボーイ」です。シューシャインボーイとは靴磨きの少年の事で、ともすれば暗い内容になりがちなモチーフが明るく前向きな内容でオケのアレンジも秀逸で聴いた瞬間好きになりこれも力を入れて作業をさせていただきました。そういえば子供の頃即席ラーメン「たまご麺(ハウス食品)」のコマーシャルで流れた曲(「ミネソタの卵売り」の替え歌)も元は暁テル子の曲でした。昔は若気の至りで歌謡曲を殆ど聴きませんでしたがこうして仕事を通じて聴いてみると確かに良い曲が多くあります。特に「ラッパと娘」は連ドラが切っ掛けで多くの人に聴かれるようになったようでこれからも聴き継がれればと思います。

2024年3月20日水曜日

車の異音

 1年くらい前からフロントのエンジンルームから鉄板が僅かに触れ合って出るようなビビビビーンという音が出るようになりました。ドアを閉めたりエンジンを始動すると異音がして次第に音がしなくなるという現象だったので半年前の定期点検の時に見て貰ったのですが原因がわからず、特定するにはエンジンを一回外してみないとわからないので費用がかなりかかると言われて仕方なく我慢して乗っていました。自分で原因を探ろうとエンジンルームを開けて色々とやってみたのですがやはり素人には無理でしたね。(笑) 走行には影響しないのが幸いだったのですが、これまでに乗った車ではそんな異音は一度も出なかったので変だなあとは思いつつ先日また定期点検の時期が来たのでディーラーの担当者にもう一度異音が出る事を説明しました。今回は別の整備士の担当でしたがあまり期待せずに待っていると原因がわかり直したとの事、エンジンルーム内の配管同士が触れ合っており、振動を与えると僅かにぶつかって異音が出るという説明でした。整備が済んだ車に乗ってみると一切異音がせず漸く不快な現象から解放されてホッとした次第です。やはり整備士にも優秀な人とそうでない人がいるようです。タイヤに皹割れが見られこのままだと宜しくないので交換した方が良いと言われましたので近日中に素直に交換しようと思います。兎にも角にも、今乗っている車には沢山の思い出が詰め込まれていて何度も危ない状況を助けて貰ったりしたので(信じられないかもしれませんが本当にそう思える瞬間が何度かありましたし車との相性って確かにあるんですよね)、新車で購入してからかなりの年数が経過しているのでディーラーからも新車の買い換えを何時も薦められています(ガン無視です(笑))が愛車を下取りに出して新車にするなんて全く考えられず今後も大切に乗って行きたいと思います。

2024年3月16日土曜日

ヘッドフォン修理

 以前購入した英FocusriteのオーディオインターフェイスScarlett(現在は同社のClarett+を使用)に付属していたヘッドフォンHP60Mk2が中々良い音なのでリスニングに能く使っていましたがプラグに不具合が出てモノーラルに聴こえるようになってしまったので交換しました。


勿論、このヘッドフォンはFocusrite社が製造している訳ではなく台湾のSuperluxか中国のiSK、Takstar辺りのOEM製品ではないかと思われます。

元々のプラグは標準ステレオプラグアダプターを取り付けるネジが付いていて、これが便利なので同じようなプラグを探したらサウンドハウスで売っていたので購入。プラグは一体成型なので根本から切って交換しました。

線材はポリウレタンリッツ線だったのでライターの熱で被覆を取ってハンダ付けしました。緑がL、赤がR、透明がG、プラグは先端がL、中間がR、根本がGです。序にAmazonでノーブランド105mmのイヤーパッドを購入して交換、本来はインターフェイス本体と同様に赤色が基調でオリジナルのイヤーパッドのダイアフラム保護ネットも赤なのですが汎用品は黒でその点だけが残念。でも快調に鳴っています。

2024年2月23日金曜日

鉄針ピックアップその2

 ネットでSPレコード用の鉄針ピックアップを入手しました。ゼンマイ(或いは電気モーター)式蓄音機のサウンドボックスを外したトーンアームに取り付け、一般的には真空管ラジオ等のピックアップ入力端子に接続してレコード再生するものです。トーンアームの取り付け径の細さから考えると戦後のポータブル蓄音機向けでしょう。鉄針ピックアップの利点は現代のSP用カートリッジがダイレクトにスクラッチノイズを拾って五月蠅いのとは異なり鉄針を使用することでノイズが柔らかく聴きやすくなることです。但しそれ故情報量(解像度)が若干落ちる事も考えられますが少なくとも以前入手した戦前のナショナル製鉄針ピックアップの音はノイズが減ってとてもいい感じでした。

本体の刻印を見ると日本コントロール工業(現在の同名企業とは異なる)の製品ですが、おそらく戦後昭和20~30年代前半位の時期に製造された物ではないかと思われます。
オリジナルのシールドケーブル付きでしたが絶縁体の経年劣化でショートしており、更に100Vコンセントプラグが取り付けられていました。本来ならピックアップ用のプラグが付いているはずですが前オーナーが代用として交換したのでしょう。いずれにしても使えないので廃棄しました。
ピックアップ内部はU字型マグネットと針の振動を直接拾うコイル、そしておそらくはボリューム調節用の可変抵抗器で構成されています。所謂MC(ムービングコイル)型ですね。コイルに繋がっている線を外さないように細心の注意を払いながら現在市販されているシールドケーブルと交換しました。

筐体内が狭くケーブルの抜け止めに結びを作ることが出来ないため本来なら留め金等をケーブルにカシメればいいのでしょうが使える物がないため苦肉の策として自己融着テープをケーブルに巻いて孔よりも太くして抜け止めとしました。融着しているとはいえ強く引っ張ると力に負けて抜けそうですが丁寧に扱えば大丈夫です。早速オーディオインターフェイスに繋いで針留めのネジを触るとゴソゴソと音がしたのでコイルは断線していないようです。実際にSP盤の再生試験はしていませんが問題なく音が出ると思います。回転つまみはボリュームと思われますが、抵抗体の経年劣化なのかボリューム調整は出来ませんでした。手持ちのポータブル蓄音機はどれもゼンマイが不調なのでいずれは修理して試したいと思っています。尚、この種のピックアップに使う鉄針はソフトトーン(或いはハーフトーン)用が最適で、ラウド等の大音量用の鉄針を使うと振幅が大きくなりすぎて歪み(クリップし)ます。

2024年2月11日日曜日

目覚時計修理

 愛用している(かなり前にハードオフで500円で買った😅)目覚時計のスヌーズボタンが暫く前からおかしくなり、ボタンが壊れる位強く押さないと目覚しが止まらなくなったりライトが点かなくなったので分解してみました。ボタンと連動するタクト(タクタイル)スイッチが故障しているようなので、昨日秋葉原で修理用に買って来たタクトスイッチと交換しました。特殊な部品を使っていると寸法が合わず取付けられなかったりしますが汎用品を使っているようで今回はピッタリ寸法が合いました。😄

コンデンサーと電波受信用のバーアンテナが乗っかっている基板を外すとスイッチだけが取付けられている小さな基板にアクセス出来ます。
基板が小さいのでクリップで挟んで取外し易いように固定してタクトスイッチを外すのですが小さいので思った場所に半田鏝と半田吸取器を当てるのが大変でした。メーカーで修理する場合はこの基板ごと交換するのでしょうが古い時計なのでメーカーには既に部品もなく修理不可能な筈で基板一つ無駄には出来ません。😣
少し時間がかかりましたが漸く壊れたタクトスイッチを外しました。後は購入した新しいタクトスイッチを取付けて修理完了です。仮付けでテストしてみましたがちゃんと動作したので半田で固定して元通りに組立てます。部品を半田付けするのは簡単なので直ぐに終わりました。
これまではスヌーズボタンを押す場所を微妙に変えたり力一杯押しても反応しなかったりと不便極まりなかったのですが、交換後はボタンのどの部分を押しても非常に軽いタッチで反応するようになりました。これでまだまだ使えそうです。😀

2024年2月10日土曜日

廃業した店

 多忙だったり疲労が蓄積していて更新が滯っております。やはり寄る年波には勝てないですね。(汗)

今日は久しぶりに秋葉原に買い物をしに行きましたが、ネジ類を買おうと思って西川電子部品に行ったら何と廃業していました。この店は色々な種類のネジや工具類を扱っていて秋葉原に行くと必ず立ち寄る店でしたが昨年12月で廃業したとの事です。ラジオデパートでも何件かパーツ屋が閉店しており残念至極です。最近は折角秋葉原に行っても手に入らない物が多くなって来ていて嘗ての電気街の面影も薄れてサブカルチャーというかヲタクの街に変貌してしまいました。欲しければ通販で手に入るとは言っても実物を見ながら徘徊する楽しみもあるのでそういった事が無くなりつつあるのが悲しいですね。

西川電子部品は千石電商が引き継ぐらしいので再開を待ちたいと思います。