以前から自分でも手を出せる範囲の価格のクロックジェネレーターが欲しくて折あるごとに探していました。今回偶々TASCAM CG-1000の出物があり、これは既に生産終了品でなかなか中古品を見かけなかったこともあって一期一会と思い切って購入しました。随分昔にARTのSyncGenという2万円程度の超安価な機種を購入したことがあってそれなりの効果はあったのですがもっと精度の高いものを試してみたかったのでした。尤も個人の編集用途なので必要ないといえばそれまでなのですが。クロックジェネレーターはオーディオインターフェイスなどと比較すれば高価で廉価版の本機でも新品での実売価格が16万円くらいで上位機種になると5~60万円程度は当たり前です。更にオーディオインターフェイスにもワードクロック対応のものが必要で3台ほど持っているので接続してみました。その中の1台だけどうしても同期しない物があって故障したのかと思ったのですが単にBNCケーブルの不良でした。早速ワードクロックを供給して聴いてみると決して高額なオーディオインターフェイスではありませんが確かに音がくっきりして細部の見通しが良くなり価格を超越した音に変化した「ような気がします」。(笑) ソフトウェアピアノ音源を弾いてミックスダウンした音も繊細さが増した「ような気がしました」。(笑) 単なるプラシーボ効果なのか本当に音質が向上したのかは判然としません(笑)が、個人的には結構効果を感じる事が出来たので導入して良かったと思った次第です。
2025年4月20日日曜日
2024年3月16日土曜日
ヘッドフォン修理
以前購入した英FocusriteのオーディオインターフェイスScarlett(現在は同社のClarett+を使用)に付属していたヘッドフォンHP60Mk2が中々良い音なのでリスニングに能く使っていましたがプラグに不具合が出てモノーラルに聴こえるようになってしまったので交換しました。
勿論、このヘッドフォンはFocusrite社が製造している訳ではなく台湾のSuperluxか中国のiSK、Takstar辺りのOEM製品ではないかと思われます。
元々のプラグは標準ステレオプラグアダプターを取り付けるネジが付いていて、これが便利なので同じようなプラグを探したらサウンドハウスで売っていたので購入。プラグは一体成型なので根本から切って交換しました。
線材はポリウレタンリッツ線だったのでライターの熱で被覆を取ってハンダ付けしました。緑がL、赤がR、透明がG、プラグは先端がL、中間がR、根本がGです。序にAmazonでノーブランド105mmのイヤーパッドを購入して交換、本来はインターフェイス本体と同様に赤色が基調でオリジナルのイヤーパッドのダイアフラム保護ネットも赤なのですが汎用品は黒でその点だけが残念。でも快調に鳴っています。
2023年5月15日月曜日
相も変わらず低レイテンシーのAIFを探究中
2023年5月14日日曜日
フィールドレコーダー修理完了
2023年1月15日日曜日
ラインスイッチャー修理
オーディオインターフェイスによってソフト音源のリアルタイム演奏時のレイテンシーが異なるため使い分けていて複数のオーディオインターフェイスを切り替えるのに今迄は単につなぎ替えをしていたのですが、面倒くさいのでTRSバランスラインスイッチャーを自作しようと思い立ったものの多忙で随分時間が経ってしまいました。まあ、シャーシの穴開けや半田付け配線が手間だし市販品を買おうかとネットを見ると結構高いのですね。第一候補のHOSA SLW-333は大体15000円くらいします。パッシブタイプなのでロータリースイッチ+TRSジャックという単純な構成だと思うのですが殆どは頑丈そうなシャーシ(筐体)の値段でしょうか。中古を探しても1万円近くと結構いい値段してます。やっぱり自作しかないかと諦めつつネットオークションを見たらたまたま同機のジャンク品が自作した場合の部品代よりもかなり安く出ていたので壊れていても部品交換するからまあいいかと落札しました。競合相手がいなかったので出品金額のままで落札できてラッキーでした。😄
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かなり清掃しましたがノブの削れはそのままです |

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かなり汚れていました |
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中身はこんな感じです |
2022年11月29日火曜日
ZOOM H6 BLACK
この間の祝日にピアノサークルの演奏会があったのですが、とにかくこの1ヶ月ほどは殺人的に忙しく演奏会当日午前3時までマスター盤制作、殆ど眠れず朝8時に近所の宅急便営業所からマスターメディアを発送してから演奏会に出発というハードスケジュールだったためピアノの練習もろくに出来ませんでした。前から録音を考えておりそのために入手困難なZOOM F3を折角入手したのですがその他にマイク2本、ケーブル、マイクスタンドを準備する時間的精神的余裕もなく、しかもかなり雨が降っていたため機材一式担いで行くのも面倒になり録音計画を大幅に縮小、結局F3の前に購入したハンディーレコーダーZOOM H6 BLACKと小型の三脚だけにしました。
会場でマイキングしつつセッティング、テスト録音を繰り返しながら再生してみると結構いけるかもと感じました。今迄ZOOMのH4初代機から始まって、同じZOOMのH2、H4n、TASCAM DR-05、DR-07、Roland R-26など色々と使ってきてやはり内蔵マイクでの録音はどれもイマイチだったので結局XLR端子とファンタム電源が使えるハンディー、或いはフィールドレコーダーに別途コンデンサーマイクという組み合わせで録音してきました。なので今回は本当に応急的な録音、取り敢えず聴ければいいやという積もりで殆ど期待していなかったのですが、H6の内蔵マイクは単体コンデンサーマイク並みにいい感じで録音出来ました。これならマイキング次第でメインの録音機としても使えそうですが自分はXY方式のステレオイメージが好きではないので編集時にDAWでステレオエンハンサーを少しかけてより自然な感じになるようにしています。今回は念のため-12dBでサブ録音出来る機能を使いましたが、幸いなことにオリジナルトラックがピークアウトすることはなかったので一安心です。いずれにしても今回生録音に投入してみてH6が単体でかなり使えるレコーダーということがわかりましたので機材運びが億劫だったりそれ程重要ではないときにはH6を使おうと思います。
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初代H6はラバー塗装だったので経年でボディーがベトベトになりますが、 BLACKはプラスチック外装なので経年劣化の憂いがなくなりました。 |
2022年8月30日火曜日
ZOOM F3 購入しました
昨日の朝、通勤電車で座れたのでネットを何気なく観ていたら、Rock oN Line eStore(勿論転売屋ではありません)にZOOM F3が「在庫あり即納」と表示されていて値段もごく標準的だったので思わず買ってしまいました。電車の中でクレジットカード番号を入力したり色々大変でしたが…😆 が、他店は何処も在庫がなくて「納期未定予約受付中」ばかりなので本当に在庫があるのかなとちょっと心配になりました。というのも、以前別の大手I楽器店のネットショップで在庫有りと表示されている機材を購入したら、後から「お客様が先程ご購入頂いた☓☓は当方の在庫管理ミスで現在在庫を切らしております。誠に申し訳ございません。つきましては現在入荷未定となっておりますので商品が入荷するまでお待ち頂くかキャンセルさせて頂ければ幸甚です。宜しくお願い申し上げます。」というような内容のメールが来てガッカリしたことが一度ならずあるからです。しかし、今回はその後直ぐに注文受付メールが来て、夜には発送完了メールが来てほっとしました。このショップを利用するのは初めてだったので会員登録したらなんと1000ポイント付与=1000円割引で買えてラッキーでした。😄
そして今晩配達されましたので早速開梱して手に取ってみたら掌に乗る程小さいにも拘わらずずっしりと重く仕上げも良いです。ファームウェアは既に最新版がインストールされていましたので、PCで32bitフロート形式が扱えるオーディオインターフェイスとしても機能します。肝心のXLR入力端子も確りとしたものでした。取り敢えず今日の所は開梱までで、実際の使用感や音質、機能については後日新たなエントリーに書きたいと思います。これで早くピアノの録音をしてみたいですね。
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待ちに待った32ビットフロート採用レコーダー |
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ファームウェアは既に最新の2.00 |
2022年8月28日日曜日
コンデンサーマイク
6月のエントリーですが、多忙とやる気の減退で長らく公開せずに放置していた記事です。今更ながらで申し訳ありませんが折角なので忘れないうちに公開します。🥴
性懲りも無くまた得体の知れないコンデンサーマイクに手を出してしまいました。😂
CKMOVA SXM-3 |
CKMOVAという聞いたこともないメーカー名でしたが外観デザインはオーストリーの新興メーカーLEWITTのパクリで何となく良い音がしそうな予感😍(根拠なし)で一応国内大手音響機材メーカー通販部門の展示品放出のため売価も数千円と安いものでした。ボディーはオールメタル製で収音部はハニカム形状のパンチメタルで隙間から見えるダイアフラムはかなり大きい感じです。表面にはハイパスフィルターやパッドを思わせる表示があるのですが、プリントしてあるだけで該当するスイッチ類は一切ありません。😵 この辺り如何にも中華メーカーの面目躍如たる処ですが、実際に使用してみたところ、取り敢えず未だ自分の声だけしか試していなのですが特にノイズも無く音質は大変良好でした。メーカー発表の周波数特性グラフは次のようなもので悪くはないです。
2022年8月27日土曜日
値上げラッシュ
仕事や生活が忙しくてずっと更新をサボってしまいました。(汗 幾つか記事を書いて下書き状態のものもあり、何れ公開するつもりではいますが推敲する時間が中々取れず3ヶ月も経ちました(こんなブログでも書きっ放しではなく一応推敲はしています😆)。それはともかく最近は日用品や食料品が値上げラッシュで困りますね。音響機材も例外ではなく、いや寧ろ半導体不足に直撃されている機材関連の方が値上げ率が高い位です。3年程前に購入したラージダイアフラムコンデンサーマイクAKG C414 XLSの販売価格を見てビックリ。自分が買った時は1本5万円台後半(ほぼ底値だった)でステレオ収録用に2本買って11万円台半ばでした。同じ店で現在は1本13万円弱と2倍以上の値段が付けられています。これではとても2本揃えるなんて贅沢な事は出来ないですね。安いショップだと8万円台で販売していますが3年前にその値段だったら購入対象から外していたかも知れません。8万円台でも充分安いんですけれど。😅
それから値上げ直前に駆け込みで9万円台で購入したマイクプリアンプ Focusrite ISA TWOですが、これも17万円弱に値上がりしました。
その他にもちょっと目を疑うような金額に値上がりしているものが多く、悲しい哉おいそれと機材に手が出せなくなってしまいました。😢
半導体不足といえば、32ビットフロート採用で入力レベル合わせが不要な画期的フィールドレコーダー、ZOOM F3の生産が止まっており何処も入荷未定で売っていません。ネットオークション等では転売屋が足もとを見て5万円以上で売っていて(定価35000円)馬鹿らしくて買う気にもならないので通常ルートで安定供給されるまで待ちます。私もかれこれ35年以上PCで音楽制作して来ましたが、これ程物不足で機材が一斉に値上がりした経験はないです。尤も昔の機材は目が飛び出る程高価でしたから潤沢に在庫が有っても買えませんでしたが。🤣
最近漸くガラケーからスマホに換えましたので、物は験しにとスマホからエントリーしてみました。
2022年1月26日水曜日
Focusrite ISA TWO
何の気なしにネットで音響機材を検索していたら、FocusriteのマイクプリISA TWOを安く販売しているサイトを見つけてしまいました。半導体不足の影響かどうかはわかりませんが最近音響機材の価格が全般的に上がっていますね。
以前から音質の良い2chのマイクプリが欲しくて、電源を取るのに苦労する会場用にモバイルバッテリーで使用出来るオーディオインターフェイスを以前購入しましたが、電源が取れる会場で使う、音質の良い高性能なマイクプリアンプをいずれ入手しようと考えていました。ピアノをステレオ収録するという用途が主なので2chは必須で、Focusriteのオーディオインターフェイスが非常に良い印象だった事もあって同社のISA TWOは性能対価格比で最有力候補でした。それでも、安いのでよく利用する某ネット機材通販サイトでも10万円以上はするので録音の頻度を考えるとなかなか導入に踏み切れないでいました。先日偶々検索ワードにISA TWOと入力したらかなり安いサイトが現れたので取り敢えず会員登録をしたら更に1000円引きになり何と新品で7万円台の値段が表示されたのでいきなりポチってしまいました。最後の1台だったらしくポチった後同じページを見たら売り切れになっていました。(^^; ネットオークションやフリマなどでは中古品が8万円前後でよく出品されていて食指が動きそうになるのですが、使用履歴がわからず保証もない中古を買うよりはそれよりも安価で新品が手に入るのならばそちらを選択しない理由はありません。購入したのは異様な安値を付けている詐欺サイト(普通の通販サイトを装っていますが会社所在地を検索すると普通の民家だったり全く関係ない会社の建物だったりします)ではなくちゃんとした音響機材専門の販売会社です。まだ届いたばかりなので箱を開けただけですが実物を見るとやっぱりモチベーションが上がりますね。(笑) 現在ちょっと多忙なのでおいおいテストしていこうと思っていますが取り敢えず箱だけ撮影してみました。実際の録音テストはまた後日やってみようと思っています。
2021年11月7日日曜日
Superlux S502 実戦投入
1年半以上前に(国内では入手できないため)ebayでイギリスから購入したSuperlux S502、ORTFステレオマイク(ショップスのコピー品)を漸くピアノサークルの発表会録音に使用しました。新型コロナの非常事態宣言などで悉く発表会が中止になりこのマイクも長らく休眠状態でした。発表会は長丁場なのでUSB電源が使えるレコーダーも買い足しました。これまで持っていたレコーダーは電池かACアダプター(丸いコネクター)を使う物ばかりでAC電源が取りにくい会場での長時間録音、特にファンタム電源が必要なコンデンサーマイクを使うと電池の消耗が激しく電池をたくさん用意して途中で入れ替えたりとか色々面倒でした。急遽中古でTASCAM DR-40を買いましたがこれはUSB電源で駆動でき実際に15000mAhのモバイルバッテリーでファンタム入れっぱなしで6時間以上使っても全然余裕で、バッテリー容量表示は1目盛りも減りませんでした。
S502ですがとにかく手軽で、スモールダイアフラムのペンシル型コンデンサーペア2本よりも更にセッティングが楽でしたがORTF方式は初めてなのでリハの時間を利用して色々試してよりよい設置位置を探しました。XYのマイクも持っているのですがステレオ感に乏しく独特の音場感覚が嫌いなので殆ど使うことはありません。レコーダーに内蔵のマイクも殆どXYなので自分としては簡易録音や緊急時以外の用途はありません。マイクカプセルがちょっと外側に向きすぎていて中抜けしそうなイメージでしたが実際の結果は上々で違和感なく豊かなステレオイメージで録音出来ました。カプセルの性能も非常に優秀で周波数レンジやバランス、解像度など音質的にも満足のいくマイクでした。勿論オリジナルのショップスに比べれば劣るのでしょうが相手は60万円、こちらの30倍もしますので、この音質と音場感が低価格で得られるのは素晴らしいですね。今後はこの組み合わせ(+音質の良いマイクプリ)が標準になりそうです。
2021年8月21日土曜日
マイクプリBlueTube DP V2の電球交換
PreSonus製マイクプリアンプBlueTube DP V2のVUメーター内部照明ランプが切れてしまったので交換しました。このマイクプリは中古で購入したもので、以前のブログ記事でもご紹介した内部基板を支持している部分が壊れて自分で部品を買ってきて修理したのでメーカーサポートが受けられない事と、もし修理受付されたとしても技術料という名目の費用がかなりかかりそうなので自分で交換しました。分解するのには結構手間がかかります。まず背面のXLRコネクターを留めている捻子を9本外し、左右側面の金属外装(捻子4本)を外し(真空管を交換する時はここまで)、更にVUメーターが格納されているプラスチック部品を外すためにボリュームノブ4つを留めているナットとワッシャーを外し、プラスチック部品を固定している透明テープを剥がして漸くVUメーター内部にアクセスできます。オリジナルの電球は左右からそれぞれリードが出ている横長のものでバルブに青いフィルターがコートしてありました。半田付けされていたので外して同じような形状の電球をネットで探したところ12V仕様のものは見つかりましたが、本機に使われている電球は15V(基板上に15Vの表記があり実際にテスターで測ったところ14.98V)で12Vのものは使えません。中途半端な電圧なのでなかなか無くて、漸くネットオークションで15Vの麦球を見つけましたが横長ではなくてリードが下に2本出ている縦長のタイプでした。横長のものと比べると配光特性が異なるのでどうかとは思いましたが他に15V仕様の電球が見つからなかったためあるだけ有り難いと思って購入しました。その他に通販で電球色のLEDも購入してみましたが別途点灯用の固定抵抗器が必要で最低10本単位でしか購入できなかったので今回は取り敢えず麦球で修理しておいてまた切れたら次はLED化しようと思います。
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VUメーターの電球を麦球に交換 |
2021年5月31日月曜日
フィジカルコントローラー CC121
steinberg(ヤマハ)のCubase専用フィジカルコントローラーCC121が仕事で使っている波形編集ソフトウェアWaveLab Proにも対応しているらしいという情報をネットで仕入れたので今更ながら中古品を入手してみました。早速試してみたところ特にカスタマイズせずともWabeLab Proでしっかり使えました。今まではKORGのnanoKONTROL2を使っていたのですがソフトウェア上からフェーダーやパンポットに機能を細かく割り当てなければならず、WaveLab Proをアップデートする度に再設定するのが面倒くさくて純正ならそういう煩わしさから解放されるだろうとの目論見通りCubaseやNuendo共々大変快適に操作できるようになりました。このCC121は価格が高いのが難点で以前から入手したかったのですがなかなか気軽には導入できませんでした。たまたま中古品を安く入手できて良かったと思います。ACアダプターを接続すればモーターフェーダーを使えますが、取り敢えずWave Lab Proでは必要ないのでシンプルにUSBケーブル1本で繋いでいます。価格が価格なのでお勧めしづらいですが、1台あると中々便利です。
2020年3月21日土曜日
RODE AI-1 オーディオインターフェイス
AI-1用のASIOドライバーは何もしなければ"C:\Program Files (x86)"⋍32ビットのプログラムフォルダーにインストールされるため、64ビット環境のDAWではAI-1が有効になりません。ドライバーのみを64ビットの”C:\Program Files”にコピーしても駄目でした。其所で、インストール時に自分で64ビットのプログラムフォルダー下に"Rode>Asio"というフォルダを指定してインストールしたところ漸くASIO機器としてDAWやプレーヤーソフトから有効になって問題なく使えるようになりました。
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Cubase Pro10のデバイス設定画面に漸く現れました。 |
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コントロールパネルも見えるようになりました。 |
本機はWASAPIで使っていた時からヘッドフォン駆動能力が高く、音質がクリアで非常に良いと感じていた(さすがにマイクメーカーだけあってマイクプリの音質も良い)ので是非ともDAWのモニター用途に使いたかったのですが、漸くそれが実現して「喉のつかえが取れた」感じです。(笑) 最大の関心事はレイテンシーでしたがソフトウェアピアノ音源をリアルタイムで弾いてみた感じでは特に速くも遅くもなく標準的な感じです。ただCubaseとStudio Oneでは多少挙動が異なり、Studio Oneだとバッファーサイズを1ランク大きくしてやらないとノイズが出たりしてイマイチでした。CubaseとStudio Oneでは、Studio Oneの方がDAWとしての動作は軽いと感じていたのでこれはちょっと意外でした。これでマイクプリ(ライン入力)が2つあったら文句なしだったのですが、其所だけが惜しいです。
2020年3月20日金曜日
マイクプリ修理
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長さ16ミリのオリジナルスペーサと経年劣化で折れたビス |
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秋葉原で調達した15ミリ長の代替用スペーサーとプラスチックビス 下駄を履かせるための1mm厚ワッシャー |
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上の基板はスペーサー2本で支えられています。 |
2020年3月15日日曜日
ダビング
昔まだお茶の水にあった松尾楽器の2台フルコンスタジオで録音したテープがあっていい音だなあと聴き入ってしまいました。2001年の録音ですが、マイクはAKG C4000B(ステレオで2本)、DATデッキはパイオニアのポータブル型D-C88、このデッキは民生用でXLR端子やファンタム電源が付いていないので、安価なARTのマイクプリアンプTUBE MPを2台繋いで録音しました。最近は(主に体力上の問題で(^^;)スモールダイアフラムの使用が多くなったのでめっきり使わなくなってしまいましたがC4000Bはやっぱりいい音で収録できますね。マッチドペアではない(そもそもマッチドペアというラインナップは無かった筈)ですがステレオ収録でも全く問題ありません。それに中国製などではなく歴としたMade in Austriaというのも嬉しいポイントです。
2020年2月24日月曜日
C414XLSで録音
それにしてもC414は非常にいい音で収録できますね。まさにスタジオのあの音で、安物とは別世界です。今までは安いマイクでもマイキングでどうにかなるだろうと努力して来ましたが、やはりどうにも越えられない壁があって、ある程度のグレード以上のマイクでないと絶対に実現できない世界がある事を痛感しました。今回は諸般の事情でちょっと無理筋のマイキングをしたも拘わらず今までで一番良い音で収録できました。良いマイクはあまりよろしくない環境でも救ってくれるのですね。久し振りに重いマイクブームスタンドを2本抱え、大きなレコーダーを持っていった甲斐がありましたがただ一点、ピアノの調律が完全でなかった事が悔やまれます。C414を購入して本当に良かったです。今後メインで活躍してくれるでしょう。
2020年2月22日土曜日
ORTF方式マイクロフォンSuperlux S502購入
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こんな感じで届きました。 |
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外箱 |
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ケース |
ORTFは2本のマイクを17センチの距離で110度に開いて設置する方式で人間の頭部(耳)の構造を参考に設計されていて自然なステレオ感が得られるとされています。その他に定位の優れたマイキングにはNOS(オランダ放送協会)方式というものもあり2本のマイクを30センチの距離で90度に開いて設置します。
このマイクの簡易録音テストをしてみましたが特に不具合も無く(個人輸入?で怖いのが製品の初期不良なんですよね)、録音帯域もワイドレンジでXY方式のちょっと窮屈な感じとは異なり音場感豊かに収録してくれます。近々サークルの演奏会があるのでその録音に使用するのが楽しみです。
Superlux S502をネット検索しても日本語のサイトは出て来ないので、このマイクを採り上げるのは自分のブログが国内初かな。(笑)