2025年11月10日月曜日

XLR5pin-3pin変換ケーブル

久し振りにRODE NT4というXYステレオマイクを使ってみようと某音屋で以前購入したXLR5pin-XLR3pin変換ケーブルを接続してテストし動作に問題がないことを確認してレコーダーからケーブルを外そうとしたら右チャンネルのケーブルがロック解除ノブを押し込んでも外れない。おそらくケーブルのコネクター側の孔が正式な規格(寸法)とは微妙に違っていてロックピンがコネクターの孔に引っかかったままで外れないものと思われます。焦りましたが、コネクターの位置を微妙に変えたりしているうちに何とか外れました。外したケーブルのコネクターの孔周辺を鑢で削って少し薄く加工してレコーダー側のロックピンに必要以上に噛まないようにし、取り敢えず普通に外れるようになりましたが何となく気分的にスッキリしないので予備用に某アマゾンで同じような変換ケーブルを購入しました。

中国製のダメケーブル
ところが片側からしか音が出ない不良品で、やっぱり中国製は駄目か~と思って即返品しました。返金はするが返送の必要はないとのことだったのでそのまま廃棄するつもりだったこのケーブルのコネクターを分解してみたら配線が滅茶苦茶で全く意味不明、これでは音が出ない訳です。ヘタをすると(特にファンタムを流したりしたら)接続した機器が壊れる可能性もある危險な代物なので正しいピンアサインをネットで検索して早速配線替えしました。半田を除去するのに苦労して思いの外時間がかかりましたが配線替えをしてテスターで間違いないか確認、マイクとレコーダーに接続するとちゃんと動作しました。ただネットで配線を検索したときに感じたのはドンピシャで説明したサイトがないということでした。個人のブログなども内容が中途半端で殆ど役に立たない感じだったので備忘録としてステレオマイク用のXLR5pinメス-XLR3pinオス変換用の配線図を載せておきます。尚、照明(DMX)用の変換ケーブルとは配線が異なりますのでご注意ください。

GNDは左右共通(2分岐)

2025年11月3日月曜日

tinyPIANO

 近所のリサイクルショップを偶々覗いたらKORGのトイピアノtinyPIANOが2000円で売っていたので止せばいいのに買ってしまいました。😅

鍵盤数は25なので殆どの曲は弾けませんが、ベロシティーは3段階くらいある感じなので強弱は一応つけられます。オクターブシフトは上下に1オクターブだけなのでちょっと物足りず2オクターブ位あると良かったですね。更にMIDI入出力が付いていれば入力用、或いは音源としても使えたのになぁと感じましたがまぁ本来トイピアノで存在理由が全く違うので仕方がないですね。本体はずっしりと重くて5kg位あります。子供が乱暴に扱っても容易に動かないように配慮しているのでしょう。電池ボックスはネジ止め式、ACアダプター端子も結構固くて抜けにくいように作ってあります。音はディフォルトで適度なリバーブがかかっていて聴きやすく、さすがはKORGらしいちゃんとした作りになっており取説もネットからダウンロードできるので有り難いです。

デザインが可愛らしい超小型アップライトピアノなのでインテリアとして(笑)、そして内蔵ピアノの音源自体は中々いい感じなので暇な時の手慰みで音を鳴らすという感じで使おうかと思います。尚、鍵盤のサイズは同社のmicro KEYと同じです。

カラーはホワイトですが経年の所為か若干黄ばんでいます。

2025年10月25日土曜日

インターフォン親機増設

 家のインターフォン親機は1階の廊下に取り付けてあるのですが、普段は2階の自室に居る事が多いので宅配便などが来て呼鈴を鳴らされても兎小屋のように狭い家にも拘らず2階まで音が届かず聞こえなくて何度も不在通知が入っているという有様で困っていました。スピーカーの正面だとかなり大きな音でもその軸から外れると狭い場所でも途端に聞こえなくなります。現在のインターフォン親機はかなり古いものですが、同型機をもう一台増設できるようなのでネットを探してみるとまだ新品が手に入るようです。

アイホン WA-1M
ただ、新品だと1万円位するので安い中古品がないかとネットオークションで中古品を2000円程度で入手しました。安かったから仕方ないのですが、送られて来たものは電源コードが付いておらず、しかも単線(棒状)をコネクタに挿入する(通常の撚線が使えない)タイプなので取り敢えずホームセンターで絶縁被覆付の棒状端子を買って来ました。
右側の黒い部分が電源コネクタ
使えると思って買った棒状端子
しかしこれだと長さが短くて固定されずに抜けてしまうのでどうしたものかと思案していたら、昔購入した照明器具の安定器のコネクタに撚線コードを半田で固めて単線として挿入されていた事を思い出し、ホームセンターで買った普通のACコードを半田で棒状化して漸く接続出来ました。
半田で単線(棒状)化したコード
親機2台とも動作する事を確認して購入した親機を2階の部屋に置いたので漸く宅配便などの受取ミスを防げそうです。まあ複数の親機を簡便に使用するにはワイヤレス式のインターフォンにすればいいのですが、子機の内蔵電池の寿命がいつの間にか来てその度に交換する手間を考えれば既存品を増設して使い続けるほうが余計な心配せずにいいのかなと思った次第です。

2025年10月13日月曜日

時計修理

瓶ビールの王冠型掛時計が動かなくなったので修理しました。
取り敢えず元々付いていたSKP製(SEIKO系)ムーブメントを分解して注油してみましたが結局動かず寿命のようなので、ムーブメントごと交換しました。
オリジナルSKP(SEIKO系)ムーブメント
以前カシオの防水風呂時計の修理用に秋葉原の千石電商で300円で購入した掛け時計用ムーブメントの各部の寸法を測ったら幸いな事にSKP製とほぼ同じだったので直ぐに交換できました(ちなみにカシオの時計には合わなかったので今まで放置していました)。スウィープセコンドとステップ秒針2種類(どちらも同形状)購入しておいたのですが 今回はスウィープセコンドを使用しました。この時計はカバーがなく針が剥き出しなので秒針に多少曲がりがあり、時々機構部の埃を清掃しなければなりません。
千石電商で購入したムーブメント
(調針つまみの位置、電池の向きがSKPとは逆)

2025年8月17日日曜日

デジタルアンプ修理

随分昔に買ったデジタルアンプを久し振りに使ったら酷いガリと右チャンネルだけ出力が大きくバランスが可怪しくなっていたので修理しました。MUSE AUDIOというメーカーの製品でこのメーカーは既に存在しないようです。
まあ雨後の筍のように出てきた中国の新興メーカーは10年も存続すればマシな方で、相変わらず短期間で出ては消えを繰り返しているようです。まあそんな話はこの辺で切り上げまして急遽修理です。本機はおそらくボリュームの半固定抵抗器が劣化しているだろうと予測して同じ値の半固定抵抗器をアマゾンで購入しました。届いたものを見ると本来使われていたものと全く同じ製品でした。早速基板から劣化した古い抵抗器を取り外し新しい抵抗器を半田付けしました。
劣化して取り外したボリューム
抵抗器の置換え作業が終わった後電源を入れて試聴してみると左右のバランス差は解消されました。基板にはALPSとシルク印刷されていたのでアルプス製の可変抵抗器を購入したかったのですが、ネットで検索しても該当するものが無かったのでやむなく同等品を入手した次第です。使用せずに長期間放置するとボリュームにガリが出たりしますので取り敢えず適宜使用していこうかと思います。

2025年6月21日土曜日

チューナーバッテリー交換

 TASCAM TC-1Sという太陽電池で内蔵バッテリーに充電して動作するクロマティックチューナーのバッテリーが駄目になってしまったので交換に挑戦しました。

正常であれば液晶ディスプレイの左下(☼マークの下)にバッテリーマークが出るのですが完全にお亡くなりになっているようで表示されません。
本機は既にディスコンなので自分で修理する事にしました。ケースを開けてみるとML2032というコイン電池型の2次電池が使われていたので型番から検索してアマゾンで同じマクセル製のタブ付きが販売されているのを見付けて購入しました。タブの形状も同じでしたが基板の駄目になったバッテリーが中々外れずかなり苦戦しました。半田鏝で熱を与え過ぎるとプリントパターンが剥離してしまうので失敗覚悟で何とか外しました。
本来なら今後も考えて容易に交換出来るバッテリーホルダーを取り付けようと考えましたが筐体のスペースに余裕が無かったので仕方なく新しいバッテリーを半田付けしました。
これがアマゾンで購入した新品のバッテリーです。元々付いているバッテリーを外すのは難儀でしたが取付は簡単でした。

早速USB電源から充電してみましたが何故か充電容量が上がらなかったので失敗したか〜😥と思いましたがソーラーの方で根気よく充電したらバッテリーマークがフル充電を表示したので一安心です。何度やっても自分で修理したものには愛着が湧きますね。今後も折を見て充電を怠らず使用して行こうと思います。

2025年6月7日土曜日

バッテリー交換再び

 以前交換した車のバッテリーがまだ半年程度しか経っていないのにも拘らずもう駄目になりました。(呆)  仕事で忙しく3週間程車に乗らなかったのですが一昨日久しぶりに乗ろうと思ったらドアノブのボタンを押してもうんともすんとも言わず無反応。これではドアも開けられないのでリモコンキーに付いている鍵を使ってドアを開けエンジンスタートボタンを押しても全く反応がないのでバッテリーが完全に上がってしまったようです。バッテリーを車から外して充電器に繋いでみましたが何時まで経っても充電が始まらず、規定電圧にすら達していないようで完全にお亡くなりになりました。先々代のバッテリー(勿論韓国製ではない)を長い間使っていて定期点検した時に整備士に大分弱っていますよと言われた後1か月程乗らなくてもリモコンキーはちゃんと使えてドアを開けることは出来た(エンジンは始動出来なかった)ので今回一切無反応だった事には驚きました。うんともすんとも言わないなんて初めての経験です。一応有名なボッシュというメーカーが発売元でしたが韓国製だったので嫌な予感はしていました。それにしてもこんなに早く駄目になるとは。オートバックスで15000円位しましたがアマゾンでは著名メーカーの国産品が半額で買えます。わざわざ性能に問題がある韓国製を選ぶ理由がありませんよね。事前にわかっていたら絶対に買わなかったのですが。なので今回は廃バッテリー回収サービス付きのパナソニック製(GSユアサのOEMらしい)をアマゾンで購入しました。念の為取付前に充電器で補充電しましたが14V位出ていました。以前に一度自分で交換しているので作業自体は簡単です。廃バッテリーは福山運送に申込むと引取に来るとの事でしたが営業所を調べたら極近所だったので、ネットでの登録と申込みが面倒くさい事もあり走行チェックも兼ねて車で直接営業所まで持って行きました。今度のバッテリーは国産なので半年で駄目になるような事はないと思いますが、成る可くこまめに車を動かしてバッテリーの劣化を最小限に留めたいと思います。それにしても15000円も出して超々低性能の韓国製バッテリーを買わされたのには納得出来ません。(怒)

交換したパナソニック(国産)のバッテリー
外箱(これに廃バッテリーを入れて回収、実に有り難いです)

2025年5月5日月曜日

KAWAI PHm

 連休で時間があり大昔のMIDI音源モジュール、KAWAI PHmがまだちゃんと動くのでバックアップメモリー用バッテリーを交換しました。

今ではこういったハードウェア音源は全く使わなくなりましたが、PHmが発売された1989年にはまだGM規格がなく各社音色マップの並び方がまちまちで同じMIDIデータを異なるモジュールで演奏させると全く音が変わってしまうのでモジュールごとにプログラムチェンジを書き換えたりしていました。当時はあまりリアルな音色がなくてピアノでさえがっかりするような音しか出ませんでしたが、こういった古い音源を聴くと当時なんとかリアルな音に近づけようと細かくデータに手を入れて四苦八苦していたのを思い出します。久し振りに音を聴いたらまだ若かった当時が甦って懐かしくなりました。当時はPCが非力でとても音声データなどは扱えずシーケンサーにMIDIデータを打ち込んだりリアルタイムで演奏したMIDIデータを細かく編集してパソコン通信の音楽フォーラムなどに投稿していました。聴く側の音源が違うと中々作り手の意図したように伝わらず心許ない感じでしたが全てが発展途上の当時では仕方がなかったですね。まあそれなりに楽しい時代ではありました。

さてカバーを開けてみると基板のほぼ中央にタブ付の三洋電機製CR2032が直付けされていました。当時の音源のバックアップバッテリーは皆こんな感じでしたね。

おそらく製造されてから一度も交換されていないと思われるバッテリーは画像のように白い粉を吹いて液漏れしており基板の銅箔は腐食、基板表面の一部にも液漏れの跡がありましたので綺麗に清掃しました。腐食している所為で半田ごてを当てても中々外れず結構手間でした。

まあ今後も殆ど使用しない音源なのでその儘でも良いのですが(笑)、折角なので再び交換できるように手持ちのリチウム電池用バッテリーホルダーを半田付けしました。元々付いていたバッテリーのタブとホルダーのピンの両極の長さが丁度同じだったのですんなりと取付けできました。
同じ型番のバッテリーを入れて完成です。5年くらいはバッテリーが保つようなので、次回交換時は自分が何歳になっているのか考えるだけでも恐ろしい。(笑)
元通りに組み立てて動作チェックしましたが、特に問題なくバックアップ機能もOKです。懐かしいモジュールなので時々電源を入れて聴いてみようかと思います。それにしても現在でもカワイのサイトで取扱説明書が入手できるのは素晴らしいですね。カワイといえばMIDI KEY IIというデータ入力用のキーボードを愛用していました。モジュレーションホイールやピッチベンドのみならずちゃんとベロシティーも付けられて即興演奏等に重宝しました。

2025年4月20日日曜日

クロックジェネレーター購入

 以前から自分でも手を出せる範囲の価格のクロックジェネレーターが欲しくて折あるごとに探していました。今回偶々TASCAM CG-1000の出物があり、これは既に生産終了品でなかなか中古品を見かけなかったこともあって一期一会と思い切って購入しました。随分昔にARTのSyncGenという2万円程度の超安価な機種を購入したことがあってそれなりの効果はあったのですがもっと精度の高いものを試してみたかったのでした。尤も個人の編集用途なので必要ないといえばそれまでなのですが。クロックジェネレーターはオーディオインターフェイスなどと比較すれば高価で廉価版の本機でも新品での実売価格が16万円くらいで上位機種になると5~60万円程度は当たり前です。更にオーディオインターフェイスにもワードクロック対応のものが必要で3台ほど持っているので接続してみました。その中の1台だけどうしても同期しない物があって故障したのかと思ったのですが単にBNCケーブルの不良でした。早速ワードクロックを供給して聴いてみると決して高額なオーディオインターフェイスではありませんが確かに音がくっきりして細部の見通しが良くなり価格を超越した音に変化した「ような気がします」。(笑) ソフトウェアピアノ音源を弾いてミックスダウンした音も繊細さが増した「ような気がしました」。(笑) 単なるプラシーボ効果なのか本当に音質が向上したのかは判然としません(笑)が、個人的には結構効果を感じる事が出来たので導入して良かったと思った次第です。

2025年2月22日土曜日

オーディオインターフェイスを返品した話

 Antelope audio Zen Go Synergy Core USBというオーディオインターフェイスがあるのですが、まあ、ネットの音質評価ではRMEのBABY FACEに匹敵するなどという書き込みもあったので5万円台で販売しているという事もあって現在のDAWの音質が更にアップできるならという助平心(笑)で購入してみました。ところが結果は✕でした。本機に限らず雑誌やYouTubeで配信しているレコーディングエンジニア(多分宣伝案件)はもとより有象無象の他人(特典目当て?)の音質評価は全くアテにならないと改めて勉強した次第です。却ってAMAZONとか通販サイトの悪い(☆2つ)、もしくは最悪(☆1つ)の評価レビューの方がよっぽど役に立ちます。(笑)

製品が届いてまずドライバーも含めた最新版のシステムソフトウェアをインストールして最初はちゃんと認識しました。しかしハードウェアを使用するにはいちいちユーザー登録しなければならず、これが滅茶苦茶面倒くさいし、覚悟も要ります。取り敢えず初期不良はないか動作テストなど一連の作業を終えてPCをシャットダウン、翌日起動すると全くハードウェアを認識しません。再起動を試みるも状況は変わらずコントロールソフトウェア上に当該機種は表示されず全くのお手上げ状態。ドライバーをアンインストール後に再インストールして運が良ければ稀に認識するもののほぼ認識しない状態が続きます。そして、偶々認識した時にマイクを接続して録音テストをしたところ、2チャンネルの入力が逆相で思わず「なんじゃこりゃ?」と呟いてしまいました。事前に品質確認済みのカーディオイドマッチドペアマイクを接続し平行、至近距離にセッティングして同じ入力レベルでラジオのスピーカーの音をほぼモノラル状態で拾って聴いてみたら他のインターフェイスでは全く正常なのですが、これは明らかに定位がおかしい。殆どモノラル収録なのに音場が分散してどこにピントが合っているのかわからず酔ってしまいそうな感じ。これは明らかに逆相でDAWのフェイズスコープを見たらグラフが真横に倒れています。本機のこの問題は数年前に大炎上したようなのですがそれから年月が経っても未だに改善されていない事には驚愕するしかないです。これまで何台もオーディオインターフェイスやレコーダーをとっかえひっかえ使って来ましたが、可成り安価な製品でも入力が逆相なんて事には全く遭遇した事がないので5万円超の製品でまさかこんな想定外の不具合にブチ当たるとは夢にも思いませんでした。この時点で即返品決定です。それにキャンペーンでエフェクトプラグインが色々と付属していましたがそれらをインストールするとDAWを起動した時に読み込みにあまりにも長い時間が掛かり殆どフリーズ状態になるので、ギターは弾かないし自分にとって有用性があるプラグインも殆どなさそうだったので実際に使う前にとっととアンインストールしました。それでもまだゴミが残っているようでアンインストール後もDAW起動時に何故か当該プラグインを読み込みに行き途中で止まってしまうのでPCの中を探し回って憎っくきゴミ(笑)を完全に除去しました。しつこく残っていてホント嫌になりました。

認識しないと表示されるダイアログボックス
一旦これが出ると再インストール、再起動しても駄目で
こんなに不安定なオーディオインターフェイスは久し振りです

デフォルトでの実際の入力をフェイズスコープでモニター
(2chでのモノラルの正相は縦で逆相は横の直線、完全にモノラルではないので少し幅があります)

ネットの書き込みでは音質の評価が高かった本機ですが実際に聴いてみるとまあ売価5万円台の音でした。しかも音が地味で暗い印象なので自分の駄耳では良いとは思えませんでした。勿論、他と比べてほんの僅かな違いです。というか最近のオーディオインターフェイスはどれも性能が良いのであからさまで顕著な差は殆どありません。あとは好みの問題です。何の色付けもない地味で詰まらない音がモニター性能なんだよと言われそうですが、正直以前導入したことがある超有名パッシブモニタースピーカーのように面白味や音楽性の欠片も無い無機質な音に苦痛を感じる位なら多少は色付けされていても作業中に楽しい出音の方が仮令モニター用途であってもそちらの方が断然良いです。レイテンシーも思ったほど高くなく他と同じバッファ設定でソフトウェア音源をリアルタイム演奏するには少々キツい感じです。レイテンシーの点ではPreSonusのインターフェイスには全く及ばず、MOTUの音の良さ(というか自分の好み)を再確認した形となりました。

ドライバーのインストールや認識不備で余計な時間を浪費するのは嫌ですし何と言っても入力が逆相なので直ぐに返品を申し込みました。最初は、「ハードには特に問題が見当たりません。LogicoolのGHUBがインストールされていると不具合の原因になり得ます」と返答が来ましたが、当該のソフトウェアは全くインストールしておらず、逆相なのに問題なしとはこれ如何に? 最終的には今回は特別に返品処理しますとの事で目出度く返品と相成りました。生収録用途でスタンドアローンのマイクプリとしての使用も一瞬考えましたが逆相ではどうしようもありません。液晶ディスプレイは輝度を最大にしても暗くて見難く正に本機が出す音のようでイライラします。しかも一応クラスコンプライアントということなのですが何故か192kHz固定で音が出ませんでした。メーカー推奨外の使用方法とはいえ1万円以下の安物インターフェイスでもクラスコンプライアントを謳っていればサンプリング周波数に追従してちゃんと音が出るのに自分にとっては本当に使い物になりませんでした。

本来は8万円程の価格設定のようですが最近色々なショップで特価で販売しているのは、かつて不具合があって返品されたリファービッシュ品を販売しているのではないかとついつい疑ってしまいます。返品に応じてくれたのは有り難いことですが、折角なら誰もが納得するような値段に見合ったレベルの高い商品を販売してほしいと切に願います。この製品が本当に良ければ壊れるまで使い倒そうと考えていましたから。

音質に就いては私の一方的な見解でしかなく(それって感想ですよね(笑))全くアテにならないと思いますし、何の不具合もなく調子よく動いている人もいますので決してこのエントリーを鵜呑みにされませんよう伏してお願い申し上げます。

2025年1月3日金曜日

あけましておめでとうございます。

 更新頻度が落ちておりますが本年もよろしくお願いいたします。

2024年12月15日日曜日

パワーウィンドウ

先日車のバッテリー交換したのですが、バックアップ電源を繋いでいなかったので、所謂メモリーがクリアされた状態になりました。燃費を測るために前回ガソリンを入れた時にリセットした距離計がバッテリー交換で0kmになりオーディオプレーヤーの時計もリセット状態、まあこれらは別に無問題なのでどうでもいいのですが、困ったのがパワーウインドウのオートモードが効かなくなった事でした。バックする時などスイッチ一発で窓が全開にならないと不便な事この上ないのでネットで調べたら一度全開状態にしてその後窓を閉めそのままスイッチレバーを3秒程上げたままにすると復帰するとの事だったので試したら見事オートモードが復活しました。ネット記事では殆どのメーカーの車でこの方法が有効らしいです。その他にもリセットされている項目があるかも知れませんがカーナビも外付けの社外品だし取り敢えず他には困る事は無さそうです。昔乗っていた車のバッテリーは5000円位だった記憶があるのですがアイドリングストップ車用だと高価なので、バッテリー寿命を延ばす効果があるかどうかは定かではありませんがエンジンスタートモーターに負担を掛けない為にも今後はアイドリングストップスイッチを切って乗ろうと思います。

2024年12月3日火曜日

バッテリー交換

 ここ暫く忙しくて車に乗る時間がなく、昨日久し振りに乗ろうとしたら弱っていた愛車のバッテリーが上がってしまいエンジンがかからなくなりました。以前は駐車場のスペースが家の真前にあったので充電器を使えば何とかなったかも知れませんが、今は駐車スペースが少し遠くなってしまったのでコードを這わす訳にもいかず、時間も取れそうにもないので取り敢えずディーラーに電話したら、今整備工場が一杯で対応出来ないのでJAFを呼ぶか保険屋に連絡して対処して欲しいというツレない返事。車屋がJAFを呼べと? なんか違うんじゃないかしらん。バッテリー交換なんて30分もあれば出来ると思うのですが、整備士が電話対応したようでその後多分これではいかん(折角向こうから問い合わせがあって儲けるチャンスだったのに(笑))と思った担当の営業からと思われる電話着信が2回ありましたが、勿論シカトです。(笑)

それで今日は仕事を早く終わらせて近所のオートバックスにバッテリーを買いに自転車を走らせ対応バッテリーを買って帰りましたが、兎に角バッテリーが重いので自転車の荷台に厳重に縛リ付けて転倒しないようにゆっくりと走りました。(笑) 家に着いて早速交換作業に入りましたがバッテリーを支持している金具を外すのが少し面倒だったものの思いのほか直ぐに終わりエンジンをかけるとバッチリ始動してほっとしました。これでまたいつも通り車に乗れるようになりました。

バッテリーの購入価格は古いバッテリー引き取り無料で1万4千円弱でしたが、これがもしディーラーに頼んだらバッテリーは割引なしの定価(しかも似たような寿命であまり意味のない高額な商品を選択)、その上工賃やらバッテリー処分費やらでおそらく総額3万円台後半になったのではないかと思います。そう考えると却ってツレない対応のお陰でDIYで節約出来たので良しとしましょう。家電やオーディオ機器の修理もそうですが自分で不具合を直すと愛着が増すし何事も面倒くさがっては駄目ですね。まあ車なので命に関わるような部分の修理は別ですが。(笑)

交換したバッテリー

交換前の駄目になったバッテリー

2024年11月23日土曜日

メーラー移行完了

 今までJust System のShuriken というメーラーを愛用してきました。自分にとっては使いやすいソフトウェアなので既に開発終了して時間が経っているにも拘わらず使い続けてきたのですが、Googleなどのメールサービスのセキュリティーが強化されてからは古いShuriken ではログインできなくなりました。更に最近はMSのメールサービスにも同様にログインできなくなり、その他のメールサービスが使えなくなるのも時間の問題と思ってメーラーを変えることにしました。幾つか試して見ましたがThunderbirdが使いやすくShurikenからエクスポートしたデータも問題なく読み込みが出来たので早速使い始めました。Shuriken には最も古いもので2001年からのメールが複数のアカウントで大量に収納されているのでエクスポート→Thunderbirdでインポートの作業が殊の外大変で結構な時間がかかりました。まあ、古いメールなどこの際断捨離で捨ててしまえば良いのかも知れませんが、過去の仕事やサークル活動の記録も残しておきたいし、購入したソフトウェアのシリアル番号などもメールにあるので、もう読まないメルマガなどは全部削除して幾ばくかスリム化してから移行しました。2001年といえば私はまだ30代で若い頃はいろいろあったなあと移行作業をしながら感慨に耽ってしまいました。ネットオークションでは色んなものを買っていましたね。(笑) 先ほど過去の全てのデータの移行が終わって長い間お世話になったShurikenを卒業することになりました。便利に使ってきたShiriken には本当に感謝です。あとはThunderbirdが開発中止にならないように祈るばかりで多少の寄付はするつもりです。

Shuriken の画面

2024年11月10日日曜日

久し振りの録音

先日ピアノサークルの定演がありましたので録音もかねて弾いてきました。使用したマイクはPreSonusのPM-2というマッチドペアのスモールダイアフラムコンデンサーで数年前に購入したもののなかなか出番がなく未使用状態でした。レコーダーも前に購入したものの使わず箱入り新品のZOOM F3です。 F3は内蔵マイクがなく最近特に無精度が増してきた所為でその後に購入したTASCAMのPortacapture X8の内蔵マイクで録音したりしていたのでなかなか出番がありませんでした。(笑) しかしレコーダー内蔵(付属)のマイクでは色々なマイキングを現場で時間が許す限り試してみたものの全く満足できず、XY方式は音像が中央に寄りすぎて全く好みではないし、AB方式はレコーダーの横幅から左右のマイク距離が短すぎて自然なステレオ感を得るには無理があり、やはり単体のマイクには敵う訳がないと意を決して(笑)マイク、レコーダー、マイクスタンド、他諸々のアクセサリーの重たい荷物を携えて会場に赴きました。前半はORTFで、後半はABで録音しましたが終了後家で録音を聴いてかなりよく録音されていて嬉しくなりました。かなり前BehringerのC-2で録音したときは音質自体はそんなに悪くなかったのですが低域が薄すぎて編集時にEQで大幅に調整しなければならず、FostexのMC10ST(おそらくSuperluxのOEM)はペアマイクでしたが左右でレベル差が6dB近くもあってステレオでは使い物にならず、MXLのCR21もペアでしたが4~5dB程度レベル差があって一旦返品し差が少ないものに交換してもらって(1dB程度だったらいいですが特性が著しく異なっているものをペアとして販売しないで欲しいです)録音してみましたが今ひとつ音に芯が感じられず1回でお蔵入り。やはりマッチドペアと正式に謳っていて2本の差が殆どないものではないとステレオ録音には色々支障が出ますね。尤もBehringerのB-1AKGのC414XLSC4000Bのように全く別々に購入しても殆どレベル差がなかったという偶々ラッキーな場合もありますが。余談ですがAKGは韓国資本になってから伝統のオーストリー・ヴィーンの拠点が閉鎖され職員も大量解雇で現在は嘗てとは違った単なる米国拠点の企業になってしまったようです。PM-2はテスト段階で見事なまでに2本の差が殆どなく(最大で0.3dB程度)さすがにマッチドペアとして販売されているだけのことはあります。製造は中国ですが設計は米国PreSonus社で、台湾や中国メーカーの既製品を単にメーカー名や型番だけを変えて売っているものではないので強くお勧めしたいのですが残念ながら現在はディスコンです。何と言っても安価なスモールにありがちな中高域が強調された硬い音ではなく、高低のバランスが良く響きが豊かでスモール特有の鋭さや解像度も兼ね備えていて、プロ並みの腕前を持った奏者の録音ではきっちりとスタジオ録音された市販CDのような音が聞こえてきました。非常に音楽的で高性能なマイクです。経験的にマイクとレコーダー(内蔵マイクプリ)との相性もあり、PM-2とF3の相性は大変良い感じで感銘を受けました。他に記憶に残っているところではSuperluxのS502TASCAM DR-40(初代)の相性も抜群でした。それから以前から思っていましたが録音が成功するには楽器の状態はもちろんのこと奏者の技量が本当に大事でタッチやペダリングが安定しないアマチュアの演奏ではいくら機材が良くても本領が発揮できないということを改めて感じた次第です。現在、録音は仕事にはしていないのでマイクは比較的安価なもののみを使っています。ショップスとかノイマンとか欲しいことにかわりがありませんが、スタジオで毎日のように商売で録音する訳ではなくさすがにマイク1本に数十万円(最近は円安で更に高騰)は出せません(維持管理も大変)ので自分で楽しめる範囲でやっていこうと思います。安物とはいえやっぱりマイク沼にはまっていますが。(笑)

2024年10月25日金曜日

腕時計オーバーホール

 昔使っていた腕時計がオーバーホールから戻って来ました。腕時計のオーバーホールといえば機械式時計を思い浮かべますが、クォーツ時計でも本来は定期的にオーバーホールした方が良いのです。シチズンのジャンクションという廉価版で記憶が確かならば1990年代半ば頃に新宿のヨドバシカメラで購入したものですが色々と個人的に思い出のある時計です。30年位前のソーラー時計なので2次電池が経年劣化しておりソーラー時計充電専用のLED発光器で充電を試みたのですが動きませんでした。シチズン時計のサイトで修理可能かどうか調べた処、キャリバーナンバーが不可能機種に該当していなかったのでオーバーホールに出しました。オーバーホールの代金は15400円で、この金額ならそこそこの時計が新品で買えます。でも自分位の年齢になると思い出があるものを復活使用したいと思ったりするので思い切って動くようにした次第です。さすがにメーカー純正のオーバーホールだけあって秒針もインデックスにピッタリ合わせてくれるので針ズレが超気になる神経質な自分(針がインデックスからズレた時計は捨てたくなります)でも非常に満足しています。(笑) 1週間程動かしてみましたが特に遅れたりする事もなく6日で約1秒進むので新品購入時と全く遜色ない処か逆に精度が良くなっているのには吃驚しました。シチズン時計には旧モデルを復活させて貰って感謝しています。ボーイズサイズなので老眼にはちょっと厳しい(笑)ですが今後も愛用していく積りです。

文字盤全面夜光、しかも青い色合いなので気に入っています。



2024年9月28日土曜日

茄子の醤油炒め

数日前に近所の農家の無人販売所で茄子を売っていたので2袋買って帰りました。スーパーで売っているような電球みたいな形ではなくてヒョロっと長い茄子でした。今日は休みで時間があったので醤油炒めに挑戦です。特にネットでレシピを検索する事なく出来上がりをイメージして見様見真似の単なる勘で作ってみたのですが外観は中々いい感じに出来ました。肝心の味ですが試食してみて思わず「あ、美味い!」と呟いてしまいました。(笑) 茄子の醤油炒めが凄く好きなので初回の自作に成功した事もあり得意料理のレパートリーの一つにしたいと思います。独りで生活しているので料理を色々勉強していきたいですね。
長い茄子なので縦に切れ込みを入れて醤油が染み込むように工夫してみました。盛り付けた感じでは今一つ美味そうではないのですが実際は結構美味いです。(笑)

2024年9月1日日曜日

Meldway Grand

このエントリーは7月9日に書いたものですが、仕事で色々あったり母が亡くなったりでなかなかアップロードできませんでした。情報が古いことをご容赦ください。
91%オフ、1,528円という安さに釣られてMeldway Grandというソフトウェアピアノ音源を購入しました。開発元のMelda Productionはチェコ、プラハにある会社のようです。これまでにピアノ音源は10種類ほど購入しましたが、デモ音源を聴いて気に入って大枚をはたいても実際にインストールして弾いてみたら全然気に入らなくてお蔵入りになってしまった音源も多く、使うのは結局2種類のみになりました。この音源もデモを聴いて良かった(価格も驚く程安かった)ので購入、インストールして弾いてみたところ音色の傾向から自分としては独りで訥々と語るような即興演奏に向いている印象を受けましたが通常の楽曲を演奏するのも良く、弾いていて他のピアノ音源とはベロシティーの感度が違うのかフーガなど声部を浮き立たせやすいです。この辺はタッチカーブを変えればどうにでもなりそうなのですが元々のサンプリングの仕方やマスターキーボードとの相性などでどうしても思うようにいかないこともあったりします。また、音源によっては所々調律が微妙にズレていたりして和音を鳴らすと興醒めすることも屡々あるのですが、この音源は中高域に特徴があり自分が好む和音や様々な不協和音も大変気持ち良く響き、尚且つ本物のピアノのように音が長くよく伸びて不自然なフェードアウト処理をしていないところに好感が持てます。因みに自分がピアノ音源を選定する際に絶対外せないチェックポイントの一つにダンパーペダルを踏んでフォルテで和音を鳴らしそのままの状態で平均律の唸りも含めてどれだけ自然に音が減衰していくかという項目があるのですが、この点で満足できたのはTHE GRAND Ver.1とこの音源だけでした。更に細かいことを言わせて頂ければ、収録にはノイマンやブラウナーのマイクを使っているようですが個人的にはショップスも採用してほしかったと思います。音源開発元専用のホストアプリケーション(プレーヤー・サンプラー)が必要なためインストールに少し手間がかかりますがそれ以外は特に問題ありません。表現し易い綺麗な音源でピアノを弾くささやかな愉しみが増えました。

ところが半月程使っていたら途中で音が途切れるようになりPCの不調かUSB周りの不具合、或いはASIOドライバーの誤動作かと思って色々とチェックしてみましたが特に異常はなく暑さでPCがやられたのかとCPUの温度をチェックするユーティリティをインストールしたもののこちらも特に異常なしでした。ただインターネットブラウザCHROME動作中にヤバいくらい一気にCPU温度が上がることを確認しました。自分としてはDAW上でソフトウェア音源をリアルタイム演奏した時の方がCPU負荷が大きく温度が上がるのではないかと考えていましたが、こちらは殆ど温度が上がらずちょっと意外でした。結局音切れの原因はホストアプリケーションの試用期限が切れたからでしたが、説明では試用期限経過後はフリーのプレイヤーバージョンになるのでそのまま使えるようなことが書いてあったのでまさかホストアプリケーションが悪さをしていたとは迂闊でした。一旦アンインストールしてからフリーバージョンのプレイヤーをインストールし直して解決しましたがこの点少し紛らわしいです。以前の音源と併せて3種類を音楽の傾向によって使い分けようと思います。

この音源を使用し母の追悼のために演奏した
ベートーヴェン バガテル作品126より第5番ト長調

2024年8月28日水曜日

Finale終了

 代理店からのメールによれば楽譜浄書ソフトウェアFinaleが開発、販売終了だそうです。突然の終了にびっくりしました。私も前世紀から使用していて2003aから長らく放置プレイ状態で漸く数年前に26にアップデートしましたが中身は殆ど変わっておらずPDFの出力がまともに出来ない(文字化け)状態でこれ以降も開発する気があるのかなと疑問に思ってはいました。最近はsteinbergのDORICOの方を能く使っていましたが、老舗のソフトウェアがなくなるのは残念です。

私が使って来た楽譜浄書ソフトウェアは作曲家でもあるアメリカ人リーランド・スミス氏(ダリュス・ミヨー、オリヴィエ・メシアンに師事)が開発したMS·DOS上で動作するSCOREを皮切りに、ENCORE、NIGHTINGALE、MOTUのCOMPOSER'S MOSAIC、MUSIC PROSE(Finaleの前身)、SIBELIUS、Notion等を経てFinaleに到った訳ですが一番手に馴染んだFinaleが無くなるなんて夢にも思いませんでした。楽譜ソフトウェアは極めてニッチな分野なので企業としての体力が無いと存続出来ないのですね。どの楽譜ソフトウェアも一長一短があってこれだ!という決定版が無かった中でFinaleは取りあえず一番色々な事が出来たソフトウェアでした。

これまで作成したFinaleのファイルをMUSIC XMLに変換、DORICOで読み込み修正しなければならないと考えると気が重いです。DORICOはDORICOで結構使いにくい部分があるし、機能的にまだまだなんですよね。😥

2024年8月15日木曜日

母他界

 早朝母が病院で他界しました。96歳でした。朝5:40に電話があり母の呼吸が止まっているので直ぐに来てくれとの事、病室に行った時には既に他界していました。昨日の朝嘔吐して苦しいと訴えたので直ぐ病院に連れて行き以前から患っている胆管炎のステント交換をする予定で、血中酸素量が足りないので少し様子を見てから処置する事になり入院しました。その時はいつもとそれ程変わらない様子だったので処置したら戻れると思っていましたが、帰らぬ人となってしまいました。看護師の話では午前3時頃は意識があったそうですがその後吸入酸素量が減り呼吸が停止したとの事でした。取りあえず葬儀の手配をして何時も自宅に帰りたいと言っていたので自宅のベッドに安置しました。退院後はまたリハビリして自宅で生活が出来るかと考えていて、本人もリハビリを頑張っていたのですが急に亡くなったのでデイサービスの担当者に連絡した時は絶句していました。

父が他界した時はどちらかというとドライに受け止めていましたが母の場合は父とは違って結構後悔の念があります。父を悪く言う積りはありませんが父が心筋梗塞を患ってから全くやる気をなくしてリハビリも殆どせず寝たきりだったのに比べて母はデイサービスの担当者がびっくりする程リハビリを頑張って年齢を忘れる程恢復が早いと評価されていました。母がいなくなると家にポツンと独りになってしまうので暫くは喪失感が続きそうです。子供の頃は母との折り合いがあまり良くなくて心無い言葉を何度も言ったりしました。ここ半年位は高齢のため體も弱っていたのでもっと前から優しい言葉をかけていれば良かったと今更ながら悔やまれます。

1927年生まれなのであともう少しで100歳だったのですが96年も生きたので大往生でしょう。丁度アメリカにいる妹たちもこちらに来ていましたので、最期に娘、息子、孫2人の顔も見れたし、眠るように亡くなり安らかな顔をしていたのが救いでした。昔からのご近所さんも会いに来てくれました。

61年間本当にお世話になりありがとうございました。96年間色々苦労したと思いますがお疲れさまでした。特にここ5年位は骨折したり手術をしたりリハビリを頑張ったりとかなり大変だったのであちらではどうぞゆっくり休んでください。心から感謝しています。