2019年9月1日日曜日

目覚ましラジオ修理

オーディオ機材関連の掘り出し物はないかと近所のドフに行きましたが、特に目ぼしい物が無かったので序でにジャンク品の入った籠を漁っていたらソニーの時計付き目覚ましラジオ(交流式)ICF-C470を見つけました(古い製品なのにソニーのサイトに取扱説明書がありました!)。汚れはあったものの全体的な状態は良かったので早速確認コーナーで電源を入れて試してみたら時計、目覚まし機能、ラジオの受信状態に問題はなかったのですがボリュームノブが空回りしているようで音量調節が全く機能しませんでした。まあ、ボリュームが壊れていたら部品交換すればいいやと540円で買って帰りました。ああ、またもや無駄遣い。わかっちゃいるけどやめられぬ…(^^;

分解してみるとプラスチック製のボリュームつまみから垂直に伸びている細い棒が折れていて基板上の可変抵抗器を回せなくなっている事が判明したので早速修理に取り掛かりました。因みに精密ドライバーで可変抵抗器を回してみるとボリュームは正常に機能し、折れていた棒もちゃんと残っていたのでラッキーでした。それにしても、メインの音量調整に独立したボリュームではなく基板上の小さな可変抵抗器を使っているのにはちょっと驚きました。
ダイアルつまみと折れた棒状部分
基板上のボリューム(可変抵抗器)
さて、こういう細かいプラスチック部品の修復に瞬間接着剤を使うとちょっと力が掛かっただけで直ぐに剥がれて(折れて)しまい今迄成功した験しが一切無いので、ここはあの強力なプラリペアの登場です。密着するように破断面を削って接着した後、念を入れて細い棒の根元から中間位迄の周囲に樹脂の粉末を盛り硬化剤で固めて補強しましたが、樹脂を厚めに盛ると完全硬化する迄に時間が掛かるので一晩置いてからラジオに組み込みました。可変抵抗器の中央の穴にボリュームノブの棒を入れて回してみると折れる事もなくしっかりと音量が変えられるようになりました。さすがはプラリペア、微妙に力が掛かる部分でも安心ですね。今回は電気回路部分には一切不具合が無かったので手間要らずで良かったです。あとは本体のネジを締めて組み上げ、前面表示部分の透明窓の傷をコンパウンドで磨いて修理完了、大変快調に動作しています。やっぱり修理が上手くいくと気分がいいですね。
プライペアで補修したボリュームつまみ
内部基板(修理後)
スピーカー部
修理完了した本体

2019年7月21日日曜日

またしょうもない物を(^^;

先々週から体調が思わしくなくメニエールのように目眩と吐き気が続き、病院に行って脳のCTスキャンを撮影しても異常無しで原因が皆目わからず折角の連休も結局寝て過ごしてしまいましたが先週中頃から段々と調子が元に戻ってきたので久し振りにハードオフにマイクホルダーのジャンクを探しに行きました(可動部分の特殊なネジが欲しかった)。ところが、何故かマイクホルダーは置いておらず店内を見て回っていたらカシオのMIDIシーケンサー(再生専用)FD-1を見つけて面白そうだったので買ってしまいました。(^^; ACアダプター無しの本体のみで400円、勿論ジャンク品です。型番からわかるようにフロッピーディスクを記憶媒体に使う骨董品で発売は1999年のようなので20年前の製品ですね。
買った時はかなり汚れていましたが、丁寧に掃除して液晶ディスプレイ部もコンパウンドで磨いたら随分きれいになりました。ACアダプターは手持ちの汎用品で電源が入りました。問題はフロッピーディスクです。そういえば昔使っていたフロッピーがまだケースに大量に残っている事を思い出し、外付けUSBフロッピードライブもあるのでスタンダードMIDIファイルをWindows10マシンからコピーして試してみました。ネットで調べてみるとSMFタイプ0でないと認識しないとの事なので昔作ったゲーム音楽をタイプ0でフロッピーにコピーしてFD-1に入れ、SC-88Proに接続して鳴らしてみました。内蔵フロッピードライブもちゃんと生きていて、完璧に再生できました。ディスプレイの鍵盤は演奏と共にチカチカ点滅するし、テンポや小節数も表示されるので見ているだけでも楽しいです。さすがに常用はしませんがPCを起動するのが煩わしい時や、まだPCのCPUが非力でオーディオデータを扱えず外付けMIDI音源モジュールで音楽を制作する事しか出来なかった若かりし頃の気分を味わいたい時にはノスタルジックでいいですね。それにしても20年経ってもまだちゃんと問題なく動くのが素晴らしいです。さすがはMADE IN JAPAN !?

2019年7月1日月曜日

やっぱり駄目でした

先日の割れたSPレコードの音溝を合わせてセロハンテープで固定しつつ接着してみましたが、割れた破片の中でどうしても音溝がズレてしまうものがあり、針を落として暫くはちゃんとトレースしたのでもしかしたら行けるかも!と思ったのも束の間、レコードの半分くらい針が進むと針飛びの嵐でやっぱり再生は無理でした。針圧を重くしてアンチスケーティングを最大にかけてやると多少はましになるのですがずれてしまった音溝は如何ともし難く諦めた次第です。

2019年6月29日土曜日

バラバラに割れたレコード

先日、ネットオークションでSPレコードを落札し楽しみに待っていたのですが、到着したのはバラバラに割れたレコードでした。梱包を見て呆れました。SPレコードをビニール袋に入れそれを薄い事務用の茶封筒に入れて普通郵便で送ってきたのです。こんな送り方をすれば割れるのは火を見るよりも明らかで、陶磁器を何の緩衝材も使わずそのまま茶封筒に入れて送るようなものです。出品者の履歴を見ると古本屋らしいのですがSPレコードの知識は皆無でビニールレコードと区別が出来なかったのでしょうか。早速やんわりとクレームを入れたら返金するとの返事が来ましたので金銭的な被害はありませんでしたが、聴いてみたいレコードだったので至極残念です。せめて段ボールの板にでも挟んでくれれば割れずに済んだかも知れませんが無知ほど害悪なものはないです。これだけのピースに分裂してしまったら修復は無理でしょうね。貴重なラッパ吹込のレコードが聴けなくなってしまって残念無念です。

2019年6月22日土曜日

浴室換気扇羽根交換

最近、浴室の換気扇を廻すとゴーッという酷い音がするようになったのでシロッコファンの羽根を外してみると一部分が欠けていました。この換気扇は羽根を丸洗いできるように簡単に外せる作りになっています。
上から
横から
シロッコファンはこのように少しでも欠けるとバランスが崩れ回転軸がぶれて不安定になり轟音を立てたりします。さすがに自己修復は無理なので部品を注文しました。最初に行った家電量販店のビ〇クなんとかは店員の態度が悪くて即刻却下してヤマ〇電気に行くと直ぐに対応してくれました。なんとかカメラはポイントの還元率は悪いし、レジに人が並んでいても店員がチンタラやっていて直ぐに対応せず平気で客を待たせるし、社員教育が全くなっていなくて行く度に辟易します。何でヨドが当地に出店しなかったのだろうといつも思っている次第です。

交換した新品の羽根はさすがに静かに回ります。部品代は1000円を超えるだろうと思っていたら600円で済みました。プラスチックは経年劣化で割れやすくなりますが、まだ10年も経っていないのにどうして一部分だけが欠けてしまったのか謎です。

2019年5月25日土曜日

イシバシ楽器立川店閉店

久し振りに立川のイシバシ楽器に行こうと思って店があるビルに入ったら何か様子がおかしい感じがしたのでよく見るとロフトが明日閉店で店内が閑散としていました。エレベーターで7階に上がると何とイシバシ楽器も31日に閉店との事で商品が少なくなっていました。イシバシ楽器立川店といえば、開店記念として売り出されたイシバシテルミン立川バージョンという商品を買ったんですよね。なものでちょっと前に開店したばかりだと思っていましたがもう12年くらい経ってしまったのですね。やっぱり楽器は売れないんでしょうね。というより今はネット通販で買う事が多いので実店舗を構えるのはコスト的にメリットが無いのだと思います。イシバシ楽器ではギター用品を随分買いましたが気軽に近所では買えなくなるのがちょっと悲しいです。ロフトとイシバシ楽器が消えるとビルの中は殆どブックオフ関連だけになります。次にどんな店舗が入るのかはわかりませんが立川では肝心なものが売っておらず手に入らないという印象が前からあるので今後もあまり期待できないですね。楽器屋が無くなるのはやっぱり寂しいです。

2019年5月18日土曜日

Neewer NW-410 録音結果

音楽サークルの定演録音に先日購入した激安マイクNeewer NW-410を使用してみました。自分が主催する会では無いのでマイクのセッティングに制約はありましたが、録音を聴いたサークルメンバーからは好評を得ました。時間が限られていましたのでカーディオイド(単一指向性)カプセルのみの使用でしたが、録音品質に対する自分の感想としては「ノイズが若干あって音に幾分安っぽさが感じられるもののそれ以外に悪い部分は無く、価格以上の働きをしてくれて好結果が得られる」です。以前に使用したBehringer C-2と比較すると低音域の充実ぶりではNW-410の文句なしの圧勝(スモールダイアフラムのカーディオイドはどうしても低音域が少し薄くなる傾向があります)、高音域の音数に関しては若干少な目かなと感じました。価格が価格なので高級機には及びませんが、帯域バランスが非常に良いのでアマチュアのちょっとした録音には非常に有効な製品だと思いました。しかも現在は私が購入した時よりも価格が下がっていますのでコストパフォーマンスは更に良くなっています。あまり機材にお金をかけずにそこそこの高音質を得るという用途にはお薦めできると思います(マイクロフォンは長い目で見ると消耗品なのである程度の割り切りが必要だと思います)。音質に関しては文章で書いてもなかなか伝わらないと思いますので、自分の(この上ないくらい下手くそな)演奏を録音したものを聴いて頂いてこのマイクの善し悪しをご判断下されば幸甚です。ピアノはスタインウェイのフルコン、中規模ホールでの収録です。尚、録音は全くの無加工で、ローランドのメモリーレコーダーR-26を使用しました。

Piano recorded by Neewer microphones