2011年5月15日日曜日

LEDライトの修理・改造

LEDライトの内蔵バッテリーがダメになり、最近LEDがかなり暗くなりました。ARIYSのSUPER ECO LED LIGHT S-6000という製品なのですが、メーカーによるとバッテリーは交換できないとのことなので、自分で修理することにしました。


このライトは、手回し発電機を廻して充電でき(疲れますが (^^;)、ランプヘッドの角度を変えることができ、磁石で金属にくっつくので便利です。このライトにはニッケル水素電池が内蔵されているのですが、この手の充電池はスイッチを切り忘れて過放電状態になるとすぐにダメになります。それに、500~1000回充電できるいうことになっていますが、経験上そんなに使えた験しがないです。いずれにしてもLEDの寿命より電池の寿命の方が短いので、折角ライトの部分は使えるのに捨てることになってしまい、製品名とは違ってあまりエコではないです。


これが内蔵電池です。劣化して粉を吹いていました。単4(AAA)サイズ4本の組電池で、サイズがわかれば後は簡単です。組電池は再度劣化した際の入手と交換が面倒なので(実際AAA4本の組電池は殆ど見かけない)、汎用の単4型ニッケル水素電池4本を使うことにします。修理とはいっても元の電池の配線を切断して電池ボックスを取り付けるだけのごく簡単なものです。ただ、黒色(マイナス極)のビニール被覆線を剥いてみたら中の導線が黒っぽく酸化しており、きれいな部分を使おうとして更に切って剥いても同じように何処も酸化していたので被覆線そのものを新しいものに付け替えました。基板上の半田も艶がなくくすんだ錆びたような色で半田鏝を当ててもなかなか溶けず、全体的に見て、あまり良い部材は使っていないようです。分解はネジを外すだけなのですが、底面に、磁石で他のものにくっつけた際に傷かつかないよう、スポンジ状の黒く薄いシートが貼り付けてあるのでこれを上手く剥がさなければなりません。

電池ボックスをこういう感じに接続し、使用する電池はちょっと古い物を流用しました。このまま組み込むと中でガタガタと暴れるので、梱包用の柔らかいシートを折り畳んで詰め込み修理完了です。電池を交換したら眩しい程明るく点灯するようになりました。これでまた暫く使えます。(^^)

【追記】やっぱり中国製オリジナル商品は品質が全くダメですね。ACアダプターで充電していたところ、突然内蔵回路そのものが壊れたらしく全く充電できないのみならず、手回し発電機での充電機能もお釈迦になりました。何をやっても全く点灯せず、折角の緊急用ライトが只のゴミと化してしまいました。ラジオなどでもそうなんですが、中国で設計生産された電化製品は信頼性、耐久性が著しく低いということを痛感しました。日本製だったら40年前の商品でもちゃんと使えますが、その感覚で中国製を見てはいけません。日本の家電メーカーの中国生産品以外のオリジナル中国製品はその場凌ぎの使い捨てでゴミを増やすだけです。少し高くても国内製品を買いましょう。(2014年3月20日)

2011年5月11日水曜日

天体ショー

夜明け前の東の空に4惑星が集合へ(CNN) という記事を読んだので是非実際に見てみたいのですが、あいにく天気が悪く見られそうにありません。ということで愛用の天文ソフトのSrella Theater Proで試してみました。少し離れて天王星、もっと遠くに小惑星セレスもありますね。


5/11、3:57のシミュレートですが、午前四時くらいだともうかなり空が明るいので実際には金星と木星くらいしか見えないかも知れませんね。しかも雨が続くようで残念。

2011年5月5日木曜日

BBQ

ピアノサークルの有志が集まりバーベキューをやりました。昨日は雨天だったので今日は晴れるかどうか心配でしたが、朝からよく晴れて気持ちのいい一日でした。場所は相鉄二俣川駅近くの、バーベキューの設備がある公園。自宅からは非常に遠いのでどうやって行こうか調べたところ、小田急多摩センターから新百合ヶ丘を経由して相模大野で江ノ島線に乗り換え、更に大和駅で相鉄に乗り換えるのが安くて時間がかからない経路でした。実際に乗り換えもスムーズで、多摩センター7:58発、二俣川到着8:54でした。横浜線や南武線を使ったら最低でも2時間くらいかかったと思います。連休ということもあって公園は結構な人出でした。バーベキューはかなりボリュームがあって早めに満腹になりました。後はビールや日本酒を引っ掛けていい気分。(笑) 17時過ぎまで遊んだ後、2次会でもう一杯(^^; 久し振りに休日を満喫しました。

2011年5月1日日曜日

ハードディスクドライブ換装

買い物に出かけたついでに近所の家電量販店のパソコンコーナーに行くと、またまた何だか怪しげな商品を発見しました。(^^;


これですが、2.5インチSATA規格のハードディスクを3.5インチIDEハードディスクとして認識させるキットで、MARSHAL社のMAL-2725SBKという製品です。IDE(PATA・パラレルATA)は現在のSATA(シリアルATA)の一つ前の古い規格で、3.5インチハードディスクやDVD-Rなどの光学ドライブの生産は既に終了しています(2.5インチハードディスクはまだあるようですが、こちらも生産終了するのは時間の問題でしょう)。私もパソコン関連ではもうIDEのドライブは使っていないのですが、楽器収録(生録)で使っているFOSTEXのVF08というマルチトラックレコーダーがこのIDE規格のHDDを使っているんですね。


このレコーダーを買ったのは2001年なので既に10年経過しています。レコーディングデータをバウンスして一人で2台分のピアノを即興演奏(オーバーダビング)してみようかなぁという軽い気持ちで購入しました。(笑) 当時6万円くらいだったと思います。主な用途としてはギターを録音した後にボーカルを重ね録りをしたりと、所謂宅録用の機材なので音質的には全然期待していなかったのですが、実際に生楽器をライブ録音してみたら、非常に鮮烈な音が収録できたので驚きました。このレコーダーのマイクプリアンプは実に優秀で、クラシック音楽も超ローノイズで非常に高音質で収録できます。ただ、データエクスポート用の外付けのCD-RドライブがSCSI規格だったりと流石に古過ぎるので、売却してしまおうかという誘惑に何度か駆られたことはあるのですが、使い慣れていて音質が非常によいので捨てがたく、何だかんだ言いつつ手放せないで今まで来ました。ところが、先日演奏会を収録してそのデータをCD-Rに転送しようとしたところ、エラーが頻発し一時使用できなくなりました。演奏会の録音を参加者にCDとして渡す約束をしていたので本当に困り果てました。レコーダーを休ませながら騙し騙し3日がかりで何とか全てのデータを救出できたので一応事なきを得ましたが、結局内蔵の純正ハードディスク(富士通製)はカタカタと異音を発した末におシャカになってしまいました。あまり頻繁に使っていたわけではないのですが、10年くらいでHDD(回転系)もダメになるようですね。そこで内蔵ハードディスクの代替品を探すことになったのですが、既に3.5インチIDEハードディスクの新品は売っていません。中古品はありますが、ハードディスクに関してだけはちょっと危なっかしくて積極的に中古品を使う気にはなれません。次に、IDE-CFメモリーカード変換アダプターを試してみました。これが使えればハードディスクのようにモーターで動く部分が無くなるので静音化と長寿命化がはかれるのですが、エラーで認識してくれませんでした。他に数種類の変換アダプターやシリコンディスクビルダーも使ってみましたが認識しても全くアクセスしに行かなかったり、レコーダーが拒絶反応?を起こしたりとどうしてもダメで諦めていたところ、この商品を見つけて何とかならないかなぁと最後の望み?を託して買ってみました。


外観は3.5インチのハードディスクにそっくりなデザインなのがご愛敬ですが、ケースはまるでプラモデルのような質感です。(笑)


コネクターの部分も3.5インチIDEハードディスクと全く同じです。マスターとスレーブの切換スイッチ付きです。


新品で売っていた日立の2.5インチSATA、80GBのハードディスクを内蔵してみました。早速、VF08に取り付けて電源を入れてみます。Initial...という表示が3回程点滅した後、ハードディスクを認識して「フォーマットしますか?」という表示が出ました。ここまではIDE-CFカード変換アダプターでも到達したことがありましたが、「YES」を選択すると結局フリーズして終了というパターンでした。恐る恐る「YES」を選択するとフォーマットが始まりました。SATAですがIDEと認識し、アクセスランプが点滅し、順調に進んでいます。


長い時間をかけてやっと終了し(このレコーダーのハードディスクフォーマットには滅茶苦茶時間がかかります)、次のような表示が出ました。


おっ、成功しました! テスト録再も大丈夫でしたので、これで暫く使い続けることができそうです。2.5インチに換装してからはハードディスクの動作音が殆どきこえなくなって更に快適になりました。変換キットはプラモデルのような外観ですが、非常に立派な仕事をしてくれました。(^^) 変換キット2080円、2.5インチ80GBハードディスク1480円、しめて3560円でした。漸く動いたということで長文になってしまいました。(^^;

【追記】

試しに東芝のSATA2.5インチ500GBのハードディスクをこのキットに取り付けてレコーダーを起動してみました。


このレコーダの発売時期を考えると、所謂Big Drive非対応だと思ってはいましたが、やはり137GB迄しか認識しませんでした。スタンダードフォーマットをすると恐らく数日間かかりそうなので、取り敢えずクイックフォーマットのみで試しています。


録音再生は特に問題なくできましたが、無駄になってしまう領域が360GBもあるのはやはり勿体ないですね。(^^;

2011年4月20日水曜日

衝動買い(^^;

近所の家電量販店のパソコンコーナーで怪しい商品を発見。SDカード、USBメモリーやUSBハードディスクに対応したコンパクトなメディアプレーヤーで箱の表示をを見ると非常に多くのメディアフォーマット(MP3,WMA,APE/FLAC,OGG,AC3,DTS,AAC,JPEG,BMP,GIF,PNG,MKV,WMV,VC-1,RMVB,RM,DAT,VOB,MPEG,MOV,AVI)に対応し、AV端子、YPrPb(コンポジット)端子、HDMI端子付きで4980円(型番FS-HDMD100)、これはかなり使えるかもと速攻でレジに直行しました。(^^; 帰ってから早速YouTubeやニコ動、その他etc.からダウンロードしたファイルをSDカードに転送し、液晶モニターのHDMI端子に接続して視聴してみました。おおっ、コマ落ちせずちゃんと再生できます。しかもフルHD1080に対応しているので高解像度で非常にきれいです。リモコンボタンに中国語(簡字体)が印刷してあるのがちょっとアレですが、2.5インチのSATAハードディスクが内蔵できたり、BD用のファイル(m2ts)も再生可能なので、もうDVDプレーヤー、BDプレーヤーが要らなくなりました。SDカードやUSBメモリーに動画ファイルを転送するだけでいいのでDVD-R、BD-Rに焼く必要もなく本当に便利でお薦めです。これで4980円は本当に安いですね。耐久性は?ですが取り敢えず素晴らしいです。(笑)

ボディーの黒い仕上げもなかなかGoodです。


2011年4月8日金曜日

久し振りのスタジオ

仕事で麻布にある某レコード会社のマスタリングスタジオに行って来ました。この会社、嘗ては大きな自社ビルがあり、録音スタジオ、編集スタジオ、制作部、営業部などが一ヶ所に纏まっていたのですが、業績悪化のため外資が入り分割されてしまい、自社ビル、工場部門を売却、現在は外資も撤退して国内資本に戻ったのですが会社の規模は小さくなりました。マスタリングスタジオは雑居ビルの中にあり表に看板も出ていないので結構迷ってしまいましたが、それでも何とか定刻にスタジオ入りできました。スタジオの内装は嘗ての自社ビルの頃と同じデザインで、またスチューダーA80テレコ、B&Wのモニタースピーカーも置いてあり懐かしい感じがしました。この会社のエンジニアはのほほんとした人が多くてこれも以前と変わっていませんでした。話をきいたら先日の地震の影響で色々なイベントが中止になりなかなか大変とのこと。帰りは秋葉原に寄ったのですが、目的の単一タイプのニッケル水素電池が何処にも売っておらず、仕方がないので、トレーが開かなくなったDVDドライブ TEAC DV-W516E用のゴムベルトΦ30×1.2Tを千石電商で買って帰りました。帰ってからDVDドライブを分解してトレーの下側にあるプーリーにかかっていたベルトを新品と交換したら快調に動くようになり復活しました。これでまだ暫く使えそうです。

2011年4月6日水曜日

オーケストラ音源入手

 先日購入したオンド・マルトノ音源"ONDES"の不具合は未だ解決せず、サポートとのメールは続いていましてまだ暫くかかりそうです。そんな折り、以前マスタリング関係のソフトを購入した代理店より激安オーケストラ音源の案内メールが来ていました。Miroslav Philharmonik CE (定価16800円)が何と期間限定で4月8日まで1470円! これはもう買うしかないでしょう! ということで早速ネットショップで購入しました。

 随分前にGiga Studioというソフトウェアサンプラーを7万円近く出して買ったのですが、間もなく開発と販売、サポートが終了してしまいそれ以来この手のソフトウェア音源は使っていませんでした。Miroslav Philharmonik CE はスタンドアローンとVSTプラグインとして動作するので専用のホストアプリケーションいらずで、愛用のNuendoやCubaseで使えるので便利です。以前打ち込んだ自作曲のMIDIデータを鳴らしてみました。フルートの音色にはフラッターツンゲも収録されているので丁度この曲にピッタリです。この辺がソフトウェア音源の強みですね。ちょっと癖のある音色もありますが、1470円でここまで使えれば全く文句なしです。ONDESで多少めげていたのでいい買い物でした。コンピューターでオーケストラの楽器を色々と鳴らしてみたい方に強くお薦めします。

【追記】私の環境では、TASCAMのオーディオインターフェイスUS-144MK2用のASIOドライバーを出力先に指定してからMiroslav Philharmonik CEを再起動するとエラーで2度と立ち上がらなくなってしまいます。再インストールしてもダメだったので諦めかけたのですが、Miroslav Philharmonik CEがインストールされたフォルダーにある"PhilharmonikCE.hostSettings"というファイルを削除したら再び立ち上がるようになりました。そこで別のオーディオインターフェイスに変えたら問題なく動作してホッとしました。もし、起動しなくなってしまったらお試し下さい。



自作曲を鳴らしたものです。お暇な方は聴いてやって下さい。



こちらは、元々フルート2本用だったものをフルートとオーボエにしてみました。