2021年11月7日日曜日

Superlux S502 実戦投入

1年半以上前に(国内では入手できないため)ebayでイギリスから購入したSuperlux S502、ORTFステレオマイク(ショップスのコピー品)を漸くピアノサークルの発表会録音に使用しました。新型コロナの非常事態宣言などで悉く発表会が中止になりこのマイクも長らく休眠状態でした。発表会は長丁場なのでUSB電源が使えるレコーダーも買い足しました。これまで持っていたレコーダーは電池かACアダプター(丸いコネクター)を使う物ばかりでAC電源が取りにくい会場での長時間録音、特にファンタム電源が必要なコンデンサーマイクを使うと電池の消耗が激しく電池をたくさん用意して途中で入れ替えたりとか色々面倒でした。急遽中古でTASCAM DR-40を買いましたがこれはUSB電源で駆動でき実際に15000mAhのモバイルバッテリーでファンタム入れっぱなしで6時間以上使っても全然余裕で、バッテリー容量表示は1目盛りも減りませんでした。

S502ですがとにかく手軽で、スモールダイアフラムのペンシル型コンデンサーペア2本よりも更にセッティングが楽でしたがORTF方式は初めてなのでリハの時間を利用して色々試してよりよい設置位置を探しました。XYのマイクも持っているのですがステレオ感に乏しく独特の音場感覚が嫌いなので殆ど使うことはありません。レコーダーに内蔵のマイクも殆どXYなので自分としては簡易録音や緊急時以外の用途はありません。マイクカプセルがちょっと外側に向きすぎていて中抜けしそうなイメージでしたが実際の結果は上々で違和感なく豊かなステレオイメージで録音出来ました。カプセルの性能も非常に優秀で周波数レンジやバランス、解像度など音質的にも満足のいくマイクでした。勿論オリジナルのショップスに比べれば劣るのでしょうが相手は60万円、こちらの30倍もしますので、この音質と音場感が低価格で得られるのは素晴らしいですね。今後はこの組み合わせ(+音質の良いマイクプリ)が標準になりそうです。

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