2020年3月20日金曜日

マイクプリ修理

連休という事もあって、随分前に購入したマイクプリアンプ PreSonus  BLUETUBE DP V2を久し振りに箱から出してみました。フロントパネルにあるボタンスイッチを押すと何だかグラグラするので本体を開けて分解してみると基板を支えるスペーサー(支柱)のビスが4本全て破損して(折れて)いました。上下の基板を繋ぐコネクターのみで支えられておりこのままではコネクターピンが曲がったり折れたりしかねないので即刻修理する事にしました。プラスチック製のビスが経年劣化でスクリュー部分が折れてスペーサーの中に残っていたので太めの縫い針を刺して廻して何とか取り出しましたが、結構大変でした。マイクプリアンプという微弱な信号を扱う機材である為、誘導ノイズの回り込みなどを防ぐために態々導体ではないプラスチック製のビスが採用されており音質重視設計という事を感じますが、金属とは違って経年で容易に割れてしまうのが欠点ではあります。
長さ16ミリのオリジナルスペーサと経年劣化で折れたビス
手持ちのビスで応急処置をしようと考えてサイズが合いそうなものをスペーサーに入れてみましたがドライバーで廻すと2回くらい廻った後はそれ以上廻らないので、元のビスのスクリュー部分をよく見るとピッチが広いインチねじでした。本機製造元のPreSonus社は米国のメーカーなので普通にインチねじを採用しているのですが、日本では基本的にミリねじなので規格が合わず廻らない訳です。そこで急遽秋葉原のネジ専門店に行って物色しましたがやはりインチねじは売っていませんでした。プラスチック製のネジも勿論ミリねじしかないので同じようなサイズのスペーサーを探してみましたが、プリアンプに付いていたものは長さ16ミリという半端な数なのでピッタリのものがありません。仕方が無いので本来用意されている15ミリ長のスペーサーに1ミリ厚の紙?製ワッシャーを挟んで合わせる事にしました。スペーサーのねじは勿論ミリねじです。
秋葉原で調達した15ミリ長の代替用スペーサーとプラスチックビス
下駄を履かせるための1mm厚ワッシャー
これらを使って何とか基板をガッチリと固定する事が出来ました。これでもう大丈夫でしょう。
上の基板はスペーサー2本で支えられています。
真空管で歪みを加える事が出来るマイクプリですが、私の用途では殆ど真空管ドライブは使いません。(^^; ソケットには無銘の中国製真空管が入っています。分解には全てのねじを取り外して横にスライドしなければならず骨が折れました。(^^;
修理後は筐体を元通りに組み立てて完成です。
連休初日は家でぐうたらしていたかったのですが、午後から急遽秋葉原に行き、ついでにガリが酷いラジオのボリュームも買おうと思って探しましたが抵抗値は同じものがあるものの回転軸部分がピッタリのものがなくて今回は諦めて帰りました。

閑話休題…

今日はアメリカ在住の妹から電話があって、ロサンゼルスではコロナウィルス対策のため、今日から外出禁止令が出て仕事にも行けないとの事。アメリカは資本主義が徹底していますので政府が休業時の手当を出すなど考えられません。日本では安倍首相が何か対策しようとすると、例えば自粛要請したらマスゴミが大騒ぎで批判しますが、現段階の世界はそんな甘いものではないのですよ。日本人は平和惚けしているというか目の前の危機に対して相変わらず無頓着で呆れるしかないのですが、今後それ程遠くない時期にコロナウイルスの比ではないもっと深刻な事態が起こり得ます。それこそ食料品が容易には入手できなくなるような日が必ず来ますので肝に銘じて今から備えをしておくべきだと思います。

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