2006年2月26日日曜日

演奏会

午前11時丁度に代々木上原駅に到着。小田急線は何だか列車種別が多くてどれに乗ればよいのかイマイチわかりませんでした(笑)が、代々木上原は全ての電車が停車するので発車が一番早い区間準急?というのに乗りました。駅を降りてかなり急な坂を上って会場のMusicasaへ到着。自由席なので適当な場所に座っていたら今回誘ってくれたTeppelinさんがいらしてご挨拶。正式なプログラムをもらってざっと見たら2台ピアノあり、連弾あり、室内楽あり、しかもクラシックだけに留まらずジャズやポピュラーもあって本当に盛りだくさん。Teppelinさんは一番最初の部でベートーヴェンの田園ソナタを弾くので先ずはそれを拝聴。いい仕上がりですね。以前のオフで聴いた時よりも細部を詰めていて感心しました。ミヨーのスカラムーシュ(2台ピアノ)は実演で初めて聴きましたがこれもなかなかよい演奏でした。
一時間ほどで第1部が終了、丁度お昼になったのでちょっと抜けて、Teppelinさん、ご友人夫妻と近所のレストランで食事。そのご友人はクラリネットを演奏されるそうで、移調楽器の苦労話で盛り上がりました。私もかつてクラリネットをやろうと思って教則本を買ってきたらいきなり移調楽譜だったのですぐさま挫折したクチです。(^^; フルートと同じでサイレントにできない(ミュートできない)ので夜中に練習ができないというのは大いに共感。正しい音程がなかなか取れないというのもフルートと共通。まあ、(テオバルト・べームが)フルートを改良したやりかたでクラリネットも改良されたのでそういう点は似ているのかも知れませんね。しばらく雑談をした後会場に戻ると丁度第3部(プログラムでは2.5部となっています)が始まるところでした。
この部ではジャズ風な弦楽四重奏曲、ブラームスのピアノ四重奏曲、フルート+弦楽四重奏+ピアノでバッハのブランデンブルク協奏曲第5番が演奏されてとてもよかった。やっぱりこういうアンサンブルを至近距離で聴くっていうのは感激します。その後は演奏会終了の午後6時までずっと聴いていました。この演奏会で一番感動したのがシューベルトのアルペジオーネソナタです。この曲はアルペジオーネというフレットが付いたチェロ(ガンバ)に似た弦楽器のために書かれた作品ですが既に楽器が絶滅しているので、代わりにチェロやフルートなどで演奏されます。サキソフォンでというのは初めて聴きました。翳りのある曲調とサックスの柔らかい音がマッチして本当に素晴らしい。フルートでやるよりよっぽどいいです。体が震えるくらい感動しました。これが聴けただけでも来た甲斐があったというものです。ご出演の皆さんはアマチュアとはいえ、かなりのレベルに達しているので安心して聴けました。かなりの長時間でしたがそれもあまり気にならず、6時過ぎに全演奏終了。その後新宿でちょっと寄り道して帰宅しました。帰りの道すがら、多分今年の年末くらいの演奏会でTeppelinさんと一緒にやる予定のブラームスの変奏曲(2台ピアノ用)の事を考えていました。

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