2006年3月11日土曜日

コミカレ

月に一度の楽しみの一つコミカレに出席しました。今回は付点と三連符の違いをトゥッシュで出すこと、重音の処理の仕方などを重点的に教えて頂きました。曲の途中で出てくる音形がヒナステラのピアノ協奏曲第一番と同じというハラダ先生のご指摘に肯くとともに、ヒナステラのピアノ協奏曲をご存知だったことに嬉しくなってしまいました。アルベルト・エヴァリスト・ヒナステラは私の大好きな作曲家です。アルゼンチンのブエノス・アイレス生まれでスイスに没しました。あのモダン・タンゴの大御所アストル・ピアソラの作曲の先生でもあります。初期は民族音楽的なスタイルで後期はセリエル的になります。しかし、どの時代でも南米人としての意識をしっかり持って作曲していた人で、アカデミックでスッキリとした作風です。ピアノ協奏曲第一番は中期の傑作で不協和音が猛り狂うような激越な作品です。特に第4楽章は残酷ともいえるようなデモーニッシュなエネルギーに満ちており、私は随分この曲にはまりました。この楽章を聴くと本当に血が逆流するくらい興奮します。今でも大好きですね。この楽章は作曲者の許可を得たエマーソン、レイク&パーマーというプログレッシブバンドが「恐怖の頭脳改革」という作品中にトッカータとしてアレンジしています。原曲はトッカータ・コンチェルタータといいます。激しい現代音楽好きの方にはお薦めの曲です。ただ、なかなかいい演奏がなくて、私が出色の出来だと思うのはイギリスのASVから発売されているエンリケ・バティス指揮、メキシコ市交響楽団、オスカー・タラゴがピアノを弾いたCDです。これは炸裂する音楽といった表現がピッタリの演奏です。いつの間にかヒナステラの話題に逸れてしまいましたね。(^^; コミカレ終了後はいつもの通り喫茶室でおしゃべり。先月は個人的にいろいろなことがあって精神的にきつかったのですがおしゃべりタイムのおかげで楽になりました。めるさん、楽しい時間をどうもありがとうございました。m(_ _)m

2 件のコメント:

  1. あ?、あの時はそんなオタクな(!?)話をしてたんですねー(笑)
    私は相変わらず、ほけーっと聞いてましたけど。
    来期はちょっと休みますが、次の申し込みをしがてら、6月のおしゃべりタイムには参加させていただくかもしれません。
    その時はよろしくお願いします。

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  2. あるこりっく2006年3月12日 14:09

    めるさん、こんにちは。
    そうなんですよ?。一瞬でしたがオタク話に花が咲いてしまいました。(笑)
    来期お休みというのは寂しくて残念ですけれど、その次の申込の時には是非おしゃべりタイムにいらしてくださいね。(^^)
    こちらこそよろしくお願いします。m(_ _)m

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コメントありがとうございます。
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