2018年12月31日月曜日

本年もお世話になりました

早いものでもう大晦日になってしまいました。本年も当ブログをご愛顧頂き誠にありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

恒例の日の入り写真を掲載しました。今回は日の入りの時間に間に合わず沈んでしまった後の撮影になります。中央は富士山です。最近はデジカメよりiPadのカメラを多用するようになりました。この画像もiPadで撮影したものです。
ただ、iPadはシャッターボタンが画面上にあるのでちょっと撮影しにくいです。ボリュームボタンも使えますがそれでも構え方によっては指の一部分がレンズに被って画面に入ってしまったりします。そこで100円ショップで売っていたワイヤレスのシャッターボタン(300円商品)を買ってみました。Bluetoothですぐペアリングできなかなか快適です。作りがチャチなので耐久性はなさそうですが取り敢えずシャッターボタンの悩みが解消しました。(笑)
それでは皆様、よい年をお迎えください。

2018年12月18日火曜日

イヤーパッド交換

仕事とリスニングで使っているSONY MDR-CD900ST(2代目)のイヤーパッドの劣化が進んでいましたが部品を取り寄せるの面倒だったので欺し欺し使っていたらさすがにヤバいくらいにボロボロになってしまったので漸く交換しました。画像の通り表面の合成皮革がボロボロになって剥がれたり破れたりしていて中のスポンジも露出しています。
イヤーパッドの下にあるウレタンリングも劣化してベタベタになっていたので除去しました。振動板の上にも破片が付いていたのでエアーブロアーで飛ばしてきれいにします。
注文した新しい部品が今日到着しました。
イヤーパッドとウレタンリングはタイ製でした。
ウレタンリングは外周を少ししか使わないので殆どの部分が余ってしまいます。勿体ないので何かに利用しようと考え中。(^^;
ウレタンリングの位置決めがちょっと面倒ですが無事交換が終了して聴いてみたらスカスカだった低音が復活しました。このヘッドフォンは元々低音がガンガン出るタイプではないので尚更低音が薄くなっていてウレタンリングの劣化でちゃんと音が耳に届いていなかったのですね。今の所他には特に異常はないので新品のように気持ちよく使えそうです。1代目は未だに故障したまま放置状態ですが何れ部品を取り寄せて修理したいですね。
イヤーパッド交換後

2018年12月13日木曜日

演奏会の録音

前回のエントリーにチラッと書きましたが、9日の日曜日に演奏会がありました。しかし結局、iPadでの録音は見送り使い慣れたフィールドレコーダーでの収録となりました。というのはまだアプリの操作に慣れないため、操作を間違った結果録音されていなかったり、折角録音したファイルを消去してしまったりといった最悪の事態を招来したくなかったためです。事前に色々と録音のテストをしましたが、やはりDTMソフトは多少動作にもたつきがあるので、そのもたついている間に画面のどこかに手が触れてしまって予期せぬ結果を招くという「事故」が何度もあったため充分習熟しないと危険だという結論に達してやむなく従来のレコーダーを使用しました。タッチパネルの操作はアプリによって善し悪しですね。

今回収録に使用したのはFostexのFR-2LEというフィールドレコーダーで随分前に購入したものですが自室内での録再のみに使用していたのでホールや屋外に持ち出すのは今回が初めてです。自分が主催する会だったら電源関係はどうにでもなるのですが、あくまでも録音させて貰う立場なので100V電源が使えない場合を考慮して(一応バッテリーでの運用は単3型ニッケル水素電池を4本内蔵できるのですが、使用時間が4時間(ファンタム電源を使うと約2時間)程度と短く4時間を超える演奏会全部を録音するにのはかなり辛いので)、モバイルバッテリーとUSB出力5Vを12Vに昇圧するDC-DCコンバーターを用意しました。事前のチェックで電源コンバーターからのノイズ混入もなく4時間以上の長時間運用も確認出来ました。

ここからは雑談ですが、生の収録は随分昔からやっていて、カセットテレコでの収録はまあお遊びとして、デジタルでは大学時代にアルバイトでお金を貯めてSONYのPCMプロセッサー PCM-501ES とβビデオデッキ SL-F17、マイクプリアンプの組み合わせから始めました(このPCM-501ESは、確かビデオの映像信号に合わせるためにサンプリング周波数は44.1kHzよりも僅かに低い44.056kHzでビット数は14でしたが音質が非常に良くて後のDATを既に凌駕していました。このプロセッサーよりも音が良いと感じたデジタル機器は所謂ハイレゾも含めて現在に至るまでごく僅かだったので、デジタル機器はAD、DAコンバーターの性能はもとよりそれ以上にアナログ回路設計の方が遙かに重要なのだと痛感しました)。これはコンポーネントステレオ一式を外に持ち出すようなもので、更にマイクブームスタンドを併せると重いし嵩張るし車がないと無理です。おまけに当時は音の良いコンデンサーマイクロフォンは一般には出回っておらず、国内オーディオメーカー製のエレクトレットコンデンサーマイクで我慢するより他にはありませんでした。結局大変な思いをした割りにはショボい音しか録れず、収録する度にガッカリしたものです。勿論自分の腕(技術)もありますがそれ以上に兎に角マイクで良いものが手に入らなかったのです。その後漸く楽器店などで自分でも何とか手に入れる事の出来る価格帯でラージダイアフラムコンデンサーマイクがチラホラと販売されるようになってAKGの製品を大枚をはたいて購入して使ってみたらそのあまりの音の良さに舌を巻きました。今まで重い荷物を担いで苦労していたのは一体何だったんだと呆気にとられたことをよく覚えています。PCMプロセッサー後のレコーダーはAIWAのポータブル小型DAT、HD-X1(DATテープに静止画映像を記録する別売りアダプターも買いました)、PioneerのポータブルDAT D-88 やSONYの業務用DATデッキ PCM-R500 を使いましたが、DATは定期的にヘッドクリーニングしても時々読み取りエラーが発生するので今ひとつ信頼性に欠け、次にFostexのマルチトラックレコーダーVF08に切り替え、その後内蔵ハードディスクが故障したのを機に同じFostex FR-2を中古で買って長く使いました。これはバッテリーでの運用時間が短く100V電源が必須なのでもう少しバッテリーでの運用時間が長いものということで廉価版FR-2LEにも手を出しました。ずっとFostexを続けて使っているのは、やはり同社のレコーダーはマイクプリが一貫してニュートラルで非常に優秀だからです。Fostexのそういう音が好きなので、お遊びでVF08の代替としてMR-8mk2も購入して持っていますが、これもお手軽な機種の割にやはり基本性能が良いです。勿論最近の現行品ハンディーレコーダーも何台か持っていますが、色々と工夫されてはいるものの単体のみではまず満足のいく結果は得られません。ファンタム電源が必要なコンデンサーマイクを使うのなら多少大きくても信頼できるレコーダーということでFostexのものを愛用しています。それから、30代や40代の若さならいざ知らず最近は重いものを持ち運ぶのが段々億劫になってきたので、マイクもどでかいボディーのラージダイアフラムよりは小さくてスリムなスモールダイアフラムを多用するようになりました。昔のSONYのスモールダイアフラム、エレクトレットコンデンサーマイクは低域が兎に角貧弱でキンキンした音だったのでスモールダイアフラムというと低域が駄目なイメージが長い間ついて回っていましたが所謂コンシューマーオーディオメーカーではないマイクロフォンメーカーのスモールは低域もちゃんと出るので気軽な録音ではラージは使わなくなる傾向にあります。今回使用したBehringer C-2は解像力は申し分ないもののちょっと低域が弱いですね。勿論嘗てのSONY程ではないのでイコライザー処理で何とでもなりますが次回は別なのを使ってみたいです。ただC-2の小ささ(短さ)はキャリングケースも含めてなかなか捨てがたいものがあります。私が昔購入したSONYのエレクトレットコンデンサーは当時1本2万5千円しましたのでステレオ収録用に2本で5万円です。今同じ金額を出したらかなり良いものが買えますね。今回使ったC-2は2本ペアで新品6500円程度という廉価品ですが、SONYのそのマイクはC-2に負けています。本当はショップスを使ってみたいのですが価格は勿論、メンテナンスなども考慮するととても個人レベルで購入するものではないですね。しかし改めて振り返ってみると録音機材にかなり金かけてますね。(^^;

という訳でモバイルバッテリー+コンバーターのお陰で、リハのレベルテストも含めて全行程約5時間、ファンタム電源を入れっぱなしの録音でバッテリー消費量は総容量の1/4で済み上々の結果でした。今後もこの遣り方で行けそうです。マイクは上述のように少し低音不足を感じたのでもう少しフラットな特性のスモールを試してみたいと思います。ただ、スピーカーやヘッドフォンによってはあまり低域不足を感じずに聞こえたりするのでちょっと悩ましいところですが。録音については思いっきり間違えた演奏をしてしまったので気が向いたら出します。(^^;

2018年11月27日火曜日

CUBASIS 2

THE GRAND 3を購入してからまだ日も浅いのに、またもやブラックフライデーの半額割引の誘惑に負けてiPad用のDTMソフトCUBASIS 2を購入してしまいました。(^^;
録音用のソフトウェアはフリーのものを既にインストールしてあるのですがサンプリング周波数が変えられなかったりしてちょっと不便なので、12月に開催されるサークルの演奏会をiPadで録音してみようかという野望(笑)の為に、PCで使い慣れているCubaseと同じ開発元のCubasisを導入してみました。この目的のために中古品のFocusrite iTrack Dockも購入したのですが、100Vの電源が引っ張って来られなければPCで使っていたPreSonus AudioBox iTwoとモバイルバッテリーとでやろうかと考えています。態々周辺機器が増えるiPadを使わなくてもいいのですが、ファンタム電源を使うハンディーレコーダーは電池の保ちがちょっと心配なのです。マイクは安く買ったスモールダイアフラム小型コンデンサー、Behringer C-2を使おうと思っています。以前はラージダイアフラムの大きなコンデンサーマイクを持ち運んだのですが、ショックマウントも一緒に持っていくとなるとかなり大がかりになり(重いブームスタンドも2本使うので)、最近はそういうのが面倒くさくなってなるべく機材を減らそうと規模を縮小しています。音響効果の良いスタジオでの録音ではないので、本格的な機材じゃなくてもまあいいかと。(^^;

Cubasisを早速弄ってみましたが、Cubaseを使い慣れているとはいえやっぱりちょっと勝手が違いますね。こういうアプリはタッチパネルよりマウス操作の方が楽です。まあ、慣れてしまえばいいんでしょうけどやっぱり変な場所を触って予期せぬ結果になってしまったりするんですよね。上記2つのオーディオインターフェイスも問題なく認識してサンプリング周波数、ビット数、レイテンシーが確実に設定できるので精神衛生上非常によろしいです。導入前は、iPad miniなので動作が鈍重かなと思ったのですが、取り敢えずはオーディオトラックを2つしか使わないので重いという感じはしないですね。フリーのアプリの方はオーディオトラックに録音するだけという単純なものなのですが録音進行と共に波形を書き換える時にちょっと画面がもたつきます。WAVファイルの書き出し、iCloudを経由してPCのCubaseでプロジェクトの読み込みも問題なく出来ました。通常価格6000円だと購入するのに二の足を踏んでしまいますが、3000円だったら1回飲み会をやったと思えば気が楽です。(笑) 15000mAh(実容量9450mAh)のモバイルバッテリーも購入したので半日くらいの録音は余裕だ思います。録音がうまくいったらこちらでご紹介しようかと思います。

2018年11月24日土曜日

THE GRAND 3

Steinbergからブラックフライデーセールのメールが来て、ソフトウェアピアノ音源、THE GRAND 3が60%オフの6480円で買えるというのでダウンロード購入してみました。
初代のTHE GRANDを未だに愛用していますのでVer.3になってどれだけ良くなったのかとかなり期待して音を出してみましたが、ハッキリ言って初代には遠く及びません。つまり全然駄目だということです。ピアノ音源で一番最初に試してみることはある和音、私の場合はEメジャーの和音をペダルを踏んで弾きそのまま音が消えるまで延ばして音の減衰が自然か、減衰しながらも音の膨らみが再現されているかという部分を聴くのですが、ピアノ音源でこれを満足している製品は滅多にありません。
殆どは大体リニアに無表情に音が減衰していき、ある程度時間が経つと音が消えるのを待ちきれないのかフェードアウト処理が施されています。初代THE GRANDは自然に音が消える瞬間まで丁寧にサンプリングされている唯一無二と言ってもよい優れた音源でしたが、 3になってその辺の凡庸なピアノ音源と変わらなくなってしまいました。しかも低音が軽いというかアンプのバスのトーンコントロールを絞ったようなキンキンする音で深みが全くありません。スタインウェイ、ベーゼンドルファー、ヤマハのグランドピアノ、アップライトピアノとヤマハのエレピの5種類が収録されていますがどれもキンキンする音で全く使い物にならず、これでソロの曲を演奏しようなどとは思いませんね。アップライトとかエレピは全く要らないので、ちゃんと調律整音されたスタインウェイのフルコン1音色を丁寧に音が消えるまでキッチリとサンプリングしている音源は無いのでしょうか。やっぱりまだまだ初代は棄てられません。Steinbergさんには初代のThe Grandを全く手を加えずにそのまま64bit化していただけないでしょうか、もしくは初代のサンプリングデータを最新版でも読み込めるようにしていただけないでしょうか、切にお願いします。結局自分にとって使えるピアノ音源は初代The GrandとAddictive KeysThe GiantHammersmithくらいしかありませんが、どれも一長一短があってこれだという決定版がないので期待を込めてThe Grand 3を買ってみましたが残念ながらお蔵入りですね。兎に角ガッカリしました。

2018年10月20日土曜日

タイヤ交換

4月頃に皹が入っているのを見つけて欺し欺し乗っていた車のタイヤを漸く交換しました。安くタイヤ交換できる近所の店をネットで見つけて電話して訊いてみたら4本全交換で2万円程度のタイヤを紹介されたのですが、安全を考えると車を買ってから今まで約6年間ノートラブルで活躍してくれたタイヤのグレードは下げたくなかったので同じメーカーの同等品を依頼したところ、値段は廃タイヤ処理費等全て込みで43,873円でした。30分くらいで交換が終わって走ってみると明らかに滑らかで、以前のタイヤがかなり硬く劣化していたことがよくわかりました。
経年劣化で皹が入った交換前のタイヤ
以前停車中に自転車で追突された事故の際のディーラー(というか店長)の態度が良くなかったので、次回の車検はディーラーをやめて今回タイヤ交換した店で安くやって貰おうか検討中です(今回のタイヤ交換の費用はディーラーが見積もりで出した金額とあまり変わらなかったのですがディーラーに金を払うのが嫌だったのでこちらの店でやって貰った次第です)。(^^;

2018年10月8日月曜日

ミニギター

Sepia Crueのミニギター”W-50-TS”を購入しました。このギターはスチール弦を張って販売されていますがそのままだとオクターブチューニングが合わないのでフレット音痴になります。6弦12フレットでほぼ半音シャープしてしまいポジションが高くなるほど音程が合わず変な和音になるのでネット上でも散々な評価をされています。実際にスチール弦を張ったオリジナルの状態では私も使えないなぁと感じます。フォークギターのブリッジのサドルは各弦のオクターブチューニングを補正するために一般的に弦に対して傾斜がついているのですがこのギターはクラシックギターのように真っ直ぐ水平(弦に対して直角)です。然もナットの溝はスチール弦を張るには随分太くてネックにはトラスロッドも無いので、このギターは本来はガット弦用なのではないかと勝手に思い込み、試しに300円くらいで売っているMATSUOKAというブランドの激安ナイロン弦を張ってみました。ちなみにこのブランドは松岡良治(1924~2012)というギター製作家の名前を、Sepia Crueの発売元でもある楽器販売会社キョーリツコーポレーションがクラシックギターのブランドとして引き継いで使用しているもののようです。


ヤマハのギターとの大きさ比較
ナイロン弦は極一部を除いてスチール弦のようなボールエンドにはなっていないので弦の端を2回固結びして(1回だけだと特に細い弦はすっぽ抜けます)こぶしを作って張ってみました。するとオクターブピッチがよく合いフレット音痴も殆ど解消され、高いポジションの和音も綺麗に響くようになりました。ナイロン弦なのでチューニングが安定するまでには少々時間がかかりますが、一度安定してしまえばそれ程大きく狂うということもなくなります。弦長が短いのでテンションが緩めで、更に共鳴胴の容積が小さい為に低音はやはりフルサイズのギターのような幅の広さや奥行き、深みはなく箱鳴りのような感じで全体的にチープな響きですが、一応の低音感はあるのでガットギターらしい音が出ます。サドルは厚みが少し薄く(2.5mm)頼りなかったのでブリッジの溝にぴったり合うものを新たに作りました。ネックの幅が狭いため多少押弦しにくいですがそれを除けば小さくて軽く楽しい楽器です。ちょっとギターを触りたい時に傍にあると重宝します。このミニギターはスチール弦を張るにはどうしても無理があるので、ガットギターとして使えば大方の不満はほぼ解消できると思います。