2018年12月18日火曜日

イヤーパッド交換

仕事とリスニングで使っているSONY MDR-CD900ST(2代目)のイヤーパッドの劣化が進んでいましたが部品を取り寄せるの面倒だったので欺し欺し使っていたらさすがにヤバいくらいにボロボロになってしまったので漸く交換しました。画像の通り表面の合成皮革がボロボロになって剥がれたり破れたりしていて中のスポンジも露出しています。
イヤーパッドの下にあるウレタンリングも劣化してベタベタになっていたので除去しました。振動板の上にも破片が付いていたのでエアーブロアーで飛ばしてきれいにします。
注文した新しい部品が今日到着しました。
イヤーパッドとウレタンリングはタイ製でした。
ウレタンリングは外周を少ししか使わないので殆どの部分が余ってしまいます。勿体ないので何かに利用しようと考え中。(^^;
ウレタンリングの位置決めがちょっと面倒ですが無事交換が終了して聴いてみたらスカスカだった低音が復活しました。このヘッドフォンは元々低音がガンガン出るタイプではないので尚更低音が薄くなっていてウレタンリングの劣化でちゃんと音が耳に届いていなかったのですね。今の所他には特に異常はないので新品のように気持ちよく使えそうです。1代目は未だに故障したまま放置状態ですが何れ部品を取り寄せて修理したいですね。
イヤーパッド交換後

2018年12月13日木曜日

演奏会の録音

前回のエントリーにチラッと書きましたが、9日の日曜日に演奏会がありました。しかし結局、iPadでの録音は見送り使い慣れたフィールドレコーダーでの収録となりました。というのはまだアプリの操作に慣れないため、操作を間違った結果録音されていなかったり、折角録音したファイルを消去してしまったりといった最悪の事態を招来したくなかったためです。事前に色々と録音のテストをしましたが、やはりDTMソフトは多少動作にもたつきがあるので、そのもたついている間に画面のどこかに手が触れてしまって予期せぬ結果を招くという「事故」が何度もあったため充分習熟しないと危険だという結論に達してやむなく従来のレコーダーを使用しました。タッチパネルの操作はアプリによって善し悪しですね。

今回収録に使用したのはFostexのFR-2LEというフィールドレコーダーで随分前に購入したものですが自室内での録再のみに使用していたのでホールや屋外に持ち出すのは今回が初めてです。自分が主催する会だったら電源関係はどうにでもなるのですが、あくまでも録音させて貰う立場なので100V電源が使えない場合を考慮して(一応バッテリーでの運用は単3型ニッケル水素電池を4本内蔵できるのですが、使用時間が4時間(ファンタム電源を使うと約2時間)程度と短く4時間を超える演奏会全部を録音するにのはかなり辛いので)、モバイルバッテリーとUSB出力5Vを12Vに昇圧するDC-DCコンバーターを用意しました。事前のチェックで電源コンバーターからのノイズ混入もなく4時間以上の長時間運用も確認出来ました。

ここからは雑談ですが、生の収録は随分昔からやっていて、カセットテレコでの収録はまあお遊びとして、デジタルでは大学時代にアルバイトでお金を貯めてSONYのPCMプロセッサー PCM-501ES とβビデオデッキ SL-F17、マイクプリアンプの組み合わせから始めました(このPCM-501ESは、確かビデオの映像信号に合わせるためにサンプリング周波数は44.1kHzよりも僅かに低い44.056kHzでビット数は14でしたが音質が非常に良くて後のDATを既に凌駕していました。このプロセッサーよりも音が良いと感じたデジタル機器は所謂ハイレゾも含めて現在に至るまでごく僅かだったので、デジタル機器はAD、DAコンバーターの性能はもとよりそれ以上にアナログ回路設計の方が遙かに重要なのだと痛感しました)。これはコンポーネントステレオ一式を外に持ち出すようなもので、更にマイクブームスタンドを併せると重いし嵩張るし車がないと無理です。おまけに当時は音の良いコンデンサーマイクロフォンは一般には出回っておらず、国内オーディオメーカー製のエレクトレットコンデンサーマイクで我慢するより他にはありませんでした。結局大変な思いをした割りにはショボい音しか録れず、収録する度にガッカリしたものです。勿論自分の腕(技術)もありますがそれ以上に兎に角マイクで良いものが手に入らなかったのです。その後漸く楽器店などで自分でも何とか手に入れる事の出来る価格帯でラージダイアフラムコンデンサーマイクがチラホラと販売されるようになってAKGの製品を大枚をはたいて購入して使ってみたらそのあまりの音の良さに舌を巻きました。今まで重い荷物を担いで苦労していたのは一体何だったんだと呆気にとられたことをよく覚えています。PCMプロセッサー後のレコーダーはAIWAのポータブル小型DAT、HD-X1(DATテープに静止画映像を記録する別売りアダプターも買いました)、PioneerのポータブルDAT D-88 やSONYの業務用DATデッキ PCM-R500 を使いましたが、DATは定期的にヘッドクリーニングしても時々読み取りエラーが発生するので今ひとつ信頼性に欠け、次にFostexのマルチトラックレコーダーVF08に切り替え、その後内蔵ハードディスクが故障したのを機に同じFostex FR-2を中古で買って長く使いました。これはバッテリーでの運用時間が短く100V電源が必須なのでもう少しバッテリーでの運用時間が長いものということで廉価版FR-2LEにも手を出しました。ずっとFostexを続けて使っているのは、やはり同社のレコーダーはマイクプリが一貫してニュートラルで非常に優秀だからです。Fostexのそういう音が好きなので、お遊びでVF08の代替としてMR-8mk2も購入して持っていますが、これもお手軽な機種の割にやはり基本性能が良いです。勿論最近の現行品ハンディーレコーダーも何台か持っていますが、色々と工夫されてはいるものの単体のみではまず満足のいく結果は得られません。ファンタム電源が必要なコンデンサーマイクを使うのなら多少大きくても信頼できるレコーダーということでFostexのものを愛用しています。それから、30代や40代の若さならいざ知らず最近は重いものを持ち運ぶのが段々億劫になってきたので、マイクもどでかいボディーのラージダイアフラムよりは小さくてスリムなスモールダイアフラムを多用するようになりました。昔のSONYのスモールダイアフラム、エレクトレットコンデンサーマイクは低域が兎に角貧弱でキンキンした音だったのでスモールダイアフラムというと低域が駄目なイメージが長い間ついて回っていましたが所謂コンシューマーオーディオメーカーではないマイクロフォンメーカーのスモールは低域もちゃんと出るので気軽な録音ではラージは使わなくなる傾向にあります。今回使用したBehringer C-2は解像力は申し分ないもののちょっと低域が弱いですね。勿論嘗てのSONY程ではないのでイコライザー処理で何とでもなりますが次回は別なのを使ってみたいです。ただC-2の小ささ(短さ)はキャリングケースも含めてなかなか捨てがたいものがあります。私が昔購入したSONYのエレクトレットコンデンサーは当時1本2万5千円しましたのでステレオ収録用に2本で5万円です。今同じ金額を出したらかなり良いものが買えますね。今回使ったC-2は2本ペアで新品6500円程度という廉価品ですが、SONYのそのマイクはC-2に負けています。本当はショップスを使ってみたいのですが価格は勿論、メンテナンスなども考慮するととても個人レベルで購入するものではないですね。しかし改めて振り返ってみると録音機材にかなり金かけてますね。(^^;

という訳でモバイルバッテリー+コンバーターのお陰で、リハのレベルテストも含めて全行程約5時間、ファンタム電源を入れっぱなしの録音でバッテリー消費量は総容量の1/4で済み上々の結果でした。今後もこの遣り方で行けそうです。マイクは上述のように少し低音不足を感じたのでもう少しフラットな特性のスモールを試してみたいと思います。ただ、スピーカーやヘッドフォンによってはあまり低域不足を感じずに聞こえたりするのでちょっと悩ましいところですが。録音については思いっきり間違えた演奏をしてしまったので気が向いたら出します。(^^;

2018年11月27日火曜日

CUBASIS 2

THE GRAND 3を購入してからまだ日も浅いのに、またもやブラックフライデーの半額割引の誘惑に負けてiPad用のDTMソフトCUBASIS 2を購入してしまいました。(^^;
録音用のソフトウェアはフリーのものを既にインストールしてあるのですがサンプリング周波数が変えられなかったりしてちょっと不便なので、12月に開催されるサークルの演奏会をiPadで録音してみようかという野望(笑)の為に、PCで使い慣れているCubaseと同じ開発元のCubasisを導入してみました。この目的のために中古品のFocusrite iTrack Dockも購入したのですが、100Vの電源が引っ張って来られなければPCで使っていたPreSonus AudioBox iTwoとモバイルバッテリーとでやろうかと考えています。態々周辺機器が増えるiPadを使わなくてもいいのですが、ファンタム電源を使うハンディーレコーダーは電池の保ちがちょっと心配なのです。マイクは安く買ったスモールダイアフラム小型コンデンサー、Behringer C-2を使おうと思っています。以前はラージダイアフラムの大きなコンデンサーマイクを持ち運んだのですが、ショックマウントも一緒に持っていくとなるとかなり大がかりになり(重いブームスタンドも2本使うので)、最近はそういうのが面倒くさくなってなるべく機材を減らそうと規模を縮小しています。音響効果の良いスタジオでの録音ではないので、本格的な機材じゃなくてもまあいいかと。(^^;

Cubasisを早速弄ってみましたが、Cubaseを使い慣れているとはいえやっぱりちょっと勝手が違いますね。こういうアプリはタッチパネルよりマウス操作の方が楽です。まあ、慣れてしまえばいいんでしょうけどやっぱり変な場所を触って予期せぬ結果になってしまったりするんですよね。上記2つのオーディオインターフェイスも問題なく認識してサンプリング周波数、ビット数、レイテンシーが確実に設定できるので精神衛生上非常によろしいです。導入前は、iPad miniなので動作が鈍重かなと思ったのですが、取り敢えずはオーディオトラックを2つしか使わないので重いという感じはしないですね。フリーのアプリの方はオーディオトラックに録音するだけという単純なものなのですが録音進行と共に波形を書き換える時にちょっと画面がもたつきます。WAVファイルの書き出し、iCloudを経由してPCのCubaseでプロジェクトの読み込みも問題なく出来ました。通常価格6000円だと購入するのに二の足を踏んでしまいますが、3000円だったら1回飲み会をやったと思えば気が楽です。(笑) 15000mAh(実容量9450mAh)のモバイルバッテリーも購入したので半日くらいの録音は余裕だ思います。録音がうまくいったらこちらでご紹介しようかと思います。

2018年11月24日土曜日

THE GRAND 3

Steinbergからブラックフライデーセールのメールが来て、ソフトウェアピアノ音源、THE GRAND 3が60%オフの6480円で買えるというのでダウンロード購入してみました。
初代のTHE GRANDを未だに愛用していますのでVer.3になってどれだけ良くなったのかとかなり期待して音を出してみましたが、ハッキリ言って初代には遠く及びません。つまり全然駄目だということです。ピアノ音源で一番最初に試してみることはある和音、私の場合はEメジャーの和音をペダルを踏んで弾きそのまま音が消えるまで延ばして音の減衰が自然か、減衰しながらも音の膨らみが再現されているかという部分を聴くのですが、ピアノ音源でこれを満足している製品は滅多にありません。
殆どは大体リニアに無表情に音が減衰していき、ある程度時間が経つと音が消えるのを待ちきれないのかフェードアウト処理が施されています。初代THE GRANDは自然に音が消える瞬間まで丁寧にサンプリングされている唯一無二と言ってもよい優れた音源でしたが、 3になってその辺の凡庸なピアノ音源と変わらなくなってしまいました。しかも低音が軽いというかアンプのバスのトーンコントロールを絞ったようなキンキンする音で深みが全くありません。スタインウェイ、ベーゼンドルファー、ヤマハのグランドピアノ、アップライトピアノとヤマハのエレピの5種類が収録されていますがどれもキンキンする音で全く使い物にならず、これでソロの曲を演奏しようなどとは思いませんね。アップライトとかエレピは全く要らないので、ちゃんと調律整音されたスタインウェイのフルコン1音色を丁寧に音が消えるまでキッチリとサンプリングしている音源は無いのでしょうか。やっぱりまだまだ初代は棄てられません。Steinbergさんには初代のThe Grandを全く手を加えずにそのまま64bit化していただけないでしょうか、もしくは初代のサンプリングデータを最新版でも読み込めるようにしていただけないでしょうか、切にお願いします。結局自分にとって使えるピアノ音源は初代The GrandとAddictive KeysThe GiantHammersmithくらいしかありませんが、どれも一長一短があってこれだという決定版がないので期待を込めてThe Grand 3を買ってみましたが残念ながらお蔵入りですね。兎に角ガッカリしました。

2018年10月20日土曜日

タイヤ交換

4月頃に皹が入っているのを見つけて欺し欺し乗っていた車のタイヤを漸く交換しました。安くタイヤ交換できる近所の店をネットで見つけて電話して訊いてみたら4本全交換で2万円程度のタイヤを紹介されたのですが、安全を考えると車を買ってから今まで約6年間ノートラブルで活躍してくれたタイヤのグレードは下げたくなかったので同じメーカーの同等品を依頼したところ、値段は廃タイヤ処理費等全て込みで43,873円でした。30分くらいで交換が終わって走ってみると明らかに滑らかで、以前のタイヤがかなり硬く劣化していたことがよくわかりました。
経年劣化で皹が入った交換前のタイヤ
以前停車中に自転車で追突された事故の際のディーラー(というか店長)の態度が良くなかったので、次回の車検はディーラーをやめて今回タイヤ交換した店で安くやって貰おうか検討中です(今回のタイヤ交換の費用はディーラーが見積もりで出した金額とあまり変わらなかったのですがディーラーに金を払うのが嫌だったのでこちらの店でやって貰った次第です)。(^^;

2018年10月8日月曜日

ミニギター

Sepia Crueのミニギター”W-50-TS”を購入しました。このギターはスチール弦を張って販売されていますがそのままだとオクターブチューニングが合わないのでフレット音痴になります。6弦12フレットでほぼ半音シャープしてしまいポジションが高くなるほど音程が合わず変な和音になるのでネット上でも散々な評価をされています。実際にスチール弦を張ったオリジナルの状態では私も使えないなぁと感じます。フォークギターのブリッジのサドルは各弦のオクターブチューニングを補正するために一般的に弦に対して傾斜がついているのですがこのギターはクラシックギターのように真っ直ぐ水平(弦に対して直角)です。然もナットの溝はスチール弦を張るには随分太くてネックにはトラスロッドも無いので、このギターは本来はガット弦用なのではないかと勝手に思い込み、試しに300円くらいで売っているMATSUOKAというブランドの激安ナイロン弦を張ってみました。ちなみにこのブランドは松岡良治(1924~2012)というギター製作家の名前を、Sepia Crueの発売元でもある楽器販売会社キョーリツコーポレーションがクラシックギターのブランドとして引き継いで使用しているもののようです。


ヤマハのギターとの大きさ比較
ナイロン弦は極一部を除いてスチール弦のようなボールエンドにはなっていないので弦の端を2回固結びして(1回だけだと特に細い弦はすっぽ抜けます)こぶしを作って張ってみました。するとオクターブピッチがよく合いフレット音痴も殆ど解消され、高いポジションの和音も綺麗に響くようになりました。ナイロン弦なのでチューニングが安定するまでには少々時間がかかりますが、一度安定してしまえばそれ程大きく狂うということもなくなります。弦長が短いのでテンションが緩めで、更に共鳴胴の容積が小さい為に低音はやはりフルサイズのギターのような幅の広さや奥行き、深みはなく箱鳴りのような感じで全体的にチープな響きですが、一応の低音感はあるのでガットギターらしい音が出ます。サドルは厚みが少し薄く(2.5mm)頼りなかったのでブリッジの溝にぴったり合うものを新たに作りました。ネックの幅が狭いため多少押弦しにくいですがそれを除けば小さくて軽く楽しい楽器です。ちょっとギターを触りたい時に傍にあると重宝します。このミニギターはスチール弦を張るにはどうしても無理があるので、ガットギターとして使えば大方の不満はほぼ解消できると思います。

2018年9月13日木曜日

BEHRINGER GUITAR LINK UCG102

近所の楽器屋の中古品コーナーを漁っていたら、ベリンガーのUSBインターフェイス、ギターリンクUCG102が通電チェック済みジャンク品として格安で売っていたのでよせばいいのにレジに持って行ってしまいました。どうもこういうものを見つけると持って帰る習性が・・・(^^;

今使っているPCには以前インストールしたPloytecのUSB Audio Driverが残っていたので、そちらのドライバーで先ず認識しました。以前にベリンガーがUCG102専用ASIOドライバーとして配布していたものと同じもののバージョン違いです。これは昔、別のオーディオインターフェイスをASIO化するためにPloytec社から直接購入したものでした。余談ですが、Ploytec社は幾つかのハードウェアメーカーからドライバーの開発を請け負っていて、例えばTASCAMのオーディオインターフェイスのドライバーはPloytec社のものです。UCG102は現在はフリーウェアのASIO4ALLでASIO化するようになっています。

このUSB Audio Driverはあるソフトウェアと一緒に使うと、バッファーの値を調整するコントロールパネルを呼び出した際にクラッシュしてしまうので一旦USB Audio Driverをアンインストールして所謂OS標準ドライバーで使おうと再接続したのですが本体の青色LEDが点かず全く認識してくれません。デバイスマネージャーには不明のデバイスとして!マークが付いています。プロパティを見るとドライバー名の所に「Burr-Brown USB Audio Codec 2902 (commercial 2.8.45)」と表示され開発元がPloytecと出るのでどうやらUSB Audio Driverの残骸のようです。何度USBケーブルを別のポートに差し込み直しても認識せず、標準ドライバーを自動でインストールしようという動作も見られません。さて困ったぞと思いつつBurr-Brown USB Audio Codec をネットで探してみたらあるにはあったのですが、どれも専用のドライバー探索ソフトウェアをインストールしてから入手しなければならず、余計な費用も発生しそうなので取り敢えずやめました。USBケーブルを抜いたり挿したり、PCを再起動したり色々やっていたら、「設定」→「Bluetoothとその他のデバイス」に「USB Audio CODEC(標準ドライバー)」が表示されたので、もう一度USBを抜き差ししたらドライバーのインストールが始まり、やっとLEDが点灯し認識してくれてホッとしました。

UCG102はUSB1.1規格でサンプリング周波数は上限が48kHz、16bit迄なので本格的な録音再生には少し力不足です。ASIO4ALLもレイテンシーに限界があってそれ程詰められる訳でも無く、実用範囲ギリギリでちょっとストレスが溜まります。特にStudio Oneで使うとバッファーの値をいくら調整してもレイテンシーに伴うバリバリとしたノイズが必ず出てしまいます。Cubaseの場合は安定して使えるのでホストにするソフトウェアによって差が出るようです。勿論、これはASIO4ALLの方にも問題があると思います。ただ、音質に関しては全く問題なくヘッドフォン端子は若干非力ではありますがベリンガーらしいニュートラルでクリーンな音質で解像力もあります。録音の音質に至ってはエレキギターのハムノイズが殆ど皆無と言っていいくらい聞こえず非常に優秀です。

余談ですが、エレキギターを自分で弄ってみて先ず感じたのが非常にノイジーということでした。弦や金属部分に手を触れてアースしないとブーンというハムノイズが常に出て驚きました。最初は安物ギターだからかなとも思ったのですが、ネットで調べてみると「こういうもの」なんですね。ギターアンプに繋いでも、オーディオインターフェイスのHi-Zに繋いでも弦に触れない限りはハムノイズが聞こえてくるので、今はもう慣れましたが最初の頃は違和感ありまくりでした。

という訳で、UCG102にエレキギターを繋いだ時には本当にノイズが少ないのでエレキを綺麗に録音するにはこれだ!と思った次第。ドライバーの問題も無事解決したし格安で購入できて良かったです。某密林や某楽器通販ショップのレビューではあまり評価がよろしくない(最近は値上がりしてしまってコストパフォーマンスが下がった)のですが、私はなかなかの良品だと思いますよ。また、UCG102には中国製ノーブランドのパチ物があり、ベリンガー自体ちょっとパチ物っぽいところがあるのですが、更にそのパチ物が存在するというのでこちらにもビックリです。(^^;