代理店からのメールによれば楽譜浄書ソフトウェアFinaleが開発、販売終了だそうです。突然の終了にびっくりしました。私も前世紀から使用していて2003aから長らく放置プレイ状態で漸く数年前に26にアップデートしましたが中身は殆ど変わっておらずPDFの出力がまともに出来ない(文字化け)状態でこれ以降も開発する気があるのかなと疑問に思ってはいました。最近はsteinbergのDORICOの方を能く使っていましたが、老舗のソフトウェアがなくなるのは残念です。
私が使って来た楽譜浄書ソフトウェアは作曲家でもあるアメリカ人リーランド・スミス氏(ダリュス・ミヨー、オリヴィエ・メシアンに師事)が開発したMS·DOS上で動作するSCOREを皮切りに、ENCORE、NIGHTINGALE、MOTUのCOMPOSER'S MOSAIC、MUSIC PROSE(Finaleの前身)、SIBELIUS、Notion等を経てFinaleに到った訳ですが一番手に馴染んだFinaleが無くなるなんて夢にも思いませんでした。楽譜ソフトウェアは極めてニッチな分野なので企業としての体力が無いと存続出来ないのですね。どの楽譜ソフトウェアも一長一短があってこれだ!という決定版が無かった中でFinaleは取りあえず一番色々な事が出来たソフトウェアでした。
これまで作成したFinaleのファイルをMUSIC XMLに変換、DORICOで読み込み修正しなければならないと考えると気が重いです。DORICOはDORICOで結構使いにくい部分があるし、機能的にまだまだなんですよね。😥