2024年3月20日水曜日

車の異音

 1年くらい前からフロントのエンジンルームから鉄板が僅かに触れ合って出るようなビビビビーンという音が出るようになりました。ドアを閉めたりエンジンを始動すると異音がして次第に音がしなくなるという現象だったので半年前の定期点検の時に見て貰ったのですが原因がわからず、特定するにはエンジンを一回外してみないとわからないので費用がかなりかかると言われて仕方なく我慢して乗っていました。自分で原因を探ろうとエンジンルームを開けて色々とやってみたのですがやはり素人には無理でしたね。(笑) 走行には影響しないのが幸いだったのですが、これまでに乗った車ではそんな異音は一度も出なかったので変だなあとは思いつつ先日また定期点検の時期が来たのでディーラーの担当者にもう一度異音が出る事を説明しました。今回は別の整備士の担当でしたがあまり期待せずに待っていると原因がわかり直したとの事、エンジンルーム内の配管同士が触れ合っており、振動を与えると僅かにぶつかって異音が出るという説明でした。整備が済んだ車に乗ってみると一切異音がせず漸く不快な現象から解放されてホッとした次第です。やはり整備士にも優秀な人とそうでない人がいるようです。タイヤに皹割れが見られこのままだと宜しくないので交換した方が良いと言われましたので近日中に素直に交換しようと思います。兎にも角にも、今乗っている車には沢山の思い出が詰め込まれていて何度も危ない状況を助けて貰ったりしたので(信じられないかもしれませんが本当にそう思える瞬間が何度かありましたし車との相性って確かにあるんですよね)、新車で購入してからかなりの年数が経過しているのでディーラーからも新車の買い換えを何時も薦められています(ガン無視です(笑))が愛車を下取りに出して新車にするなんて全く考えられず今後も大切に乗って行きたいと思います。

2024年3月16日土曜日

ヘッドフォン修理

 以前購入した英FocusriteのオーディオインターフェイスScarlett(現在は同社のClarett+を使用)に付属していたヘッドフォンHP60Mk2が中々良い音なのでリスニングに能く使っていましたがプラグに不具合が出てモノーラルに聴こえるようになってしまったので交換しました。


勿論、このヘッドフォンはFocusrite社が製造している訳ではなく台湾のSuperluxか中国のiSK、Takstar辺りのOEM製品ではないかと思われます。

元々のプラグは標準ステレオプラグアダプターを取り付けるネジが付いていて、これが便利なので同じようなプラグを探したらサウンドハウスで売っていたので購入。プラグは一体成型なので根本から切って交換しました。

線材はポリウレタンリッツ線だったのでライターの熱で被覆を取ってハンダ付けしました。緑がL、赤がR、透明がG、プラグは先端がL、中間がR、根本がGです。序にAmazonでノーブランド105mmのイヤーパッドを購入して交換、本来はインターフェイス本体と同様に赤色が基調でオリジナルのイヤーパッドのダイアフラム保護ネットも赤なのですが汎用品は黒でその点だけが残念。でも快調に鳴っています。

2024年2月23日金曜日

鉄針ピックアップその2

 ネットでSPレコード用の鉄針ピックアップを入手しました。ゼンマイ(或いは電気モーター)式蓄音機のサウンドボックスを外したトーンアームに取り付け、一般的には真空管ラジオ等のピックアップ入力端子に接続してレコード再生するものです。トーンアームの取り付け径の細さから考えると戦後のポータブル蓄音機向けでしょう。鉄針ピックアップの利点は現代のSP用カートリッジがダイレクトにスクラッチノイズを拾って五月蠅いのとは異なり鉄針を使用することでノイズが柔らかく聴きやすくなることです。但しそれ故情報量(解像度)が若干落ちる事も考えられますが少なくとも以前入手した戦前のナショナル製鉄針ピックアップの音はノイズが減ってとてもいい感じでした。

本体の刻印を見ると日本コントロール工業(現在の同名企業とは異なる)の製品ですが、おそらく戦後昭和20~30年代前半位の時期に製造された物ではないかと思われます。
オリジナルのシールドケーブル付きでしたが絶縁体の経年劣化でショートしており、更に100Vコンセントプラグが取り付けられていました。本来ならピックアップ用のプラグが付いているはずですが前オーナーが代用として交換したのでしょう。いずれにしても使えないので廃棄しました。
ピックアップ内部はU字型マグネットと針の振動を直接拾うコイル、そしておそらくはボリューム調節用の可変抵抗器で構成されています。所謂MC(ムービングコイル)型ですね。コイルに繋がっている線を外さないように細心の注意を払いながら現在市販されているシールドケーブルと交換しました。

筐体内が狭くケーブルの抜け止めに結びを作ることが出来ないため本来なら留め金等をケーブルにカシメればいいのでしょうが使える物がないため苦肉の策として自己融着テープをケーブルに巻いて孔よりも太くして抜け止めとしました。融着しているとはいえ強く引っ張ると力に負けて抜けそうですが丁寧に扱えば大丈夫です。早速オーディオインターフェイスに繋いで針留めのネジを触るとゴソゴソと音がしたのでコイルは断線していないようです。実際にSP盤の再生試験はしていませんが問題なく音が出ると思います。回転つまみはボリュームと思われますが、抵抗体の経年劣化なのかボリューム調整は出来ませんでした。手持ちのポータブル蓄音機はどれもゼンマイが不調なのでいずれは修理して試したいと思っています。尚、この種のピックアップに使う鉄針はソフトトーン(或いはハーフトーン)用が最適で、ラウド等の大音量用の鉄針を使うと振幅が大きくなりすぎて歪み(クリップし)ます。

2024年2月11日日曜日

目覚時計修理

 愛用している(かなり前にハードオフで500円で買った😅)目覚時計のスヌーズボタンが暫く前からおかしくなり、ボタンが壊れる位強く押さないと目覚しが止まらなくなったりライトが点かなくなったので分解してみました。ボタンと連動するタクト(タクタイル)スイッチが故障しているようなので、昨日秋葉原で修理用に買って来たタクトスイッチと交換しました。特殊な部品を使っていると寸法が合わず取付けられなかったりしますが汎用品を使っているようで今回はピッタリ寸法が合いました。😄

コンデンサーと電波受信用のバーアンテナが乗っかっている基板を外すとスイッチだけが取付けられている小さな基板にアクセス出来ます。
基板が小さいのでクリップで挟んで取外し易いように固定してタクトスイッチを外すのですが小さいので思った場所に半田鏝と半田吸取器を当てるのが大変でした。メーカーで修理する場合はこの基板ごと交換するのでしょうが古い時計なのでメーカーには既に部品もなく修理不可能な筈で基板一つ無駄には出来ません。😣
少し時間がかかりましたが漸く壊れたタクトスイッチを外しました。後は購入した新しいタクトスイッチを取付けて修理完了です。仮付けでテストしてみましたがちゃんと動作したので半田で固定して元通りに組立てます。部品を半田付けするのは簡単なので直ぐに終わりました。
これまではスヌーズボタンを押す場所を微妙に変えたり力一杯押しても反応しなかったりと不便極まりなかったのですが、交換後はボタンのどの部分を押しても非常に軽いタッチで反応するようになりました。これでまだまだ使えそうです。😀

2024年2月10日土曜日

廃業した店

 多忙だったり疲労が蓄積していて更新が滯っております。やはり寄る年波には勝てないですね。(汗)

今日は久しぶりに秋葉原に買い物をしに行きましたが、ネジ類を買おうと思って西川電子部品に行ったら何と廃業していました。この店は色々な種類のネジや工具類を扱っていて秋葉原に行くと必ず立ち寄る店でしたが昨年12月で廃業したとの事です。ラジオデパートでも何件かパーツ屋が閉店しており残念至極です。最近は折角秋葉原に行っても手に入らない物が多くなって来ていて嘗ての電気街の面影も薄れてサブカルチャーというかヲタクの街に変貌してしまいました。欲しければ通販で手に入るとは言っても実物を見ながら徘徊する楽しみもあるのでそういった事が無くなりつつあるのが悲しいですね。

西川電子部品は千石電商が引き継ぐらしいので再開を待ちたいと思います。

2023年10月21日土曜日

コヨツメアオシャク

 今回のエントリーは虫嫌いな方は不愉快になる可能性がありますのでそのような方はスルーしてください。

水を飲みに真夜中に台所に行き灯りを点けたら何処から入って来ていたのかいきなり蛾が飛んで来て天井に留まりました。その時は能く見ていなかったのですが、翌朝台所のシンクに置かれた水が入った洗い桶に小さな蛾が浮いていて非常に鮮やかなエメラルド色に目を奪われました。半世紀以上生きて来てこんなに綺麗な色の蛾は初めて見ました。溺れて死んでいるのではないかと思ってちょっと突付いて見たら羽根をバタバタと動かしたので洗い桶から乾いた場所に出してやりました。少し鱗粉が流れてしまいましたが、綺麗な色でなかったらそのまま排水口に流していたと思います。💦 自分にとって蛾といえば直ぐに毒蛾を連想するくらいでずっと忌避してきた昆虫でした(蝶とは真逆です)。しかもこれまでに見た蛾はくすんだ茶色がかったグレーばかりの地味な外見だったので鮮やかな色の蛾が存在していた事に驚いた訳です。ネットで調べたらコヨツメアオシャク(小四目青尺蠖)という蛾で特段珍しいものでもないようで毒も害もありません。綺麗な色と模様、小ささにシジミ蝶のような可愛らしさを感じました。触角の形から多分雌だと思います。更にネットで調べた限りでは毒をもつ蛾(成虫)は思いの外少ないようで(国内に生息しているもの)、恥ずかしながら今までは蛾の50%位の種がチャドクガのような毒蛾なのではないかというとんでもない勘違いをしていました。無知というのは恐ろしいものですね。💦

さて昨夜まではあちこち飛んでいましたが今朝、テーブルの上で動かなくなっていたので自然に返そうと庭の草の蔭に葬りました。たった3日程の同居でしたが、そこはかとなく悲しいですね。元気なうちに外に逃がして遣ればよかったです。蛾にこんな感情を抱くなんて思いもよりませんでした。この蛾に出遭わなければ死ぬまで偏見(迷信)を持ち続けていた事に間違いないので蛾に対する見方を今更ながら180°変えてくれ、親しみさえ感じさせてくれた事に感謝です。

我が家に飛んで来たコヨツメアオシャク
(確かに羽根に目が4つ)
実際はもっと鮮やかで少し青みがかった緑色です

ピアノ音源・Pianoverse

ネットでピアノ音源の記事を読んで良さそうかもしれないと思って購入してみました。デモ演奏はアップテンポのポップな曲しかなく所謂音の延びとか和音のきれいさはあまりよく判断できなかったので若干不安でしたが、今回は大失敗でした。音源はIK MultimediaのPianoverseで、開発元によれば "最高のコンディションのピアノの調達。熟練調律師によるチューニング。最適なマイク・セットアップの追求。そして、どんな長時間のセッションでも疲れることなく、指定されたヴェロシティにて打鍵を続けてくれる、サンプリング・ロボットの開発。Pianoverseは、そんな、気が遠くなるような過程を経て生まれてきました" とのことで大いに期待していたのですが実際に購入して先ずクラシック曲を弾いてみたところ、50年以上ピアノを弾いてきた私の好みの音では全くないこと(フルコンというよりはあまり状態の良くない中型楽器(ヤマハでいえばC5くらい?)のように聴こえる)、ヴェロシティーカーブが他の音源と違っていてしかもソフトウェア上で細かい調整がきかないので既存のMIDIデータを演奏する場合ベロシティー値を全面的に書き換える必要がある、高域と低域のバランスがあまり宜しくない、和音の響き方がきれいではない(僅かに調律の狂いを感じる)、音が消えるまで延ばした時の減衰が不自然、そしてなんといってもCPUの負荷が大きくプチプチと頻繁にノイズが出る、これは1GB程度のファイルを14個もインストールするので仕方がないか…。中には変なエフェクトがかかった音もあってそれらが無駄なディスク領域を占有しているのですね。自分はリアルで自然なピアノの音が欲しいだけで電子音みたいな余計な音は必要ないしそんなのはわざわざ波形を収録せずともシンセやプラグインエフェクトで充分事足りると思います。うーん、この音源は自分にとって良いところがなくちょっと使えない感じでお蔵入りになりそうです。スタッカートで刻むように弾く軽いポップスには向いているかも知れませんが、まあ、それだったらわざわざこれを買う必要もないです。15490円の無駄遣いでした。飲み屋をハシゴしてしこたま飲酒したと思って諦めます。(T_T)  私の用途では残念乍ら現在愛用しているSession Keys Grand S の足下にも及ばないと感じた次第です。