2023年3月23日木曜日

プラグ交換

 以前ラインスイッチャーを入手した時に購入したケーブルですが、はんだ付けのやり直しはしてみたもののやはりプラグがポンコツでプラグの軸が回転したりジャックに奥までしっかりと刺さらなかったりケーブルをかしめる金具が軟ですっぽ抜けたりとトラブルが多発した為結局全部マル信無線電機製のプラグに交換しました。さすがにちゃんとしたメーカー製の部品は作りが違いますね。見た目からして全然違います。ケーブル8本で計16個交換、被覆を剥いたりはんだ付けに手間が掛かりましたが今度はジャックに隙間なくしっかりと刺さりケーブルもキッチリと固定されて気持ちが良いです。漸くトラブルから開放されました。

今回は無用なトラブルを避ける為グランドにボディが直接繋がっている金属製ではなくプラスチックボディにしました

2023年3月5日日曜日

ZOOM UAC-232

 またまたオーディオインターフェイスのネタです。😅

32-BIT FLOAT 録音可能な初のオーディオインターフェイスZOOM UAC-232ですがフィールドレコーダーF3の時のように発売即完売でした。それでもネットを徘徊していたら島村楽器の北海道方面店舗に在庫があるのを見つけて速攻で購入しました。😊

32-BIT FLOATの青い文字がクールです
ゲイン調整が不要なのでインプットボリュームつまみはありません。小型軽量で持ち運びも楽ですね。ルックスもいい感じでファンタム電源が各チャンネル個別についているのもグッドです。早速NUENDOで32-BIT FLOAT録音を試してみました。0dBを超えるようにコンデンサーマイクに向かって大声で録音して波形表示を見ると完全にレベルオーバーして波形が潰れており音も割れています。
赤丸が波形が潰れている部分
ピークが僅かに0dBを下回るようにノーマライズすると潰れていた波形が本来の姿に再現されました。
ノーマライズで波形復活
またレベルが小さい音源はノーマライズして音量を上げても全くノイズが気になりません。本当に素晴らしいですね。これで煩わしい録音時の入力レベルを調整しなくて済みます。ヘッドフォン出力もパワーがあり駆動力抜群です。全体的な音質もスッキリと見通しがよいので満足度が高いです。自分としては音質もさることながらソフトウェア音源をリアルタイム演奏した場合のレイテンシーが非常に気になるところですが48kHzでバッファーサイズを128に設定した場合入出力合計が9.958msで10msを僅かに切りますがオーバーロードせずまだまだ余裕がある感じです。さすがにバッファーサイズを64にすると時々音飛びが発生するため、中間の96位の数値が設定できればいいかなと思います。

いずれにしても噂に違わず非常に高性能なオーディオインターフェイスでかなり作業が効率化出来そうです。以前購入した同社のF3は多忙のためまだ生録に投入していませんがUAC-232ともども活用していきたいと思います。在庫があった島村楽器には感謝です。

2023年2月21日火曜日

M-AUDIO MICRO DAC 24/192

 物入れを整理していたらかなり以前に購入したM-AUDIO MICRO DAC 24/192が出てきました。モバイル用に高音質で聴いてみたいと何回か使って音質には満足したものの、やはりUSB端子に繋ぐとかさばってしまい持ち歩きが面倒だったのでそのままお蔵入になり存在自体を完全に忘れ去っていました。😅

 今回、折角発見したので純正ASIOドライバーをインストール後PCに接続して使ってみました。性能、特にレイテンシーには全く期待していなかったのですがDAWのNUENDOで愛用のピアノ音源をロードしてリアルタイム演奏してみたところ、レイテンシー性能の良さに吃驚しました。専用コントロールパネルでIN,OUTのレイテンシーが共に3ms、合計6msに設定してオーバーロード(音飛び)がほぼ0で快適に演奏できました。
ドライバーのコントロールパネル
NUENDOのオーディオシステム表示
これは凄い! 私はレイテンシー測定用の曲を弾いて判定しているのですが、最後の一音を弾いたときにオーバー表示になる事が多いです。最新バージョンになって現用のPCでは重くなってしまったNUENDOまたはCUBASE PROでこれまで最もレイテンシーを詰められたオーディオインターフェイスでもIN OUTで計約9msが限界でしたがそれを凌駕しています。MICRO DAC 24/192のアンバランスアナログヘッドフォン出力をヘッドフォンで聴く分には全く問題ないのですが、ミキサー(バランスアナログ入力)に繋ぐとどうしてもノイズが乗ってしまいます。幸い光デジタル出力も装備しているのでDAコンバーター経由でノイズを回避する事が出来、レイテンシーも最小と好い事づくめです。音質を追求するのであれば更に高性能なDAコンバーターを繋げば良いのですが現用のDAコンバーターで充分です。これからリアルタイム演奏する場合はM-AUDIO MICRO DAC 24/192一択です。初代バージョンのドライバーから更新が無いのが唯一の不安要素ではありますが、既に時代遅れの現用PCでも全く問題ないのでこれからもガンガン使っていこうと思います。予期せず隠れた良品を発見しました。😄 レイテンシーのみならず音質もバランスが良く極めて良好です。

2023年1月15日日曜日

ラインスイッチャー修理

 オーディオインターフェイスによってソフト音源のリアルタイム演奏時のレイテンシーが異なるため使い分けていて複数のオーディオインターフェイスを切り替えるのに今迄は単につなぎ替えをしていたのですが、面倒くさいのでTRSバランスラインスイッチャーを自作しようと思い立ったものの多忙で随分時間が経ってしまいました。まあ、シャーシの穴開けや半田付け配線が手間だし市販品を買おうかとネットを見ると結構高いのですね。第一候補のHOSA SLW-333は大体15000円くらいします。パッシブタイプなのでロータリースイッチ+TRSジャックという単純な構成だと思うのですが殆どは頑丈そうなシャーシ(筐体)の値段でしょうか。中古を探しても1万円近くと結構いい値段してます。やっぱり自作しかないかと諦めつつネットオークションを見たらたまたま同機のジャンク品が自作した場合の部品代よりもかなり安く出ていたので壊れていても部品交換するからまあいいかと落札しました。競合相手がいなかったので出品金額のままで落札できてラッキーでした。😄

かなり清掃しましたがノブの削れはそのままです
外観はかなり草臥れていましたが一応セレクターも回るし単純な構造だから大丈夫だろうと思ってケーブルを接続して試してみましたが音が全く出ないので断線しているかも知れないとシャーシの捻子を外して中を見てみたのですが特に断線している箇所もないのでおかしいなあと思ってロータリースイッチの接点を見たら黒い酸化皮膜で覆われていました。先ずは無水エタノールを含ませた綿棒で擦ってみたら少し皮膜が取れて金属地が出てきましたが接点の隙間が狭くて綿棒だと入らないので、以前100円ショップで買ったスマホのおそうじ棒を思い出して使ってみたら接点の隙間にバッチリ入りました。これはかなり使えますね。但し毛羽が残るので注意です。

かなり汚れていました
念のため、サンハヤトの接点ブライトで更に酸化皮膜を取ります。
これ秋葉原に行ったついでに買おうと思ってS電商に行ったら910円とお高いので、検索したらヨドバシの秋葉原店に在庫があるということなので行ってみたら在庫無し。ヨドバシさん、直接出向く客もいるのだから確り商品管理してくださいよ。ということでパーツ屋を徘徊していたらラジオデパートの門田無線で684円で売っていたので買いました。S電商とは200円以上値段が違うのでビックリ、しかもヨドバシよりも遙かに安いです。
掃除棒に汚れが殆どつかなくなるまでロータリースイッチを3周くらい念入りに接点ブライトで清掃後水拭きして終了です。
接点の隙間が狭いので清掃しにくいですね

中身はこんな感じです
シャーシを組み直して再度チェックしてみると今度は問題なく安定して音が出ました。😀 切換時の雑音も少なくていい感じです。ついでにTRSバランスケーブルを6本買ったのですが音が小さい物やコネクターを動かすと音が途切れたりするのでプラグキャップを開けてみたら非常にいい加減な半田付けがしてありました。中にはグランドとショートしそうになっている物もあり危なっかしいので半田付けを全てやり直しました。安価な物とはいえあまりの杜撰な作りにビックリです。YOKO(COMON)というメーカーの6.3mmケーブルなのですが、ここのはプラグの作りも良くないのでやめておいた方がよいですね。一応修理したので当面使いますがそのうち買い換えます。取り敢えずジャンク品スイッチャーを修理して便利に使っています。

2023年1月1日日曜日

明けましておめでとうございます

昨年はかなりサボり気味でしたので本年はなるべくエントリーを増やしていこうと考えております。

今後ともご愛顧の程よろしくお願い申し上げます。

皆様にとって良い一年になりますよう祈念しております。

2022年12月25日日曜日

CC121修理

 10~11月はCDのマスタリングの仕事で殺人的に忙しく、以前は12時間以上仕事をしても平気だったのですが最近は歳のせいか9時間位すると集中力が途切れてしまい納入直前まで本当に大変でした。自分の仕事は古い音源のノイズ除去が多くノイズリダクションのプラグインを噛ましてオートマチックで除去すると楽なのですが音の生気がなくなってしまうのでそれは殆ど使わず手作業で一つ一つノイズを除去していきます。ノイズ除去のプラグインはメインで使用している波形編集ソフトに付属する物は以前よりも大分高性能にはなってはいますがやはり原音を損なう場面がまだまだ多いです。かつて簡易版を使ったときになかなか効果があって欲しいと思っていたSONNOXのDeclickerフルバージョンが半額セールだったので導入してみましたがこれにはiLokというプロテクションシステムが使われているのでわざわざ6000円近く出してUSBドングルも買いました。結構な出費でしたが実際に使ってみると確かにかなりノイズ低減効果はあるもののやっぱり音が死んでしまうんですね。ノイズ除去効果と音質劣化はトレードオフなのでなかなか悩ましいところです。結局の所商品化する音源では手作業が一番劣化しないので膨大な数のノイズとの戦いになる訳で、そこで重宝するのがフィジカルコントローラーです。現用の波形編集ソフトはsteinbergのWaveLab ProなのですがCubase用のコントローラーCC121が同じsteinbergということでディフォルトで対応しており設定なしで使用できます。特に波形の拡大縮小はEQ調整用のロータリーエンコーダーつまみが使えるので本当に作業効率が上がりました。ところが酷使したせいかエンコーダーにチャタリングが出るようになり拡大縮小が上手くいかずかなりのストレスでした。作業中は修理に出す訳にもいかず我慢して使っていて漸く納品も終わって修理に出そうと思いましたがCC121はディスコンになって暫く経っているので一応ヤマハに修理可能かどうか尋ねたところ大丈夫だということで修理に出しました。最近は販売店に持っていくというよりもメーカーの修理センターに直接送付という形態が多くなっているので直送し、12日受付で修理完了は20日でした。今回はロータリーエンコーダー以外に印刷が消えかかっている再生と停止ボタン交換と剥がれてしまったゴム足も取り付けて貰いました。ロータリーエンコーダーは1個240円と安いのですが、再生と停止ボタンは1個あたり1000円、ゴム足は2個取り付けて320円でした。これに技術料7500円で総額約13000円でした。最初修理費はもっとかかると予想していたのですがまあまあ常識的な金額でホッとしました。本来の機能が回復して満足です。一応予備にお蔵入りしていたKORGのnanoKONTROL2も引っ張り出してきて2台体勢にしました。

修理から戻ってきたCC121
余談ですが、今回最新の11にアップデートしたWave Lab Proでノイズ除去がかなり効率的に出来るようになったので、これまで無理くり使っていた旧MacのSound Designer IIから完全にWave Labに移行することができました。今迄30年以上波形編集の仕事をしてきてその間に随分色々なノウハウを積み上げどうすれば副作用を出すことなくターゲットのノイズが消せるかを手探りでやってきました。最初はアナログテープ時代のようにノイズの部分を単純にカットしていましたがそうすると確実に音楽データが欠損してしまいノイズの処理量によってはテンポ感が変わってしまう事もあります。それを避けるにはどうしたらよいのか、お手本がある訳ではないので本当に試行錯誤の連続でした。漸くある方法を見い出してから殆ど解決したのですがある程度手先の器用さが必要になるので習熟するまでに時間を要しました。ところが最近のソフトは非常に優秀で自分が積み上げたノウハウに近い適切な処理をしてくれるようになったので随分作業効率が上がりました。おそらく今回の仕事も従来の方法では納期に間に合わなかった可能性大です。いずれにしても波形編集ソフトが一本化でき処理能力や転送速度の遅い旧Macを使わなくても済むようになり、またCDマスターはDDPで納入するためWave Lab Proだけで全ての工程を処理できるようになった事は大きいです。

2022年12月21日水曜日

555555アクセス達成

 本日10時8分に総アクセス数555555を達成しました。ありがとうございます。

ご覧くださった方々に心より感謝いたします。更新が滞りがちですが今後ともご愛顧いただけますよう伏してお願い申し上げます。