2017年8月14日月曜日

Vesta Audio VMA-10A 衝動買い

ハードオフに行ったらVesta Audio 小型オーディオシステム VMA-10A(発売時定価29,700円) を見つけて衝動買いしてしまいました。(^^; これは以前欲しかったのですが製造元のVestax社が倒産してしまったのでもう手に入らないだろうと諦めていました。ところが今日たまたまショーケースに鎮座しているのを見つけて思い出し、10%オフだったのも手伝って今更ながら買ってしまいました。それと旧マックで仕事に使っている古いペンタブレットと同じものをジャンクボックスで発見して、予備が前から欲しかったのでこれも入手しました。

VMA-10Aは4cmフルレンジ1発の超小型システムなのですが大変音が良いので気に入りました。私はスピーカーだけは音楽性が微塵も感じられない国内オーディオメーカー製が大嫌いで常用しているのは全て海外製なのですが、このスピーカーは例外ですね。グリコのオマケを彷彿とさせるくらい(笑)に小さいのですが、その小ささからは想像できないくらい音量が出ます(勿論入力ソースレベルに依存しますが)。ALTEC LANSINGの620A Monitorを超ミニサイズにしたようなデザインが可愛らしいです。口径が小さいスピーカーなので重低音などは望むべくもありませんが、綿密に設計されたバスレフポートのおかげで充分な低音感があって立派な音を出し、音楽を存分に楽しめます。さすがは既製品の流用ではなくしっかりと設計されたドライバーユニットとエンクロージャーだけのことはあります。アンプもスピーカーも無垢のウォールナット材なので木質感が非常に良いですね。しかもBluetoothが付いているのでパソコンやスマホなどとワイヤレスで接続できるのも便利です。iBUFFALOのUSB Bluetoothアダプタで問題なく動作しています。こういう奇抜で面白い製品を開発していたVestaxが倒産してしまったのが本当に残念でなりません。ジャンクタブレットの方もマックでしっかり動作して一安心しました。
Vesta Audio VMA-10A
Logicoolのマウスをアンプに乗せて大きさを比較

2017年7月26日水曜日

小川寛興氏死去

作曲家の小川寛興氏が19日に92歳で亡くなられました。何といっても子供の頃大好きだったテレビ漫画ピュンピュン丸のBGMが今でも強く印象に残っています。多調(復調)を採り入れたり、今考えると勿体ないくらい良い曲ばかりでした。主題歌もはっちゃけていて楽しかったですね。交響曲「日本の城」もLPでよく聴きました。心からお悔やみ申し上げます。

2017年7月23日日曜日

MCトランス切換接点清掃

オーディオ・テクニカのMCトランス AT660T/OCCを永年愛用しているのですが、先日オルトフォンのSPU  Classic GEを付けた時にスイッチを3Ωに切り替えたらザザッというものすごいノイズが出たので蓋を開けて内蔵ロータリースイッチを清掃しました。30年くらい前の製品なので接点の劣化は仕方ないですね。
AT660T/OCC
分解清掃中の写真を撮り忘れました。(^^;
底面のネジを外して蓋をスライドさせようとしたら硬くてなかなか動かないので蓋の左右を少し外側に開くような感じでスライドさせたら漸く外れました。何故硬かったかは開けてみてわかりました。シールド板が蓋の裏に2重になるように被さっていたのでそれに擦れてきつくなっていたのです。確りとしたノイズ対策にちょっと感動しました。切り替えスイッチは秋葉原のパーツ屋で売っているようなごく普通のロータリースイッチでした。先ずシリンジに無水エタノールを吸わせて接点部分に少量ずつ注入しスイッチを回しながら綿棒で掃除します。綿棒は直ぐに汚れで真っ黒になりました。これを何回か続けて汚れが少なくなってきたら最後に接点保護剤のCAIG D100をごく少量綿棒に含ませて接点を拭いて終了です。蓋を閉めて聴いてみたら切換時のノイズがきれいに無くなり非常に快適になりました。音も鮮烈になったような感じがします。

SPU Classic GE は純正トランスT20mk2とペアで聴いていましたが、AT660T/OCCに替えてみると現代的でより繊細な音に変化しました。なかなか心地よく私はこちらの方が好みなのでSPUもATトランスの方で聴く事にしました。

2017年7月14日金曜日

Blue Snowball 導入

最近ネット経由で音声通話(会話)することが結構あるのでBlue製のUSBマイク "Snowball" を購入しました。暑いこの季節、涼しげな名前でいいのですが見ていてもあまり涼しくはならないですね。(笑) 今迄はオーディオインターフェイスにボーカル用のダイナミックマイクを接続していましたがケーブル類の引き回しと繋ぎ替え、PCでのオーディオドライバーの切換が面倒なので専用のマイクを物色していたところ、いい感じのマイクを見つけました。やはりUSBケーブル1本で使えるのは楽ですね。さすがはマイクロフォン専業のBlue社だけあって音質も良いしカーディオイド(単一指向性、-10dBパッド付き)とオムニ(無指向性)を背面のスイッチで簡単に切り替えられるのも便利です。前後の角度(向き)を自在に変えられる球体のデザインが気に入っています。
前面のBlueのロゴが派手です(笑)

2017年7月9日日曜日

レコードクリーナー

最近、LPレコードをヤフオクで入手したのですが、かけてみたらノイズが酷くて参りました。まあ、クリーニングが不要な位綺麗なレコードは殆どありませんが。(笑) 盤面は一見綺麗なのですがよく見ると所々に汚れやカビらしきものがあります。これまで使ってきたレイカのバランスウォッシャーはよく汚れが落ちて良いのですが兎に角値段が高いのがネックです。2液式のボトルセットが約5000円、LPレコード全盛時代ならいざ知らず、気が向いた時にちょっと聴く程度でそんな大金を払ってはいられません。水洗いという方法もあるのですが水道水には不純物も含まれていたりレーベルを濡らしたりするのであまりやりたくないんですよね(以前やった事がありますが結構手間が掛かります)。代替品がないかと量販店に行ったらarteのクリーナーを見つけました。今迄に見た事の無い商品だったのでネットで調べたら最近発売された商品のようです。バランスウォッシャーの約半額(クリーニングクロスの価格もリーズナブル)だったのでものは試しにと買ってみましたが、実際に使ってみたらバランスウォッシャー使用時と変わらない非常に良好な結果が得られました。ノイズも殆ど消えて盤面も心なしか艶が出てきたように感じます。使い方はバランスウォッシャーと殆ど同じで、オプションとして専用ブラシやターンテーブルも用意されていますがさすがにこちらは高価なので今回は毛先の細いシステマ歯ブラシを併用しました。大変好い結果だったので今後はこちらを使っていこうと思います。

ところで家電量販店で吃驚したのはミルティーのパーマクリーンというスプレー缶が1本5000円(デュオパッドとセットだと8000円!)もしていた事です。以前は2000円程度で売っていた筈で、同じように1000円くらいで売っていた何てことのないレコードブラシが3000円以上の価格になっていました。あまりの高騰ぶりに唖然としたと同時に、やっぱりアナログレコードは巷で云われている程盛り上がってはいないんだなぁと感じた次第で、寧ろ時々しか使わない私のようなユーザーにもリーズナブルな価格で商品を提供してくれているarte/エスカード社に感謝です。

2017年7月3日月曜日

Cubase 9にアップデート

今月9日までの期間限定でCubase 9に5,184円でアップデート出来るというので早速バージョンアップしました。このバージョンから32bitモード非対応になり64bitのみの動作になりましたのでピアノ音源The Grand(ver.1)が使えなくなりました。これだけは時々必要なので前バージョンの8.5を残しておいて使おうと思います。アップグレードして何が変わったかといえば特に目新しいものはなかったのですが、次期バージョンへの繋ぎとして取り敢えずアップデートした次第。(^^;

2017年6月26日月曜日

Focusrite Scarlett 2i2 G2 購入

DAWのソフトウェア音源をMIDIキーボードでリアルタイム演奏をするとどうしても演奏感に直結するレイテンシー(遅延)が気になってしまい、限りなく0にできないかと低レイテンシーのオーディオインターフェイスが欲しくなって購入しました。よく買いますね。(笑) 今まで使っていたオーディオインターフェイス(以下IF)は古い物ばかりでレイテンシーを最低に詰めても12ms位がやっとでそれでも時々処理が追い付かずにブツブツとノイズが入ったりしていました。何台かあるIFの中にはどうやっても40msくらいまでしか詰められないものもあってさすがにそれでは演奏に支障が出て使い物にはなりません。ネットで調べてみるとUSB3仕様のZOOM UAC-2がかなり詰められるようですがUSB3.1でないとまともに動かなかったというようなレビューもあって、私のパソコンのマザーボードはUSB3.0、しかも最初期のものなので万一の事を考えて(もし動かなかった場合はカード増設にもコストが掛かるので)今回は取り敢えず候補から外しました。次にレイテンシーの成績が良いのは新しくなったFocusriteのScarlett G2シリーズで、こちらはUSB2で動作するし、今使っているScarlett8i6が最もトラブルが少ない優秀品なので同社を信用して新型のScarlett 2i2 G2 STUDIOというヘッドフォン、コンデンサーマイクがセットになった製品を奮発しました。
Focusrite Scarlett 2i2 G2
XLRとPhone端子には埃除けの為のキャップを嵌めています
今使っているピアノ音源はSoniccouture HammersmithNI The Giantで、どちらもサンプル量が多く特にHammersmithはかなり大容量で重い音源です。レイテンシーはIFの性能もさることながらパソコンの処理能力にも依存するので現状でどの位まで短縮できるか試してみました。結果はCubaseの表示値では48kHz, 24bit時で往復10msを切り約8msにまで詰める事が出来、動作も安定しています。今までのIFはバッファーサイズ256がギリギリ(512で安定)でそれ以下に詰めるとノイズまみれになっていたので明らかにレイテンシー低減効果があって嬉しい限りです。弾いていてもキビキビと直ぐ反応する感じが伝わってきますし音質も良く導入して良かったです。
Cubaseのレイテンシー表示。単純計算すると往復で7.792ms
テータの取りこぼしもなく非常に快適
同上
これ以上バッファーサイズを小さくするとさすがに処理が追い付かずノイズが発生
さて、付属のヘッドフォン(HP60MK2)とコンデンサーマイクロフォン(CM25MK2)はOEM製品だと思いますので元の製品は何なのかが気になって調べてみました。ヘッドフォンはダイアフラムの径、その他の仕様や外観から判断してiSK(寧波声科電子有限公司)のHP-680と同等品(ハウジングのデザインがMK2になって変わりました)のようです。マイクロフォンの方はダイアフラムの大きさや電気的諸特性の値がKEL AUDIO(カナダ)のHM3C(生産完了品)と合致しました(フル・フラットでナチュラルな音質だそうです)。他にも同じ仕様のマイクがあるかも知れませんが取り敢えず検索できる範囲で見つかったのはこれだけでした。ヘッドフォンはおそらく4000円くらいの製品だと思いますが、以前繋ぎで購入したSuperluxのものと同様帯域バランスが良く細かい音も良く見えますのでCPは高いです。マイクはローカットやパッドスイッチのない非常に簡素なものですが、感度、音質ともに大変良いと思います。以前のバージョンに付属していたマイクは真っ赤でしたが、MK2の方はマットな黒に赤いラインでルックスが非常に良くなりました。単売してくれればもう1本買ってステレオで使えるのですが。

ところでレイテンシーを確認する為にMIDIキーボード(YAMAHA P-150)を弾いていたら音源の音やキータッチがおかしくなり特定の音が消えずに残ったりし始めたので他のIFに繋ぎ換えて試しても同じ状態で更にCubaseでMIDI録音してデータを見たら悉く2度打ちしていたのでキーボード内のMIDIコントロール回路が故障したのでしょう。1996年頃に買って(当時18万円くらいで買った記憶があります)ゲーム音楽制作や即興演奏に20年以上酷使しましたのでさすがにもう寿命でしょうね。重量が30kg以上ありますのでキーボードスタンドに一人で載せるのに非常に苦労したのですが廃棄する時も苦労しそうです。当時より歳とってますしね・・・(^^;