2016年6月1日水曜日

電波時計分解

旅行用のカシオ製携帯型小型電波時計に久し振りに電池を入れてみたら強制受信ボタン、アラームの停止兼照明(スヌーズ)ボタン等が全く機能しませんでした。早速分解します。(笑)
仮組状態ですが基板の裏にもスイッチがあるので全部外して分解しました。
基板上の電解コンデンサーは中国製の安物という感じ・・・(笑)
ゴムボタンを外して接点を見たら茶色く腐食していました。全く覚えが無いのですが何かの液体が内部に侵入したような感じです。基板の接点と接点に当たる導電ゴムを無水エタノールに浸した綿棒で拭くと錆がついて茶色くなったので錆がつかなくなるまで拭いた後乾いた綿棒で更によく拭いてから仮組みしてテストしてみました。取り敢えずは強制受信機能、スヌーズボタンのアラーム停止機能は回復しましたが液晶のバックライト(LED)が光りません。LEDの片側の足が真っ茶色に錆びていたので基板から取り外してよく見るとLEDの足を伝って透明樹脂の内部にまで腐食が進行してしまったようで、ドライバーで錆を擦り落としてテスターを当てても全く導通がありませんでした。
これは完全におシャカですね。同じ大きさのものを買ってきて交換するしかありません。緑色に発光するLEDですが、折角交換するなら見やすい白色にしてみましょうか。部品が無いので今日はここまでですがまた進捗がありましたらご報告します。

【追記】
修理完了しました。記事はこちら

Flightradar24

最近Flaghtradar24.comというサイトを見つけまして結構嵌まっています。(^^;

先ずこのサイトを見て意外だったのは、非常に多くの飛行機がリアルタイムで空を飛んでいるという事でした。今まではニュース等で「ニアミス」といわれても中々ピンと来なかったのですが、このサイトの画面を見ていてこれだけ飛行機が飛んでいればニアミスも普通に起きるんだろうなと思った次第です。飛行機は燃料や所要時間も含めて最短距離で目的地まで到着するために大圏ルートに即した航路を選ぶのですが(偏西風や天候などの諸条件により必ずしも大圏ルートをそのまま飛ぶ訳では無い)、これが通常のメルカトル図法の世界地図では非常にわかりにくいんですよね。例えばヨーロッパの主要都市の場合、メルカトル図法だと西北西(殆ど西)を目指せば良さそうに考えますが、実際の方角は北北西なんですね。アメリカのロサンゼルスに行くには真東を目指せば良さそうですが、実際には北東の方角です。これは球面を平面図に表記した所為でもある訳ですが、中学生の頃海外短波放送を効率的に受信するためにはどちらの方角にアンテナを向ければ良いのかを知るために雑誌に載っていたいびつな大圏ルート地図を見て何となくは知っていたものの、実際にこのサイトで航路の軌跡が表示されると納得します。

それにしても飛行機というのは改めて速いなぁと感じました。飛行機は鳥を参考にして作った物ですが、鳥も移動速度は非常に速いです。父親がまだ生きていた頃入院していた病棟の窓からぼんやりと鳥を見ていたのですが、JR中央線の国分寺駅から西国分寺駅まで鳥たちの集団は10数秒で移動していました。今回この飛行機のサイトで羽田発フランクフルト行きの全日空機の軌跡を見ていたら、飛行ルート上にあったJR吉祥寺駅から西武線大泉学園駅までほぼ20秒でした。まあ、ミクロ的には数十秒なのですが、出発から到着までは10時間くらいかかりますし、自動操縦&副操縦士の存在を考えてもパイロットは人命を背負っているという強烈なプレッシャーもある訳で、精神的にも肉体的にもかなり大変ですよね。私などは東京~名古屋5時間の運転でグロッキーだったので本当に想像を絶する大変さだと思います。(^^;

まあ、ネット時代になって以前には考えられなかった飛行機の軌跡がリアルタイムで見られるのは本当に面白いと思います。

羽田発フランクフルト行きの航路表示
実際に飛んでいるかのような3D表示

2016年5月29日日曜日

久し振りの中武デパート

立川のロフトにボールペンの芯を買いに行ったついでに今月26日から営業を再開したフロム中武(旧中武デパート)に寄ってみました。クロスの芯は値段が高い(800円)ので互換性があると言われている三菱鉛筆製の替え芯(250円)を買いましたがクロスより気持ち長めで、ボールペン本体に装着してみるとギリギリ収納されるという感じです。取り敢えず使えるからまあいいか・・・(^^;

フロム中武はリニューアル後最初の日曜日という事もあってかなりの人出で、上から下まで廻ってみましたがテナントが随分変わりましたね。以前1階は洋品店が多かったのですが殆ど食べ物屋に変わっており、100円ショップだった地下1階は食料品売り場になっていました。最上階にあった山野楽器は入っておらず、去年の改装閉店と同時に撤退したようです。トイメン(対面)にあるビルの石橋楽器は申し訳程度しか楽譜を置いていないので楽譜を買おうと思ったら、ららぽーとの宮地楽器まで行くしかないですね。それと、隣のビルとの細い隙間に無理矢理スペースを作って営業していたトルコ人?経営のケバブ屋も無くなりました。洋品店でオープンセールをやっていたので靴(DICASのスニーカー)と布製のバッグを安く買いました。その後隣の家電量販店の電子ピアノコーナーでピアノを弄っていたら、メーカーの若い営業さんが寄ってきたので色々話をしたのですが、帰り際「よく知ってますね~。色々教えて頂きありがとうございます」と言われました。(^^; まあ、80年代半ばからコンピュータ音楽(DTM)を始めて、90年代からは殆どの電子ピアノを弄りまくってますから「亀の甲より年の功」なんですね。未だに95年頃に買ったデジピを弾いてますが、さすがに鍵盤がかなり草臥れてきて時々音が出なくなるので近々処分するつもりです。(笑)

2016年5月25日水曜日

定演の録音

今月14日に開催されたピアノ・サークルの定演の録音ファイルをサークル主催者の方より先程頂きました。

早速怖々聴いてみたのですが(笑)、自分が考えていたテンポよりかなり速いですね。演奏中に想定していたテンポの1.5倍くらいでしょうか・・・。もういい歳なんですが、まあ指だけはまだ動くようです。(汗 学生時代にモーツァルトのピアノ協奏曲をオーケストラと演奏した時、初めてのオケ合わせ練習の時に自分のピアノだけドンドン先走ってしまったので本番ではテンポをかなり意識して落として(Allegro→Moderatoのような感じで)やっと丁度良かったので、ソロでもやっぱり同じようにゆっくり弾くつもりでやらないとダメなんでしょうね。何故か楽器を演奏する時だけ時間の感覚がおかしくになるんですよね。(^^; まあ、それでも「西風の見たもの」は激しい曲なのでまだ何とか聴けるのですが、「亜麻色の髪の乙女」は絶対に間違えようのない前半でドンずべりしたので何だか悔しいです。しかもDur(長調)の和音がMoll(短調)になってるし・・・・(^^; この2曲は折角なので完璧に弾けるように更に精進するつもりですが、「西風」がまあまあ弾けたのでいい気になって次の定演に向けて「喜びの島」を練習し始めました。

今までは欲張って他の楽器(ヴァイオリンやフルート、チェロなど)を色々とやってみたくなって安物楽器を買っては独学で練習したりしていました(フルートは一応先生に就いてちゃんと習っていました)が、ピアノで本当に弾きたい曲をモノにする為に自分に残された時間を考えると他の楽器にかまけている暇はないので今後はピアノ一本に絞ろうかと思います。あっ勿論、オンド・マルトノだけは除外して今度もちゃんと継続しますよ。(^^;

2016年5月19日木曜日

腕時計電池交換

またまた時計ネタです。(^^; 普通のクオーツ腕時計の電池交換は自分で日常的にやっていますので態々ブログのエントリーにすることはありませんが、今回はちょっと特殊な電池(キャパシター)の交換作業だったので備忘録としてエントリーしました。

電池交換する時計はセイコーのAGS(Automatic Generating System)で、後にキネティック(Kinetic)という呼称に統一されました。私のはシリアルナンバーから1997年製造のものとわかります。この時計は機械式自動巻時計のように、回転錘の動きを歯車で発電機に伝えて発生した電力をキャパシター(2次電池)に蓄えてクオーツムーブメントを動かすという仕組みです。ソーラーセルとは違って光に当てる必要がなく、腕に着けているだけで自動的に充電するので電池交換を気にする必要はないというのがこの方式の売りでした。確かに日常的に使っていれば時計が止まることはありませんでしたが、キャパシターの性能や発電メカニズムの摩耗が問題になったようで現在は逆輸入品以外は売られていません。この時計は暫く使っていなかったので、振って充電してみたのですがかなりの回数振っても5分もせずに止まってしまいます。もともと満充電しても1週間くらいしか動作しないのが定格ですし、もう買ってから20年近く経つのでキャパシターも寿命でしょうね。後にもっと長時間(約4ヶ月)動作する大容量のキャパシターに置き換わったり、メーカーにキャパシター交換を依頼すると2万円位かかりそうなので本来ならばオーバーホールをしてしまうのが順当なのですが、2万円もあれば他に色々と使い途もありますし、丁度ネットで交換用キャパシターと交換の仕方を知ることができましたので自分で交換することにした次第です。
これがその時計です。キャリバーは5M42Aです。
裏蓋を外して中を見ると、ムーブメントの左下に円形のキャパシターが見えます。上半分を覆っている半円形の部品は自動発電の回転錘です。
回転錘を反対側に回すと、動力を発電機に伝える小さな歯車と発電用のコイルが2つ見えます。
このキャリバーは5石で、おそらく発電機構の軸受けや超省エネのため輪列の抵抗を低減する為などに使われているでしょうか。
これが今回購入した5M42Aの交換用キャパシター、30235MZです。購入価格は送料込で1944円でした。
まず、回転錘を外します。時計のムーブメントに使われているビスは小さくて溝が細く、普通に入手できる精密ドライバーでは太くて溝に嵌まらないことが殆どなので専用のものを購入するか自分で研いで鋭く(細く)する必要があります。
次に回転錘の動きを発電機に伝える歯車を外します。これはただ嵌まっているだけなのでピンセットで直ぐに外すことができます。尚、機械に無用の傷をつけないように私はプラスチック製のピンセットを使っています。
電池収納部の金属板、絶縁シート、キャパシターの順に外していきます。
電池交換に必要な部品を全部外したところ
これが、製造時から時計に入っていたキャパシターで、セイコー電子工業(セイコーインスツルメンツ→現セイコーインスツル)製のSL920です。幸いなことに液漏れなどは一切ありませんでした。ちょっと見は酸化銀電池のような感じですね。
新しく購入した30235MZには交換用キャパシター、絶縁シート、収納部用金属板がセットになっています。キャパシターは日立マクセル製のTC920Sで、定格を調べると1.5V、5mAhとのことです。因みに単3型ニッケル水素電池のエネループが1900mAhですから1/380の容量です。これで約4ヶ月動くのですから、この腕時計が如何に省エネかがわかります。
早速、交換用電池を入れます。
次に絶縁シートを入れます。シートの穴と時計側の突起を合わせます。
金属板を入れますが、本体ケースと電気的に接続(接地)する腕を曲げないように慎重に入れます。
金属板をネジ留めし、歯車、回転錘を取り付けネジ留めして完了です。
時計は既に動き出していますが、電池残量チェック機能を使用すると満充電と表示されます。どのくらい保つのか暫く様子を見ましょう。

2016年5月15日日曜日

定演

昨日は五反田でピアノサークルの定演がありました。前日深夜まで練習してあまり眠れないまま午前中はコミカレに出席し、先生のご厚意で教室のピアノでちょっと練習?させて頂いて早退し、リハーサルをしに会場に向かいました。リハは5分間だけなのでほとんど楽器のタッチや会場の響き具合を確認する位が精々でとても練習にはなりませんが、前回の定演をリハ無しでやって失敗したので、仮令短い時間でもこれから演奏する楽器に触れられることは精神衛生上も多少はよろしいかと思います。

リハが終わって直ぐに2部が始まり、客席で聴いていたら寝不足の所為かなんだか眠くなってしまいました。ほぼ2/3位は寝ていたと思います。(^^; 2部が終わって30分休憩した後に3部が始まり自分の演奏順の2人前に楽屋へ入りましたが、この時が一番緊張しますね。前の人が楽屋に戻ってきていよいよ本番です。

1曲目のドビュッシー「西風の見たもの」は細かいミスタッチはあったものの曲をぶちこわしてしまうような致命的なミスや弾き直しはなく何とか無難にこなしましたが、次の「亜麻色の髪の乙女」で緊張の糸が切れたのか普段は全く間違えない箇所でミスしてしまいました。最後の和音もペダルがちょっと浅かった所為で根音が延びずに四六の和音(第二転回形)のようになってしまい何だか中途半端になってしまいました。本番はこういうことがあるから怖いんですよね。然も超有名曲なので皆気が付いたと思います。(^^;

Kさん、Yさんには不便な場所にも拘わらず、会場に聴きにいらしてくださって心よりお礼申し上げます。綺麗なお花までいただいて感激です。ありがとうございました。

終了後は近所の中華料理店で懇親会でした。最近は会員の顔ぶれや年齢層が随分変わり、しかも古くからのメンバーが今回あまり出演しなかったので雰囲気が結構違いました。それはそれで楽しかったのですが、懇親会終了後に古参メンバー4人で「濃く」飲みました。(笑) 結局帰宅したのは0時過ぎでしたが、次回は手が自然に動くくらいに曲を弾きこんで参加しようと誓いを新たにしました。(直ぐに忘れるんですけどね(笑))

2016年5月10日火曜日

Oリング(パッキン)交換

腕時計の電池が切れたので、SR927Wを買ってきて交換しようと裏蓋を開けたらOリング(防水パッキン)が経年劣化で伸びてしまって裏蓋を閉めると隙間からはみ出るようになってしまったので、パッキン交換も兼ねて量販店の時計屋に持って行ったら「この時計の電池交換はメーカー送りになります」といわれて、幾らくらいかかるか訊いたら3000円+パッキン代500円とのこと。いくら何でも3500円はなぁ・・・と思ってそのまま持ち帰りました。パッキンさえ手に入れば自分で交換できるのでネットでサイズが合いそうなものを探してみました。ただ、パッキンをよく見てみると扁平で角ベルトのようなタイプで、切り口が円形の汎用品とは異なるので念のため時計の型番6M12を入力して検索をかけたら時計部品専門店で扱っている該当品が表示されたので早速注文しました。ついでにパッキンにシリコングリスを均一に塗る塗布器も購入しました。いままではグリスを直接パッキンに塗っていたので斑ができやすく今回思い切って買いました。送料込みで計約1500円。早速今日届いたのでパッキンを取り付けて漸く電池交換完了です。
専用パッキンとシリコングリス塗布器
裏蓋を開けたところ
この時計は2000年に購入したちょっと古い型なのですが、所謂パーペチュアルカレンダーで、今何月かを記憶しているので月末から翌月1日に日付を変える時に小の月だと31日を飛ばしてくれます。例えば4月30日の場合、午前0時丁度にモーターが日車を廻して31日を通過して1日になります。この動作を見るのが楽しいんですよね。(^^;