2010年7月31日土曜日

花火

今夜は昭和記念公園で花火大会があった。家のすぐ近くの多摩川の土手から花火がよく見えるので行ってみると、いつもは誰もいない土手に人がわんさか集まっていた。横の橋の上にも人が沢山並んでいた。今日は方々で花火大会があったようで、川の西の方と東の方でも小さく花火が見えた。最近の花火は色んなバリエーションがあって見ていて楽しいのだが、貧乏性の私は、一発打ち上げる度にいくらくらいかかるんだろうと要らぬことを心配をしてしまう。(笑) 一応動画を撮影しましたが、デジカメのビデオモードなので解像度が良くない点をご了承下さい。尚、近くにいた人の会話がバッチリ録音されていたので音声は全てカットしています。(^^;  (動画公開は終了しました m(_ _)m)

2010年7月24日土曜日

森の時計

近所のリサイクルショップに行ったら、新品のミニチュアの掛時計が315円で売っていたのでついつい買ってしまった。(^^; カッコウ時計のミニチュアで掌に乗る大きさだが、さすがはドイツ・エングストラー社製で、かなり正確に動くし、振り子の錘を上下させて歩度調整も可能だ。ミニチュアサイズなのでゼンマイが小さく1日巻きで、振り子もハイビート(笑)でせわしなく動く。細かい装飾が施されていて、屋根の上には小石が載っていたり、屋根の近くにいる小鳥が振り子に同期して動くので、見ていて飽きないとても楽しい時計である。

2010年7月18日日曜日

自転車の鍵

買い物に出掛けようと思って自転車の後輪に付いている馬蹄錠を開けようとしたら、いくら鍵を回しても開かない上に差し込んだ鍵まで抜けなくなってしまった。シリンダー錠をぐりぐりと回していたらなんとシリンダーごとはずれて完全に壊れてしまった。仕方がないのでシリンダーの抜けた穴にドライバーを突っこんでああでもないこうでもないとやっているうちに運良く鍵が開いたので馬蹄錠ごと取り去った。ところがこの自転車の馬蹄錠にはワイヤーが付いていて、それがハンドルの軸まで伸びており、施錠するとハンドルも同時にロックする仕掛けになっているので、そのワイヤーも切断して漸く取り外しが完了した。このハンドルロックが曲者で、風の強い日に自転車が倒れてハンドルに無理な力が加わった時に内部のロック機構が故障したらしく時々ハンドルが異様に重くなる時があって、何時か取り外そうと思っていた。今回馬蹄錠が壊れたついでにハンドルロックのワイヤーも切断してロックしなくなったのでハンドルの不具合からも解放される筈である。

さて、買い物に行かなければならないので、本格的なものは後回しにして取り敢えず格好だけでも鍵を付けようと思い近所の100円ショップでワイヤー錠を買ってスーパーへ。買い物から帰ってくると玄関の塀の上で猫が暑くて死にそうな顔をして寝ていた。(笑) 東京の梅雨は明けたらしいが、とにかく湿気が多くて困る。エアコンは極力使わない主義なので夜は殆ど下着一枚で寝ているが、猫はいつも毛皮を着ているので大変だ。(笑)

2010年7月11日日曜日

コミカレなど

いろいろな意味でいつも楽しみにしているコミカレで、ひょんなことから自作曲をオンドのリボン奏法の課題として弾いた時の原田先生のご指摘が誠に正鵠を射ていて、改めて先生が類い希なる天才であると感じた次第である。先生のレッスンを受けているとあらゆる側面で天賦の才能を感じることがあるが、これはもう生まれついての天才というより他はないと思う。私などには永遠に到達し得ない境地である。先生には日常会話の段階から常に強烈な刺激を受けるのでコミカレはどうしてもやめられないのである。(笑)

コミカレ終了後は久し振りに秋葉原へと繰り出した。私が土日の秋葉原に行く時に必ず立ち寄る実に怪しげなガレージショップで高橋悠治氏のCDを見つけて50円で買った。それはFontecの「音楽のおしえ」というハイブリッドCDで、Amazonnで調べると何とプレミアが付いて1万円近くするようだ(まあ業者の言い値なので本来の価値を正確に反映しているかどうかはわからないが)。高橋悠治氏の政治的なスタンスは正直言うとあまり好きではないのだが、音楽家としての才能はやはりずば抜けていると思う。いずれにしても価値のある録音が廃盤になっているケースが多いのは嘆かわしい限りだ。秋葉原を徘徊しつつ普段ではあまり足を踏み入れないような場所に行ってみていろいろと社会勉強した。(笑) また、今日は参議院選挙運動最終日ということもあって、面白い人達が秋葉原で演説していた。実物(?)の三原順子はやはり美人だったなぁ。(笑) しかし、演説を聞くまで彼女が子宮頸癌を患っていたとは知らなかった。

2010年7月5日月曜日

安定器交換

部屋で使っている蛍光灯照明器具の安定器を交換した。別に器具が故障したわけではないが、チラつき解消と消費電力低減のためにチョークコイル(銅鉄安定器)をインバーター(電子安定器)に入れ替えたのである。直管40Wは学校や事務所などではよく見かけるが一般の家庭では殆ど使われない大きさである。パソコンのある場所を主として、部屋が広範囲に照らせるので、別途天井に付いている主照明を殆ど使わずこれ一本で充分間に合ってしまう。(笑) 内蔵されている銅鉄安定器は使用中手で触れない程熱くなり電力の損失が大きい。銘板に表記してある器具全体の消費電力は49Wなので、ランプの消費電力を単純に40Wとすると安定器だけで9W消費していることになる。最近は電気を喰わないインバーター(電子回路)式の安定器が色々あって、秋葉原でたまたま見つけて購入した32WHf蛍光灯用で尚かつ旧型の40W管も使える電子安定器だと、何と明るさを殆ど落とさずに35Wまで消費電力を下げることが出来る。毎日一定時間使うものなので14Wの差は結構大きい。

まず結線を半田鏝で外し銅鉄安定器を器具から取り外して、用意した電子安定器(インバーター)を固定しようとしたら、取付穴の寸法が違っていたので器具本体にドリルで穴を開けヤスリでバリ取りをする。照明器具に使われている鋼板はかなりヤワで、ちょっと力を加えただけですぐに凹んだりするので、ボコボコと変な凹凸をつけないように気をつけないといけない。インバーターをネジで固定した後結線替えをする。銅鉄安定器とは回路が違うので、グローランプのソケットを外したり、線を切ったり足したりして繋ぎ替え、圧着端子で留めて作業終了。結線に間違いのないことを確認してからコンセントにプラグを差して蛍光灯の点灯確認後、器具の笠を取付け元通り吊り下げた。銅鉄の塊を取り外して軽量な電子回路になったので、本体の重量も非常に軽くなった。

暫く点灯テストしてみたが、以前は時々発生したちらつきがなくなり、明るさもほぼ変わらず、器具の安定器を内蔵した部分を触ってもあまり熱を持っていないことがわかる。Hf管以外だと多少ランプの寿命が短くなるようだが何といっても消費電力が大幅に下がったことが精神衛生的にとてもよい。(笑) 

上:電子安定器(インバーター)、下:銅鉄安定器(チョークコイル)

2010年6月18日金曜日

またもや衝動買い(笑)

家族に電気ポットを買ってくるように頼まれてビックカメラに行ったついでにオーディオコーナーを覗いたら、ケンウッドのDAP MG-F508が8980円で売っていたので衝動買いした。(笑) ちょっと前までは9980円で売られており買おうかどうか迷っていたのだが、更に1000円引きということもあってついつい手を出してしまった次第である。(^^; 音質はこの手の圧縮音楽ファイル再生プレーヤーとしては非常によいと思う。今まではSigneo(シグネオ)というメーカーのMP3プレーヤーを愛用していて、音も決して悪くなかったのだが、最近タクトスイッチの感度が悪くなって挙動不審になってしまい、またSigneoというブランドも既に消滅していてアフターサービスも受けられないので新しい機種を探していたのであった。安価な中国製品を扱う業者はコロコロと変わってしまうのでその辺が悩みの種であった。

さて、衝動買いした本機を帰宅後試聴してみると、さすがにピュアオーディオ製品の雄であったケンウッドの製品だけに音質もよくCP比は抜群である。Signeoのプレーヤーにも特に不満は感じていなかったのだが、ケンウッドの製品はそれに比べて一段上質で、圧縮ファイルのデコード能力が全く違うし、専用の転送アプリケーションに頼らずとも、普通にファイルをドラッグアンドドロップ移動出来るのが非常に好ましい。別途メモリーカードが使用できるのも良い。もし、動画再生を必要としないピュアオーディオ的なポータブルオーディオプレーヤーをお探しでしたら音質の良いケンウッドの製品は一考の価値があると思います。

2010年6月13日日曜日

はやぶさ君、おかえりなさい

探査機はやぶさが7年という長い旅を終えて今夜地球に帰還した。和歌山大学のリアルタイムネット中継があったので、呑み会を早めに切り上げて帰宅しパソコンの画面を凝視していたが、現地の回線が細いらしく度々遅延が発生し、星はずっと見えていたものの、少し下の方に光が一瞬だけ見えた後また画面停止状態になった。多分、今見えた光がはやぶさの最期の輝きだったのだろうとネット検索したらちゃんと録画されたものがあって、やはりさっき見た光がはやぶさだったと確認した。呑み会直後ではあったが、この時のために買っておいた吟醸酒で「お迎え酒」をした。実に美味い酒だった。






 はやぶさの物語については、最先端の科学技術にも拘わらず、とにかく人間くさくて、いくつかの奇跡的なエピソードにはついつい落涙してしまった程である。プロジェクトチームの、絶体絶命のピンチに陥っても決して諦める事のなかった粘り強さと職人気質、そして極めて高い技術力が渾然一体となって前人未踏の偉業を成し遂げたのだ。センチメンタルかも知れないが、人間が作り出した探査機はやぶさは最早単なる無機質な機械ではなく、魂とか人格とかそんなものさえ備わってしまったのではないか、そんな気がするのだ。それ故一昨日、年甲斐もなく、JAXAのはやぶさ応援メッセージのページに自分の思いを書き込んでしまった。

プロジェクトマネージャーである川口氏はこんなメッセージを残している。

「はやぶさ」、そうまでして君は。
 JAXA

ちょうどリアルタイム中継ではやぶさが放つ最期の光を見てから程なく、雨が降り始めた。予定を大幅に越えた長い旅の末、満身創痍で地球に帰還し、尚且つ最後の仕事であるカプセルを地上に投下し終えて、燃え尽き天空に消えていったはやぶさの別れの涙(Lágrima del adiós / Les larmes d'adieux)だろうか?

数々の世界初の偉業を成し遂げたJAXAプロジェクトチーム、そしてはやぶさに係わった全ての人達に限りない感謝を捧げます。ありがとうございました。

Googleも粋なことをやってくれる。

はやぶさ帰還直前に現れたGoogleロゴ






アメリカのNASAは、カメラを19台据え付けた研究用のジャンボジェット機DC-8を飛ばして、はやぶさの最期を鮮明に撮影した。燃え尽きてゆくその神々しい姿はまるで本当の鳥(はやぶさ)のように見え、撮影者の感嘆した声が聞こえる。

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以下はコピペ

センチメンタルな奴が多いな。

帰ってきた「工学実験探査機はやぶさ」ってのは、ただの壊れかけた機械だろ。

だぁからぁ。

帰ってきた「はやぶさ」は、再突入回廊ではなく、より深い降下角度で大気圏に再突入する。

帰ってきた「はやぶさ」は、断熱圧縮による空力加熱で、真っ赤な軌跡を描く紅蓮の火の玉となり、轟音とともにダイオードひとつ残さず燃え尽きる。

燃え尽きた「はやぶさ」は、ゆっくりと成層圏に拡散する。

燃え尽きた「はやぶさ」は、高度13kmでジェット気流に乗り、天空を駆け廻る。

空を廻った「はやぶさ」は、高度6kmで乱層雲と出会う。

空を廻った「はやぶさ」は、昇華核として飽和水蒸気を集め、氷晶となり雪片となる。

雪になった「はやぶさ」は、ひらはらひらりと舞い降りる。

雪になった「はやぶさ」は、途中で融けて雨になる。

だから。



ある朝玄関を出たお前の肩先に落ちる一滴の雨粒、それが「はやぶさ」だ。

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そして、こういうのがいかにも日本人らしくて再度落涙せずにはいられない。

「はやぶさ」大気圏突入前、地球撮影に挑戦



 【ウーメラ(オーストラリア南部)=本間雅江】小惑星探査機「はやぶさ」が日本時間13日午後10時51分に大気圏へ突入する。




  その直前、地球の撮影に挑む。大気圏突入で燃え尽きるはやぶさ。「7年ぶりに戻ってきた故郷の姿を最後に撮らせてやりたい」という研究者らの思いは通じるか。


 はやぶさは同午前9時には地球から27万6000キロ・メートルの距離に迫る。そこから見る地球は地上から見る月の約5倍の大きさになっているはずだ。

 しかし、はやぶさの最後の重要任務は、小惑星の試料を納めた可能性がある内蔵カプセルを機体の前面から地球に向けて放出する作業。それに必要な姿勢を保つため、底面のカメラは地球が見えない方向に向けている。

 相次ぐ故障を乗り越えて帰ってきたはやぶさに、その「目」で、もう一度地球を見せたい――。はやぶさ計画を率いる宇宙航空研究開発機構の川口淳一郎教授らが撮影を思い立った。カプセル放出から大気圏突入までの約3時間、残るエンジンなどの力を振り絞ってカメラを地球に向ける。

 うまくいけば、放出したカプセルも地球の手前に写るとみられている。カプセルは、はやぶさが大気圏に突入してから約20分後、ウーメラの砂漠に落下する見込みだ。

2010年6月13日03時02分  読売新聞)


そして、はやぶさは散華する直前、見事に故郷である地球を撮影し、与えられた任務を完璧に遂行して消えていったのだ。機械の集合体とはいえ、はやぶさの健気さ、本当に泣けてくる。


河北新報より

突入直前、地球を撮影 はやぶさ最後の1枚












小惑星探査機「はやぶさ」が地球を撮影した最後の写真。途中で通信が途絶えている(下部灰色部分)(宇宙航空研究開発機構提供)




 宇宙航空研究開発機構は13日、小惑星探査機「はやぶさ」が大気圏突入の直前に撮影した、太陽に照らされて輝く地球の写真を公開した。

 撮影を担当した宇宙機構の橋本樹明教授によると、2時間ほどかけてはやぶさの姿勢を整えて5、6枚を撮影。ほとんどが真っ黒な画面だったが、時間ぎりぎりの最後の1枚に地球の姿が残っていた。約30分後には大気圏に突入し、本体は燃え尽きたとみられる。

 撮影したカメラは小惑星「イトカワ」を撮影した際にも使われたが、省エネのためその後電源を切っており、起動するか分からないとされていた。はやぶさは最後の最後まで期待に応えた形になった。

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はやぶさが撮影した最後の画像は何故か涙で滲んでいるように思えてならない。自分がもしこのプロジェクトチームの一員だったとしたら、愛する者を喪ってしまった強烈な喪失感で暫くは立ち直れないだろう。