2007年7月23日月曜日

星と星座

本棚を整理していたら懐かしい本が出てきた。草下英明著・星と星座・保育社である。この本は小学4年生くらいの頃に買ってもらった(現在絶版)。星や星座について、カラー写真と共に様々なエピソードを交えて解説している良い本だ。当時、雑誌の付録として付いてきた星座早見盤と一緒に、夏には蠍座や射手座(南斗六星)を、冬にはオリオン座の三ツ星をと、夜空の星を眺めるのに大いに役立った。


今でも当時見たアンタレスの赤い光が目に焼き付いているし、その頃は視力が良かった(両目とも2.0だった)ので北斗七星の柄杓の柄の部分にある二重星も肉眼でちゃんと識別できた。「星と星座」によると、この星は大昔のアラビアで目のテストに用いられたという。今は夜空の星を眺める時間がなかなか取れないし、そもそも東京では街自体が明るすぎてとてもじゃないが星を見るような環境ではない。そういえば昔、友達と北陸地方へ旅行に行ったときに夜空を見て、気持ちが悪いほど星が見えたことを思い出した。

そんな欲求不満を解消すべく、シェアウェアの天文ソフト、Stella Theater Proを購入して楽しんでいる。このソフトの素晴らしいところは、世界の各地で見える夜空を実際にディスプレイ上で再現できる事で、日本からは見ることの出来ない星座が見える南半球はもとより、南極や北極から見える夜空も表示できる。尤も今はこのソフトの画面でさえゆっくりと眺める時間がないのだが。(笑) 「星と星座」を改めて読んでみて当時夜空に馳せた想いが甦ってきた。残念なことに、著者の草下氏は既に他界されている。

さて、夜空の星ではないけれど、ほぼ丁度2年後に日食がある。東京でも75%欠けるので今から楽しみだ。以前に日食があった時には、それまでに経験したことのない妙な涼しさ(冷気?)を体感したから、それ以上に欠ける今度の日食はどういう風に感じるのだろう。一生のうちに何度も見れる事ではないので、出来ればもっと南に行って皆既日食を体験してみたい。

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