2019年5月17日金曜日

PRO TOOLS First 新バージョン

2019年5月バージョンのPRO TOOLS Firstが入手できるようになったので早速ダウンロードしてみました。前のバージョンはプロジェクトが3つだけ、最大容量約1GB、然もクラウドにしか保存できなかったので全く使い物になりませんでした。新バージョンはローカルに幾つでも保存できるようになったので漸く使ってみようかとインストールしました。
これが起動画面ですが、かなり重くなりました。然もプロジェクトをロードしてソフトが立ち上がり、波形編集画面が表示されて再生ボタンを押しても暫く音が出ません。20~30秒経った頃に初めて音が出るようになります。新規プロジェクトを立ち上げる時にサンプリング周波数が指定できないのは相変わらずで非常に不便です。それにこのソフトはオーディオインターフェイスに変更があるとエラー表示が出て立ち上がらないので、一旦ファイルを閉じてインターフェイスを選び直してから再度読み込ませるという余計な手順を踏まなければならず他のDAWソフトでは一発でできる事ができないんですよね。漸くデータをクラウドではなくローカルのPCに保存できるようになったもののこれではちょっと使えません。無料で提供されているものに文句をつけるのは筋違いなんでしょうが、もうちょっとユーザーフレンドリーな作りにして欲しかったですね。よくPRO TOOLSは業界標準と言われる事が多いのですが私が出入りしてきた大手レコード会社の編集スタジオでは一度も使っているところを見た事がありません。サブスクリプションという支払い方法も私は嫌いなので製品版を使う事は今後も無いと思います。CubaseとWaveLabがあれば充分ですしね。本当はNuendoをメインで使いたいのですがバージョンアップが高額なので旧バージョンのまま放置しています。(^^;

2019年5月2日木曜日

ニットー長時間レコードの再生

令和になって早2日経ちましたね。

さて、先日ネットオークションでニットー長時間レコードを入手しましたが暫く放置状態で漸く再生してみようと作業に取りかかりました。こういう特殊なレコードは若い頃から興味津々で長らく入手したかったのですが、今まで実物にお目にかかった事は一度もなく、たまたまネットオークションを徘徊していたら発見して、値段が吊り上がるかなと思ったのですが取り敢えず許容範囲内の金額に収まってくれたので落札出来ました。こういうものは中古の専門店に並ぶ事も希なので、苦労して歩き回る事なく居ながらにしてキーボード操作とマウスクリックだけで珍品が入手できて実にありがたい世の中です。

ニットーレコード(日東蓄音器)は大正時代(1920年)に大阪で創業したレコード会社で1935年に兵庫のタイヘイレコードに吸収合併され、レーベルは残りましたが会社は無くなります。アコースティック録音(ラッパ吹込)時代は外国人の演奏を録音したりとなかなか意欲的で録音品質も良いレコードでした。SPレコードは12インチ(30cm)でも4分半~5分位しか収録できず、一部のレコードでは少しでも長く録音するために径の小さいレーベルを作って内周限界までカッティングしたり、わざと回転数を落して制作するなどの反則技を使ったりしました。後に33回転のSPレコードがビクターから少数発売されましたが音質の問題もあり程なく生産終了となったため、いずれにしても当時長時間録音は夢のまた夢で、ニットーや英ウォルド(ワールド)等のレコード会社は線速度一定で片面10分前後の特殊なレコードを極少数発売しました。線速度が一定という事は、ターンテーブルの回転数が常に変化するという事なので普通の蓄音器ではまともな再生が出来ず、蓄音器に取り付ける専用のアダプターが売られていましたが、取扱いが難しかったこともあって極短期間で発売中止となりました。
義太夫 熊谷陣屋の段 豊竹古靱太夫 鶴澤淸六
これが今回入手したレコード(2枚4面)で電気録音ではなくラッパ吹込(1926年頃)です。レーベルを見ると10.45と原盤に刻まれていて、おそらくこれが再生時間なのだろうと思います(違う可能性あり)。25~60rpmで収録されているという事なので、まず45回転でパソコンに取り込みました。そのまま聴くとやはり声のトーンや三味線の音がおかしいので、取り込んだ音源を仕事で使っている波形編集ソフトで処理をします。復元の手がかりは収録時間と声や楽器の音です。一度でパッと決められるような単純なものではないので何度も音を確認し試行錯誤しながらピッチを決め収録時間の10分45秒になるように細かく調整します。この調整がなかなか大変でちょっと目盛りを動かすと大幅に時間が変わってしまうので3秒ほど誤差が残りましたがまあこれで良しとします。少し遅い(半音程度低い)かなという気もしますが、その点は後々如何様にも変えられますので今回は取り敢えずこの状態です。

長時間レコードは通常のSPレコードよりも回転数が遅いのですが音質は非常に良好でちょっと驚きました。しかもカッティングされた音溝も普通のものより幾分細いように見えます。通常のSPでは(LPでもそうでしたが)角速度が一定なので線速度が遅くなる内周側の音が著しく悪くなり電気録音時代でも交響曲などの復刻では面同士の繋ぎ目で音質差が歴然とわかりますが、このレコードは線速度が一定なので内周でも音質が悪くなりません。大正時代に制作された長時間レコードのような特殊な規格の音盤の復元再生については、アナログ時代には技術的に困難を極め殆ど現実的ではなかったものが、現代のデジタル技術では対応した機能を持つ波形編集ソフトウェアを使用すれば個人レベルでも比較的容易に実現出来るというのが面白いと思います。線速度一定の媒体は一般的に簡単に買えるものとしてはCDというメディアで漸く実現したので、それを考えると電気録音以前の時代によく線速度一定のレコードを作ったものだと思いますし、実際に再生してみて一定の線速度が非常に高精度に保たれていて感心します。このレコードが1926年の製造とすれば、大正、昭和、平成、令和と4つの時代を跨いで再生された事となります。レコードの再生にはオルトフォンのOM78を使いましたが、このカートリッジは盤質の悪い磨り減ったレコードでもノイズに滅法強く良い音で鳴ってくれるので大変重宝しています。既に製造終了していますがお薦めですので、もしも見つけたら是非ともゲットしてください。

音源(疑似ステレオ化しておりノイズ除去処理はマキシマムなので全体的な音質は非常に悪いです。オリジナルSPは大変良い音がしますが、諸般の事情で意図的に低音質化しています(最も低いビットレートでMP3エンコードしました)ので悪しからずご容赦ください。)
※音源ファイルは一定期間経過後に削除する予定です。

2019年4月30日火曜日

平成の終わり

今日で平成時代が終わり明日から令和時代が始まる訳ですが、天皇陛下について強く印象に残っている事があります。

もう20年くらい前になりますが、ある土曜日、仕事が終わって昼過ぎにお茶の水から秋葉原に向かって歩いていると昌平橋交差点の信号機が消灯していて警察官が交通整理をしていました。信号機が故障したのかなと思っていると御徒町の方から黒塗りの車がゆっくりと走ってきました。車には陛下がお乗りになっていて沿道の人に向かって盛んに手を振っておられました。おそらくご公務を済まされ皇居にお戻りになる途中だったのではないかと思いますが、中央通りから1本隔てた沿道は人もまばらだったにも拘わらず歩いている人に向かって和やかに手を振られていた陛下を見て、サービス精神(失礼!)が旺盛な優しいお方だなあと感じ入った事をよく覚えています。今でも昌平橋の交差点を通るとその光景を思い出します。長い間激務続きだったと思いますのでゆっくりとお休みくだされば幸です。

明日から令和になりますが、少しでも良い世の中になりますように願っています。

2019年4月29日月曜日

またしても衝動買い SD-20篇

大型連休に入ってまたまた衝動買いです。(^^; ハードオフに行ったのが運の尽き? 今時ハードウェアMIDI音源でもないのですが小型で光デジタル出力付というのに惹かれて安かった事もあってゲットしてしまいました。購入したのはEDIROL=RolandのSD-20で、もう9年以上前の製品です。仕事や趣味で大いにお世話になったSC-88Proは未だに時々使っていますがこちらはもう19年も前の製品なんですね。時が経つのは本当に早いものです。SD-20はUSBに接続して使えるのですがWindows10用のドライバーは用意されなくなったので、Win10以降は旧来のMIDI端子(MIDI インターフェイス経由)のみで使えという事ですね。しかしありがたい事に「Roland 旧機種用Windows10ドライバProject」というサイトがあってWin10に対応するドライバーを入手できます。本当に助かりましたので感謝してもしきれません。改めてお礼申し上げます。

さて、ドライバーはダウンロードしましたが、署名がないのでそのままではエラーが出てインストールできません。長くなるので詳しくは書きませんが、プロンプトからコマンドを打ち込んでテストモード&署名なしモードで再起動し色々とゴチャゴチャやってデバイスマネージャーからドライバーを更新した後、署名ありモードに戻して再起動するという非常に厄介な行程です。詳しくは「署名なしドライバをインストール」で検索してみてください。最初の再起動時に選択肢が出て署名なしモードを選択するのですが、今使っているワイヤレスキーボードはWindowsが起動する前の段階では認識してくれないので近所のリサイクルショップに安い有線キーボードが売っていた事を思い出して態々買いに行きました。480円と安かったのですがちゃんと機能してくれて一安心です。(^^;

ドライバーのインストールには手間が掛かりましたが、USBで使えるようになったので昔作ったMIDIデータを引っ張り出してきて鳴らしてみました。SC-88Pro用に作ったデータなので取り敢えずはGS互換モードで鳴るのですが音色のみならずベロシティーの感度も違うので少し雰囲気が変わりますね。GSモードではなくSD-20オリジナルの音で聴きたかったのでコントロールデーターを弄くってネイティブで鳴るようにしてみました。メーカは同じでも世代が違うのでやはりSC-88Proと同じようには鳴りませんが、よりリアルになっている音色もあって結構楽しめました。ただ本当にちゃんと鳴らそうと思ったらMIDIデータをかなり書き換えてSD-20に最適化する必要があります。オプティカルデジタル出力付きなのでPCに取り込む時などはノイズに悩まされずに済むのでいいですね。MIDIデータをリストエディターで細々と書き換えたのは何年ぶりでしょうか。仕事でMIDIデータを熱心に作っていた頃を思い出して懐かしくなりました。まだ30代だったなぁ。(^^;
USBランプも点灯し、無事にWin10で使えるようになりました。

2019年4月20日土曜日

またまた衝動買いしてしまいました(^^;

久し振りに近所のハードオフに行ったらローランドの小型ミキサーM-10MXのジャンク品(本体のみの付属品無し)が安かったのでまたまた衝動買いです。完全に病気ですね。(^^;

ジャンクの理由はボリュームのガリということだったので、これはボリュームをグリグリとしつこく廻してやれば直るんじゃないかと安易に判断しました。(笑) 廻しても駄目なら接点をクリーニングすればいいじゃないということでレジで精算して帰宅しました。因みに、本機は単3乾電池でも動作します。幸いな事に電池ホルダーの金具に漏液の腐食もなく非常に綺麗だったので取り敢えずニッケル水素電池を入れてチェックしてみました。各チャンネルの入力ボリュームにはガリがなかったのですがメイン出力のボリュームに確かに酷いガリがありました。経験上ボリュームのガリを直すには何度もしつこくボリュームを廻して接点の汚れを物理的に軽減するのが近道で、電源を入れずにボリュームを廻すのが最も効果があります(通電したままだと殆ど効果はありません)。根気よく300回以上廻したらボリュームのガリが雲散霧消しました。ガリが解消すると気の所為かも知れませんが音の鮮度が上がりますね。入力端子はもとよりヘッドフォン出力の異常はありませんでした。ローランドのサイトで取説をダウンロードしたらACアダプターの電圧は9V、本体の消費電流が250mAなので、ラジオ用に購入したものの使わずに遊んでいたEXCEL SOUNDの安定化回路付きのACアダプターEAC-100が丁度出力300mAだったので試してみたところ全く問題なく使え、更に安定化回路の所為かどうかはわかりませんが、音が太くなったような(勿論良い)印象です。因みに本機はセンターマイナス仕様なのでアダプターの極性も慎重に合わせました。旧製品の取説を無料でダウンロードさせて呉れるローランド社には本当に感謝しています。
M-10MXは小型ながら音質や解像度も良く、最大96kHz, 24bitのデジタル出力も装備しているので良質のADコンバーターとしても使えます。しかもオプティカルとコアキシャルのS/PDIF出力を装備しているので非常に便利です。ハードオフでは以前もガラクタケースの中にジャンク品として埋もれていたシチズン(リズム時計工業)の電波目覚まし時計(300円で購入)を買って全く異常なしで今でもメインの目覚まし時計として活躍していたり(笑)、ジャンク箱の中に超激安で埋もれていたブラザーのパソコンに繋げる高級ラベルライター(別のジャンク箱で専用純正ACアダプターも見つけて速攻でゲット)も不具合なしで未だに使えていたりでなかなか美味しい思いをしております。(^^; 勿論ハズレもあるのでしょうが今の所は当たりが多いので有難く有効に使わせて頂いてます。そろそろ「終活」を始めなければという年齢に達してきましたが、如何せん煩悩塗れなのでジャンク品漁りはなかなかやめられないのですネ。(^^;

2019年4月18日木曜日

ショックマウント購入

先日購入したスモールダイアフラムマイクロフォンNW-410用に劇安ショックマウントをAmazonで購入しました。中国からの発送で薄っぺらなビニール製封筒に入っていましたが単純な構造の商品なので特に輸送上の問題はありませんでした。NW-410の外径は約20mmでクリップで挟み込むタイプのショックマウントでは緩くて使えなさそうだったので適合範囲の広そうなこの商品を購入した次第で、本体2個入りの上スペア替えゴム付で660円というハイコストパフォーマンスな製品です。マイクスタンドへの取り付けネジ部分がプラスチックなので耐久性が少々気になりますが、無茶をしなければまあ大丈夫でしょう。実際にマイクを挿入したところ過不足なく外部振動を抑制してくれそうです。激安マイクにはこれで充分だと思います。こちらも近日中に実戦投入予定です。最近はそこそこの機材が安価で購入できるので本当に有難いですね。

2019年4月14日日曜日

NEEWER NW-410 激安ペンシルマイク購入

Amazonに、指向性の異なる3種類のカプセルを付属しステレオペアで7499円(税、送料込み)という超激安スモールダイアフラムコンデンサーマイクがありました。一時品薄の時には2万円以上の値段を付けて売っていた不届き者もいましたが、また元の値段で供給が再開されました。ユーザーレビュー(Amazon U.S.A.含む)を読む限りは良さそうな感じなので更にネットで色々調べてみたら、諸元からどうやらiSKのLittle Gemというマイクと同じものであろう(断言は出来ませんが)という事がわかりました。幸いにもiSKのサイトには各楽器を個別に録音したサンプルがあって、自分が一番録音する機会の多いピアノのサンプルを聴いたらこれがなかなか良く、コントラバスのソロでも低音が確り録れていたので早速購入しました。前回の演奏会の録音ではベリンガーのC-2というマイクを使ったのですが取説のF特グラフを見ても判る通り、500Hz辺りから徐々に減衰が始まり50Hzでは10dBも減衰しているため低音不足が顕著で、編集時に逆カーブ(低音ブースト)のイコライザー処理をして漸く使い物になるといった感じでした(ハイパスフィルタースイッチが付いている意味がわからないです(笑))。ただ、細かい音は良く拾うので録音自体は繊細な感じなのですが如何せん低音が不足しているのでやや使いにくい感じは否めません。YouTubeで廉価ペンシルコンデンサーマイクの聴き比べをしましたが、C-2は動画でも私の感じたとおりの音質でした。ネット機材通販サイトを頼りに候補に挙げていたマイクの音質が予想以上に悪くて同じ動画に登場した別のマイクにしようかと思案していましたが、結局はメーカーサイトのサンプル音源が決め手となりました。
この立派なケースだけでも値が張る筈
早速届いたので開封、テストしてみました。立派なアルミケースに入っていて本体を手に持つとズッシリと重く、マットブラック仕上げでなかなか高級感があります。Amazonの商品画像ではNEEWER社のトレードマークが大きくプリントされていてちょっとお下品なイメージでしたが、届いたものには控えめに小さくNEEWERと印字されているだけなのでサスペンションホルダーに挟んだら多分ほぼ見えなくなる感じで大変よろしいと思います。因みにNEEWERはニューワーと読むようで、カメラ用品などを主に扱っているメーカーです。テストは取り敢えず現在メインで使っているM-AUDIOのオーディオインターフェイスM-TRACK 2X2Mに接続して行いました。3種類のカプセルを交換しつつのテストですが、環境音では家の前の道路を走る車の低音を良く拾いノイズのレベルもごく普通です。楽器音はギターをポロポロと鳴らした程度ですがこちらもよく録れています。カプセルごとに音の違いもあり、オムニは低音が豊かで、ハイパーカーディオイドは若干高音寄りになります。値段なりの部分は勿論ありますが、全体的に見るとコストパフォーマンスは抜群に良いです。マッチドペアとの表記はありませんが耳で聴く限りは2本の特性差を殆ど感じませんので、ステレオペアとして全く問題なく使えます。Anazonのレビューには更なる音質向上を目指した改造記事へのリンクがあり確かにかなり音質が向上しそうですが、自分としては折角調子が良いものを素人が下手に手を入れて不具合を起こすのは嫌ですし、ディフォルトの状態でも充分良品だと思いますので改造せずにこのままの状態で5月の演奏会に実戦投入してみる積もりです。尚、本体を叩くと2本のマイクで振動(共振)周波数が異なりますが、他に所有している国内オーディオメーカーF社製のペアで2万円ほどのペンシル型コンデンサーマイクもやはり2本で本体の振動周波数が全然違いますし、2本のレベル(感度)差が大きく5dB程度もあってマッチドペアと銘打たれているにも拘わらずとてもそうとは思えず実際の録音現場でも非常に使い辛いので、今回購入した激安マイクの諸性能は充分過ぎるほど合格です。ネットオークションなどで使用履歴や現在の状態を確かめられない中古のマイク(レコスタで使われている有名定番品含む)を買うような危険を冒すなら激安でも新品を買った方が確実に幸せになれます(中古品を購入して何度も討ち死にしている自らの切実な経験談です(笑))。
なかなかいい感じですネ(^^;
【追記】その後録音スタジオに常備されている定番マイクを購入し実際に録音してみてその懐の深さには本当に感銘を受けました。改造して高級機に近づけようという試みはある程度の成果は得られるのかも知れませんがオリジナルの性能が良い高級機種に対してはやはり太刀打ちは出来ないのではないかと感じます。やはり超えられない一線というものは確実に存在するのですね。といってもこのマイクを貶すつもりは全くありません。基本性能は性能対価格比で非常に優れていますからこのまま使用したとしても一定の成果は得られます。実際にライブ録音に使用して非常に好結果が得られましたのでこれからも用途に応じて使っていこうと考えています。これまでの長い録音経験から一番大切なのはマイキングだと断言します。越えられない一線はあるにしても極端に帯域が偏っていたり解像度に難がある場合以外はマイキング次第です。本製品は基本的な特性は良いので大きな失望は感じないと思います。安価なマイクはマイキングで弱点をカバーせよ、真に誰もが納得するような好結果を得たいならばある程度の金額のマイクを購入せよ、というのが現在のセオリーです。現在はAmazonでも扱いが無いようですが、8000円程度で各種指向性のカプセルが付属してこの性能なら全く文句はありません。2020/5/31