2018年9月13日木曜日

鍵盤修理

壁に立てかけていたキーボードのキーに短パンの裾が引っかかったと同時に根元から折れて外れてしまいました。取り敢えず瞬間接着剤で付けてみましたが力が掛かる部分なので直ぐに外れてしまいます。瞬間接着剤というのは自分の経験では殆ど役に立ったことが無いですね。カシオのMA-150というミニキーボードなのですが、電池駆動できたりMIDI出力端子が付いているのでDTMの入力デバイスとしても使えてなかなか重宝します。
赤丸印が折れて外れたキー(修理後)
こういう力が掛かる部分の接着はやはりプラリペアでの補修が一番です。以前のエントリーでご紹介したことがありますが樹脂がガッチリと固まって強力に接着できます。
わかりづらいですが赤い矢印の奥まった部分に固まったプラリペアの樹脂が見えます
修理した鍵盤を元通りに納めて裏蓋の捻子を締めたら何故かこのキ-だけが押し下げられたような状態になっているのでよく見たら本体の内側の出っ張りに補修して盛った樹脂が当たっていたことが判明し、ヤスリで削りましたが硬化した樹脂は造形に使われることでもわかるとおり非常に硬いので所定の高さにまで削るのが大変でした。またキーが外れた時に無理な力が掛かってキーの高さを保持する腕のような部分が曲がってしまいこのキーだけ高くなってしまうので保持する部分の先端をプラリペアで盛って高さ調整をしました。

修理後のキーは手触り(タッチ)も他のキーと変わらず無事修理が成功しました。鍵盤のキーの支点などの継続的に力が掛かる場所の修理はプラリペア一択ですね。

2018年9月10日月曜日

ワイドハイター EXパワー

リサイクルショップを覗いてみたら4000円くらいするソフトギターケースが980円で売っていたので埃除けの保管用に買ってみました。こういう中古楽器用品やヤフオクなどで落札した音楽機材にはよくある事なのですが、ちょっとヤニ臭いのです(プラスして置いてあった部屋の臭いも若干)。まあ、私も10年くらい前まではタバコをガンガン吸っていたので今でもヤニ臭さが取れないもの(書籍など)も少し残っています。よく云われることですが、喫煙経験がある方がタバコをやめた時に臭いには非喫煙者より敏感になりますね。この蓄積されたタバコの臭いは兎に角頑固で洗濯したくらいでは取れませんし、消臭剤や活性炭など全く効きません。一応ソフトケースごと普通に丸洗いしたのですがやはりヤニ臭さは殆ど取れておらず、スプレー式の消臭剤も案の定全く効果無し。ネットで調べると消臭用の洗濯洗剤があったのですが近所のドラッグストアでは全く扱っておらず、花王のワイドハイター EXパワーという製品が簡単に入手でき、効きそうな感じだったのでダメ元で試してみました。

これは洗濯洗剤と一緒に使うのですが、念のため能書きよりも多めに入れて洗濯機を廻しました。脱水が終わって洗濯機の蓋を開けてみると殆ど臭いません(洗濯洗剤だけの時は蓋を開けた途端に臭ってきましたが)。若干洗剤の臭いは残っていますが不快なヤニ臭は殆ど消えています。スプレー式の消臭剤は1本400円くらいしますがこれは1本250円くらいで安く回数も多く使えて効果があり実に素晴らしいです。クッションが入っている楽器用ソフトケースの丸洗いは如何なものかと思われる向きもあると思いますが、私は楽器用ソフトケースに限らずトートバッグやショルダーバッグなど汚れていたり臭いのするものは嫌なので問答無用で洗濯しています(一部に皮革を使っているものは洗いませんが)。勿論、中の緩衝部材が水分や洗剤分で劣化する可能性は充分ありますし、表の布に皺が入ったりするので決してお勧めはしませんが非常に効果があったので、布などに染みこんだヤニ臭にどうしても堪えられない人は自己責任でお試し下さい。

2018年8月13日月曜日

ギター弦高調整

ブログの方は長らくサボっておりました。(^^; ギターの方は一応毎日触っていますがダラダラとやっているのでなかなか上達しません。(笑) エレキやアコギの方はひとまず一段落して、随分昔に中古で買ったヤマハのクラシックギターC-200(製造期間1976~1983年、定価2万円)で練習しています。
このギター、入手した時から多少草臥れていて美品ではありませんでしたが、2011年の東日本大震災の時には棚から落ちて大きな打痕が残ったり、それ以前から扱いが悪くて無用な傷を付けてしまったり、特にこの夏は酷暑で汗をかきながら弾いていたらラッカー塗装が汗でくすんでしまったので慌ててギターポリッシュを買って拭いたりと、もう満身創痍です。また古い楽器なのでネックの反りや表板の若干の膨れもあって弦高(6弦)が4.5mmと高くて弾きにくく、実験も兼ねてサドルを削って弦高を調整してみました。元々付いていたサドルは加工せず保存する事にして、近所の楽器屋でクラシックギター用の未加工のサドルを買ってきました。初めてのサドル加工なので失敗しても直ぐに諦めがつくように(笑)、162円で売っていた一番安いプラスチック製のPICKBOY NS-NO.7Sにしました。

このサドルは横の長さが82.1mmで、C-200が79.55mmなので2.55mm程削らなければなりません。弦高は1mm程度下げたいのでサドルの高さを測って2.5mm程削ることにしてマジックで目印の線を引いてみました。上にあるのは元々楽器に付いていたサドルです。
この線が消えるまで底面が平らになるように気を付けながらヤスリで削ります。少し削ってはまっすぐに削れてちゃんと平面が出ているかいろんな方向から光に当てて確認しながらの作業なので時間はかかるしかなりしんどいです。サドルの底面が平らになっていないとブリッジの溝の底面と面接触しない(振動がロス無く本体に伝わらない)ので気を遣います。
最後に1500番の耐水ペーパーで仕上げて加工終了です。手はプラスチックの削りカスまみれになるしサドルを削って小さくなると持ちにくいしで疲れました。元々楽器に付いていたサドルをよく見ると加工した跡があり、底面が斜めだったり横も一直線では無く所々波を打ったようにムラになっていて如何にも見よう見まねの素人の工作といった感じです(勿論、私も素人ですがネ・・・(^^;)。

早速ギターのブリッジの溝に挿れてみましたが結構ピッタリと嵌まりなかなか上手く行ったと思います。(笑)
早速緩めた弦を張ってチューニングすると弦高(6弦)は丁度4mmになりました(6弦だけを張ってチューニングしその他は緩めたままだと3.5mmなのですが、全ての弦を張るとネックが持ち上がって4mmになります)。新しいサドルには3弦の当たる部分に切り込み(オフセット)がなく平らですがオクターブチューニングもほぼ問題ありません。あと0.5mm下げられたら最高でしたがやはり経年のネックの反りなどが関係しているのか、画像でわかると思いますが第1弦のサドルの高さに調整できる余裕が殆ど残っていないのでこれでもう精一杯ですね。これ以上削るとブリッジに弦が接触するでしょう。しかしたった0.5mmの違いですが随分と押弦がし易くなりました。セーハも前に比べるとやりやすくなったような気がします(未だにうまく弾けませんが(^^;)。まあ、古いギターにはどうしてもネックに反りが出てくるものがあるので、フォークギターのようにトラスロッドでネック調整ができないクラシックギターに関しては余程の銘器でもない限りは古い物に拘るよりも新品を買った方が良さそうですね。最近は安物でも随分良くなっているようですし。まあ、折角調整したので暫くこれで練習してみますが。
さて、サドルを削っていて思ったのですが、ホームセンターで購入した平ヤスリ(上)で削っていると何故か底面が斜めになってしまうんですよね。それで100円ショップで買ったヤスリ(下)を使ってみたらちゃんと平らに削れるしなかなか調子が良いです。100円ショップの工具類は経験上殆ど使い物にならないのですが、このヤスリは使えます。(笑)

2018年5月29日火曜日

ナットファイル

少し前に中古のアコースティック(フォーク)ギターを1980円で買ったのですが、弦を張ってみると第2弦(si)の弦高が高く、弾いていると指が痛くなるのでナットを見てみると第2弦の溝だけ浅い事が原因でした。安く手に入れた楽器なので金をかけまい(笑)と、特に何もせず我慢して弾いていたのですがローポジションだとやっぱり指に弦が食い込む感じでかなり痛いので修正用のナットファイルを買おうとネットで探しました。ところがどれも値段が高くてヤスリ1個だけでも1000円以上するんですよね。特殊なサイズなのでホームセンターでは扱っていないし、ギター専用の工具なので高いのは仕方がないのですが1980円の楽器に1000円はやはり高い。(笑) それに溝の太さもよくわからない超初心者なので間違えて買ったりすると目も当てられず、他に安いものはないかと探していたら13種類の太さが揃った780円のナットファイルを見つけたので買ってみました。エレキとも共用できそうです。
届いた実物を見て如何にも華奢なので本当に削れるのかどうか半信半疑でしたが、ちゃんと使えました。第2弦(0.14)の溝には一番細いファイルがピッタリとマッチしたので削り過ぎないように、そしてファイルを曲げたり折ったりしないように少しずつ慎重にやりましたが、少し削るとファイルの溝に削りカスが溜まり滑ってしまうので刷毛で落としながらの作業です。両側の弦(1弦と3弦)の高さと見比べながら目分量で大体いいだろうと思う深さになったので弦を張って試してみるとビビリもなくかなり楽に押さえられるようになりました。まだ若干高いような気もしますが取り敢えず弾きやすくなったので安全を見て(削り過ぎると元に戻せないので)この辺でやめておくことにしました。このナットファイルは、真っ新な状態で溝を掘るには全く向かないと思いますが、予め掘ってある溝の深さの修正には十分使えると思います。

2018年5月25日金曜日

Windows Update 1803 の不具合

長らく更新をサボっておりました。(^^;
昨日Windows updateを実行してみたらバージョン1803というのがあったので当ててみました。
大規模なアップデートのようでダウンロード、インストール、再起動までかなり時間が掛かりました。アップデート後にネットでこのバージョン1803の不具合の多さを知りましたが後の祭り。(^^; 取り敢えず問題なく動作していますが、以前のFall Creators updateの時と同様、CubaseとAddictive Keysに不具合が発生しました。ライセンス情報がおかしくなるようでeLicenserでライセンス情報の再構築をし、Addictive Keysの方はコンピューターのIDが不正だとのメッセージが出たので開発元に登録してあるPCの情報を消去して改めて登録し直しました。
こういう大規模アップデートの度に挙動がおかしくなるソフトウェアが出るのは困りものです。特にライセンス情報を伴う不具合なので情報が消えて使えなくなってしまわないかといつもビクビクしています。その他のソフトは今の所大丈夫そうですが、ワープロソフトの機能の一部に不具合が出るらしく、もしも重大な不具合があったら以前のバージョンに戻そうと思いますが、これにも期限があるのでなかなか難しいです。大規模アップデートの際はネットで不具合情報をよく調べた方がよいですね。

2018年4月15日日曜日

JBridge導入

Cubaseは8.5までは32bit版を別途インストールできたのですがVer.9になってから64bit版オンリーになって32bit VSTプラグインが使えなくなりました。VSTピアノ音源The Grand(Ver.1)をずっと愛用してきたのでわざわざ8.5をアンインストールせずに残しておいて必要な時に立ち上げて使っていました。まあThe Grandを最新版にバージョンアップすれば良いのですが、デモを聴いた限りでは音色がちょっと違っているような感じで、ダンパーペダルを踏んで伸ばした音がそのまま自然に完全に消え去るまでの長い時間の全てがサンプリングされており(他のピアノ音源の殆どは自然に音が消える前に人工的なフェードアウト処理が施されています)、音の減衰途中に経験する振幅が膨らんだように感じるピアノ独特の弦のうねる様子が忠実に再現されるVer.1をなかなか捨てられないのです。

つい先日ギブソンに買収された所為で完全終了した製品開発が何とシンガポールの会社で再開され、しかもフリーで配布されるようになったCakewalk BandLab版を早速インストールしてみましたが、こちらは64bit版でも32bitプラグインがそのまま使えるんですよね。昔使っていたCakewalk Home Studio 2002(Windows7以降は正常に動作しなくなりやむなく使用を中断してCubaseに本格的に乗り換えました)を思い出してちょっと懐かしくなりました。(笑) やっぱり1つのソフトウエアで32、64bitのプラグインが両方とも使えるのは大変快適です。ならば無料になったCakewalkに乗り換えてしまえばと思うのですが、長い間Cubaseを使ってきてその操作性に慣れてしまったので以前使っていたものと同系列のソフトとはいっても機能が大幅に拡張された別ソフトなので再び操作手順に慣れるのがもう億劫で、それ以外にも何故か処理が遅くて待たされる(その間フリーズしたようになって何も出来ない)事が多く不安要素もあり、開発再開で無料化されたもののそれが何時(about画面には当面の使用期限が2018年10月5日と表示される)まで続くのか不透明で開発が再び突然終了する事も充分考えられます(無料なので苦情を言う筋合いでもない)ので、一度慣れてしまった、現行品でありユーザー数の多さから消滅しそうもないCubaseから全面移行というのは色々な意味でちょっと危険なのです。

そんなわけで64bitのホストプログラムで32bitプラグインが使えないかとネットを見ていたらJBridgeという優れものを見つけました。時間制限ありのデモバージョンをインストールしたらThe GrandがCubase 9でスンナリ使えるようになりました。これは感激です。プラグインのブリッジングファイルを新たに設置した専用フォルダーに格納した後、Cubase側でそのフォルダーを指定しなければなりませんが、優れたプラグインを使える事に比べればそんな事は大した手間ではありません。リアルタイムでの演奏性能に影響するレイテンシーも64bitネイティブのプラグイン使用時と変わらず非常に快適です。暫くデモバージョンを使っていましたがフルバージョンは現在の為替レートで2078円と非常にリーズナブルなので購入しました。今の所、32bit VSTインスツルメント、エフェクトともCubase 9で問題なく使えています。古いプラグインがどうしても使いたい場合に非常に有用で優秀なアプリケーションだと思います。但し、全てのプラグインが動作するとは限りませんのでデモバージョンで予め動作確認してください。
JBridgerを起動して64bit hostを指定する。

ブリッジングファイルを格納するフォルダーを指定する。
これを行う前に予め専用フォルダーを作成しておきます。
ブリッジングファイルの生成が終了したら、後はホストアプリケーションでプラグイン格納フォルダーを指定するだけです。64bitホストアプリケーションで読み込めるようになった32bitプラグインにはファイル名の末尾に".64"の文字列が自動的に付加されるので、プラグイン選択欄でも容易に識別できます。現在まで特に不具合もありません。

2018年4月3日火曜日

ミニギターアンプ

ギターを入手してから大体毎日触っています。ギターアンプがないためオーディオインターフェイスに繋いでヘッドフォンで聞きながら練習していますが(笑)、その度にいちいちパソコンやDTMソフトを立ち上げるのが面倒なので小型のギターアンプを物色し始めました。VOXのamPlug2でもいいのですが楽器本体より高い(笑)ので、スピーカー付で安いもの(買ったギターと大体同じ価格)を見つけてJOYOというメーカーのMini Amp JA-01を買ってみました。尚、JOYOは中国のメーカで、有名エフェクターのコピー(パクリ)商品でよく知られているようです。(笑)
外観は安いラジオみたいですが本体側面には一応ヘッドフォン端子をはじめとして外部入力端子やACアダプター端子が一通り付いていてなかなか便利です。日本のメーカーからもこういう大胆不敵な商品を出して欲しいなぁ。(笑)
スピーカーの音質は外観から大体想像できると思います。(笑) まあ、ほぼ中音域のみの超ナローレンジで音も割れやすいですが私のような初心者の練習用には充分だと思います。電源スイッチを兼ねてクリーンとディストーションの切り替えスイッチがあって、ディストーションモードにするとゲインを上げて歪ませるという塩梅です。勿論ヘッドフォンも使えますし、ヘッドフォン使用時はスピーカから音が出なくなります。使用電池が006P 9Vなので持ちはイマイチですが、互換性がある充電式のニッケル水素電池を持っているので無問題です。ただ、ギターに付けてみるとやっぱり大きいですね。しかも不格好。(笑)
重量もあるので一定方向のみを向けさせておく事が困難で重い方を下にくるっと廻ってしまうのはご愛敬。(笑) まあギター直結コードレスなので気軽に使えるし思ったほどひどい音ではないのでそこそこ満足しています。(^^;