2008年12月10日水曜日

プラスチック補修材

プラスチック製の蓋の爪などが破損して、接着剤で補修したけれどまたすぐに爪が取れて蓋が閉まらなくなるという事を今まで何度となく経験してきました。瞬間接着剤やエポキシは一見強力なようですが、断続的に力のかかる部分や細かい部分に使うと結構脆く、結局接着を諦めたものも多かったんですよね。先日、長い間使っているワイヤレスマウスの電池蓋の爪が経年劣化で折れてしまって接着にトライしてみたのですが、やっぱりうまくいかなかったので、もっと強力な接着剤はないかとネットで検索していたら、プラリペアというプラスチック成形材がかなり強力らしいということがわかり、1500円とちょっと高めでしたが近所のオートバックスで買ってみました。これは何故かホームセンターなどでは扱っているところが少なく、今のところメーカー直販か自動車用品店のオートバックスで入手するのが簡単なようです。


接着剤というよりプラスチック成形材なので接着にはちょっとコツが必要で、破損した部分を少し削ってそこに樹脂を流し込むような格好になります。今回の場合、具体的には蓋の破損部分同士を削って溝を作り、その部分に付属の合成樹脂粉末を盛りつけた後、溶剤を滴下してドロドロになった樹脂が固まるまで待つという工程でした。説明書には5分程度で硬化するとありましたが、大事を見て30分ほど放置しました。今までは修理した蓋を嵌めた途端に接着部分が取れてガッカリでしたが、今回は再破損せず見事に蓋が嵌りました。何度か外す~嵌めるを繰り返しましたが強度的にも大丈夫なようです。その他、充電器の破損した電池蓋のヒンジ部分もこれで補修してみましたがかなり強力に接着できました。説明書には、バカになった(空回りする)ネジ穴に新たに樹脂を成型して修理する方法なども載っていて、これでプラスチックの補修に関する悩みから解放されそうです。(^^)

欠点は、溶剤のニオイが強烈なので作業中は窓を開けて換気しないと臭くてかなわないことです。歯科の治療にも使われているものらしく、そういえば歯に詰め物をするために削る時、穴を仮埋めするのに使う接着剤のニオイと殆ど同じですね。あとは、溶剤が揮発しやすいのですぐになくなりそうな点でしょうか。まあ、でも今まで諦めていたことが出来るようになったので、かなり使い出がありそうです。

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