2008年12月31日水曜日

中華ラジオ

量販店のラジオコーナーでELPAのER-21Tという激安短波ラジオを見つけました。中国のREDSUN RD1202のOEMのようです。短波放送バンドの多くをカバーしていて周波数がデジタル表示、時計と目覚ましアラーム付きで2480円ということで、正月はこれで遊ぼう!と買ってしまいました。(^^; で、買ったはいいのですが、スイッチを入れたらいきなり39.545MHzというあり得ない数字が表示されて何じゃこりゃ? バンド切り替えをFM~SW10の何処に合わせても表示が変わらず選局ダイアルを回しても反応がないのでどうやら不良品のようです。中華ラジオにはこういう事がよくあると解ってはいたけれどまさか自分がハズレを引いてしまうとは。「ああ、また店に持っていくのか~、面倒だなあ」と思いつつ何とかならないものかとバンド切り替えスイッチを弄っていたら一瞬だけ周波数が正常表示になったので、これはスイッチの接触が悪いのだろうと推察し電池を抜いてスイッチを100往復以上(笑)連続してしつこくスライドさせ接点の導通を良くしてから再度電源を入れたらあっさり直ってしまいました。一応QC Passedと表示されたシールが貼ってあったんですが最終チェックがいい加減なところはさすがチャイナクオリティーですね。輸入元も検査していないようで・・・(^^;

次にどのくらい受信感度があるのか試してみたところ、ラジオ日経、ベトナム、タイ、モンゴル、イラン、台湾などの主要な日本語放送は取り敢えず受信できたのでまずまず及第点だと思います。イメージは出るのは仕方がないですね。値段からしてPLLシンセサイザーである筈もなくベーシックなシングルスーパー+デジタルカウンターなので、往年のBCLラジオ、スカイセンサー5900やクーガ2200(両方ともダブルスーパー)には感度の点ではさすがに及びませんが、2480円でこれだけ働いてくれれば全く文句なしです。ソニーの短波ラジオに付属してきた巻き取り式の簡易アンテナを繋ぐとかなり感度がアップします。FMやMWもなかなか高性能で夜は地方局も結構受信できる上、周波数表示が非常に正確で、選択度(分離)も或る程度あって、スピーカーは想像していたよりもちゃんとした音を出すので充分満足できました。選局ダイアルが少し重いので受信周波数が微調整しにくいのは玉に瑕ですが、それでもやはりデジタル表示は選局が楽です。品質管理さえしっかりしていれば、短波入門用にはもってこいのラジオでしょう。

ラジオ日経受信中
接触不良で発生するありえない周波数表示

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