2008年12月24日水曜日

桃太郎

先日ご紹介した活弁の坂本頼光氏ですが、またまたシュール?な動画がありました。昔話の桃太郎を相変わらずの手腕でブラックに仕上げています。(笑) 個人的にこういう世界は大好きなので大笑いさせていただきました。田中邦衛と大滝秀治と思しき登場人物がいい味出してます。これもほぼ一人で全部やってしまっているところが凄いですね。ホントに坂本氏のライブには是非行ってみたいです。


さて、余談になりますが現在一般に流布している桃太郎の物語は明治期に改変されたものです。江戸時代までの桃太郎は、流れてきた桃をお爺さんとお婆さんが食べたら二人とも若返ってしまい、夜の営みに励んだら子供(桃太郎)が産まれたというお話だったのですね。明治新政府側の堅物役人が「この物語は(エッチだから)怪しからん」ということで、毒を抜いたお話にしてしまったのです。自分としては本来の物語の方が、大らかな如何にも日本人的な人間味があって好きでなんですがね。個人的に、薩長(特に長州)の不埒な連中(権力欲に目が眩んだ田舎侍達)には大いに反感を持っているので、尚更改変前の物語が素晴らしく(笑)感じられてしまいます。歴史には色々な見方があると思いますが、私は薩長主体の新政府の犯した過ちの延長線上にある最大のものが第二次大戦だと考えています。その弊害は現在にまで及んでいて、日本人のアイデンティティが非常に空疎である理由も明治の歪みが遠因であると確信しています。全く、徳川慶喜という切れ者がいなかったら日本はとっくに欧米の植民地になっているところでした。あ~、お笑い動画から話が飛んでしまってすみません。m(_ _)m



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