2007年9月14日金曜日

かぐや姫の里帰り

今日、日本初の月周回衛星「かぐや(SELENE)」の打ち上げが成功した。これは素晴らしいことだ! 一年間の予定だそうだが、その間故障することなく探査を続けて成果を上げてほしいと切に願う。

月は我々にとって最も身近な星だが謎だらけだ。地球の衛星として、月はあまりにも大き過ぎるし、地球よりも古い天体らしい。月は、木星や土星クラスの大きな惑星の衛星であれば丁度いい大きさなのである。木星のガニメデ(太陽系で一番大きな衛星)の直径が約5,300km(木星・約143,000km)、月が約3,500km(地球・約13,000km)だから、どれほど地球に不釣り合いな大きさなのかがよくわかる。しかも嘗てはもっと地球に近い軌道を回っていたので、地球からは更に巨大に見えたらしい(現在は地球から離れつつある)。月が地球の衛星になった理由に関しては様々な説が唱えられたが、現在はジャイアント・インパクト(巨大衝突)説に落ち着いているようだ。地球に火星くらいの大きさの天体が衝突し、その破片が纏まって月になったという。しかし単純に考えて、この説にもかなり無理があり、困った科学者が机上で考えた単なる辻褄合わせのように感じてしまうのだ。火星程の大きな天体が衝突したとすれば地球も粉々になってしまうような気がするし、もし運よく破壊を避けられて地球が生き延びたとすれば、破片の余りであともう一つや二つ小さな衛星を従えていてもおかしくないのだが。(^^; まあ、月に関しては自分なりの仮説はあるにはあるが、トンデモなので一切公表は出来ない。(爆)

また、TLP(Transient Lunar Phenomena)も大昔から屡々目撃されている。これは月面の一部分が一時的に光ったり煙のような物が出現したりする現象の事で、アルフォンススやアリスタルコスクレーターなど、よく起きる特定の場所がある。月は枯れた(死んだ)天体とされているので、何故こんな事が起きるのか未だによくわかっていない。

月の極く近くから観測して、数々の謎が少しでも解明出来たら面白いだろうなと思う。かぐや姫の活躍に大いに期待している。(^^)

2 件のコメント:

  1. すごく興味深く読ませていただきました^^
    あるこりっくさんの『トンデモ仮説』も
    ぜひ一度聞いてみたいです。

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  2. あるこりっく2007年9月16日 1:31

    昔から天体好きなんですよ。(^^) 太陽系だけでも色々考えると気が遠くなりそうです。(^^;
    私のはかなりのトンデモ説なので、ドン引きなさるかも・・・(笑)

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