2017年12月20日水曜日

Pro Tools First

Focusrite Scarlett 2i2 にバンドルされていた Pro Tools First (Windows用) なのですが、インストールしてみたものの機能制限があったりローカルにファイルが保存できないので放置プレイ状態でした。ネットを見ていたらPT Control (EuControl)というアプリで iPad がフィジカルコントローラーになるという事を知ったので試してみました。このフリーウェアバージョンのPro ToolsではKORGのnanoKONTROL2が対応していないのでフィジコン操作は諦めていましたが、さすがにAvid純正だけあってEuControlはちゃんと動作したので上位バージョンのPro Toolsを導入してもいいかなと思えるくらい便利に使えました。しかしこの EuControl をインストールすると何故か他のソフトウェアの挙動がおかしくなります。ブラウザー(Google Chrome)の画面を移動しようとタイトルバーをクリックすると最大画面になったり元の大きさに戻ったりを繰り返すだけで掴んで移動できなくなったり、他のDAWソフトウェアのプルダウンメニューが選択できなくなったりとかなりの弊害が出ます。タスクバーから常駐を終了すれば正常に戻るのでPro Toolsを使う時だけ起動することになりますね。Cubaseでも一応使えるようですが現バージョンには対応していないようでコントローラーの登録時にエラーが出ました。nanoKONTROLもなかなか便利なのですがワイヤレスで操作でき画面にレベルメータが出るのがいいですね。
iPadの操作画面
つい先日興味本位でRolandのUA-M10を購入したのですが、Pro Tools First との相性は最悪でした。このインターフェイスに切り替えた途端、再起動に滅茶苦茶時間が掛かるようになり、起動してからも無反応になったり終了できなくなったりしたので旧バージョンを再インストールしたりと色々やってみたのですが結局何をやってもダメでした。苦労して何とかUA-M10を他のインターフェイスに切り替えたら嘘のように正常に戻りましたが、このUA-M10は他のDAWでも微妙にトラブったりとドライバーの出来が良くないようです。音が良い、レイテンシーが小さいということで買いましたが、確かに音は良いしヘッドフォンの駆動能力も高いもののレイテンシーはあまり詰められず、時々DAWがドライバーを見失ったりするので早くも手放そうかと思案中です。Scarlett 2i2、UA-M10、DS-DAC-100(KORG)の3台でソフトウェアピアノ音源を使ってリアルタイム演奏をしてレイテンシー比較をやってみましたが意外にもKORGの圧勝でした。KORGは動作が極めて安定していて音も良いので改めて見直しました。外部入力を使わず、MIDIシーケンサーでの音楽制作だけだったらKORGのDACで充分ですね。

2017年12月4日月曜日

iPadが故障?

iPadが突然予期しない再起動を繰り返すようになりまともに使えなくなりました。ネットブラウザを見ていても、ゲームをやっていても、アプリを動かしていても突然終了して再起動してしまうのでてっきりiPad自体の故障かと思ってアップルのサイトで保証の状況を確認したくらいです。まだ買って間もないので無償修理が出来るとの事でサービスセンターを検索したら自宅の近所だと八王子くらいにしかなく面倒だなあと思っていました。取り敢えず詳しい話を訊こうと思ってアップルのサポートに電話相談予約を入れましたが、その後この不具合についてネット検索したところどうやら現時点でインストールしてあるバージョンのiOSが原因らしい事が解り取り敢えず最新の11.2にアップデートする事にしました。

新バージョンをダウンロードしている最中にも何度か再起動を繰り返し、漸く白地に黒いアップルのロゴが表示されインストールが始まってからも相変わらずいきなり画面が黒くなったり白くなったりを繰り返していたのでこんな状態で正常にインストールできるのかとビビりつつも経過を見守っていましたが、かなり時間が掛かりつつも新iOSが立ち上がりブラウザやアプリを幾つも試してみましたが今の所再起動の現象は起きていません。Andriodタブレットは何年も使いましたがこのような現象は起きなかったのでてっきりハードウェアの故障かと思って萎えましたが一応直ったようでホッとしました。

余談ですが、今までAndroidタブレットを使ってきたのでiPadの操作には戸惑う事が多いです。AndroidにはWindowsで云うところのタスクバーがあって、ブラウザで前のサイトに戻ったりアプリを終了するのもタスクバーの左端にある戻るボタンをタップすればそれで済んだのですが、iPadはプラウザで戻る場合にいちいち画面を下にスライドさせて隠れている戻るボタンを表示させたり、アプリを終了する場合は画面外のボタンを押したりと流儀が違うため間違える事が屡々です。物理的なボタンの耐久性も気になります。あとは文字を入力している時にカーソルだけを動かすボタンがソフトウェアキーボード上にないので使い始めた頃は「何じゃこりゃ?」状態でした。画面上の文字をタップしても希望する場所にカーソルが来なかったり、ソフトウェアキーボードに指二本でタッチして動かしてもなかなか上手く行かなかったりとかなりストレスが溜まります。iPad内のフォルダーを直接操作できない(内部に存在するフォルダーは特定のアプリ用データフォルダー以外は見られなかったり任意の場所に新しくフォルダーを作ったりできない)のもイライラします。ユーザーに直接必要のない操作をさせないというのが基本ポリシーなんでしょうがもう少しオープンでもいいのにと操作する度に感じます。アプリもAndroid用に比べてちょっと値段が高いような気もしますし。iPadに接続できるUSBオーディオ・インターフェイスを持っていますので録音用にも活用したいのですが今回のiOSの件もあって本格運用にはまだまだ不安が残ります。

ウェルネスリンク機器専用測定記録取り込みソフトウェア

愛用しているオムロン活動量計HJE-401Fのクラウドデータ保管サービスが来年前半に終了するという事でかなり絶望的な気分でしたが、代替用に開発された「ウェルネスリンク機器専用測定記録取り込みソフトウェア/Windows版」が先日公開されたので早速ダウンロード、インストールしました。以前から欲しかったのはまさにローカルにデータを保管できるこのソフトウェアなんです。従来のサービスでは一旦クラウド上にデータを保管しておいて必要に応じてデータをCSV形式でダウンロードして活用するという形でしたが、無料サービスの場合は6ヶ月経過したデータは自動的に消えてしまうのでメタボ対策でウォーキングの歩数を記録監視している自分にとってはパソコン上にドラフトデータを保管できるというのは非常にありがたいですね。不運にもここ1ヶ月半ばかりは階段で足を滑らせて一時は歩行も困難な怪我をしてしまったのが原因でウォーキングがロクに出来ず少し肥えてしまったのですが(^^;、足の方が段々恢復してきましたので先日から徐々にウォーキングを再開しこのソフトウェアを大いに活用しようと思っています。自社のサーバーに多数のユーザーデータを継続的に保管するのは運営コスト的に厳しい筈(有料サービスもありましたが無料で6ヶ月保管というのはよく考えると破格のサービスでした)なので残念ながらクラウド自体を止める事になり当初はその後のサポートもなしという予定だったのでユーザーからはもうオムロン製品は二度と購入しないなどの非難の声さえ挙がりましたが、その後のオムロンさんのソフトウェア無償提供という英断には本当に感謝しています。
提供された新しいソフトウェアの画面
従来通り使えるUSBトレイと活動量計

2017年11月29日水曜日

ピアノ音源

Focusriteのオーディオインターフェイスを購入後ユーザー登録するとソフトウェア音源やエフェクトプラグイン、DTMソフトウェアが無償でダウンロード出来るのですが、こういうバンドルソフトは大抵その場凌ぎでは使えても本格的に使えるのものが仲々なくて食指が動かないのです。しかしピアノ音源は幾つあっても困らないのでAddictve Keysをダウンロードしてみました。リアルタイムで記録したピアノ演奏のシーケンスデータを再生してみたらこれがかなり使えます。大枚をはたいて購入したHammersmithより良い感じです。ただペダルを踏んで和音を弾き、音が消えるまでの自然さはさすがにThe Grandには敵いませんが、サンプリングには何台かのフルコンピアノをオーディションして最も音の良い楽器を選んだというだけあって出色の出来ですね。
ミヨーの曲を演奏してみましたが、音色は私好みで今後はこの音源がメインで活躍しそうです。バンドルソフトで初めて満足するものに出逢えました。

2017年11月18日土曜日

結局やり直しをする羽目に

ハードディスクを入れ換えて喜んでいたのも束の間、その後致命的な不具合が見つかったので作業をやり直しました。暫くは良かった(気がつかなかった)のですが、YouTubeを視聴したら音声が全く出ません。Windows Media Playerを起動しても「サウンドデバイスがありません」というダイアログが出るのでサウンドコントロールパネルを開いてみると一応デバイス名も表示されて認識はしているようですが「規定値に設定」ボタンがグレーアウトしていてクリック(切り替え)ができません。マザーボード上のサウンド機能だけでも復活しないかとサウンドチップの供給メーカーからダウンロードした最新ドライバーをインストールしてみても全然駄目。Bluetoothのスピーカーも使えなくなりました。取り敢えずそれぞれのデバイスのプロパティーからドライバをアンインストールして再起動しても状態は変わらず、USBマイクなどの録音デバイスはレベルメーターも振れず全く反応しないのでおそらくサウンド機能のより深い基幹部分が完全に壊れているものと判断しました。しかしサウンド関連だけを新たにインストールする事は不可能なので結局Windowsを新規インストールするしかありません。そうなるとインストールしているソフトウェアが全て削除されてOSのみになってしまうので、作業環境保全のためにドライブごとコピーした意味がなくなります。試しにコピー元の古いハードディスクで起動させたらサウンドデバイスは正常に動作したのでコピーの段階でおかしくなったのは間違いなくエラーをスキップしたのが原因でしょう。あともう一つ、Windows Defenderのアップデートにも失敗するようになりました。これはセキュリティー上非常に拙いです。

さて困りました。件のコピーソフトはソフト側から見た不良部分をどうしてもスキップしてしまう仕様で、結局何度やっても同じ事の繰り返しになるので別のコピーソフトを探してみました。また市販のソフトに金を出すのは嫌なので今度は駄目元でフリーのコピーソフトを試してみる事にしました。ユーザーレビューでの評価が高かったAOMEI Backupper Standardを試したら特にエラー検出表示もなくコピーが終了しました。待つのが面倒なので寝ている間にコピーを済ませハードディスクを入れ換えるとすんなりと起動し、サウンドドライバーも正常認識しちゃんと音が出てデバイスの切り替えも可能です。勿論USBマイクもしっかりと認識してレベルメーターも動きますのでよく使うスカイプの運用にも支障がなくホッとしました。最初のコピーでは異常が出たExtract Audio Copyや一太郎も全く正常に動作しますし、煩いくらい頻繁に出たエラーメッセージも一切出ません。う~ん、市販のソフトよりフリーソフトの方がちゃんとコピーできるとは一体何なんでしょうか。フリーと市販品では信頼性に大きな差があるような気がしますが、単なる先入観なのでしょうかね。最初にフリーの方から試していれば余計な出費をせずに済んだのにと思うと何だか悔しいです。(笑) 今の所は異常なしですが、今後重大な不具合が出ないとも限りませんので色々試してみて変な挙動があったらまたエントリーします。

2017年11月16日木曜日

ハードディスク交換

最近パソコンを起動する際にOSが立ち上がるまでに時間がかかるようになり、時折動きが鈍く動作が重くなるので新しいハードディスクドライブに交換しました。ハードディスクの製造年を確認したら2012年だったのでもう5年も使っていたのですね。ついこの間交換したような気がしたのですが年月が経つのは本当に早いです。ハードディスクの健康状態を「Crystal Disk Info」を使ってチェックしたところ「注意」表示が出てそろそろヤバい感じです。特にこのハードディスクドライブは暫くアクセスが無いと勝手にスリープ状態になってしまい、その度に停止と起動を繰り返すためモーターに余計な負荷がかかるので頗る評判が悪くスリープ状態にしない為の、有志が作成したユーティリティがあるくらいです。確かに時々キュイーンというモーター起動音がよく聞こえていました。

今使っている環境をそのまま移行したかったのでハードディスク入れ換え専用のコピーソフトを色々調べてみました。フリーウェアもありましたが、折角コピーしたのに実際には起動しなかったというクレームがいくつかあったので、メインシステムの更新だし確実な方がいいだろうと市販のコピーソフト「HD革命 CopyDrive Ver.7」を購入しました。Fall Creator’s updateに対応したアップデータをインストールし、新しいハードディスクドライブを外付けUSB3ケースに入れた上でコピーを実行しました。全く同じものを作りたかったので送り側と受け側の容量は同じ2TBでパーティションの変更もしません。ソフトウェアの画面の指示に従って直ぐにコピーを始め、全部終わるまで約6時間かかりましたが、途中で「不良セクタが見つかったのでスキップしますか?」というダイアログが出たのでちょっと不安になりました。さてコピー終了後ドライブを入れ換えて電源を入れたら取り敢えず無事に起動して一安心したのも束の間、画面右側の通知欄に「ディスクエラーを修復するので再起動してください」というメッセージが頻繁に出るので指示に従って修復、再起動するのですがまたもや何度も修復を促されるのでもしかしたら新しいハードディスクに既に不良セクタがあるのかも知れないと思って一旦ハードディスクを元に戻してからフォーマットして不良セクタをチェックするHDD SCANで検査してみました。3時間以上掛けてチェックしたところ不良セクタは無かったのでもう一度コピーのやり直しです。
検査結果の画面
途中でまた不良セクタを検知して警告が出ましたがそのまま進めます。再度6時間掛けてコピーして入れ換え、パソコンを立ち上げました。相変わらずディスクエラーの通知が出ますが、受け側のディスクはエラーなしだったので恐らく元ディスクの不良セクタをコピーしなかった所為だと思います。試しにソフトウェアを何個か起動してみたらExact Audio Copyとワープロの一太郎がエラーで立ち上がりません。しかもExact Audio Copyはアンインストール時にもエラーが出る始末。強制削除ユーディリティーでアンインストール後再インストール、一太郎も一旦削除後に再インストールしましたがダウンロード販売されたものなので元ファイルを探すのに苦労しました。(^^; 取り敢えずこの処置後はディスクエラーの通知は出なくなりましたが、先日OSをアップデートした際にはDTMソフトウェアのライセンス再登録が必要だったのでそれが一番気がかりです。しかしこちらはソフトウェア音源のライセンスも含めて特に問題なかったのでちょっと拍子抜けしました。粘っこい動作も少なくなり気持ちが良いです。本当はSSDに交換したかったのですが1TB位の容量だとまだまだ高価なので今回は見送りました。以前はハードディスクをまっさらにフォーマットしてからOS、ソフトウェアを一からインストールし直しましたが、さすがに元のインストールディスクを探したりシリアルナンバーを一々入力したり、ソフトの再認証で発売元の登録サイトにアクセスしたりするのが面倒なので今回はお手軽にコピーソフトで済ませました。コピーは不良セクタがあったりすると今一スッキリしないのですが、この歳になるとたかだかハードディスクの入れ換えに手間と時間を掛けたくないんですよね。(^^; こうして専用コピーソフトのお陰で簡単に入れ換えができて良かったです。HD革命 CopyDriveは各種設定もそのまま引き継ぐ事が出来て本当に優れものだと思います。

2017年11月5日日曜日

Windows 10 Fall Creators Updateでの不具合

Windows 10 Fall Creators Updateをインストールしましたが音楽ソフトウエアで幾つか不具合がありました。まずSteinberg、Cubaseを起動したところ、eLicenserのハードディスクのみのライセンス部分がおかしくなり「ライセンスは許可しないよ。使いたかったらライセンスプログラムの問題を修正してね。」と警告が出ました。許可されないのは有効期限が切れた既に使っていない古いソフトのライセンスなので削除しても構わないのですが何故か個別に削除できない上に悪さまでする始末。取り敢えず一度管理者から実行したら警告は消えました。
次はFocusrite Scarlett 2i2 G2にバンドルされていたピアノ音源「Addictive Keys Studio Grand」が何故かデモンストレーションモードになってしまいました。この音源はかなり使えるのでXLN Audioのユーザー登録サイトにログインしてライセンスを再取得して事なきを得ました。

楽譜作成ソフトのSiberiusは、取り外して使っていないUSBオーディオインターフェイスをのドライバーを勝手にインストールし始めた挙げ句にハングアップしてしまったのでタスクマネージャーから強制終了して当該ドライバーを削除してから立ち上げたら正常に動作するようになりました。

今迄のアップデートでは全く不具合が起きなかったので、今回のWindows 10 Fall Creators UpdateはOSの基幹部分にも影響を及ぼすようなかなり大きな変更があったようです。これからアップデートを考えている方は、プロテクトが掛かったソフトウェアのライセンス情報に齟齬が生じる可能性がありますので充分お気をつけください。

【追記】
インストールしてあるSteinberg WaveLab Pro9 は起動そのものには問題ありませんでしたが、リモートデバイスが初期化されていて、KORG nano KONTROL2 の再設定を余儀なくされました。設定後は正常に動作しています。(2017/11/07)