2006年12月25日月曜日

ライブ

土曜日の夜、「神楽」のライブを大泉学園のライブハウスに聴きに行きました。自作トゥッシュユニットを原田先生に使って頂きました(一般にはこれが初公開になります)が、製作者としてはユニットに不具合が起きないかハラハラしていました。(笑) 幸い、特に問題もなく、原田先生の見事な演奏を感激しながら聴いていましたが、実はトウッシュユニットはこのライブのために急遽?改良を施して作り直しましたので、万が一のトラブルがあった場合のために修理道具(笑)を一式持参しました。自作の装置をライブで使って頂いて、しかも想像以上の効果を上げてくださった原田先生には本当に感謝しています。製作者自身、自作のユニットがこれ程の働きをするとは思ってもみませんでした。現実問題として、得体の知れない装置(笑)を実際にライブで使うということはかなりの冒険ですので、その意味でも本装置を採用して頂いたことは光栄です。本当にありがとうございました。m(_ _)m 演奏性能を向上させるためにも更なる改良に取り組んでいきたいと思います。他に受注?もありますので、こちらも実用に耐えるものを作っていきたいです。電気回路よりも、演奏者と電気回路を結びつけるメカニズム&インターフェイスの部分が最も重要であるということを骨身にしみて感じています。さて、余談ではありますが今回のライブに気をよくしてしまった製作者は、リボン奏法修得(専用)のための練習用の擬似オンドの製作を計画しています。果たしてどうなりますか・・・(^^; いずれにしても、我が青春時代に知ることができたオンド・マルトノの裾野を拡げることに少しでも貢献できればこれ程嬉しいことはないと思っています。尚、オンド・マルトノについて、非常に拙いものではありますが今までに知ることのできた事項についての詳しい解説もありますのでご覧頂ければ幸甚です。

2006年12月15日金曜日

別れの曲?

今日フルートのレッスンがあって、先生が来年4月に外国に移住されるとのこと、レッスンは3月末で終わりとのお話しがありちょっとショックでした。先生のお友達のフルーティストの方を紹介してくださるとのことでしたが、どうしようかと悩んでいます。普段からなかなか練習する時間が取れないのでこの際一旦お休みしようかとも考えています。先生には約5年間、全くの不出来な初心者を根気強く手取り足取り楽しく教えてくださって本当に感謝しています。3月に発表会があり、多分これが最後になると思うので1曲作ろうと書き始めました。以前からスケッチしていた「フルートとピアノのためのノスタルジア」という曲があり、時間が取れなかったり才能が足りなかったり根気がなかったりで殆ど進捗していなかったのですがこの際先生への感謝の気持ちを込めて早く完成させることにしました。自分で言うのも何なんですが、郷愁を感じさせるモチーフの和声がとても気に入っているので先生へ献呈する作品としては相応しいのではないかと考えています。間に合うかどうか・・・(^^;

2006年12月8日金曜日

トゥッシュ・ユニット Ver.2

ここ最近他のことはほったらかしにして、先日製作したトゥッシュ・ユニットの改造に没頭していました。新規に取り寄せた部品に合わせて、メカニズム部分を大幅に簡素化し追従性を良くしたので、Ver.1に比べて演奏性能が向上しました(と思います)。その他にも色々と機能を付け加えたのですが、一番大変なのは電気回路の組み立てではなくてシャーシの加工や機械部分を構成する部材を探すことですね。(笑) Ver.2を使った即興演奏はこちら(ダイナミクスやアタックなど、音の高さ以外は全てVer.2で操作)。少しはオンド・マルトノに近づいたでしょうか・・・

2006年11月13日月曜日

トゥッシュ・ユニットをオンドで使ってみました

土曜日の朝、徹夜明けの寝ぼけ眼でコミカレに出席。先日試作したトゥッシュ・ユニットを持参して実際にオンド・マルトノで動作するかどうか、ハラダ先生のお許しを得て確認してみました。オンドのエクスプレッションジャックに接続してボタンをゆっくり押すとゥヮァア?ンという感じで音が出ました。本物のトゥッシュの滑らかさに比べれば全然ダメですが、それなりに音量調節はでき、ダイナミクス反転スイッチも動作しました。特にハラダ先生がこの貧弱な装置を使ってトゥランガリラの一節を試奏されたときには、弘法筆を選ばずというか、本物のトゥッシュボタンを使っているかのような見事なダイナミクスの表出に感激して、更なる改良を決意したのでした。現時点での問題点としては、オリジナルに比べて最大音量がかなり大きくなってしまうため、これも調整ができるようにしたいですね(MIDIで使う分には問題ないんですが)。まだまだ勉強を重ねなければなりませんが、取り敢えずはボタンの手触りをオリジナルに限りなく近づけるのが第一目標です。

本物のオンドの上に鎮座した(笑)自作トゥッシュユニットを記念撮影

2006年11月8日水曜日

トゥッシュユニットの製作

以前、外側だけ作ってほったらかしにしていたトゥッシュユニットを、実際に動作するように漸く中身を製作しました。(笑) 必要な部品を入手しようと秋葉原の部品屋を虱潰しに歩いたのですが思いの外取り扱い点数が少なく希望のものが入手できなかったので、当初の構想に一番近いものを見つけて代用しましたが、そんなに珍しいとは思われないようなこの部品もたった一軒だけでしか扱っておらず、改めて特殊な用途の機械を作るのは大変だと思った次第です。押しボタンのメカニカルな部分と電気部品を連動させるのが一苦労で、実際にMIDIキーボードに仮接続して音を出しながら、少ない脳みそを使い(涙)試行錯誤と微調整を重ねて不満足ながら何とか形にしました。設計段階からある程度予想はしていましたが、滑らかな動きをさせるのが本当に大変で、これを解決するには根本的に部品を変更しないと無理かもしれません。さらなる微調整と改良が必要ですが、最適な部品が入手できない現時点では取り敢えずこれで一旦製作完了とします。

このユニットをMIDIキーボードのエクスプレッション端子に接続して外部音源を演奏した音はこちら(所々入っているノイズはwmaに変換した際のものです)。オンド風な音色を使って鋭いアタック(fのスタッカート)からロングローン、トレモロ(連打)などいろいろやってみました。ユニットの構造上鋭いアタックは難しいのではないかと考えていましたが、実際にやってみるとなかなかいい感じです。またトレモロは鍵盤で演奏するのとは随分印象が違います。スイッチの切替で動作を逆(ボタンを押すと音が小さくなる)にすることもできますが何だか変な感覚です。(笑) 鍵盤のベロシティーは常に一定(最大)に設定しておかないと、このユニットを使う意味がなくなります。鍵盤もオンドのように軽い方が合うようですね。

ユニット外観

中身(恥ずかしいので主要部分は隠して撮影)(^^;

2006年10月12日木曜日

楽譜の修繕

楽譜は長い間使っていると背の部分がボロボロになり、最終的には分解してしまうことが多く、特に輸入楽譜は作りが華奢なものが多いのでそれ程頻繁に使ってなくてもダメになるのが早いです。日本版では全音のがかなり丈夫で、音友のは若干弱い傾向です。

100円ショップでグルーガンを入手したので、子供のころ使っていた分解寸前の楽譜を修繕してみました。

↑ これが、熱で溶けたホットメルトスティックを射出して接着するグルーガンです。
クランプで楽譜を挟んで固定し、背の部分にこれで万遍なく塗布していきます。本の修繕は初めてだったので念のため少し多めに塗りました(約2/3本使用)。

次に背に貼り付ける紙を用意します。多少厚めの紙を短冊状に切って所謂製本テープの糊なし版を作るわけです。それを楽譜の厚さに合わせて折り目を作り、楽譜を挟んで製本機に入れます。

↑ こちらが製本機、以前にネットオークションで安く入手したものです。
古い機種ですが、温度設定はホットメルトスティックが溶解する温度と同じで、しかも余熱無しで使えるのが便利です。電源ランプが消えたら取り出して、接着剤が固まるまで冷やします。


↑ 背表紙以外の部分は事務用スティック糊で表紙と裏表紙に貼り付けて完了です。
初めての作業だったのと、背に貼る紙のサイズが若干小さかったため(楽譜のサイズはA4などの規格と違って僅かに大きいサイズ)見栄えは今ひとつですが、落丁もなく非常にしっかりと補修できました。他にもボロボロの楽譜が何冊もあるのでおいおい補修していくつもりです。

2006年10月11日水曜日

猫に嫌われた(笑)

エマ嬢が退院して暫く経つのですが、何故か胸水が溜まるという症状が若干続いていて(入院中は胸水が大量に溜まっていて呼吸も覚束なかったのですが)、その治療のために薬を飲ませています。抗生物質の錠剤は苦いらしく最初に与えたときには吐いてしまいました。そのためカプセルをもらってきてそれに詰めて飲ませています。薬を飲ませようとすると強烈に暴れて一筋縄ではいかないのですが、そこは全力で抑え込み、強制的に口を開けて薬を舌の奥の方に投入して飲ませるわけです。目も少し悪いので目薬も差します。私は朝と夜、2回薬を投与する係なので、すっかりエマ嬢に嫌われてしまって、最近は私を見ると逃げ出すようになってしまいました。まあ、エマ嬢が恢復するのであれば多少嫌われてもしょうがないと諦めてます。(T_T) エマ嬢も薬を飲まされるときにはこの世の終わりみたいな形相でまるで化け猫みたいな顔になります。(笑) 取り敢えず月末まで投薬しなければならないので、エマ嬢との挌鬪はまだまだ続きます。(溜息)