2006年2月13日月曜日

エクスプレッション端子(私的な覚え書き)

MIDI入力や即興演奏などに使っているヤマハ製デジタルピアノのエクスプレッション端子で実験を行ってみました。エクスプレッション端子に繋いだステレオ標準ジャックからリード線を引き出してセンサーデバイスに接続。最初、端子の極性が不明でいろいろと繋ぎ方を変えたところ、ホットとコールドが共通*1でそこからデバイスを経由してグランドに落とすということがわかりました。そして抵抗値無限大*2でMIDIコントロールチェンジの値が128(最大音量)、抵抗値0で0(無音)になります。要するに電流が流れやすくなるに従って音量が小さくなっていくということです*3。現在、採用をほぼ決定しているデバイスの最小抵抗値は特定条件下に於いて限りなく0Ω*4に近くなりますが、完全には0Ωになりません。万全に整備された条件下での測定ではないので何ともいえませんが、頑張ればもう少し小さくなるのかもしれません*5。現段階での最低抵抗実測値*6は34Ω程度ですが、できうるならこれを一桁台に持っていきたい感じです。実際に、持続音であるオルガンの音を出しながらこれを操作すると音量を自在に変化させることができます。50Hz?100Hz以上の高速な変化に対しては時間的な遅れに伴う波形の鈍化すなわち応答出力の低下が起こりますが、人間の手の動きなどの「超」低速領域*7ではこの欠点を全く無視できます。最終的にはオンド・マルトノ実器のトゥッシュと同じような特殊な仕掛けを追加することになる*8でしょうが、実験結果上からはなかなかいい手応えを感じています。更に付言すれば、デバイス自体にはメカニカルな接点が存在しないため通常のボリューム(可変抵抗器)のようなガリ*9が発生することがなく耐久性の面でも極めて優れており*10、音声信号回路上に挿入されるものではないので音源の品質を劣化させてしまうようなこともありません。但し、製作する上で最も肝要な点は押圧と音圧が聴感上一致するように感じる変化曲線(エクスポネンシャル? 少なくともリニアではない)を与えることですが、これにはただカットアンドトライを繰り返して手探りで最適値を見つける以外に方法はないと思います。
以上、小論文でした。多分自分以外は意味不明・・・(^^;

注釈: 1,茲では短絡するという意味  2,最大抵抗値の上限定数は存在する  3,他のMIDI楽器では逆になる場合がありうる、また分解能が低いとデジタル楽器の特性上雑音が発生する可能性もある  4,オーム=電気抵抗の単位  5,最も適した波長を高出力で発生させる別デバイスの選択を含める  6,一番変化に敏感で抵抗値の低い機種において  7,どんなに速くてもせいぜい12Hz程度  8,仕掛けが存在する意味がやっと理解できた  9,変化域の抵抗体或いは接点の摩滅による連続定数変化の欠損部分  10,デバイスそのものの寿命を考慮しなければメンテナンスフリー

2006年2月12日日曜日

土曜日のこと

午前中はコミカレに出席しました。先日製作したトゥッシュユニット(現在模型の段階)を持参してハラダ先生に見て頂きました。改めてトゥッシュの構造を教えて頂きその精妙な仕組みに感嘆したのと同時に、製作していく上で示唆に富んだいろいろなヒントを頂きました。また、実物のトゥッシュを押した感じと模型の方を押した感じをなるべく近づけるためにバネのおおよその位置も設定しました。演奏の方は相変わらずですがこちらもいろいろな収穫がありました。さて、コミカレ終了後はハラダ先生が出演なさるオネゲルのオラトリオ、火刑台上のジャンヌ・ダルクの公演があったのですが、ピアノ・サークルのオフ会幹事をしていた関係で泣く泣く諦めた次第です。
オフ開始時間まで少し時間があったので秋葉原へトゥッシュユニット用の部品を調達しに行きました。それと、楽器屋へ行って各メーカーが発売しているエクスプレッション・ペダルも見てきました。私はエクスプレッション端子のついたMIDIキーボードを持ってはいるのですが、殆どピアノの代用にしているためにエクスプレッション・ペダルは使うことがなく所有していません。店頭展示品のペダルは分解しなくても隙間から覗き込むことで大体の構造を知ることができました。(←きっと店員さんはいろんな角度からペダルの中身を覗き込んでいる私を見て変なヤツだと思ったことでしょうね) 予想していた通りの実に単純な構造(笑)だったので、自分が当初から考えていたプランでそのままいけそうです。(^^) 後は抵抗値と変化カーブの設定ということになりました。オフの時間が迫ってきたので日比谷の松尾楽器のBスタジオへ。
今回は参加人数が多く、狭いスタジオの中で人がひしめき合っていました。(笑) 私は自作のピアノソナタ、三善晃作曲の組曲「こんなときに」とベートーヴェンのピアノソナタ第10番ト長調第一楽章を演奏しました。それから、メンバーのteppelinさんから一緒にやろうと誘われていたブラームスの「ハイドンの主題による変奏曲(2台ピアノ用)」の楽譜をもらっていきなり初見。(笑) 懐かしい感じのするいい曲です。2台でやると和声が豊かになってゾクゾクしますね。スタインウェイフルコン、しかもしっかり調律済みということもありましたが、タッチといい、確実に帰ってくるレスポンスといい、輝くような色彩豊かな響きといい本当に素晴らしい。自作のソナタを弾きながら「そうそう、これなんだ。私の表現したかった響きは」と心の中で呟きつつ作曲当時の幸福感に満たされ、様々な思いが去来し、途中で思わず熱いものがこみあげてきて泣きそうになりましたよ。(笑) オフ終了後は近所の居酒屋で二次会。オフのみで帰られた方もいたので全員参加というわけではなかったですが楽しいお酒になりました。(^^) 特にメンバーのpiromiさんにはいろいろと気を遣って頂いて感激しました。帰宅途中でショウさんからPHS宛にお祝いメールを頂戴して嬉しかったです。慌てて電車の中からお礼メールを返信しました。(^^; 皆さん本当に有難うございました。m(_ _)m

2006年2月7日火曜日

免許更新

誕生日が迫ってきたので府中試験場まで行って運転免許証を更新してきました。今日は天気が悪かったので人が少なく、あまり待たずに済んでラッキーでした。(^^) 次回も天気の悪い日に行こうっと!(笑) 前回は無事故無違反(ただ見つからなかっただけでガンガン違反してましたが(^^;)のゴールド免許だったのですが、一昨年駐車違反で切符を切られてしまったので今回は普通の青い免許証です。駐車違反をした時は、罰金よりもゴールドじゃなくなることの方がショックでした。(笑) まあ、ゴールドじゃなくても有効期間が3年から5年に伸びたのでどちらでもいいといえばそうなんですが・・・。1時間の講習を受けて免許証を受け取り写真を見た途端、これじゃぁ爆弾でも作っていそうな左翼活動家(過激派)みたいじゃないか?とちょっと凹みましたですよ。orz
府中試験場のある辺りは、中学生まで住んでいたところと至近距離なので、自転車で行ったこともあり少し散策?してきました。以前住んでいた家は取り壊されて更地になっており、パン屋をやっていた友達の家は普通の住宅になっておりました。(パン屋の友達のお母さんはヤマザキパンの太陽マークにそっくりな人でした。(笑)) さすがに四半世紀以上経つと昔の面影が消えていて寂しかったですが仕方ないですね。あの頃の人たちはどのくらい当地に残っているのだろうと思いつつ帰宅しました。

2006年2月6日月曜日

ライブ

昨日の日曜日はRADIOHEAD NIGHTというライブに行ってきました。megwaiさんのバンドSMOGCHECKとフレンチ・コネクションがお目当てです。megwaiさんはエレキヴァイオリン、テルミン、リコーダーと大活躍、素敵なバンド演奏でした。(^^) フレンチ・コネクションの実物も初めて見ることそして聴くことができました。実演を見た限りではチューニングが難しそうですね。比較的広い会場でしたが立ち見の人もいて、レディオヘッドフリークの多さにビックリです。門外漢?がちゃっかり座っていて何か申し訳ないような・・・(^^; リハの時から通して約6時間、楽しい時間が持てましてmegwaiさん(いろいろと気を遣って頂いて感謝しています)、SMOGCHECKの皆さん、山羊さん、どうも有難うございました。m(_ _)m

※ megwaiさんのコメント中に某の名前がありましたが、痕跡を抹消するためブログ主の都合により伏せ字にさせていただきました。書き込んでくださったmegwaiさんには、コメントを勝手に改変してしまいましたことを深くお詫び致します。 2007/06/20 記

2006年1月30日月曜日

練習

近々ピアノサークルのオフがあるので自作のピアノソナタでも弾こうかとピアノに向かったら指が動かない・・・(T_T) 自作だとたかをくくっていたら音は間違えるは記憶違いはあるはでちょっと凹みました。orz
これ20年くらい前の学生時代に作曲したもので、大して技術的にも難しくないので当時は何の苦もなく弾けたのですが、さすがに練習不足は如何ともしがたく普段の積み重ねが重要だと改めて反省。トレモロや速いパッセージを連続して弾くと腕の筋肉がパンパンになってしまうのでとりあえずそれを解すところからやっていきたいと思う今日この頃です。昔は先生に、力はないけど指の動きだけはとにかく速いと褒められた?のですが・・・(^^;

2006年1月29日日曜日

機種変更

今まで使っていたPHS端末の電池がとうとうダメになったので機種変更しました。本当は電池交換して使い続けたかったのですが、メーカーのサービスセンターに行って値段を訊いたら何と7000円。機種変更しても費用は大してかわらないということで近所のショップに行って検討したのですが最新の端末はデジカメがついていたりインターネット機能満載でこれまた高いんですよね。一番古そうで安い端末は機種変更できないということで諦めて帰ってきました。私の場合、PHSは音声通話さえできればごく簡単なやつでいいんですけど、今はその簡単なやつがないんですね。もうこの際PHSから携帯に乗り換えてもいいんですが番号が変わるのも面倒くさい。
そんなわけでインターネットで携帯ショップを検索したところ安いのがあったので早速注文しました。こういうのは初めてだったので、旧い端末無しでちゃんと機種変更できるんかいな?と思ったのですが大丈夫でした。手順は、ショップのホームページ上で申し込み→送られてきた書類を書き身分証明を添付して返送→新しい端末に移行したとの連絡→新端末が到着、という具合です。これで、部屋に転がっている電池がダメになった端末が4台ほどになってしまいました・・・(^^;

2006年1月26日木曜日

ご報告

先日のエントリーにも書いたのですが、私が仕事で関わったCDが発売になりました。これは昭和6年から数年間、当時来日していたバートン・クレーンというアメリカ人新聞記者が日本コロムビアに録音したコミックソング(古い歌のメロディーに乗せた面白い替え歌)のレコードを集めて収録したものです。笑ったり身につまされたりと楽しい歌ばかりです。昭和6年といえば、モーリス・マルトノがオンド・マルトノを携えて来日した年でもあり、そう考えると当時の世相を知る上でも興味深いです。もしCDショップなどで見かけましたら是非お手にとってみてください。


CDを企画された石川さんのサイト