2016年11月30日水曜日

ミニチュアスコア

近所のブックオフで割引セールをやっていたので楽譜を3冊ほど購入した。バッハの平均律全2巻と松平頼則氏のピアノ作品集である。バッハの平均律はミニチュアスコアなので研究をする際や持って歩くのには非常に便利である。古いフランツ・クロール校訂版なので最新の原典版のような蓄積された研究成果を盛り込んでいないのは仕方が無いが、ツェルニー版のように恣意的な編集をしていないのでよしとしよう。割引セール+100円割引券で市価の半額以下で買えたのは非常にありがたい。楽譜をつらつらと眺めていたら、学生時代に練習した曲が意外に多かった事を発見した。(笑) 当時は与えられた曲を次のレッスンまでの一週間で全て暗譜して師匠の前で演奏しなければならず、今だったらとても出来ないが若い頃は必死こいて練習してこなしていたのだった。改めて自分のような才能の無い人間にとってさえ若かった当時は掛け値無しに何でも出来たと思うと、若いという事はそれだけで無限の価値があるのだ。その事を当時理解できなかった私は歳を重ねた今、何だか切なくなってしまうのだ。もしもこのエントリーを見ている若い人がいるとしたら、無理をしてでも自分の限界に挑戦すべきだと言いたい。

2 件のコメント:

  1. 初めまして。
    2014年エントリのIF比較へのリンクを2chで見つけて拝見しました。
    新たに最新版を・・とまでお願いするのは失礼かと思いますが、
    現行ラインアップだとどれがおすすめでしょうか?
    シンガーソングライターですが、DTMは初心者です。
    良ければ返信下さいm(_ _)m

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  2. 匿名様

    コメントありがとうございます。
    エントリーが2chからリンクされているとは思いませんでした。(^^;

    ご質問の件ですが、以前のIFはその後対応OSや今後のサポートの関係で現行品以外は整理いたしました。私はDTMソフトウェアのバージョンアップやソフト音源の方にお金をかけているのでIFは相変わらず安物を使っております。(笑)

    現在手元にありますのは何れも現行機種で、TASCAM US-366、Behringer UMC204、PreSonus AudioBox iOneです。

    DTMをされているという事ですがソフトシンセなどをお使いになるのでしょうか。上記3機種の私のインプレッションを書いてみます。

    1.TASCAM US-366

    この機種は最高192kHz 24bitに対応しています。接続端子類が大変豊富で小さい筐体に目一杯詰め込んだ感じです。動作は安定していてソフトウェアシンセ類のレイテンシーも特に問題はありません。音はTASCAMらしくモニター調で非常に綺麗ですが今ひとつパンチというか特徴に欠けるような気はします。MicやLine入力のレベルは低めで僅かにノイズが乗る傾向があり外部入力を使うという点ではちょっとお薦めできないかなという感じです。専用コントロールパネルは上面のボタンで呼び出せエフェクトをかける事が出来ますがあくまで本機からの出力にかかるだけでファイルに書き出すことは出来ません。またディフォルトではPANがセンターのみになっている場合がありますので、もしステレオ音源がモノラルに聞こえたらコントロールパネルのPANを調整する必要があります。

    2.Behringer UMC204

    この機種は既に廃番になりましたがファームウェアのリビジョンをアップデートする事で現行品のUMC204HDと同等品になります。最高192kHz 24bit対応ですが3機種の中では最も安く買えると思います。こちらも動作は極めて安定しており例えばKORGのAudioGate4などでリサンプリング(44.1→192)再生しても音が途切れたりノイズが乗ったりする事はありません。USB3.0端子にも対応するようになりました。外部入力やソフト音源のレイテンシーも問題ありません。音質は中庸で基本的に素直です。誇張した部分はありませんのでこれといった特徴もありませんが、ヘッドフォン出力はちょっと小さめかも知れません。しかし3機種中機能のバランスは最もよく取れており、価格対性能比は非常に高いと思います。

    3.PreSonus AudioBox iOne

    この機種は最高96kHz 24bitに対応しています。これはPreSonusを使ってみたいという事で最近半分お遊び感覚で導入したのですが、3機種の中では抜群に音が良いと感じました。それは初めて音が出た瞬間にわかりました。動作は極めて安定しておりソフトウェア音源のレイテンシーも問題なく、華奢な外観にも拘わらず巨大なサンプリングファイルの重い音源でももたつく事はありません。気に入ったので現在DTMソフトはこれをメインで使っていますが、この機種は積極的にお薦めできない点もございます。それは入力端子の事で、マイクロフォンやエレキギターのようなパッシブピックアップにしか対応しておらず外部機器からのLine入力は一切できません。出力端子も最低限でモニター出力しかありませんので、本来は持ち運んだ出先で歌やギターを録音するという使い方がメインなのではないかと思います。これの上位機種にiTwoという製品がありますが、iTwoの入力端子は通常のIFと変わらずMIDI端子も付いているので据え置き型として使うにはこちらがよろしいかと思います。

    以上、私が現在使用しているIFの簡単なインプレでしたが用途によっては評価が違ってくる事と思います。音だけに関して言えば、この価格帯で私の現在の一番のお薦めはPreSonusです。もっと上位機種(5万円以上)になれば音質的にも機能的にも格段に充実してくるとは思いますが、3万円くらい迄のIFの聴き比べではあまり有意な差を感じなかったのは事実でして、取り敢えず私はこの辺でも充分満足しています。クソ耳と言われれば返す言葉もありませんが。(^^;

    尚、それぞれのIFの安定度やレイテンシーに関しましては使用される環境によっては大きく変わってくると思いますので、あくまでも私の環境(自作機、Core i7 3770、実装メモリー8GB、Windows10 64bit)での結果という事でご判断頂ければ幸いです。

    何かのご参考になれば幸いです。
    コメントを頂きまして、改めてお礼申し上げます。m(_ _)m

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コメントありがとうございます。
なるべく早くご返信できるように心がけておりますがブログの設定上、取り敢えず承認形式となっておりますのでコメントの反映とご回答まで少々お持ちいただければ幸甚です。よろしくお願いいたします。