2018年1月28日日曜日

33年ぶり

Facebookのメッセンジャーにメッセージが来ていたので読んでみると、差出された方は1984年のピアノ協奏曲のコンサートに一緒に出演された方でした。師事していた先生は同じでしたが、私は既に音大進学を諦めピアノも辞めて普通の大学に通っており、大学3年の夏休みのある日に音大受験のために師事していたT先生からピアノ協奏曲をやらないかと有難い電話を頂いてレッスンを再開したため、その方とはコンサート当日まで全く面識がありませんでした。しかもコンサート当日にご一緒しただけでその後の交流も無かったので33年ぶりに突然連絡を頂いて吃驚した次第です。T先生は今もお元気でしょうかというお問い合わせでしたが、私もコンサートが終わってからはレッスンをしていないので現在の先生の消息はわかりませんと返事をしておきました。父親がまだ生きていた頃に通っていた病院の直ぐそばに先生のご自宅があって学生時代にはレッスンでよくお邪魔していたので、親父が病院に行く時に先生にお礼とご挨拶が出来ればと思って行ってみたのですが区画整理で既にご自宅はなくなっていました。音大から脱落していたにも拘わらず、ピアノ協奏曲のソリストに私を抜擢してくださった先生のご恩は今でも決して忘れていませんので、是非とも一度お目にかかってお礼を言いたいとずっと思い続けていますし、コンサートから随分と時間が経ち私も歳を取りましたが当日の事は今でも昨日のようによく覚えています。一緒に出演した方から思いがけず連絡があるのもネット社会故でしょうか。本当に便利な世の中になったものです。連絡をくださった方はプロとしてピアノをされている方で、一つの事を一貫してやってこなかった私にとってはただただ羨ましい限りです。T先生がお元気でおられる事を願うばかりです。

0 件のコメント:

コメントを投稿

コメントありがとうございます。
なるべく早くご返信できるように心がけておりますがブログの設定上、取り敢えず承認形式となっておりますのでコメントの反映とご回答まで少々お持ちいただければ幸甚です。よろしくお願いいたします。