2015年4月4日土曜日

今更ながら MOTU midi express 128を導入

ブログ更新を長らくサボっておりました。久し振りの更新となります。(^^;

ここ2週間以上の間、ハードな音源修復作業の疲れが溜まっていた所為か体調が絶不調だったのですが、漸く恢復してきたので早速出掛けたら出先で MOTU MIDI Express 128 を発見して購入してしまいました。(笑)

ソフトウェア音源全盛の時代に今更マルチポート MIDI インターフェイスを買うなんてアナクロニズムの極致なんですが(笑)、音色が気に入らなくて手放したものを除いて、まだハードウェアMIDI音源モジュールを10台程、今はなき Opcode 社の骨董的シリアル MIDI インターフェイス Studio 4(シリアルポートにしかコンピューターに接続出来ない超骨董品)に繋いだまま持っていて、Mac OS9 の Vision DSP や Digital Performer 2.72(古!)で制作した、音源を複数台駆使したシーケンスデータを現用のWindows 7で当時そのままに再現するには、この Studio4 が Windows で全く使えないのがネックになっていて、どうしてもUSBのマルチポートMIDIインターフェイスが必要なのでした。レガシーな Mac OS9 と最新の Windows 両方で動作するハードウェアとドライバーを現在も提供し続けてくれている MOTU 社には深く感謝しています。他に M-Audio のは Free MIDI(古!)に対応していなかったり、その他のメーカーも多チャンネルのマルチポートインターフェイスの生産をやめて久しいので MOTU の存在は実に有り難いのです。古い Mac の DPデータをそのまま読み込んでくれるならばいちいち SMF に変換する必要も無いので最近漸く Windows に対応した DP8 も欲しいところです。そういえばローランドさんが SC-88PRO のソフトウェア音源を iOS 用に発売しましたが、是非ともPC用の音源(VSTi)も出してください。当時の音楽関係の仕事では SC-88PRO が業界標準音源で専用データが沢山残っていて絶対に買いますから。

今はもう Mac で作曲する事はないのですが、十数年振りに昔のシーケンスデータを色々鳴らしていたら完全に忘れ去っていた懐かしい自作品もありつい嵌まってしまって時間を忘れて聴き込みました。(^^; Mac の HDD に残っている一番古いデータの制作年月日が「1995年4月18日(火)3:06PM」で、もう既に20年前になるんですよね。それ以前に使っていた MSX の YAMAHA FM Music Composer や PC-9801RX にインストールしたカモンミュージック・レコンポーザーで制作したデータは残念ながらもう残っていません。それにしても約20年もの間現役で動いている Power Macintosh 7600 も凄いです(CD音源修復作業では今でも仕事に使っています。昔の SCSI HDD は堅牢ですね)。

実際に聴いてみて→う~ん、当時はインスピレーションに満ち溢れていてオーケストレーションも上手かったんだなぁ。(^^; 弦楽合奏の対旋律がなかなかにいい感じで、何といっても音楽が若々しいなぁ。(涙) 久し振りに一杯やりながらデータを聴いていたら当時の想いや仕事をしていた情景(何度もリテイクを喰らって極度に落ち込んだり、締め切り前夜の徹夜仕事で明け方の微睡みの中で突然素晴らしいインスピレーションを得て動画につけた曲が好評を得たり、好きに仕事をさせて貰ってこれ以上無い幸福感を味わった事など)までが鮮明に蘇ってきてアルコールの所為なのか何だか泣けてきましたよ。

いろんな意味で、今回の MOTU MIDI Express 128 は実によい買い物でした。


下が今回導入した MOTU midi express 128、上は現用中の MOTU micro express USB




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