2007年3月24日土曜日

レッスン最終回

フルートのO先生に就いて約6年、サボタージュを繰り返す悪しき落第生に対して慈悲深く、そして我慢強く指導してくださり、また音楽や人間関係の楽しさについて教えてくださって、先生には本当に感謝の言葉しかない。O先生の門下に集った生徒さん達は皆さん楽しく多彩な人たちで、尚かつピアノを伴奏してくださったり一緒に合奏してくださった先生のお知り合いの演奏家の方々も明るく楽しい方々ばかりだった。将にO先生のご人徳だと思う。先生のレッスンでは無駄な?お喋りが多くてそれが楽しみの一つでもあった。規定では1時間のレッスンだったが、お喋りの時間はちゃんと別枠で取って下さって、大体いつも1時間半くらい(30分も喋っていた(笑))という良心的なレッスンで、オヤジの戯れ言に嫌な顔一つなさらずに付き合って下さった。よい先生に巡り会えて本当に幸福だったと感じている。門下生の人たちとは今後も連絡を取り合っていこうと約束している。

21日の発表会の最後に、門下生全員で花束を贈呈したときに先生が涙ぐまれたのを見て自分も目頭が熱くなってしまった。その所為もあってか、まるでお祭りの後のやるせなさのように、実はその後、何だか気が抜けてしまって、しかも今日のレッスンで最後かと思うと歳甲斐もなくかなりセンチメンタルな気分になっている。先生のご親友であるフルーティストのS先生をご紹介いただいたのだが、私も仕事などで練習する時間がなかなか取れず、殆どレッスン=練習という体たらくだったので、丁度よい機会ということでもないが、身辺が落ち着くまで暫くお休みさせてもらおうと思っている。

何れにしても、駄作ではあるが感謝の気持ちとある種の悲しみを込めて作曲した「フルートとピアノのためのノスタルジア」を先生に献呈することができたのは本当によかったと感じている。一時は発表会に間に合わないかと諦めかけたが、作曲しているうちに新たなエピソードが浮かんできたり、二十歳くらいの時の作品(自分にとっては懐かしい思い出)の主題を滑り込ませたりして何とか体裁を整えた。自分としては勿論不満な箇所もあるし、全体的にもう少しどうにかなっただろうという思いもあるが、その辺は才能がないので致し方ない。(涙 取り敢えず、初演?後は概ね好評(お世辞かも知れないが)だったのでホッとしている。ピアノパートを弾いてくださったN先生には直前の完成でご迷惑をおかけしてしまった。終演後にお話しをしたときに、かなり鋭いことを指摘されて気恥ずかしかったのだが、わかる人にはわかってしまうものだなぁと思った次第である。

外国に移住されても、いつまでもお元気でご活躍されることを祈っております。今まで本当に有難うございました。m(_ _)m

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