2005年11月6日日曜日

法事

高校の同級生の七回忌法要に横須賀まで行って来ました。特に親しかった友人だったので、亡くなって六年たっても何事もなかったようにまたひょっこりと現れてくれそうな気がします。当時仕事が忙しくてなかなか連絡が取れず、年末になったら是非会おうと思っていた矢先の訃報で、未だにそれが心残りです。親御さんが御元気でおられるのが救いです。
お寺での法要のあと、近くのホテルで会食がありました。友人のお父さんからピアノを弾いてほしいと頼まれていましたので、ラヴェルの「クープランの墓」からメヌエットを演奏しました。「クープランの墓」は大戦で散った友人を追悼するために書かれたピアノ曲集で、メヌエットはラヴェルの作品の中で私が一番好きな曲です。演奏自体は拙いものでしたが弾いているうちに熱いものが胸にこみ上げてきて感傷的な気分になりました。彼のためにピアノ曲を作り始めたこともありましたがいろいろな想いが錯綜して未だに完成できないでいます。帰る道すがら、雨が激しく降ってきたのは彼の涙でしょうか・・・

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