2021年12月5日日曜日

マイクプリ用オーディオインターフェイス購入

 11月の演奏会録音に使用したレコーダー TASCAM DR-40はXLRマイク/ライン入力が装備されており単体で使っても結構良い音で録音出来るので特に不満は感じない(ネットのレビューでは内蔵マイクプリについて貶されていますが私はそうは思わない)ものの出来る事なら更に高音質化したいという欲求が湧いてきて単体のマイクプリアンプを物色し始めたのですが価格や可搬性、電源を考えると希望に合致する現行品は皆無です。自分が必要としているマイクプリの条件は、

  1. 小型で持ち運びが容易なもの
  2. ステレオで収録する為2CH以上の良質なマイクプリアンプを装備しているもの
  3. 音量が把握し易いようになるべくセグメント数が多いレベルメーターが付いているもの
  4. 電源が取りにくい場所でも使えるバッテリー電源仕様
  5. 更に、長時間連続運用する為大容量のモバイルバッテリーが使えるUSB端子が付いているも の、或いは5V電源仕様
  6. 商業録音用途ではなくそれ程頻繁に使うものでもないのでなるべく価格を抑えたもの
  7. 多様なレコーダーに対応する為バランス、アンバランス出力両方を備えたもの

などですが、これを実現しようと思ったらミキサーかオーディオインターフェイスしかなさそうです。ミキサーは小型のものも勿論あるのですがやはり可搬性とマイクプリの質、電源仕様などで条件を満たすものが殆ど無く、オーディオインターフェイスの場合はPC無しのスタンドアロンで動作する事が必須ですが自分の所有しているオーディオインターフェイスはスタンドアロンの状態で使用可能なものでもCH1とCH2がモノミックスされてしまうのでステレオでは使えないものばかりです。そこで色々と物色していたら条件をほぼ満たすものを見つけました。イギリスのスタジオミキシングコンソールメーカーSolid State Logic社が最近発売したSSL2+というオーディオインターフェイスです。マイクプリの評判も良いので一番安いネットショップで購入しました。

商品が届いて実際に試してみるとスタンドアロンで何の問題もなく2CHの(ステレオ)マイクプリアンプとして使えましたしマイクプリは高品質で、限られた予算の中では非常に満足出来るものでした。同社製ミキシングコンソールの音質を模した4Kボタンは全体のレベルが約2dB程上がり、高域では更に約2dB上がり音が煌びやかになりますので、録音状況やマイクによって使い分けたいと思います。他の諸条件も満たしており自分が想定している用途にはピッタリで、オーディオインターフェイスとして使ってもこの価格帯では大変良い出来です。ミキシングコンソールから一部分を切り出してきたかのようなデザインも使い易くて気に入りました。何といっても見ているだけでコンソールの前にいるような感じでモチベーションが上がりますね。(笑) ただ、半導体不足の煽りを食って値上げされたオーディオインターフェイスがぼつぼつと出始めてこのSSL2+も1万円程度値上がりしてしまいました。値上げ前にゲットできたので良かったですが。次回このマイクプリを経由して録音するのが楽しみです。それに買い溜めたもののコロナ禍で出番がなかったマイクが他にもあるので色々と試してみようと思います。

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